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「12羽のカラス」は陰の極を示すのか、カラスが眺める株式相場、ギリシャがやばいと騒いでいる2012/05/16 07:03



<関連記事>

株、「12羽のカラス」は反転上昇のシグナルか
蓄積する買いエネルギー
公開日時2012/5/15 15:33
http://www.nikkei.com/markets/features/26.aspx?g=DGXNASFL150I0_15052012000000

 欧州危機の再燃や世界的な景気減速懸念の高まりで株式相場の下げが長引いている。15日の東京株式市場で日経平均株価は8900円74銭で引け、2月3日以来約3カ月ぶりの安値水準を付けた。世界の投資家がリスク回避に動くほど、円高圧力というハンディキャップが加わる日本株は、他の国の株式以上に買いにくい面もある。市場参加者は「ギリシャのユーロ離脱観測が決着しない限り、買いには動けない」とお手上げ気味だ。だが株式相場の格言では「人の行く裏に道あり花の山」ともいう。値ごろ感の生まれた株式を拾おうと、買い場を探す投資家の目は確実に光っている。

■日経平均のチャートに異常現象

 日経平均のチャートに異変が生じている。その日の取引において、始値よりも終値が安かった場合、テクニカル分析の一種である「ローソク足」では「陰線」といってグラフ上に黒く塗りつぶした線を引く。日経平均は、この陰線が4月25日からきょうまで12日連続となった。

 陰線は市場の売り圧力の強さを示すとされる。リーマン・ショック直後の2008年9月26日~10月10日に11日連続を記録したが、12日連続はバブル崩壊後の90年以降、20年以上さかのぼっても確認できない。ローソク足分析では、高値圏からの下げ相場で陰線が3本続くと、「三羽ガラス」といって売りサインを表す。陰線をカラスに例えれば、さしずめ今回のパターンは「12羽のカラス」ということになる。

 悲観派であれば、こうしたチャートの“異常現象”は、多くの投資家が予期していない悪材料を株式相場が織り込んでいるシグナルと受け止めるかもしれない。

 だが、4月25日から前日14日までの下げ相場を分析すると、市場では必ずしも売り圧力が強まっているとは言えない証拠がある。1日平均の東証1部の売買高は17億2000万株で日経平均が年初来高値を付けた3月27日直後の11日間(19億3000万株)と比べ1割減少した。大型連休期間という季節性を割り引いても「売りがかさんで下げた」というより「買いが少なく、小口の売りに押された」という印象が強い。しかも、今回の連続陰線が始まったのは、高値圏ではなく、下落した後の中段もみ合い後だ。SMBC日興証券の吉野豊チーフテクニカルアナリストはこうしたケースの場合、「陰の極を示唆する」とみる。

 市場では「売買高は相場のトレンド(方向)と一致する」といわれる。例えば下落局面の場合、売買高が増えながら下げれば、本格的な下げ相場。売買高を伴わずに下げた場合は、上げ相場の中の調整局面――という意味だ。こうした考え方に従えば、現在は上げ相場の調整局面と受け止めることも可能かもしれない。

■買い場探るヘッジファンドも

 ここ数年、同じ軌跡を描くように5月から9月にかけ下げ相場を繰り返す株式市場。だが、ゴールドマン・サックス証券のキャシー松井氏は「国内外の経済情勢や企業収益動向の改善など昨年と今年では異なる点が多い」と指摘。15日付の投資家向けリポートで「(秋まで下げが続いた)2011年の相場が再現される可能性は低い」と結論付けた。

 しかも株式市場への流入が見込まれる待機資金はたまっている可能性がある。米国やドイツ、英国、オランダなどでは長期国債の利回りが過去最低水準に下落しており、債券相場の上値余地(利回りの低下余地)は狭まっている。

 世界のヘッジファンドの運用資産は3月末時点で約170兆円にも上るが、米調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)によれば、世界のヘッジファンドは4月の運用成績がわずかながら悪化した。低迷したのは株式を運用対象とするタイプ。世界経済の動きをとらえて運用する「マクロ」タイプや商品など多様な先物を機動的に売買するCTA(商品投資顧問)と呼ばれるタイプも振るわなかった。

 だが、ヘッジファンドは1~3月期に同四半期としては2006年以来、最高の運用成績を記録していた。この時期、投資家の利益確定売り圧力で運用成績が多少悪化しても不思議ではない。むしろ「これまで投資に慎重だったファンドの多くは現在、市場参入の機会をうかがっている」(HFR)という。

 東証の売買代金に占める空売り比率は14日時点で27.9%。株価底入れの目安とされる30%に近づき、買い戻し圧力は日増しに高まっている。米株式市場の不安心理を測る指標とされるシカゴ・オプション取引所の変動性指数は14日、1月17日以来約4カ月ぶりの水準に上昇。市場ではもう一波乱、二波乱ある可能性はある。だが、ヘッジファンドなど投機マネーは売りスタンスから買いスタンスへと変わり身も早い。

 長期的視点では、昨年3月の東日本大震災直後の安値を「一番底」、昨年11月に付けた昨年来安値を「二番底」とし、現在は「三番底」を探る局面という見方がある。二番底が一番低く、チャート分析では「逆三尊」と呼ばれる形だ。三番底にたまる買いのエネルギー。ここからさらに株式相場を悲観的にみるのは禁物かもしれない。〔日経QUICKニュース 編集委員 永井洋一〕


ギリシャ再選挙へ-政党間協議は物別れ、ユーロ離脱リスク
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M42GRM6K511W01.html

5月16日(ブルームバーグ):ギリシャでは新たに選挙が実施されることになった。6日の総選挙後の政権樹立に向けたパプリアス大統領の仲介は不調に終わり、ギリシャがユーロ圏を離脱するリスクが高まっている。

全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首は15日、他の党首らとの協議後に「ギリシャは逆境の下で近日中に再び選挙へと向かう」と言明した。「ギリシャ国民はわれわれに、選挙ではなく連立政権を望み、ギリシャがユーロ圏にとどまることを望むと伝えている」と付け加えた。

再選挙は、前回の選挙後に続いている政治空白を長引かせる。総選挙後の手順にのっとって新政権ができないことから、恐らく来月に再選挙が実施されることになる。世論調査は、救済反対派の急進左派連合(SYRIZA)が議席を増やし第1党となる可能性を示唆している。ギリシャ政府は7月初旬にも資金が底を突く可能性がある。

総選挙後の政治膠着(こうちゃく)は、2010年5月以来に交渉された2回のギリシャ救済の条件である歳出削減の約束を同国が撤回し、最終的にユーロ圏を離脱するとの懸念を高めている。

