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検察の狙いは金丸モデルで小沢の脱税逮捕?(3) ついにマルサ動く 週刊ダイヤモンド最新号を読む2010/01/26 09:22



<関連記事抜粋引用>

連載 新・永田町の暗闘 Number 853 
政府vs検察にまで発展 小沢幹事長金脈疑惑の泥沼
2010/01/30週刊ダイヤモンド
政治評論家●鈴木棟一(Toichi Suzuki

検察の捜査は金丸事件がモデル

 小沢氏の徹底抗戦の背後に、田中、金丸事件へのトラウマがある、との指摘がある。

 ベテラン記者の話。

 「小沢は田中角栄のロッキード事件、金丸信の佐川急便事件を近くでよく見ていた。田中は首相を辞めたあと、金丸は穏便策で副総裁を辞任したあとに逮捕された。『検察は下手に出れば踏み込んでくる』と警戒している」

 したがって次の分析となる。

 「検察と戦うといっても、実際には戦えない。権力の維持のために戦うしかない。そのため、まず幹事長職は手放さない。そのうえで参院選に勝って力を示し、検察を圧倒する長期戦略だろう」

 小沢氏が支配する民主党は、これに合わせて検察や報道への反発を強めた。18日には石川容疑者と同期の当選2回の13人が会合し「逮捕を考える会」ができた。また同日の役員会で、検事出身の小川敏夫広報委員長の下、「捜査情報の漏洩問題対策チーム」を発足させた。

 「検察は一方的にリークし過ぎだ。それをマスコミは垂れ流し報道している。けしからん」

 との声が党内で多かった。

 しかし検察は手を緩めない。19日には中堅ゼネコン山〓(やまざき)建設(東京都中央区)と宮本組(兵庫県姫路市)を捜索した。いずれも胆沢ダムの下請け受注をし、裏金献金に関与した、との疑い。

 ダムの談合を仕切った、鹿島の東北支店元幹部が宮本組の顧問を務めていた。また山〓(やまざき)建設の元幹部が検察に次の供述をした、と伝えられた。

 「小沢氏宛の裏金5000万円を、元請けの大成建設の関係者に渡した」

 関係者から次の解説が聞かれた。

 「水谷建設、山〓(やまざき)建設、宮本組の3社は『よごれ役』だった。検察がこの3社に狙いをつけたのは、いよいよ本気、ということだ」

 検察関係者がこう語った。

 「官邸が小沢をかばっているので非常にやりにくい。しかし検察は証拠主義で一つひとつ理詰めで進めている。大物が相手だからていねいにやっている」

 事件のポイントは次の点だ。

 「まず土地を買った4億円について、カネの入りと出が合わない。秘書では説明できる範囲を超えている。小沢が出頭して説明しても、ゼネコンからあちこち裏ガネをもらった、と言わない限り、辻褄が合わないだろう」

 つまり、矛盾点が多いのだ。

 「午前中に土地の代金を払い、午後に銀行から借りている。なんのために借りたか説明不能だろう。おそらく、まずいと気がついたから借り入れを起こしたのだ」

 小沢氏をどう見ているのか。

 「おそらく裏金が貯まり過ぎていたから不動産を買った。しかも法の穴を研究するのが、そもそも政治家として間違っている」

 小沢氏がターゲットなのか。

 「小沢のところへ行かないなら石川の身柄は取らない。ただ押収資料が多く、分析するのに2ヵ月かかる。国税からも助っ人が来ている。小沢はかつて不動産買いが問題になったとき、全部手放す、と表明した。ところがまったくその動きがない。ならば行くべきところに行かざるをえない」

 検察に詳しいベテラン記者が言った。

 「検察は金丸事件をモデルに捜査を進めている。佐川急便からの裏ガネを契機に、たまりと呼ばれる蓄財が明るみに出た。このケース同様、脱税事件としての立件を目指している」

