鎮守の森にとっても子どもの存在やにぎやかな声がエネルギーになる ― 2010/03/01 09:12
昨日見つけたちょっといい言葉。
「境内の自然で遊ぶことが子どもをはぐくむエネルギーになるし、鎮守の森にとっても子どもの存在やにぎやかな声がエネルギーになる。」(鶴岡八幡宮宮司・よし田茂穗さん)
<関連記事>
特集:第3回伝統文化継承トークフォーラム 日本人と神社の関係、これからの役割は
http://mainichi.jp/enta/art/news/20100228ddm010040010000c.html
ギリシャの次で英国浮上、ソブリン・リスクという名のババ抜きゲーム大盛況 ― 2010/03/01 16:52
馬鹿げたゲームでも負けたらダメよ。
<関連記事引用(画像も引用)>
マネー再びリスク回避、ユーロ・新興国から円・ドルへ、財政不安で逆流。
2010/03/01日本経済新聞朝刊
ギリシャなどの欧州諸国の財政不安が高まり、国際金融市場で投機マネーによるリスク回避の動きが強まっている。ユーロやポンドが昨年11月の高値から対ドルで約1割下落。金融危機が終息に向かうとともに上昇していた南アフリカランドなどの新興国通貨を売り急ぐ動きも目立つ。低金利通貨を売って高金利通貨を買う「キャリー取引」は影を潜め、投機マネーが再び円やドルに流れ込んでいる。
潮目が変わったのは昨年11月から12月にかけてだ。まずアラブ首長国連邦のドバイで資金繰り不安が浮上。このドバイ・ショックに続き、ギリシャの財政問題が表面化した。ポルトガル、イタリア、スペインなどの財政基盤の脆弱(ぜいじゃく)な国への不信感が連鎖的に広がった。欧州だけでなく、中国などの新興国の株式相場も急落し、マネーが逆流する勢いが増した。
年明け以降だけで、ユーロとポンドが対ドルで約5%、ブラジルレアルが3%強、南アフリカランドが5%近く下落。ギリシャ問題は「経済の強さが異なるのに同一の通貨、金融政策を適用しているユーロ圏の根本問題」(BNPパリバ証券の河野龍太郎氏)をはらむ。ユーロが信用を回復し、投資家がリスクに積極的になるには時間がかかるとの見立てが多い。
新たな危機注視
2008年秋のリーマン・ショック後にも、世界経済の先行きへの不安感を背景に、円やドルが急騰する場面があった。09年春以降は景気回復期待からユーロや新興国通貨を買う動きが広がっていたが、再び投機マネーがリスクに敏感になっている。「金融危機」は乗り越えたが、危機対応などで主要国の債務が一段と膨らんだことで、「財政危機」に投資家の不安のまなざしが注がれる。
マネーの避難先になっているのが円とドル。最近では特に円の対ドルでの上昇が目立つ。2月26日の海外市場では1ドル=88円台後半の高値圏に上昇。米経済指標が相次いで市場予想を下回り、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が超低金利政策の継続を強調したことで、早期利上げ期待が後退し、ドル買いの動きが鈍ったためだ。
年度末は国内企業の海外子会社からの配当金受け取りなどで、円高が進みやすい。ドルよりも円を高金利通貨売却の受け皿にする動きが強まれば、円高がさらに進む可能性も否定できない。
「長い目でみれば、新興国通貨が上昇し、先進国通貨が下落する流れは変わっていない」(ドイツ証券の深谷幸司氏)との指摘もある。ブラジルレアルやオーストラリアドルなどは足元、下げ止まりや持ち直しの動きが出始めている。
マネー再びリスク回避――円高基調継続は不透明、債務残高拡大、日本にも火種。
2010/03/01日本経済新聞朝刊
欧州の財政リスク回避に根ざした円高基調がこのまま続くかには不透明な面も残る。財政不安は欧州だけでなく、日本にも共通する課題。債務残高は対国内総生産(GDP)比で2倍に迫っており、主要国では最も高い。現在は長期金利が低位安定しており、市場に切迫感はないが、“日本売り”の火種はくすぶり続けている。
日本の長期金利が低位安定しているのは国内投資家の国債保有が9割を占め、安定して市場で消化できているため。潤沢な個人資産が預金に回り、資金需要不足に悩む銀行が国債を買い支えている構図だ。
だが、昨年9月末時点の個人の純資産は1060兆円程度。2010年度末に日本の債務残高は862兆円になる見通しだ。
11年度には国債新規発行額が50兆円になるとの見方もあり、同様のペースで残高が増えれば、「そう遠くない時期に安定消化できなくなる」(日興コーディアル証券の末沢豪謙氏)。
海外投資家の目は厳しい。信用リスクの高さを示すCDSプレミアム(5年物)は衆院選で民主党が大勝した昨年8月末時点と比較して日本は2倍に拡大した。水準はまだ低いが、市場には「ギリシャの次は日本」との声もある。「増税など財政規律改善のための具体的な道筋が示されなければ、日本国債は格下げリスクにさらされる」(モルガン・スタンレー証券の伊藤篤氏)。日本国債や円の下落リスクはぬぐい切れていない。
<関連記事>
ギリシャの次は英国か-ポンド下落に備えるスコットランドの投資家
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aRlMCU2pP0FE
Is A Sterling Crisis Next?