欧州国際政治経済研究所(ECIPE)のフレドリク・エリクソン所長は電話インタビューで、「再選挙の実施は、ユーロ離脱が不可避となるポイントにギリシャが徐々に近づいていることを意味する」とし、「他のいかなる展開も今や可能性は低い」と述べた。

ドイツはけん制

ドイツのショイブレ財務相は、ギリシャがユーロ圏にとどまるためには、国際的救済合意の条件を順守する政府を選び出す必要があると発言した。

ショイブレ財務相はブリュッセルでの欧州連合(EU)財務相会合で記者団に、ギリシャの再選挙実施の発表は「状況を変えるものではない」と述べた。救済と財政引き締めの「プログラムは合意済みのものだ。必要なのは決定を下せる政府だ」と語った。

ギリシャ大統領はアテネ時間16日午後1時、政党党首会合を招集する。選挙までの暫定政権を成立させることが目的。選挙は遅くとも4週間後には実施する必要があるため、次回選挙は恐らく6月10日か17日になる。

救済受け入れに反対のSYRIZAのツィプラス党首は、欧州が緊縮財政政策を見直し、その失敗を認める必要があるとの考えを示している。また、前回の選挙で第1党となった新民主主義党(ND)のサマラス党首はこの日の協議決裂後、救済の条件を変更する必要があると発言した。

6日の総選挙では救済支持のNDとPASOKが過半数議席を確保できず、SYRIZAが第2党に躍進した。イトゥバ・キャピタルの資産運用共同責任者、マルティン・ブルーム氏(ウィーン在勤)は電子メールで、「EUの首脳らは早期のギリシャ総選挙のリスクを過小評価したばかりか、望ましくない再選挙の結果というリスクに十分な注意を払っていないように思える」と指摘した。

原題:Greece to Hold New Elections, Pasok Leader Venizelos Says(2)(抜粋)

宮城県議会「いのちを守る森の防潮堤」推進議員連盟、木質ガレキ再利用で法整備支援求める2012/05/15 07:50

宮城県議会「いのちを守る森の防潮堤」推進議員連盟、木質ガレキ再利用で法整備支援求める


<関連記事>

宮城県議、がれき再利用で議員と意見交換 (画像引用)
< 2012年5月14日 21:50 >
http://www.news24.jp/articles/2012/05/14/07205639.html

東日本大震災で発生したがれきを防潮堤の建設へ利用することを検討する宮城県議会の議員連盟は14日、国会議員の有志と意見交換し、予算措置などの支援を求めた。

 意見交換を行ったのは県議59人全員が参加する議員連盟で、震災で発生したがれきを盛り土にして防潮堤を建設し、その上に植樹する計画を推進している。

 14日の意見交換で、議員連盟は、国の予算措置の他、現行の法律では木質のがれきは再利用できないことから、法整備の支援などを求めた。これに対し、国会議員らは「党派を超えた国会議員らでつくる議員連盟を結成し、がれきの再利用などについて支援したい」と答えた。


東日本大震災:「森の防潮堤」議連発足へ 植林に活用、がれき処理促進−−あす初総会 /宮城
毎日新聞 2012年03月15日 地方版
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20120315ddlk04040119000c.html

 東日本大震災で発生した災害廃棄物(がれき)を混ぜた盛り土に植林して造る「いのちを守る森の防潮堤」構想に賛同する県議会(定数59)の超党派の議員が、推進議員連盟を発足させる。16日に仙台市内で初の総会を開く予定。県内では1569万トンと膨大な量が発生したことに加え、放射能汚染への懸念から広域処理が進まないがれきを「復興資源」として活用することで、処理の迅速化を目指す。

 議連の呼びかけ人は、自民、民主、公明、共産、社民、みんなの6党と無所属の11議員。

 この構想は植物生態学者の宮脇昭・横浜国大名誉教授が提唱。被災自治体では岩沼市や岩手県大槌町などが復興計画に盛り込んでいる。議連は、根付きの良い常緑広葉樹を植栽した森の防潮堤と通常の防潮堤を組み合わせて沿岸部に整備すれば、津波からの「多重防御」が可能だと主張。実現を政府や県に働きかけるとしている。総会には県議数十人が参加する予定。【影山哲也】


東日本大震災:全59県議が参加、防潮堤議連設立 /宮城
毎日新聞 2012年03月17日 地方版
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20120317ddlk04040242000c.html

 東日本大震災で出た災害廃棄物(がれき)を混ぜた盛り土に植樹して造る「いのちを守る森の防潮堤」構想の超党派による推進議員連盟の設立総会が16日、県議会庁舎で開かれた。県議会の全59議員が参加の意向を示し、総会にはこのうち43人が出席。議連会長に自民党の相沢光哉・元県議会議長を選出し、構想の実現を政府や県に働きかけていくことを確認した。【影山哲也】


田中康夫 @loveyassy
https://twitter.com/#!/loveyassy/status/201944463407464449

朝1で仙台。阿部知子・小野寺五典・斎藤恭紀3代議士と共に、県議全員参加の「宮城県議会『いのちを守る森の防潮堤』推進議員連盟」と実現化の打ち合わせ http://news24.jp/nnn/news8732022.html 先駆的瓦礫処理の仙台市蒲生搬入場も視察。空路移動。地元首長らの伊丹空港活性化協議会に出席。


宮城県議会 会派別名簿
http://www.pref.miyagi.jp/kengikai/giin/kaiha_meibo.htm

宮城県岩沼市の「鎮守の森の長城」計画--「流木」に続いて「倒木」という名の法令突破口2012/05/11 00:00

宮城県岩沼市の「鎮守の森の長城」計画--「流木」に続いて「倒木」という名の法令突破口


宮脇昭氏
「皆さん素晴らしいと言うだけで、なかなか動いていただけません。現場の市町村や、海岸に土地を持っている林野庁や国交省にしても同じです。その最大の原因は、法令によって震災ガレキは産業廃棄物とされており、木質のものは焼却処分しないといけないと定められているからとのことでした。」


井口経明市長
「木質のがれきの扱いはまだ最終決定していないが、今から準備を進めておいて、決まり次第、事業に着手できるようにしたい」
「がれきは元々、誰かの思い出の品で、何らかの形で引き継ぎたかった。試験的だが第一歩を踏み出せた」


