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「かいらい万里」のピコピコ内閣誕生か、今度泣いたらもう終わり、メソメソ解散に備えて小沢狙うは幹事長ポスト2011/08/29 08:47

「かいらい万里」のピコピコ内閣誕生か、今度泣いたらもう終わり、メソメソ解散に備えて小沢狙うは幹事長ポスト


「政治とカネ問題を抱えた前原誠司が首相になればすぐ解散に追い込まれる」

産経によれば、24日早朝、議員会館の民主党所属議員の事務所にこんな中傷ビラがばらまかれたとのこと。その直後の27日には新たな外国人献金が発覚。これで前原失速状態。

小沢一郎元代表グループの支持を得て終始リードしているのは海江田万里。しかし、マニフェスト至上主義を掲げる小沢グループへの配慮からか3党合意見直し示唆発言で今や大揺れ。

「3党合意見直し爆弾を抱えた海江田万里が首相になれば、前原以上にすぐ解散に追い込まれる」

そんな中傷ビラが準備されているかどうかはわからないが、まともな人なら誰だってそう思う。まるで解散スピードを競い合うかのような民主代表戦。

どちらが首相になってもすぐに行き詰まって解散総選挙の可能性大。だったら国民に人気のある前原の方がいいと考える中間派もいれば、小沢が選挙を仕切ればまた勝てると信じるしかない小沢チルドレン。

そのために小沢狙うは幹事長ポスト。山岡賢次か輿石東あたりを幹事長ポストに押し込むつもりだろう。

小沢はかつて「担ぐ御輿は軽くてパーがいい」と言い放ったとされる。そして今、「担ぐ御輿も今度泣いたら終わりだぞ」と言い放っているかもしれない。

うれし涙も許してくれない雰囲気の中で、いよいよ「かいらい万里」のピコピコ内閣誕生か。ピコピコ内閣誕生に合わせてメソメソ解散もカウントダウンへ。

小沢のピコピコ罠にはまって3党合意見直しに踏み切れば、当然野党は猛反発。国会たちまち立ち往生。さらには「今度泣いたら終わりだぞ」の強烈なプレッシャー。

手のひらには「忍」の代わりに「禁泣」か。そのプレッシャーからかもうすでに泣き顔になっているように見える。その泣き顔にほくそ笑む小沢が見える。


<関連記事引用>

▼朝日新聞天声人語
2011年8月28日(日)付
http://www.asahi.com/paper/column20110828.html

小沢一郎氏は携帯電話を持たない。政界で「先生の携帯」と尊ばれるものは随行秘書が身につける。本人はめったに出ず、必要なら「おい、ピコピコ」と命じるらしい。秘書が長かった石川知裕氏の著書『悪党―小沢一郎に仕えて』で知った▼この週末、ピコピコは鳴り続けだろう。民主党代表選は5氏が争い、明日には「次の首相」が決まる。小沢氏が推す海江田経産相、世論受けする前原前外相を軸に、またぞろ親小沢と脱小沢の数合わせだ▼かれこれ20年、小沢氏は政界座標の真ん中にいる。政治家は氏からの距離と方位で論じられ、政変となればここから始まった。「原点O(オー)」は今般、処分中ながら師匠ばりの闇将軍を任じている▼その面前で、「小沢先生のお力を借りなければ日本は救えない。力を存分にふるって頂けますよう……」とべったり持ち上げた海江田氏である。念願の地位に就いても、なにかにつけてピコピコにお伺いを立てそうな気配がする▼代表選の構図を、小沢氏は「民主党の原点回帰か、菅政権の継続か」と語った。自民党に言わせれば「小沢傀儡(かいらい)か、菅亜流か」(町村信孝氏)となる。小沢氏の復権という「原点回帰」を争うのでは、危機にある政治の出直しに値しない▼氏の好きな言葉に、「人事を尽くして天命に遊ぶ」がある。通常の「天命を待つ」と違って、己に期待しない趣がいいそうだ。永田町で山あり谷ありを楽しむのはご随意だが、今の日本、与党の遺恨試合に付き合う時間はそうない。


▼民主党代表選:海江田氏「3党合意白紙も」 TPP、慎重姿勢に転換
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110829ddm001010054000c.html

 民主党代表選に立候補している海江田万里経済産業相は28日、NHKの候補者による討論番組で、子ども手当など民主党のマニフェスト見直しに関する民主、自民、公明の3党合意について「白紙にしようとなるのか、継続しようというのか、その時に決めればいい」と述べ、代表に就任した場合は白紙に戻す可能性を示唆した。海江田氏はその後、東京都内のホテルであった党主催の候補者討論会で、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)について「これまで必要性を感じていたが、代表選出馬をきっかけに慎重に対応する」と述べ、慎重姿勢に転じた。

 海江田氏を支持する小沢一郎元代表や鳩山由紀夫前首相は、マニフェスト見直しに反対してきた。TPPについても、小沢グループ内にTPPに反対する議員が多い。海江田氏の発言の背景には、こうした支持議員への配慮があるとみられるが、合意を修正すれば、野党側の反発で政権運営が困難になるのは必至だ。

 立候補した5氏はこの日、党主催の討論会やテレビの討論番組で、そろって論戦を繰り広げた。3党合意について、海江田氏以外の4氏は「合意を見直せば、ねじれ国会は対応できない」(野田佳彦財務相)「尊重すべきだ」(前原誠司前外相)「引き継いでいかなければならない」(鹿野道彦農相)などとして、いずれも合意を維持する考えを示した。