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704625004575089270934417574.html?mod=WSJ_Markets_section_Heard
チリ大地震の影響は目立たず、市場はソブリン・リスクに注目
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14112920100301
G20財務次官会議、ソブリンCDSを協議=IMF筆頭副専務理事
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14103220100228
ギリシャの次で英国浮上、とばっちりは日立にも ― 2010/03/01 19:09
ソブリン・リスクという名のババ抜きゲーム。
馬鹿げたゲームと知りつつも過酷な潰しあいに挑む英国。
これが現実。目を背けるな。
<関連記事引用>
日立、英との鉄道車輌受注契約延期-総選挙控え議論に
掲載日 2010年03月01日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120100301bjal.html
日立製作所が鉄道車両を受注する予定だった英高速鉄道計画の契約が延期になった。今年前半に実施される総選挙を控え計画に対する費用対効果などが議論になっていた。今後は政府から独立した第三者機関が3カ月以内に事業内容の妥当性を評価、次期政権が推進するかを判断する。ただ野党保守党が政権をとった場合、計画が大幅に見直される可能性もある。
「インターシティー・エクスプレス・プログラム(IEP)」は、同国の複数幹線を更新するプロジェクト。総事業費は75億ポンド(約1兆円)で最大1400車両を納入する。昨年2月に日立と現地のゼネコン、投資会社の企業連合が受注の優先交渉権を獲得した。
関係者によると、ロンドンとエディンバラなどを結ぶ東海岸線用の約100車両の契約が間近だったという。しかし政府の財政悪化や、当初の想定より乗降客の伸びが見込めないという問題点が浮上。選挙後まで重要な公共投資の決定が先送りされた格好だ。
<関連記事>
日立、英との鉄道車輌受注契約延期-総選挙控え議論に
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120100301bjal.html
英、契約を「選挙後」に延期 日立が優先交渉権持つ高速鉄道
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aSeZ3ri5_QPA
Intercity train upgrade put on ice (画像引用)
http://business.timesonline.co.uk/tol/business/industry_sectors/transport/article7042284.ece
Probe delays high-speed train decision
http://www.ft.com/cms/s/0/943e500e-233e-11df-ba8f-00144feab49a.html
Barclays Withdraws From Hitachi’s $11.4 Billion U.K. Train Bid
http://www.businessweek.com/news/2010-02-26/barclays-withdraws-from-hitachi-s-11-4-billion-u-k-train-bid.html
ジョージ・ソロス、ユーロは生き残れない可能性もある ― 2010/03/02 00:24
ソロスは欧州には「共通の中央銀行があるのに共通の財務省がない」ためユーロの通貨としての構造には「欠陥がある」と指摘。
この欠陥については以前本ブログでも指摘済み。
ソロスはこの欠陥をついてユーロを崩壊へと導くのか。
<関連記事引用>
ギリシャ債務危機でユーロは「生き残れない可能性も」-ソロス氏
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=a.lvChiXzIBo
2月28日(ブルームバーグ):ユーロはギリシャの財務危機で「厳しい試練」を受けており、「生き残れない可能性もある」――。著名投資家ジョージ・ソロス氏は米CNNの番組でこうした見方を示した。
ソロス氏は欧州には「共通の中央銀行があるのに共通の財務省がない」ためユーロの通貨としての構造には「欠陥がある」と述べ、「為替レートは一定だ。一加盟国が困難に陥っても通貨は切り下げることが不可能だ」と指摘した。
ギリシャの債務問題のあおりでユーロは対ドルで2008年11月以来最長の下げを見せている。投資家の間ではスペインなどほかのユーロ圏諸国の財政赤字にも懸念が強まっている。
ソロス氏はギリシャが財政危機を乗り越えるだろうと予想した上で、「だがそれでもスペインなどほかの加盟国も」同様の困難に直面しており、「欧州が赤字の埋め合わせに必要な組織的な措置を今講じなければ、事実上、ユーロは生き残れない可能性がある」との見方を示した。
<必見関連ビデオ>
Added On February 28, 2010
Billionaire financier George Soros on the economy, and Simon Schama and Lionel Barber discuss whether Obama is on an upswing.