いみじくも井口市長が語っているように今なお決まっていない木質ガレキの扱い。
そのため言葉巧みに繰り出される法令突破口。

「流木」や「倒木」扱いにすることで焼却されずに活かされる木質ガレキ。
「流木」や「倒木」扱いにすることで「鎮守の森の長城」の土台を支える木質ガレキ。

それは単なる災害廃棄物ではなく、生活の一部だったもの。
それはそこに住む人たちの思い出がぎっしりと詰まったもの。

みんなでそれを「流木」や「倒木」と呼べばいいのだ。
もうこうなったら「棒」や「板」でもいいではないか。


<画像引用>

岩沼市:みんなでつくろう!「千年希望の丘」!! 
5月26日(土)に植樹祭を開催
http://www.city.iwanuma.miyagi.jp/documents/ssennennkibou.pdf


<関連記事>

★ [復興掲示板]
2012/05/10 東京読売新聞 朝刊

 ◆後世に残す がれき防潮丘 宮城・岩沼市 試験工事本格化 

 宮城県岩沼市は、土中にがれきを埋めた防潮丘「千年希望の丘」を津波浸水区域に整備する構想をまとめ、現在、試験的に小型の丘造りを進めている。がれき利用による環境影響調査を行うためで、26日に造成を終える予定。丘の上には約6000本の木が植えられる。

 構想は、高さ10~15メートル、直径120メートルほどの人工丘を数十個造り、丘の上に木を植えて防災林として津波の威力を抑えるというもの。がれきを利用することでがれき処理を進め、同時に震災の記憶を後世に語り継ぐメモリアルパークとしての役割を兼ねている。

 工事中の人工丘は、高さ約4メートル、広さ約2000平方メートルのほぼL字形。造成に必要な土4000立方メートルのうち、25%程度をコンクリート片や倒木、津波による堆積土で代替する。

 岩沼市によると、工事は4月下旬に始まり、9日は、細かく砕いたコンクリート片を敷き詰めた土台の上に倒木を敷き詰める作業が行われた。今後、この上に土をかぶせ、さらに倒木を敷き、土をかぶせる作業を繰り返すという。

 工事を視察した岩沼市の井口経明市長は「がれきは元々、誰かの思い出の品で、何らかの形で引き継ぎたかった。試験的だが第一歩を踏み出せた」と話した。


★ 江戸時代の避難用高台「命山」を視察 宮城県岩沼市長が袋井市初訪問
2012年4月24日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120424/CK2012042402000165.html

「先人の知恵」再評価

 袋井市が重点支援を続けている東日本大震災の被災地、宮城県岩沼市の井口経明市長が二十三日、袋井を初訪問した。原田英之市長に感謝を伝える一方、市内沿岸部を視察し、両市の地形を「相当似通っている」と指摘した。 (河野貴子)

 岩沼市議会がかつて袋井の視察に訪れたことがある縁で、原田市長は昨年四月に岩沼を訪れ、お見舞いをするとともに被災状況を視察。市をあげての物心両面での支援は今も続き、被災地で不足する技術職員を四月から一人派遣している。

 両市長は市役所で再会。井口市長は「被災後の非常に早い段階から支援物資を提供いただき、とてもありがたかった」と感謝した。原田市長は「岩沼の復興プロセスを、防災計画見直しや、避難施設の整備の参考にさせていただければ」と語った。

 このあと両市長は袋井市内沿岸部の大野、中新田に築かれた江戸時代の高台避難施設「命山(いのちやま)」を訪問。井口市長は、命山は「(沿岸部に小高い丘を築く)われわれの千年希望の丘と似ている。あらためて先人の知恵を見つめ直していかなくては」と述べた。

 両市はともになだらかな海岸線で、平たんな土地が続く地形。内陸五、六キロに達した岩沼の津波被害に危機感を持った袋井では、防災対策を講じる上で、岩沼の状況が参考となっている。岩沼の海岸線は九・九キロで、袋井の倍の長さがある。


★ 広葉樹で防潮強化 白砂青松の浜、変ぼうか /宮城県
2012/04/16 朝日新聞 朝刊

 東日本大震災の津波で被災した海岸防災林の再生に、従来のクロマツなどの針葉樹に加えて広葉樹を採り入れる計画が広がりつつある。「白砂青松」と言われた日本の浜辺の姿が、変わるかも知れない。

 ●「マツ単体より強く」 岩沼市が人工丘

 岩沼市では津波で297ヘクタールの海岸防災林が浸水し、クロマツやアカマツといった針葉樹の多くが根ごと抜け出る「根返り」や倒木の被害にあった。倒木が内陸に流れ、住宅などの被害を強めた。

 同市の海岸に近い防災林は国が復旧事業を行うが、それに加えて市は、津波に対する「多重防御策」として、より内陸にがれきを利用した人工的な丘を新たに造ることにしている。市の計画では、2017年度までに高さ15メートルほどの丘を80カ所造り、針葉樹に加え、広葉樹を植える。広葉樹は針葉樹よりも枝数が多く、葉っぱの面積が広いことから、津波そのものや、流失するがれきの威力を弱めるとされる。

 広葉樹を採り入れるのには、生態学者の宮脇昭・横浜国大名誉教授の考えを参考にした。宮脇氏と一緒に「いのちを守る森の防潮堤」推進東北協議会を立ち上げた仙台市の輪王寺住職日置道隆さん(50)は「自然の森のように様々な樹木が混ざって多層構造になることで、マツ単体の林より津波に強い防災林を造ることができる」と期待する。

 岩沼市は5月下旬に試験的に、海岸から約1キロの公園に高さ3~4メートルの丘を造ってヤマザクラなど広葉樹15~16種類を植栽する。井口経明市長は「広葉樹を使った公園は津波対策だけでなく、市民が楽しめる憩いの場になる」と話す。

 ●針葉樹の苗木が不足 県適正樹木調査

 広葉樹が津波に強いかどうかにかかわらず、震災前から、針葉樹の防災林を見直す動きは全国的にあった。針葉樹は塩害には強いが、マツクイムシによって枯れる被害が出ていたからだ。枯れれば、それだけで防災機能が落ちる。

 県内での見直しの動きは津波被害で加速している。

 林野庁の検討会によると、県沿岸の防災林はほぼ全域となる約1750ヘクタールが津波で浸水し、そのうち4割にあたる750ヘクタールで倒木などの被害が出た。県はいち早く防災林を復旧しようと広葉樹の利用も検討することにした。県内で育てている針葉樹の苗木では復旧に必要な本数が足りないためだ。

 そこで県は、どの広葉樹が防災林に適しているかを調査。3月にまとめた報告書では、県内の海岸近くに多く自生するコナラを推奨する。生態系を乱す心配もなく、2~3年で植栽できる高さまで成長するため最適だという。乾燥や塩害にも比較的強いヤマザクラなども適しているとしている。一方で塩害や砂浜の痩せた土地に適しているとして、クロマツやアカマツなどの針葉樹も引き続き利用する。

