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平将門から読み解く「小沢の乱」 (2)平野貞夫が語る妙見信仰の朝敵DNA2010/01/31 10:01

平将門から読み解く「小沢の乱」 (2)平野貞夫が語る妙見信仰の朝敵DNA


小沢一郎の知恵袋と称された平野貞夫元参議院議員。
平野の次女が嫁いだ樋高剛衆議院議員も小沢の秘書を務めていた。

娘を想う気持ちからか、ついに平野も小沢擁護の神風特攻。
平将門と坂本龍馬と小沢一郎を妙見信仰つながりで一直線に論じる愚を犯す。

しかし、これでは「小沢の乱」の結末を暗示しているようなもの。
「お前はもう死んでいる」と言っているようなもの。

日本共産党まで味方につけようとしているところが凄い。
「マルクスは泣いている」とまで書いている。

今回の政権交代を神武天皇以来初めての「無血革命」と明言しつつ平将門に言及。
「はい、皇室相手に戦っているんです」と宣言したようなもの。
自ら「はい、我々は朝敵なんだよん」と認めたようなものではないか。

妙見菩薩と無邪気に戯れるチーム小沢。
天帝・中国の存在まで気になってくる。

残念ながらこれでは勝てるわけがない。
彼らにはすでに死兆星が見えているに違いない。

小沢の祟りで天変地異が頻繁に起こることになるのか。
まもなく小沢神社参りが一大ブームになりそうです。


<以下「平野貞夫の国づくり人づくり政治講座」より引用>

《『政(まつりごと)の心』を求めて》 第34回 ―「 日本の政治の原点 (7) 」―
http://www.kunidukuri-hitodukuri.jp/web/koso7/koso7_column_tosa2_47.html

『龍馬と女と妙見信仰』を脱稿する昨年の12月頃になって、不思議なことに「妙見信仰」についての情報が、湧き出すように私に寄せられてきた。最初は『妙見信仰の史的考察』というものだった。伊勢神宮外宮の宮司の血筋の人物で、中西用康氏が自費出版で出した労作である。

その序文に「過去の人びとの妙見信仰がそれぞれの時代区分の上で、一役を演じていることがおぼろげにわかった」と述べており、私は大きなショックを受けた。日本の主な歴史をふり返ってみよう。

妙見菩薩信仰と政治革命
平将門が関東の民のために起した「承平・天慶の乱」(将門の乱)の背後には、妙見信仰に生きる民がいた。将門も妙見菩薩を信仰しており、平安の地方分権の改革であった。将門の改革運動は失敗し、妙見を信仰する民も散り散りとなる。その後、240年後源頼朝による鎌倉幕府が成立する。

この鎌倉幕府の成立は、将門一族の後裔にあたる千葉常胤ら千葉一族の貢献なくしてはありえなかった。千葉一族は妙見信仰で、それが鎌倉封建制度という歴史をつくった。幕府制度の再生を行ったのは徳川家康であった。家康も妙見菩薩を信仰していた。

この徳川体制も約300年近くの歳月を経て、腐敗した幕政が坂本龍馬という妙見信仰の星によって大政奉還させられることになる。妙見菩薩は権力にしがみつく人間達よりも、清い国家をつくろうとする人間に力を与える。1月16日のNHK大河ドラマで、岩崎弥太郎の出生地安芸市の妙見山と星神社が紹介されていた。弥太郎だけでなく龍馬も北斗の妙見信仰の中で、育ったことはあまり知られていない。わが国での権力の移行は、妙見菩薩を信仰する人たちによって行われていると、私は考えている。  
 
無血革命
さて、この見方で現代の政治を検証してみよう。昨年8月30日の衆院総選挙で「国民の生活が第一」という民主党が勝利し、本格的政権交代が実現した。国民の投票による初の政権交代であった。それだけではなく、神武天皇以来初めて日本の民衆によって国家権力をつくった「無血革命」であった。

この「無血革命」を指導した人物が、小沢一郎という政治家であったことは誰もが認めるところだ。小沢一郎が妙見信仰の精神的DNAで生かされてきたことを知る人は少ない。自民党という腐敗官僚に支えられた日本政治を改めるため、妙見菩薩は小沢一郎に力を与えたといえる。

この無血革命はまだ成功していない。7月の参院通常選挙で、民主党が単独で過半数を占めることで完成といえる。しかし、反動反革命勢力は徹底的な抵抗をする。それが人間の歴史というものだ。東京地検特捜部が小沢一郎の政治資金団体「陸山会」に、不正な資金が導入されていると、1月15日夜、突然元秘書の衆院議員と2人の秘書を逮捕した。まさに反革命そのものだ。民主党大会の前夜、小沢一郎を幹事長から引きずり下ろすための暴挙である。  

妙見菩薩がこんなことを許すはずはない
自民党や巨大マスコミなど反動勢力が、とやかく攻撃してくるのは予想どおりだ。驚くのは日本共産党の態度である。民衆のための革命政党とはいえない。検察国家権力の代弁者、いや協力者としての活躍をしていることに驚く。機関紙「アカハタ」では、インチキ企業として知られている元経営者の話を、真実とばかり報道している。