 このほか、討論会では各候補が重点政策を訴えた。前原氏は「これから3年間をデフレ脱却の集中期間として、財政出動、金融緩和をやる」と説明。馬淵澄夫前国土交通相は「原発事故で国が責任を持って収束の道筋を示す」と述べた。野田氏は「税と社会保障の一体改革はどの内閣でも先送りできない」と強調し、鹿野氏は「野党との話し合いを進め、震災復興と原発事故対応で思い切った予算措置をとる」と訴えた。

 海江田氏が3党合意の見直しに言及したことについて、自民党の石破茂政調会長は28日夜、毎日新聞の取材に対し「次の首相が合意をやめるなら、11年度第3次補正予算案での協力は無理だろう。復興債も発行できない」と批判。山本一太参院政審会長も「配慮のない発言だ。ご破算になれば与野党協議は進まなくなる。民主党内もマニフェスト堅持派と見直し派の対立が鮮明になり、まとまらないだろう」と語った。公明党の山口那津男代表は「政党間の合意なので、だれが代表になっても守らなければならない」と指摘した。【佐藤丈一、岡崎大輔】


▼海江田氏を批判=3党合意見直し示唆-自公
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201108/2011082800170&g=pol

 自民党の石破茂政調会長は28日、民主党代表選に立候補した海江田万里経済産業相が、同党の主要政策見直しに関する民主、自民、公明3党の合意の再考を示唆したことについて、取材に対し「今までのことは何だったのか。国会が持たないだろう」と批判した。

 自民党の脇雅史参院国対委員長も「あり得ない話だ。政党間の約束をたがえることを言うのは、やはり政党としての体をなしていない」と指摘した。

 また公明党幹部は「約束は守るのが筋だ。社長が代わったら、前社長の時に決めた話は知らないということになるのか」と述べ、3党合意の順守を求めた。 (2011/08/28-19:05)


▼ドキュメント・民主党代表選:政策二の次、数合わせ
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110827ddm002010085000c.html

 小沢元代表が海江田氏の支持を決めたことで、小沢、鳩山陣営のあわただしい1日は終わる。午後6時から東京・赤坂のホテル12階で始まった小沢グループの会合。8時前に元代表と海江田氏が顔を見せると大きな拍手が起きた。

 元代表の支持表明に続き、海江田氏があいさつに立つ。自らの進退をめぐって国会審議で泣いたことをからかわれ、「泣くなよー」とヤジを飛ばされると、「もちろん」と応じた。


▼海江田陣営、作戦変更「1回目で過半数取る」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110829-OYT1T00103.htm?from=top

 29日投開票の民主党代表選は、1、2位による決選投票にもつれる公算が大きくなっている。

 1回目の投票では、海江田万里経済産業相が1位となる見通しだが、過半数を取れるかどうかは微妙な情勢だ。

 「昨日までは『決選投票では頼む』という活動をしていたが、1回目の投票で過半数を取りにいく戦術に切り替えた」

 海江田陣営幹部は28日、作戦を変更したことを明かした。1回目の投票で当選を決めれば、支援の中核となった小沢一郎元代表や鳩山前首相の思い通りに人事を行い、菅政権からの政策転換も主導できるためだ。

 鹿野陣営幹部は「小沢グループがすさまじい『引きはがし』を始めた。議員が何人か、全く顔を出さなくなった。ポストで釣っているのか何か分からないが、うちを狙い撃ちにしている」と強く反発した。

 投票日前日での作戦変更の背景には、2位に鹿野氏が食い込む可能性が出てきたことがあるようだ。元代表の周辺は「党内で反発が強い前原氏が2位なら、決選投票になっても、野田、鹿野陣営の一部を取り込める。だが、鹿野氏が2位だと、前原、野田陣営が『反海江田』で結束し、票の大半が鹿野氏に流れてしまう」との読みだ。

 小沢元代表は27日夜、都内で側近議員らと情勢を分析し、1回目の投票で決着させる方針を確認した。その席では「2位に鹿野氏が入れば厳しい。そうならないよう、他の候補に票を回してもいいのではないか」との声も出たという。

 そのうえで、元代表らは決選投票を念頭に、他のグループの支持を取りつけることで確実に勝利しようと、布石も打っている。

 ターゲットは、元代表に譲歩しない姿勢を示している前原氏を除く陣営だ。かつての自民党の派閥全盛時代と違い、派閥を仲介した人事面での裏取引は難しいが、野田氏や馬淵氏の陣営に入っている小沢グループの議員らを窓口に、秋波を送っている。

 ある若手衆院議員は、前原氏出馬の経緯から、野田陣営にも「反前原」感情があると見て、「決選投票では海江田氏に乗ってくれ」と親しい議員に働きかけた。

 小沢元代表は幹事長ポストに自らに近い議員を据えたい意向だとされる。幹事長は、党の資金配分や選挙の公認権など、「所属議員の死活にかかわる分野」(若手)を差配し、絶大な権限を握る。元代表は代表時代の2006~09年、「組織対策費」と称して約28億円を党から一部の議員に配った。「選挙での戦略的な資金配分」が目的とされたが、使途の不透明さを問題視する声もあがった。(政治部 小林弘平、東武雄)


<関連記事>

【激突】「これでは海江田万里じゃなくて『かいらい万里』だ…」
2011.8.29 01:49
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110829/stt11082901540002-n1.htm


「前原氏が首相になればすぐ解散」 「政治とカネ」中傷ビラばらまかれる
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110825/stt11082510430005-n1.htm

★★★「山岡賢次 組織対策費」2010年関連記事集
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/08/29/5313090


<画像引用>

自民党議員の追及に海江田経産大臣が号泣(11/07/29)
http://www.youtube.com/watch?v=WKmtQUcqkew