 県の担当者は「海岸近くではクロマツを活用しつつ、広葉樹をどうするか具体的に検討していきたい」と話す。(古庄暢)

 ■県が判定した「海岸防災林、この木がいい」

 <針葉樹>
 植物名       クロマツ    アカマツ
 根の深さ(樹齢35~55年)
          2~3メートル 3~4メートル
 やせた土地での生育 強い      強い
 塩害への強さ    強い      やや弱い
 乾燥への強さ    強い      強い
 県内の植生状況   多い      多い
 総合判定      最適      最適

 <広葉樹>
 植物名       コナラ   ヤマザクラ   ニセアカシア
 根の深さ(樹齢35~55年)
          3メートル 1~2メートル 1~2メートル
 やせた土地での生育 やや強い  やや弱い    強い
 塩害への強さ    やや弱い  やや強い    やや強い
 乾燥への強さ    強い    やや強い    強い
 県内の植生状況   多い    やや多い    外来種のため生態系を壊す恐れ
 総合判定      最適    適切      不適

 (出典:県森林整備課「海岸防災林に適した植栽樹種に関する調査報告書」などを参照)


★ 12年度予算・岩沼市
2012/04/05 建設通信新聞

《凡例》単位は100万円、(新)は新規事業。

【130%増の323億/集団移転促進に12億円】
 宮城県岩沼市の2012年度予算は、一般会計が前年度比130.5%増の323億9400万円。特別会計は6.8%増の96億5552万円で、総額は82.1%増の420億4952万円となる。普通建設事業費は0.5%増の14億9230万円で、一般会計に占める割合は4.6%。東日本大震災に伴う災害復旧事業費は22億4327万円で、同6.4%となっている。

 災害廃棄物処理費として157億9439万円を計上したほか、玉浦西地区の防災集団移転促進費12億0367万円、同災害公営住宅整備費3億8600万円などを盛り込んでいる。

 主な事業は次のとおり。

 ▽千年希望の丘整備=240▽自然共生・国際医療産業都市推進=218▽駅前市街地整備=452▽災害情報伝達・収集体制整備=18▽地域防災計画修正=11▽道路新設改良等=277▽朝日竹の里線道路改良=340▽浸水対策(吹上、空港南など)=32。


★ 「がれき防潮丘」試作へ 岩沼市 「千年希望の丘」構想=宮城
2012/03/17 東京読売新聞 朝刊

 ◆汚染懸念の一方、首相発言が後押し 

 岩沼市は16日、復興計画に掲げるがれきを再利用して防潮丘を造成する構想実現に向け、5月にも沿岸部の市立公園内にがれきを使った高さ約4メートルの小型の丘を試験的に造成する方針を決めた。

 同市は、津波への備えとして海岸堤防や道路をかさ上げして堤防化するほか、沿岸の津波浸水区域に高さ15メートル、直径120メートルほどの人工の丘を約80個並べ、その上に木を植えて防災林とし、津波の勢いを減衰させる「千年希望の丘」構想を掲げている。

 市の試算では、防潮丘を一つ造成するのに約4万5000立方メートルの土が必要となる。被災地では住宅地などのかさ上げでも土が必要となるため、大量の土の確保が課題となっている。

 市は、防潮丘の造成にがれきを活用することで、必要な土の量を大幅に削減できるだけでなく、大量のがれきを一度に処理することもできる。防潮丘の土台部分にコンクリート片を使い、木質がれきを土に混ぜ込むことで、土だけで造るより3割ほど土の量が少なくてすむという。

 これに対し、国と県は、木材やコンクリート片などが混ざったがれきを埋めることに強い難色を示していた。環境汚染の恐れがあることに加え、木材が土中で腐敗すると、メタンガスが発生したり、丘の強度が弱まったりする懸念があるためだ。

 構想が立ち往生する中、野田首相の発言で事態は動き出した。今月13日のがれき処理についての関係閣僚会議で、野田首相は「がれきを再生利用し、防潮林や避難のための高台を整備したい」と発言。市はこの機をとらえ、5月にも仙台空港南側の市立公園の敷地に高さ約4メートルの小型の丘を試験的に造成し、計画を前に進めることにした。

 井口経明市長は「木質のがれきの扱いはまだ最終決定していないが、今から準備を進めておいて、決まり次第、事業に着手できるようにしたい」と話す。


日経・文化往来:歴史の古い神社ほど東日本大震災の津波被害から免れ、多くが津波浸水の境界に立っていた――。
鎮守の森や屋敷森なども津波の破壊力を減衰させる効果が見られたという。
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2011/12/16/6246632

イオンさん、「鎮守の森」再生も忘れずに
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2012/03/09/

「がれきで鎮守の森を作りましょう、地元雇用も作りましょう」
動き始める宮脇昭「森の防波堤」プロジェクト
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2012/03/30/6394279

「鎮守の森の長城」が日本を救う
--動き始めた「みどりのきずな」再生プロジェクト
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2012/04/24/6423907

「鎮守の森の長城」を妨げるものたち
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2012/05/01/6430726

「鎮守の森の長城」で活かされる木質ガレキ、「流木」という名の法令突破口
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2012/05/03/6432774

NHKニュース「がれき 防災林の土台に活用へ」が示すお粗末な政府の広報活動
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2012/05/08/6439777

NHKニュース「がれき 防災林の土台に活用へ」が示すお粗末な政府の広報活動2012/05/08 07:56

NHKニュース「がれき 防災林の土台に活用へ」が示すお粗末な政府の広報活動


野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】では「みどりの絆・再生プロジェクト」と明記。
http://kawaraban.kantei.go.jp/2012/04/24blog.html

しかし、NHKニュースでは「みどりの絆・再生プロジェクト」は登場せず。

野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】では『マツだけでなく、広葉樹を植えることで、多様な植生に恵まれた「鎮守の森」のような存在にしたいと思っています』と書かれている。

しかし、NHKニュースでは「松やかしわなど」となっている。
ここは「松やタブノキやかしわなど」にした方がよかったのではないか。

さらに、NHKニュースでは「コンクリート片や土砂、瓦」となっているが、木はどうする。
木質ガレキも「流木」と呼べば許してくれるのか。
そこは農林水産省も林野庁も触れてはいけない問題なのか。

政府の広報活動に統一感などまるでなし。
省庁やってることが見事なまでにバラバラ。お役所仕事ってこんなもの?
これではせっかくの取り組みも台無し。

宮脇昭氏は「鎮守の森」、「緑の長城」、「森の防波堤」と呼ぶ。
野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】でも「鎮守の森」が語られている。