小沢一郎を政界から葬ろうとする志位委員長の言動は反革命の政治家の代表といえる。共産党の政治家がここまで劣化し、歴史認識と方向性を見失うことで、マルクスは泣いていると思う。民衆による政治を理解すべきだ。

それに反革命を強く検察などを後押ししているのが、巨大マスメディアである。国民主権で国家権力をつくる真の民主政治が確立すれば、既得権を失い経営に大きな影響が出るからである。

私は小沢一郎氏との40年にわたる交友の中で、不正の資金を使う政治家でないことを熟知している。強化した弁護団によれば、陸山会に貸与した4億円に不正の資金はないことを確認し、検察の捜査に協力すると伝えた直後に、元秘書3人の逮捕を強行したとのこと。

これらの背後には、歴史の進歩を逆戻りさせようとする集団の謀略が感じられる。妙見菩薩がこんなことを許すはずはない。  


《『政(まつりごと)の心』を求めて》 第35回 ―「 日本の政治の原点 (8) 」―
http://www.kunidukuri-hitodukuri.jp/web/koso7/koso7_column_tosa2_48.html

坂本龍馬と小沢一郎
私の新著は名称が『坂本龍馬の十人の女と謎の信仰』と決まり、1月30日に幻冬新書で発売されることになった。幕末の混迷を大政奉還という方法で収拾しようとし、新国家成立直前に暗殺された坂本龍馬と、平成の「無血革命」で新しい国民のための国家をつくろうとする小沢一郎が、歴史的相似関係にあると私は感じている。

昨年3月の小沢民主党代表公設秘書の逮捕は、官僚国家権力らが、小沢代表と政治的に狙いうちにして、民主党への政権交代を阻止する意図があった。「証拠なんかない」という論もあろうが、民主党が衆院選挙で308人という奇蹟的勝利し、自民党が壊滅的敗北をした。これは有権者民衆が官僚支配でない真の国民による政権をつくらねば、恐ろしい官僚国家になるという潜在意識の現われである。

その結果、神武天皇以来初めて民衆の手による政権=国家権力が出現した。旧支配層は驚き恐れ、なんとか旧勢力が使いやすい自民党政権の復活を画策するようになった。そこで鳩山政権のどこを攻撃すれば、自民党を政権にカムバックさせることができるか。それは小沢幹事長を政治的に失脚させることである。それが旧体制を支える人たちの悲願だ。  
 
検察とマスメディア
日本の政治状況は、衆院で民主党が絶対多数とはいえ、参院では過半数ではない。7月の参院選挙で民主党が過半数を得ることになると、自民党の政権復帰は絶望的になる。さらに小沢幹事長の発想による新しい国家づくりが実現すると、これまでの自民党ペースによる「政・官・業」の既得権政治が完全に崩壊することになる。

これまでの既得権政治で、もっとも利益を受けていたのが巨大マスメディアである。さまざまな特権を受けているが、例えば「記者クラブ」という排他的報道システムにより、外国人や個人ジャーナリストなどを情報から遠ざけている国は日本だけである。これを廃止し、報道の自由とデモクラシーを実現しようというのが、小沢幹事長の念願である。

一方、民主党では犯罪捜査の健全化のため「取調可視化法」を成立させ、検察や警察の取調べを録画や録音によって可視化し、自白の強要による冤罪を防止しようとしている。検察や警察にとっては、大変なことだとして法案成立阻止にやっきになっている。

これだけでも、検察とマスメディアが阿吽の呼吸で民主党政権を潰そうとする動機がわかろう。「検察やマスメディア」の最後のチャンスは、7月の参院選挙で民主党を敗北させ、参院を再び与野党逆転させることである。できれば通常国会で鳩山政権を崩壊させようというものだ。その第一撃は、1月16日の民主党大会の前夜、現職議員を含む小沢幹事長秘書3人を逮捕するというものであった。その狙いは民主党大会で混乱を起こさせ、反小沢グループに幹事長辞任を迫らせようとするものであったと思う。
 
新しい国づくりはかくも困難なものだ
実は私は、陸山会問題について、小沢氏から相談を受けていた。1月9日朝、電話で「検察は問題の原資の通帳を確認して、不正なものでないことを知っていると弁護士から報告を受けたので、収め方について弁護団の相談にのってやってほしい」と。

13日に弁護団と相談中に、強制捜査が入った。15日には事情聴取など捜査に協力すると小沢氏の意思を伝えているにもかかわらず、3人の秘書を逮捕するに至った。異常な権力の乱用だ。

小沢氏は約束どおり23日、検察の事情聴取に応じ、直後に記者会見を行った。龍馬は暴漢による暗殺であったが、小沢幹事長は検察という国家権力と第4の権力マスコミによって白昼、政治生命を殺されようとしている。新しい国づくりはかくも困難なものだ。


<関連記事>

平将門から読み解く「小沢の乱」
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/01/18/4820565

<画像引用>

高野山霊宝館【収蔵品紹介:仏に関する基礎知識:妙見菩薩】
http://www.reihokan.or.jp/syuzohin/hotoke/bosatsu/myoken.html