Show Pages - Fareed Zakaria GPS - CNN.com
http://edition.cnn.com/video/#/video/podcasts/fareedzakaria/site/2010/02/28/gps.podcast.02.28.cnn?iref=allsearch
<関連記事>
Soros Criticizes Obama's Bailouts
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704089904575093760994295890.html?mod=googlenews_wsj
Turning to Europe, Mr. Soros said worries about Greece's debt had exposed a flaw in the euro's construction, namely that the 16 euro zone countries, which share a single currency, had a common central bank but not a common Treasury.
Euro ‘May Not Survive’ Deficit Crisis, Soros Says (Update1)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601170&sid=afeT4BY3KZio
Soros Bets on Gold Price – Euro May Not Survive
http://www.goldalert.com/stories/Soros-Bets-on-Gold-Price-Euro-May-Not-Survive-
The euro will face bigger tests than Greece
http://www.ft.com/cms/s/0/88790e8e-1f16-11df-9584-00144feab49a.html
ソロス氏がCNN出演「中国は米国よりも経済政策に長けている」
http://jp.wsj.com/US/node_37367
英プルーデンシャルが米AIGのAIC買収でドナルド・P・ケナックは今どこに ― 2010/03/02 09:32
現在、ドナルド・P・ケナック(Donald P. Kanak)が行方不明。
見かけた方はご一報を♪
<関連記事>
英プルーデンシャル、米AIGアジア生保部門を355億ドルで買収
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14125120100301
英プルーデンシャル、米AIGアジア拠点買収 3兆円強で
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100301ATGM0103F01032010.html
Pru agrees to buy AIA for $35.5bn
http://www.ft.com/cms/s/0/589b5486-251c-11df-a189-00144feab49a.html
Prudential plc Portal page
http://www.prudential.co.uk/
Prudential Corporation Asia
http://www.prudentialcorporation-asia.com/en/
★★★ AIGとプルーデンシャルとケナックと松田竹千代 ★★★
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/10/05/3801342
<画像引用>
Harvard > The Program on International Financial Systems (PIFS)
http://www.law.harvard.edu/programs/about/pifs/pifs-people/index.html
Don Kanak, Senior Fellow
Donald P. Kanak is Chairman (non executive) of Prudential Corporation Asia, Asia regional headquarters, and part of Prudential Group (United Kingdom). He is a Senior Fellow at the Harvard Law School, Program on International Financial Systems. His research is focused on climate change policy, with a focus on solutions for reducing deforestation and degradation of natural forests (REDD) and financial frameworks for achieving climate objectives. He is also Chairman of WWF's global Forest Carbon Initiative which aims to reduce deforestation as an essential part of a solution to climate change.
Mr. Kanak has a B.A. degree in Economics with highest honors from the University of North Carolina at Chapel Hill (1975), a Juris Doctor degree with honors from the Harvard Law School (1980), and a Master of Letters degree in Management Studies from Oxford University (1989). He has been admitted to practice law in Massachusetts and New York.
After completing his graduate studies, Mr. Kanak began his career in management consulting where he became a partner focusing on financial services. He moved to Japan in 1986 and has resided in Asia for most of the past twenty-four years working in senior roles in the insurance industry.
Early in his career, Mr. Kanak worked at the U.S. Environmental Protection Agency, and served as the Washington representative for a river conservation organization.
During the past decade Mr. Kanak has held a number of outside leadership positions. He served as a director of the U.S.-China Business Council and the U.S.-Japan Business Council and as a member of the Executive Committee of the U.S.-Korea Business Council. He was also a member of the Seoul International Business Advisory Council (SIBAC). He served as President of the American Chamber of Commerce in Japan in 2002 and as its Chairman in 2003. He is a member of the Council on Foreign Relations, the Asia Society, the America-Japan Society, the National Council of WWF-U.S., the Society of Financial Services Professionals, and the Global Leadership Circle of the University of North Carolina at Chapel Hill. He serves as a Trustee of WWF-Hong Kong and an advisor to WWF-China.
