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<クライメートゲート>それでも突出25%削減、これも原発の売り込みのためなのか?2010/02/28 00:00

Climate scepticism 'on the rise', BBC poll shows   英BBC世論調査では気候変動懐疑論(地球温暖化懐疑論)が劇的急上昇


地球温暖化問題を追い風に原発は新たな輸出産業へ。
エネコンたちは大はしゃぎ。鳩山政権も大乗り気。そしてついに鳩山首相が原発トップセールスに。

しかし、日本とは違って海外ではクライメートゲート花盛り。
その影響で英BBC世論調査では気候変動懐疑論(地球温暖化懐疑論)が劇的急上昇。

今年2月の調査で地球温暖化が起こっていないと思っている人は25%(昨年11月は15%)。
さらに、気候変動が人間活動によるものと答えた人は26%に急落(昨年11月は41%)
もはや英国では人為的地球温暖化説が完全崩壊寸前の事態。

一方日本では地球温暖化対策基本法案(仮)に2020年までの温室効果ガス25%削減(1990年比)を明記。一応、すべての主要国が公平で実効性ある枠組みなどに合意した場合との条件付きながら、日本国民の8割以上が反対や懸念を示している中での突出25%削減暴走中。

鳩山政権下でまだまだ続く地球温暖化祭。
これも日本経済のためなのか、それとも原発のためなのか。
電力会社や原発メーカーのカネと票が大いに絡んでいるのか。

こんな奇妙な地球温暖化祭に子供たちまで巻き込むことだけはもうやめて欲しい。
すでにこの問題で未来に不安を感じている子供たちが大勢いる。
大人たちの哀れなバカ騒ぎ。その最大の被害者は日本の子供たちだ。


<関連記事>

原発受注へ官民新会社 東電など参加、ベトナム2期狙う
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20100227ATFS2603626022010.html

鳩山首相、原発トップセールス ベトナム首相に親書
http://www.asahi.com/politics/update/0227/TKY201002270266.html

ベトナム原発売り込み、鳩山首相トップ営業へ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100227-OYT1T00579.htm

温室ガス25%削減を明記…温暖化対策法案
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20100226-OYT1T01133.htm

「温暖化対策基本法案」に反対、環境で政権との対決姿勢鮮明に=鉄鋼など産業9団体
http://jp.reuters.com/article/economicPolicies/idJPnTK038327820100226

国民の8割反対 早急な温暖化対策法取りまとめに疑問の声
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/100215/env1002151914001-n1.htm

社説:鳩山政権への手紙 小沢鋭仁様 マイナス情報も語ろう
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100227ddm005070109000c.html

Climate scepticism 'on the rise', BBC poll shows (画像引用)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/8500443.stm
http://news.bbc.co.uk/nol/shared/bsp/hi/pdfs/05_02_10climatechange.pdf

コメント

_ nytola ― 2010/03/04 06:09

アメリカでも市民の間で地球温暖化への信用ががた落ちしているのを感じます。
日本ほどではないにせよ、Climategate発覚前は学会で懐疑論を唱えようものなら袋叩きにあっていましたが、先日のセミナーで某研究者が“地球温暖化を・・・”と言った瞬間、皆、失笑し風が変わったことを感じました。

日本でもメディアが温暖化詐欺の報道を始めたようで、今後、本当に温暖化していたのかを含め学会で自由な議論が復活することを希望します。

_ Y-SONODA ― 2010/03/04 19:19

nytolaさんへ

>日本でもメディアが温暖化詐欺の報道を始めたようで、今後、本当に温暖化していたのかを含め学会で自由な議論が復活することを希望します。

そうなればいいのですが・・・。
やはり日本は特殊。しばらく温暖化祭は続きそうですよ。
日本では地球温暖化を信じたい人がまだまだ大勢います。
一部政治家に一部財界。ほとんどの学者に新聞にテレビ。
今更さらそれが嘘かもしれないと言えない立場の人が多すぎるのです。

_ nytola ― 2010/03/06 16:08

『ポーランドと排出権取引に合意』との記事を読み、日本の政治家・官僚たちは欧米のニュースに目を通していないのか、とがっくりしました。
私のBlogに書いたこと(温暖化の科学が極めて怪しく、連日のようにIPCCのウソが発覚したこと)は、友人の新聞記者や官僚には伝えましたけど。

アメリカでも、ゴアを筆頭に引くに引けない人がたくさんいます。
そうでない者は沈没する船から降り、IPCC批判を始めています。

_ Y-SONODA ― 2010/03/07 13:50

nytolaさんへ

日本の現状を知るためにはこちらの記事などは参考になるのではないかと。

日本の新聞はクライメートゲートをどれだけ報じたのか・・・5大紙紙面掲載はなんとたったの9回だけ
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/02/19/4891493

ネットを大いに活用している人はある程度は知っている。
しかし、新聞やテレビが好きな人は全く知らない。

知り合いに政治家も結構いますが、大抵後者の方。
よって、クライメートゲートを知っている政治家はほとんどいないと思います。
官僚や記者でもこの問題で海外サイトを連日チェックしている人は数少ないでしょう。

民主党の温暖化担当者スタッフとも直接お話しましたが、やはり知らなかった。
専門家チームからも情報があがってきていないと嘆いていたほど。
私がこれまで紹介してきた膨大な海外の世論調査の動向もまったく意識していませんでした。
ピューやギャラップやBBCの調査結果サイトを教えてあげたぐらいです。

また米国が地球温暖化に懐疑的だったのは今に始まったことではありません。
従って、「それみたことか」とIPCC批判が巻き起こるのも当然のこと。

ついに英国でも懐疑論が盛り上がってきたことには注目しています。
しかし、フランスやドイツはどうなのか。結構日本に近い状況かもしれません。
お国柄によって情報の伝わり方が大きく異なるようです。

そうなるとこのバカ騒ぎが続いてしまう可能性がある。
そのため、「もう踊ってはいけない」とまでは言えないのです。
「踊らにゃ損々」もありますからね(笑)

_ nytola ― 2010/03/13 13:51

イギリスは物理学会も温暖化詐欺と対決の道を選びそうです。
アメリカは、学会内でもめています。

記者や官僚の友人には温暖化詐欺の話を持ち込んだところ、最初は半信半疑でしたが最近は真剣に調査を行っているようです。
実際に、取材を行っている記者は温暖化詐欺の最近の状況をよく知っており、日本でもそろそろメディアで一斉に追及が始まるのではないかと、期待しています。

_ Y-SONODA ― 2010/03/13 15:45

nytolaさんへ

来週月曜日に記者さんたちとの飲み会があります。
しかもクライメートゲートの話題がメイン。
やはり日本も議論を封印してはいけませんね。
お互い頑張りましょう。

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