 はたして小沢氏までたどり着けるのか。息詰まる攻防が続く。

支持率の急低下で聴取に応じる姿勢

 次の見方が永田町に多い。

 「小沢も、あんなに不動産を買わなければ検察につけ込まれなかったのに。なぜ大量の不動産を買ったのだろう」

 これについてベテラン記者が解説した。

 「政治に使う、常に出し入れするカネが必要だからだ。不動産は担保にしてカネを借りられる。小沢は選挙で自分のカネを思い切って使う」

 しかしここにきて、マネーロンダリング説が広がっている。次の見方だ。

 「石川は検察に『不動産を買うときは定期預金を組むのが慣例だった』と供述している。裏ガネを定期預金にして融資を受ける。返済することによって裏ガネが表ガネになる。資金の洗浄だ」

 また次の指摘もある。

 「田中、小沢とも貧しい出身で、不動産に対して特別の執着と信仰心のようなものを持っている」

 検察は「公判に耐えられるかどうかだけを考えて」地道な証拠固めを続けている。もし捜査が中途半端に終わったら「小沢は今の10倍の力を持って報復する」との見方が有力だからだ。

 報復の中身について、関係者は語る。

 「検察庁の人事権を奪う。民間人を検事総長にしかねない。検察がいやがっている捜査の可視化も一気に進める。同じく外国人参政権も可決させる」

 石川容疑者の弁護士に、元全共闘でオウム真理教(現アーレフ)の主任弁護人だった安田好弘氏が決まった。これは徹底抗戦のサインである。


<関連記事>

検察の狙いは金丸モデルで小沢の脱税逮捕?
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/01/17/4819359

検察の狙いは金丸モデルで小沢の脱税逮捕?(2) ついにマルサ動く
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/01/25/4837660

<モンキーゲート大荒れ>民主サル軍団から前原脱走!2010/01/26 18:27

<モンキーゲート大荒れ>民主サル軍団から前原脱走! 参院予算委で答弁する前原国交相=26日午後(共同)


前原がまだまともに見えるから摩訶不思議。


<関連記事引用>

前原国交相「政治資金で不動産を買うべきでない」
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100126ATFL2606R26012010.html

 前原誠司国土交通相は26日午後の参院予算委員会で、民主党の小沢一郎幹事長の政治資金管理団体「陸山会」が多数の不動産を購入していたことについて「政治資金で不動産を買うべきではない」と述べた。

 改革クラブの荒井弘幸氏への答弁。

 前原国交相の前に答弁した鳩山由紀夫首相は「他の議員にはなかなか無理なことと国民は見ていると思う」とする一方、「小沢幹事長は秘書に住まいを提供していると聞いている。倫理的(問題)は別だが法的には認められていた」と述べた。〔NQN〕 (16:48)


不動産購入は不適切と国交相 政治資金めぐり参院予算委(画像引用)
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012601000508.html

 前原誠司国土交通相は26日午後の参院予算委員会で、小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体による土地購入をめぐる政治資金収支報告書虚偽記入事件に関連し「政治資金で不動産を買うべきではない」と述べ、小沢氏の政治資金の取り扱い方は不適切との認識を示した。

 改革クラブの荒井広幸氏が「陸山会がこれだけ多くの不動産を持っていることは異常ではないか」と尋ねたのに対し、答えた。

 また、階猛総務政務官は、この事件に絡み東京地検特捜部に逮捕された衆院議員石川知裕容疑者を支援する民主党議員の会合に出席したことについて「国会議員には(開会中の)不逮捕特権がある。石川氏逮捕の問題について考えるのは、国会議員として当然の責務だ」と釈明した。会合に出席した小川淳也総務政務官は「政府にいる人間として、誤解を与えかねない言動、行動については自粛すべきだ。国民におわびしたい」と陳謝した。