本ブログは「鎮守の森」にこだわりたい。
「鎮守の森の長城」、「鎮守の森の防波堤」と呼び続けたい。


<関連記事引用(画像引用)>

がれき 防災林の土台に活用へ
5月8日 5時37分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120508/k10014954401000.html

農林水産省は、東日本大震災で発生したがれきの処理の一環として、コンクリート片などを今年度中に宮城県や福島県などの沿岸の防災林の土台として活用を始めることにしています。

震災で発生したがれきの量は、岩手・宮城・福島の3つの県の沿岸だけでおよそ2250万トンに上ると推計され、先月23日の時点で処理されたがれきは、わずか9%にとどまっています。

このため農林水産省は、津波で被害を受けた海岸の防災林を再生する際の土台として、コンクリート片などを活用することを決めました。
具体的には、放射性物質の数値が低い細かいコンクリート片や土砂、瓦などを使って、高さ3メートルから10メートル程度の土台を作り、その上に松やかしわなどを植えることにしています。

対象として計画しているのは、津波で被害を受けた青森県から千葉県までの太平洋岸のおよそ140キロで、農林水産省は、このうち宮城県や福島県などのおよそ50キロについて今年度中に整備を始めることにしています。

「鎮守の森の長城」で活かされる木質ガレキ、「流木」という名の法令突破口2012/05/03 00:00

「鎮守の森の長城」で活かされる木質ガレキ、「流木」という名の法令突破口


「流木」という名の法令突破口。

その秘策を見出したのは大槌町と宮脇昭氏なのか。
それともそこに細野環境相も関わっていたのか。
野田首相の指示もあって官僚たちが知恵を出したのか。

「流木」扱いにすることで焼却されずに活かされる木質ガレキ。
「流木」扱いにすることで「鎮守の森の長城」の土台を支える木質ガレキ。

みんなでそれを「流木」と呼べばいいのだ。

それは単なる災害廃棄物ではなく、生活の一部だったもの。
そこに住む人たちの思い出がぎっしりと詰まったもの。

「鎮守の森」は「鎮魂の森」。
そして、「結びの森」、「再生の森」、「希望の森」になるだろう。


<関連記事(画像引用)>

FNNニュース:岩手・大槌町で、がれきを利用した町づくりが始まりました。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00222443.html

東日本大震災で甚大な被害を出した岩手・大槌町は、今、桜の見頃を迎えています。

満開の桜が見守る中、処理が難航しているがれきを利用した、全国初の町づくりが始まりました。

岩手めんこいテレビの野牛 あかねアナウンサーの報告です。

岩手・大槌町の城山公園で先週から咲き始めた桜は、連休の前半に満開となった。

城山公園は、大槌町の中心部の高台にあり、震災の時には、ここに多くの人が避難した。

2011年は、桜を眺める余裕がなかったが、2012年は、町の人たちが花見をする様子が見られた。

しかし、町のほうを見ると、がれきが高く積まれている。

大槌町で発生した震災のがれき70万トンのうち、この1年間で処理できたのは、たったの2万トンだった。

広域処理が思うように進まない中、大槌町では、このがれきを使って防潮堤を造る、全国で初めての取り組みが始まった。

津波が遡上(そじょう)した小鎚川沿いに造られた防潮堤。

4月30日、細野環境相や地元の人およそ500人が、この防潮堤に3,000本余りの広葉樹の苗木を植えた。

防潮堤の高さは、およそ5メートル、長さ50メートルで、盛り土には10トントラックおよそ100台分の震災がれきが埋められた。

植樹した木は、10年後には10メートルの高さに成長し、命や財産を守る働きをする。

横浜国立大学の宮脇昭名誉教授は「がれきを地球資源として、毒を排除し、使えるものは使う。命の森づくりをする。その第1回の最初の例が、この大槌町」と語った。

城山公園からも、がれきでできた防潮堤を見ることができる。

被災者にとって、このがれきは、単なる災害廃棄物ではなくて、生活の一部だったもの。

このがれきでできた防潮堤が、今後、震災を語り継いでいく存在になることも、期待されている。

そして、町の復興の様子は、桜も見守ってくれている。

町では、小鎚川沿いに防潮堤を600メートル造る予定。

また町では、ここをモデルケースにして、全国にこのがれきの防潮堤を発信していきたいと話している。

(05/02 12:46 岩手めんこいテレビ)


<Yahoo!辞書>

りゅう‐ぼく〔リウ‐〕【流木】
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%B5%81%E6%9C%A8&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=19343100

1 海や川に漂い流れる木。ながれ木。

2 山から切り出し、川を流し下す木材。ながし木。

[ 大辞泉 提供: JapanKnowledge ]


りゅうぼく[りう―] 0 【流木】
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%B5%81%E6%9C%A8&dtype=0&dname=0ss&stype=0

[1] 川や海の水に流され漂う材木。ながれぎ。

[2] 山から伐(き)り出し、川の流れを利用して下流へ流し下す材木。

[ 大辞林 提供: 三省堂 ]

君と好きな人が 百年続きますように--「鎮守の森の長城」を彩るハナミズキ3000本2012/05/02 08:27






4月19日に「鎮守の森の長城」八百万推進委員会が作成したチャリティー番組企画書原案。主人公はもちろん「鎮守の森」の宮脇昭氏。

番組のクライマックスは「鎮守の森の長城」支援コンサート2012と書いた。
出演者候補として「坂本龍一、一青窈、いきものがかり、手嶌葵など」と書いた。

「鎮守の森」は日本を結ぶ。世界を結ぶ。
米国からはハナミズキ3000本の八百万仲間。

たった一人で始めた「鎮守の森の長城」八百万推進委員会。
今ようやく八百万仲間が増えつつある。


<ビデオ>

一青窈 ハナミズキ ~熊野本宮大社.mp4
http://www.youtube.com/watch?v=yzkDP87fOoA


<関連記事>

桜100年 ハナミズキを寄贈
5月1日 4時57分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120501/k10014820841000.html

日本がアメリカの首都ワシントンに桜を贈ってからことしで100年となったことを踏まえ、オバマ大統領は、日米両国の永続的な友好の象徴として、ハナミズキの苗木3000本を東日本大震災の被災地などに寄贈することになりました。