友愛トップセールスは旧財閥系がお好き ― 2010/03/02 09:42
鳩山首相はベトナムへの原発トップセールスに続き、ブラジルにも高速鉄道トップセールス。
その企業の顔触れは原発も高速鉄道もまったく同じ。
友愛トップセールスは旧財閥系がお好き。
日本株式会社の本丸制覇に向けて、次は水処理トップセールスか。
原発に高速鉄道に水処理の3点セット。これにスマート・グリッドも加えて新成長戦略へ。
まだまだ日本の地球温暖化祭は続く。
されど地球環境の悪化は深刻。
どこかで地球環境祭に差し替えればいいのに。これが私からの提案です。
<関連記事引用(画像も引用)>
ブラジルの高速鉄道、日本勢受注へ金融支援、政府、円借款など検討。
2010/03/02日本経済新聞朝刊
政府はブラジルが5月にも入札を予定する建設費1兆7千億円規模の高速鉄道計画について、新幹線方式による日本勢の受注を後押しする検討に入った。円借款の供与や日本の企業連合への資金支援などが柱となる。企業連合は三井物産、三菱重工業、東芝、日立製作所の4社が中心で、JRグループなどにも参加を呼びかけている。原発など大規模プロジェクトの受注で日本勢の競り負けが続くなか、官民一体でてこ入れを図る。
日本の官民はブラジルの高速鉄道を台湾や中国に続く新幹線技術の輸出先として期待。鳩山由紀夫首相はブラジルのルラ大統領あてに日本の企業連合が入札に参加しやすい条件を整えるよう要請する親書を送った。
日本の4社は台湾の高速鉄道プロジェクトで連携した経験を持つ。ブラジルでも、三菱重工業が車両や周辺機器の調達の取りまとめ役となり、日立製作所や東芝は車両などを製造、三井物産が資金調達の管理を担当する役割分担が有力だ。JRはJR東海やJR東日本などが参加候補になるとみられる。
入札には欧州勢に加え、日欧の高速鉄道技術を導入した中国と韓国も意欲を示している。同計画はリオデジャネイロ―サンパウロ―カンピーナスの約510キロメートルを結ぶ鉄道事業について、ブラジル政府が建設から運行、保守までを含む事業権を40年間、民間の企業連合に与える内容。
建設費は346億レアル(約1兆7千億円)。受注にはこの3割を日本側で手当てする必要がある。まずは企業連合が自力で資金調達を目指すが、全額を民間だけで確保するのはリスクが大きいという。政府は国際協力銀行(JBIC)による融資・出資をあっせんする方向で調整する。
ブラジル政府への円借款も検討する。途上国ではないため調達先を日本企業に限るタイド(ひも付き)方式の貸し付けはできないが、温暖化ガスの排出を減らす「環境案件」とみなす特例の活用が浮上している。
<関連記事>
<クライメートゲート>それでも突出25%削減、これも原発の売り込みのためなのか?
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/02/28/4911659
トリックスターの親分ことソロスのFTインタビュー Soros: China Must Be Part Of The New World Order ― 2010/03/02 23:04
只今ソロスのFTインタビューの再検証中。
どうやらこのおっさんはすべてをぶっ壊すつもり。
破壊の先にある新たな秩序を見据えている。まさにトリックスターの親分。
揺れる英国ウィレム・ブイター登場、連立政治のアートを学べ ― 2010/03/03 08:34
重ねてお願いするが、日本もそろそろ民主・自民の大連立準備を!
<関連記事>
Britain’s lack of credibility hurts sterling
Willem Buiter
http://www.ft.com/cms/s/0/d58ada72-256a-11df-9cdb-00144feab49a.html
All bets are off, however, should there be a hung parliament. The British political class would have to learn the art of coalition politics. Fiscal tightening could be postponed. The markets would attack both sterling and gilts, threatening the triple A rating. Even this should be survivable, although it could cause Britain to relapse into recession.
Scylla and Charybdis, sterling edition
http://ftalphaville.ft.com/blog/2010/03/02/162026/scylla-and-charybdis-sterling-edition/
Sterling panic = cage fight: markets vs the state
http://www.bbc.co.uk/blogs/newsnight/paulmason/2010/03/sterling_panic_cage_fight_mark.html
英総選挙、保守党と労働党の差2ポイントに縮まりポンド急落
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100302/erp1003022103010-n1.htm
外為・株式:ロンドン市場 ポンド急落、一時132円台
http://mainichi.jp/life/today/news/20100303ddm008020090000c.html
ギリシャ危機、独仏の支援なしに解決できない-シティのブイター氏
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=a1NHE4FYmg.Q
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