 自民党の西田昌司氏への答弁。

塩爺直言 「小沢支配」で独裁国家に 自民よ、返り血恐れず戦え この際、国税庁が査察をかけろ2010/01/26 22:42

産経:塩爺直言 「小沢支配」で独裁国家に 自民よ、返り血恐れず戦え この際、国税庁が査察をかけろ


いつもお世話になっている塩川さん。

元財務相の重い発言とあって、国税庁も動きやすくなったことでしょう。

「理想や理念を語るだけでなく、現実の中で矛盾を解決するのが政治やで」と。
エエコト言わはるなぁ。しびれました。

産経さんもここは正念場。ぶれたらあきまへん。
塩川さんのような本物の穏健派保守と組みなはれ。


<関連記事&画像引用>

【単刀直言】塩川元財務相 「小沢支配」で独裁国家に 自民よ、返り血恐れず戦え
2010.1.26 18:45
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100126/plc1001261848010-n1.htm

 民主党の小沢一郎幹事長が東京地検特捜部の事情聴取を受けたが、もう言い訳は立たないやろう。民主党議員が検察批判をして突っ張っているけど、そういうことはやめてほしい。国民は司法を信頼しておる。ここで司法が腰砕けになったら、日本の国はむちゃくちゃになる。検察はしっかりと「政治とカネ」の問題に片を付けてほしい。

 小沢氏も鳩山由紀夫首相も政治資金にルーズすぎる。首相が母親から多額の資金提供を受けた問題が発覚しなかったら、隠れた脱税で終わっていた。小沢氏も土地購入資金を「親からの遺産だ」と言っているようだが、そんなもん国民が本当に信頼しますか? この際、国税庁が査察をかけたらいい。税金の問題がルーズに処理されたら、国民の納税意識に悪影響を及ぼし、また、国家の権威が傷付く。

 民主党というのは自浄作用がまったく働かないようだ。自民党は長年にわたり衆参両院で多数を持っておったが、それでも独裁的傾向は全くなかった。田中角栄元首相だって田中派以外の派閥が牽制(けんせい)するから独善的なことはできなかった。その結果、党全体としては中道を行き、自浄作用も働いた。

 小沢氏のやり方をみていると、「おれの言うことを聞かなかったらダメだ」と言わんばかりの独裁だ。もし、夏の参院選で民主党が単独過半数を取り、衆参両院を支配したら、党主導の独裁国家になる。田中氏がロッキード事件の起訴後に「操り人形」を操ったように、小沢氏が表に出ず権力を振るう。田中氏はキングメーカーではあっても独裁者ではなかったが、今度は小沢氏がただ一人の支配者になるんだ。これは非常に危ない。

 それにしても、鳩山さんは悩ましい立場やな。小沢幹事長を辞めさせたら、押さえ付けられてきた松下政経塾出身の前原誠司国土交通相や野田佳彦財務副大臣とかがいっぺんに頭を上げ、党内がダッチロール状態になる。

 野田氏や枝野幸男元政調会長、仙谷由人国家戦略・行政刷新担当相は現実の事態をみて物を言っている。だけど、小沢氏は選挙に勝つことだけが目標だ。理想や理念を語るだけでなく、現実の中で矛盾を解決するのが政治だということを、首相も分かっていない。

 民主党にはもう一度、現実をみて政策課題を議論してほしい。マニフェスト(政権公約)は良い手段だが、政権を取るための理想主義に走りすぎて現実を無視しておった。特に財政運営の思想が見えない。経済成長期には右肩上がりの経済がすべてを解決してくれたが、経済が停滞している今は先送りが許されない。民主党が重視する貧困層支援は確かに大事だが、成長戦略で全体のベースを上げないと弥縫(びほう)策に終わる。

 自民党は、政治の透明性を確保するため、国会で「政治とカネ」の問題を徹底追及すべきだ。そうでないと国民は政治への信頼を失う。返り血を恐れずに戦うことやね。(加納宏幸)