これは、野田総理大臣とオバマ大統領の日米首脳会談後に発表された共同声明の付属文書の中に盛り込まれたものです。

それによりますと、オバマ大統領は、今から100年前の1912年、当時の尾崎行雄東京市長からアメリカに、3000本のソメイヨシノの苗木が贈られたことを踏まえ、ことし、日本に対して北アメリカ原産のハナミズキの苗木3000本を寄贈するとしています。

これらのハナミズキは、日米両国の永続的な友好の象徴として、東京と、東日本大震災からの復興に取り組んでいる被災地など日本の各地に植樹されるとしています。

ワシントンのポトマック河畔の桜は、毎年、満開となる春頃になると、全米から観光客が訪れ、日米親善の「桜祭り」も開かれるなど、ワシントンを代表する風物詩となっています。

また、白や薄いピンクの花をつけるハナミズキは、アメリカ国民に広く親しまれ、「返礼」という花言葉から、1915年にも桜のお返しとして日本に贈られた経緯があります。


「100年先に花咲かせよう」=米夕食会で野田首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012050100235

 【ワシントン時事】訪米中の野田佳彦首相は30日夜、ワシントン市内でクリントン国務長官主催の夕食会に出席した。首相は、日本から米国への桜寄贈100周年にちなみ、「日米がきずなを一層強固なものにするため、100年先に花を咲かせる日米の友好の種をまこう」と訴えた。

 クリントン長官は「100年にわたってワシントンに春の訪れを告げてきた桜の木ほど、2国間の友情を象徴しているものはない」とあいさつ。さらに、ハナミズキ3000本を日本に贈ることを正式発表し、「桜のようにハナミズキも日本で、日米間の強固な関係と友情のシンボルになることを願う」と語った。 

 野田首相は、少年時代から自衛官の父を見て、「日米安保の重みを常に肌で感じてきた」と説明。昨年の東日本大震災後、米国による支援を目の当たりにし、日米同盟の重要性への思いが「揺るぎのない信念となった」と強調した。

 一方、首相は冒頭、「ワシントン・ポスト紙にここ数年で最も賢明だがカリスマ性がないと評された野田佳彦です」と自己紹介。学生時代にテレビのクイズ番組で優勝して訪米した際、飲食店店員の「ドレッシング」という言葉を「ドレス」と勘違いした失敗談も披露し、会場の笑いを取ることも忘れなかった。(2012/05/01-10:41)


「私は自衛官のせがれ。安保の重み感じてた」 米で首相
http://www.asahi.com/politics/update/0501/TKY201205010099.html

 「私は自衛官のせがれとして生まれ育ちました。父親や隊員たちの背中を眺めつつ、日米安保が持つ重みを肌で感じ取ってきました」。野田首相は4月30日(日本時間1日午前)、米ワシントン市内で開かれたクリントン国務長官主催の夕食会であいさつし、自らの生い立ちを引き合いに日米同盟の重要性を強調した。

 首相は「東日本大震災は私が長年抱いていた日米関係に関する思いを、さらに強くする決定的な契機となった」と強調。被災地救援にあたった米国関係者に感謝を述べ、「被災地を救援する目的のために共に必死に汗を流した。この共通体験を糧に、我が国も日米安保の重みを担う決意を新たにした」と語った。

 クリントン長官は、旧東京市からワシントンに桜が贈られて今年で100年になるのを記念し、当時贈られた桜と同数の3千本のハナミズキを米国から被災地などに贈ることを正式に発表した。(ワシントン=伊藤宏)

「鎮守の森の長城」を妨げるものたち2012/05/01 01:27

「鎮守の森の長城」を妨げるものたち


4月30日、岩手・大槌町で行われた「千年の杜づくり」植樹会。
「いのちを守る森の防潮堤」のモデルケースとして実施。
それは横浜国立大の宮脇昭名誉教授が震災直後から提唱してきたもの。

邪魔者扱いのがれきを再利用しましょう。
その上に「鎮守の森」を築きましょう。

素晴らしいことではないか。

しかし、ここでも抵抗勢力の存在が見え隠れ。
ガレキ利権の臭いもプンプン。

注目すべきは大槌町で使われたがれきの中身。
NHKや産経は「震災で発生したコンクリートや流木など」と書いている。

実はこの植樹会、掟破りの可能性がある。
むしろ掟破りスレスレを狙って「流木」と説明。
そんな植樹会に敢えて参加した細野豪志環境相はなかなか立派。

その姿を画像にして残した本ブログ。
この画像は特例を認めさせる際の根拠にもなり得るとの狙いあり。

「こういう形でがれきを鎮魂の思いとともにいかしていく」
「これをモデルとして、国としても直接やれるようにと思っている」

NHKのカメラ前でそう語った細野環境相。
日経(共同)によれば「この方法も参考にしたい」とも語ったようだ。

実は現状のままでは法令が邪魔をして、国は宮脇方式を採用することはできない。
そのことを細野環境相は理解した上でなんとかしようと動いている。

4月23日のTBS「ニュース23クロス」に登場した野田首相。
ここで「みどりの絆・再生プロジェクト」を発表。

翌4月24日の野田総理官邸ブログ。
ここでは「コンクリート片などの安全ながれきを分別・再利用」と明記している。

「ガレキは地球資源として使いきる」の宮脇方式。
一方、木質を外した「みどりの絆・再生プロジェクト」の政府方式。
この違いが極めて重要。

このあたりの事情にも詳しい宮脇氏。
宮脇氏の最新刊『「森の長城」が日本を救う』の194ページにはこう書かれている。

「皆さん素晴らしいと言うだけで、なかなか動いていただけません。現場の市町村や、海岸に土地を持っている林野庁や国交省にしても同じです。その最大の原因は、法令によって震災ガレキは産業廃棄物とされており、木質のものは焼却処分しないといけないと定められているからとのことでした。」

宮脇氏は野田首相にも細野環境相にも会っている。
宮脇方式は野田首相も細野環境相も素晴らしいと評価した。

それでも法令に縛られ動こうとしない官僚たち。
貴重な木質資源を安易に焼却しようとする役人たち。
その結果、大量の炭素をばらまくなんて地球温暖化的にもバカ丸出し。

なぜ法令を変えようとしないのか。
せめて被災地においては特例を認めればいいだけではないか。

私の手元にある『「森の長城」が日本を救う』は宮脇氏の直筆サイン付き。
4月17日に衆議院議員会館の一室でお会いした時にいただいたものである。


<関連記事>

岩手・大槌町 がれき活用した防潮林 (画像引用)
4月30日 17時15分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120430/k10014814881000.html

津波で大きな被害が出た岩手県大槌町で、がれきを活用して川の近くにつくられた土台に、ブナなど広葉樹の苗3000本が住民やボランティアの手で植えられました。がれきの有効活用と津波の威力を減らす防潮林としての役割が期待されています。

これはタイヤなどを生産している大手メーカーが呼びかけたもので、去年3月、津波が襲った大槌町の川の近くに、地元の住民やボランティアなどおよそ450人が集まりました。

川の近くの敷地には、震災で発生したコンクリートや流木などのがれきを活用して長さ50メートル、幅15メートル、高さ4メートルの土台がつくられ、集まった人たちは、ブナやシラカシなど16種類3000本の広葉樹の苗木を順番に植えていきました。

広葉樹は深く根を張るため、津波に襲われても流されにくく、10年ほどで10メートル以上に成長すると津波の威力を減らす防潮林の役割を果たすということです。

参加した17歳の高校生は「町の復興に役立てばいいと思い参加しました。大きくなった木を見たいです」と話していました。また、63歳の男性は「がれきで防潮堤をつくることができれば、ほかの県の自治体もがれきを引き取ってくれるのではないか」と話していました。

国でも、土台にがれきを利用して被災地に防潮林をつくることにしていて、大槌町での植樹をモデルケースにして、6月ごろに仙台平野から始めたいとしています。


がれき利用の防潮堤、岩手で試験造成 3千本を植樹
2012/4/30 20:06
http://s.nikkei.com/IzyuTo

 東日本大震災で発生したがれきの上に樹木を植える「森の防潮堤」を試験的に造成しようと、岩手県大槌町の町浄化センターの敷地内で30日、住民ら約450人が約3千本の苗木を植えた。全国初の試みで、細野豪志環境相も参加した。

 森の防潮堤は、横浜国立大の宮脇昭名誉教授が震災直後から提唱。がれきを活用し、景観保護の役割も果たせるとして注目を集めている。

 植樹は町の協力を得て、宮脇名誉教授と共に活動を続けているタイヤ大手の横浜ゴムが主催。コンクリート片や流木などのがれきの上に土盛りした長さ50メートル、高さ4メートルの山の斜面に、住民らが約1時間かけてタブノキなど16種類の苗木を植樹した。10年後には10メートル以上の高さに育つという。

 植樹に参加した大槌町の主婦、阿部山洋子さん(63)は「がれきは邪魔者扱いだったので、活用されてよかった。木々の成長が心の支えになる」と笑顔を見せた。

 政府は、青森県から千葉県までの沿岸約140キロに、がれきを再利用した防潮林の整備を6月にも始める方針で、細野環境相は森の防潮堤について「この方法も参考にしたい」と話した。〔共同〕


【東日本大震災】がれき利用の防潮堤造成 岩手で試験、3000本植樹
2012.4.30 16:25
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120430/dst12043016260020-n1.htm

 東日本大震災で発生したがれきの上に樹木を植える「森の防潮堤」を試験的に造成しようと、岩手県大槌町の町浄化センターの敷地内で30日、住民ら約450人が約3000本の苗木を植えた。全国初の試みで、細野豪志環境相も参加した。

 森の防潮堤は、横浜国立大の宮脇昭名誉教授が震災直後から提唱。がれきを活用し、景観保護の役割も果たせるとして注目を集めている。

 植樹は町の協力を得て、宮脇名誉教授と共に活動を続けているタイヤ大手の横浜ゴムが主催。コンクリート片や流木などのがれきの上に土盛りした長さ50メートル、高さ4メートルの山の斜面に、住民らが約1時間かけてタブノキなど16種類の苗木を植樹した。10年後には10メートル以上の高さに育つという。

 政府は、青森県から千葉県までの沿岸約140キロに、がれきを再利用した防潮林の整備を6月にも始める方針。


野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】
見た目が地味でも、一歩一歩進む
2012年04月24日 (火曜日) 20:03
http://kawaraban.kantei.go.jp/2012/04/24blog.html#more

 昨日、TBSのニュース番組で若者との対話集会に出演しました。世代間の公平と社会保障のあり方、震災からの復興の進め方、政治そのもののあり方など、参加された若者たちの問題意識の高さに感銘を受けました。

 若い世代が実際に政治に参画し、若者自身の声、その下の投票権のない世代の声、そして、これから生まれくる将来の世代の声が代弁されていくことで、「未来を慮る政治」が実現していくはずです。「もっと若者の輪の中に積極的に入ってきてほしい」という指摘もありましたので、問題意識や政策の分かりやすい伝え方については、私なりに、さらに知恵を絞ってみようと思っています。


 「見栄えや振る舞いが地味だ」との指摘もありました。しかし、実現が難しいことを無責任に打ち出したり、見た目だけのパフォーマンスに走ったりするのは私の性に合いませんし、決してやるべきことではありません。本来進めるべき政策を先送りせず、一つひとつ実現させていくことでしか、政治への不信は拭えない、というのが従来から一貫して申し上げていることです。

 この間も、様々な分野で、政策は前に進んでいます。

 とりわけ首脳外交は、私自身が取り組んでこそ意味がある政策分野であり、相当なエネルギーを割いてきています。

 この一ヶ月をとっても、カナダのハーパー首相、イタリアのモンティ首相、イギリスのキャメロン首相をはじめとする多くの首脳が訪日し、実りの多い会談を行いました。

 加えて、去る週末も、メコン諸国の5人の首脳をお迎えして、首脳会議を主催しました。私が議長を務め、今後のこの地域との協力関係の新たなビジョンをまとめました。

 メコン川の流域にあるカンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの諸国は、これまでも日本がインフラ整備や人材育成の面で地道で息の長い貢献を積み重ねてきた地域です。まさにこれから本格的な経済発展の道を歩み始めようとするこれらの諸国を支えていくことで、日本にとっての大きな可能性を拓いていけるはずです。

 中でも、ミャンマーとの関係は、日本外交の立ち位置が問われる極めて重要な外交課題です。ミャンマーにおける民主化や国民和解の努力、そして経済分野の改革を後押しするためにも、日本だからこそ果たしうる役割があると確信しています。

 迎賓館での歓迎夕食会では、ちょっとしたサプライズを試みました。テイン・セイン大統領は、ちょうどその日が67歳の誕生日。ラオスのトンシン首相、カンボジアのフン・セン首相も4月生まれとのことで、琴の演奏でのおもてなしの途中、前触れもなく「ハッピー・バースデー」の演奏とともにケーキを差し入れ、お祝いの言葉をかけました。こうした「努力」のかいもあり、和やかな雰囲気で、首脳同士の関係を深めることができたと感じています。

 外交だけではありません。大震災からの復興の象徴的な課題となっている「がれき」の広域処理の問題ですが、私から正式な要請を行ったところ、17道府県と5つの政令市が新たに受け入れを表明され、既に受入れ実施または表明している自治体と合わせると、26都道府県と13政令市にのぼりました。本当にありがとうございます。処理の安全性に依然として不安を感じておられる自治体には、第三者の確認を受けつつ、先行する事例のデータをご提供して、丁寧に説明してまいります。

 昨日のTV番組でも申し上げましたが、「がれき」を再利用して、地域の防災に役立てるための新たなプロジェクトを始めます。青森から千葉までの約140キロにわたる海岸に、コンクリート片などの安全な「がれき」を分別・再利用して盛土とし、そこに木を植えて防災林を作っていこうという試みです。

 マツだけでなく、広葉樹を植えることで、多様な植生に恵まれた「鎮守の森」のような存在にしたいと思っています。これを「みどりの絆・再生プロジェクト」と名付け、企業やNPO、ボランティアの方々の力も借りながら、まずは今年度に50km分に着手する予定です。

 社会保障・税一体改革に関連して、議員歳費についても、2年間、一人あたり270万円を削減することで自民党、公明党との合意が成立しました。国会のお許しが得られれば、来週はワシントンDCを訪れ、日米間の諸懸案とともに、アジア太平洋の秩序作りやグローバルな課題について、オバマ大統領と議論を深めたいと考えています。

 課題は様々ですが、一歩一歩、地道に着実に前に進めてまいります。

 平成24年4月24日  内閣総理大臣 野田佳彦

「鎮守の森の長城」が日本を救う--動き始めた「みどりのきずな」再生プロジェクト2012/04/24 08:24

「鎮守の森の長城」が日本を救う--動き始めた「みどりのきずな」再生プロジェクト


<画像引用>

「森の長城」が日本を救う
列島の海岸線を「いのちの森」でつなごう!
宮脇昭 著
http://amzn.to/Ij21v5


<関連記事>

震災がれきで海岸防災林、首相が構想
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5011334.html

 野田総理はJNNの番組「ニュース23クロス」の収録で、東日本大震災で発生したがれきの再利用について、青森県から千葉県にかけて140キロにわたる海岸防災林を作るという具体的な構想を明らかにしました。

 「発生したがれきを再利用する。例えば青森から千葉までの東日本の被災した海岸で140キロぐらい防災林を作っていこうと」(野田首相)

 野田総理は、東日本大震災で発生したがれきの再利用を積極的に進める方針を示していましたが、これを「みどりのきずな」再生プロジェクトと名付け、スタートさせる考えを示しました。

 構想では、青森県から千葉県にかけた海岸沿いにコンクリート片などのがれきなどを使って盛り土を築き、その上に樹木を植えて140キロにわたる防災林を作るとしています。野田総理は、「今年度中に50キロを作っていきたい」と述べました。(23日16:12)


被災地の防潮林整備を年度内着手 がれき活用策で首相
2012.4.23 18:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120423/plc12042318500015-n1.htm

 野田佳彦首相は23日のTBS番組収録で、東日本大震災で発生したがれきを盛り土形式で使う防潮林整備について、対象となる青森県から千葉県までの沿岸部約140キロのうち約50キロ分を本年度中に着手すると表明した。事業名は「『みどりのきずな』再生プロジェクト」で、細川護煕元首相が3月の首相との会談で提言していた。


野田首相:震災がれきで防災林整備 今年度中に着手
毎日新聞 2012年04月23日 20時32分(最終更新 04月23日 20時58分)
http://mainichi.jp/select/news/20120424k0000m010061000c.html

 野田佳彦首相は23日のTBS番組「ニュース23クロス」収録で、東日本大震災で発生したがれきを再利用し、青森県から千葉県までの東日本の太平洋側海岸線約140キロにわたり防災林を整備する方針を表明した。今年度中に50キロ分の事業に着手する。首相は「防災林の盛り土にがれきを使う。再利用も含めてがれき処理が進むように努力する」と述べ、がれき処理の促進と今後の津波対策の両面で効果が期待できることを強調した。

 防災林構想は3月のがれき処理に関する関係閣僚会合で示され、政府内で具体化を進めていた。震災と津波で出たコンクリート片や堆積(たいせき)物、瓦などのがれきを分別し、放射線量や有害物質の安全性が確認されたものを活用する。海沿いに高さ3〜10メートルの盛り土を行って防潮堤の役割を持たせるとともに、その内陸側にも幅50〜200メートルの盛り土をして防災林を整備。海寄りは潮風に耐性があるマツなど、内陸寄りはカシワやタブノキなど各地域の自生種を植栽する。


震災がれきで防災林=野田首相「今年度に50キロ」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012042300668

 野田佳彦首相は23日のTBS番組収録で、東日本大震災で生じたがれきを再利用し、震災で損なわれた太平洋沿岸部の防災林を造り直す考えを明らかにした。首相は「青森県から千葉県までの被災した海岸140キロで防災林を造っていく。今年度中に50キロを造りたい」と述べた。
 政府は3月、がれき広域処理の関係閣僚会議で、廃棄物を被災地の防災林などの整備に積極活用する方針を確認している。分別・無害化し、安全性が確認されたがれきを再生資材として、防災林の盛り土に利用する考えだ。(2012/04/23-17:03)


がれき利用の防潮林、本年度着手 民放番組収録で首相
http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012042301002098.html

 野田佳彦首相は23日のTBS番組収録で、東日本大震災で発生したがれきを活用した防潮林整備について、青森県から千葉県までの対象となる沿岸部約140キロのうち、約50キロ分は本年度中に着手すると表明した。「広域処理だけでなく再利用も含めて、がれき処理に努力し、復興が目に見えて進むようにしたい」と述べた。

 防潮林整備は安全性が確認されたコンクリート片などのがれきを高さ約10~3メートルの盛り土形成に使い、その上に樹木を植える仕組み。細川護熙元首相が3月に首相と会談した際、がれきの再利用策として提言していた。 2012/04/23 18:59 【共同通信】


岩城博司先生との「鎮守の森」話
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/05/27/3544970

日経・文化往来:歴史の古い神社ほど東日本大震災の津波被害から免れ、多くが津波浸水の境界に立っていた――。鎮守の森や屋敷森なども津波の破壊力を減衰させる効果が見られたという。
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2011/12/16/6246632

イオンさん、「鎮守の森」再生も忘れずに
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2012/03/09/

「がれきで鎮守の森を作りましょう、地元雇用も作りましょう」
動き始める宮脇昭「森の防波堤」プロジェクト
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2012/03/30/6394279