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<乱れ飛ぶ「南シナ海」海戦情報で軍拡祭りいよいよ開幕> 迎え撃つ米豪日印越連合軍、ボコボコにされる中国2011/08/16 09:11

<乱れ飛ぶ「南シナ海」海戦情報で軍拡祭りいよいよ開幕> 迎え撃つ米豪日印越連合軍、ボコボコにされる中国


中国とてバカではない。
よって、戦にまで発展する可能性は極めて低い。

鍵を握るのはオーストラリア。
その動向に注目を。

今断言できること。それはこの地域で開幕する軍拡祭り。
軍拡祭りにほくそ笑むのは米欧露中。

「切れたら負けよ」の米中冷戦ゲームで軍拡祭り。
指をくわえて見ているだけでいいのか?


<関連記事引用>

▼[FT]豪、米国との防衛関係強化へ
2011/7/27 23:06
(2011年7月27日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
http://s.nikkei.com/nlkUkp

 オーストラリアのジュリア・ギラード労働党政権が米国との防衛関係の強化に乗り出した。場合によっては米軍基地を受け入れる可能性もある。

 スティーブン・スミス国防相が先月、防衛政策を見直す方針を発表、対米関係強化はその一環で検討されている。国防相は「インド洋とアジア太平洋では安全保障分野で様々な課題が浮上しており、沖合の油田とガス田を守るため国の西北部の軍事力を強化したいと考えている」と述べた。豪西部と北部には鉄鉱石の埋蔵量も多い。

 米軍基地受け入れは既に戦略的および経済的観点から議論されており、第1の貿易相手国、中国との関係が焦点になっている。評論家ブライアン・ツーヒー氏は豪州の安保政策が基本的に変わり、最重要の貿易を損ないかねないと指摘する。

 オーストラリア国立大のヒュー・ホワイト教授も、基地受け入れで短期的には「対中関係が危機的状況に陥るかもしれない」、長期的には「米国を中国との全面的な対決へと後押しすることになる」と分析。豪州は自前で防衛能力の強化に努めるべきだと考えている。

 米国の防衛専門家は南シナ海や東シナ海での事件が戦争の引き金になるかもしれないと予想する。豪ローイー研究所も最近発表した報告の中で同じ結論を出した。

 同研究所のロリー・メドカーフ氏は中国艦船による危険な行動が続く中、アジアには「信頼醸成措置」がないため外交が行き詰まり、米国や他の国を巻き込む軍事対決が生じかねないと警告する半面、豪州が米国との安保同盟へ関与を強めることは、その欠点を補って余りあるともしている。特に遠隔地の希薄な防衛体制が強化されることを挙げ「同盟に入るか、その外にいるのか。危険を冒さずに(米国との同盟がもたらす)恩恵だけを得ることはできない」と強調した。


▼米豪、在日米軍基地攻撃を想定し演習
2011年8月8日 09時21分
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-08-08_21782/

 【平安名純代・米国特約記者】米豪両軍がオーストラリアで7月に行った大規模合同演習(タリスマン・セーバー)で、在日米軍基地が攻撃を受けた場合を想定した訓練を初めて実施していたことが6日までに分かった。台頭する中国の軍事力拡大を受け、アジア太平洋地域における米側の戦略の変化を反映したものといえそうだ。

 同演習は2年ごとに実施されているもので、今年は米側から1万4000人、豪から8500人が参加。日本や韓国、グアムなどの米軍基地が攻撃された場合に後方へ移動し、オーストラリアに空軍の緊急展開基地を設置して対応する集中訓練や空対空戦闘訓練、戦闘機の緊急避難訓練などが重点的に実施された。

 演習には、在沖海兵隊の第31海兵遠征部隊も参加。米軍普天間飛行場所属のCH53E大型ヘリやCH46中型ヘリを含む上陸用舟艇15隻と海兵隊員約350人でクイーンズランド海岸への着上陸訓練や市街地戦闘訓練、パラシュート降下による潜入訓練を実施。

 また、災害時の対処や人道復興支援活動など、広範囲にわたる訓練をオーストラリア全土で3週間にわたって展開し、米豪両国の連携強化を図った。

 米豪は昨年11月にメルボルンで開かれた米豪外務・国務・国防大臣長官協議(2プラス2)で新たなパートナーシップ協定を締結、両国の戦力配備を検討する新作業部会を設置した。両国の関係構築についてゲーツ国防長官(当時)は「われわれはアジア太平洋地域に新たな基地を求めることには関心がない。むしろ、同地域における米軍のプレゼンスを強化するために(同国における)既存基地の使用をどのように強化するかに着目している」と述べていた。


▼日米豪の海洋軍事演習に不満感を表明した中国
L.マツェンコ 11.07.2011, 17:17
http://japanese.ruvr.ru/2011/07/11/53072896.html

 中国は、日米、オーストラリアの軍事艦艇が9日に演習を行った事に、不満感を表した。一方、中国訪問中のマイケル・マレン米軍統合参謀本部議長は「アメリカは中国を抑制するつもりはないが、南シナ海における自国のプレゼンスを守る考えだ」と発言した。

 マレン海軍大将のこうした発言は、現在の米国政府の矛盾した対中政策を反映している。マレン大将は「アメリカには、中国を抑制する意向はない」とし、中国政府に対して意見の食い違いや対決的状況を避けるため責任あるアプローチを求めているが、同時に、米国の太平洋戦略を口にした―以下、香港のマスコミ報道を引用する。

  「我々は、太平洋の大国であり続けるだろう。米政府は、この地域において長期的義務を有している。南シナ海の島々に関する問題だ。領有問題において、我々は、中国と意見を異にするベトナムやフィリピンの側に無条件で立った。そうした義務を果たす目的で、我々は、日本及びオーストラリアと共に合同演習を実施したのだ。」

 次にここで、ロシア戦略評価研究所のセルゲイ・オズノビシチェフ所長の見解を御紹介したい―

  「演習場所に、南シナ海が選ばれたのは偶然ではなかった。演習というものは、どれも示威行為だ。演習実施は、毎回、地域の状況のコンテキストの中で、検討される必要がある。他の場所ではなく、まさにそこで行う決定が下されたのには理由がある。この地域でアメリカ海軍が参加する演習は、通常、中国に対する力の誇示だ。

 日米にオーストラリアを加えた合同演習は、2007年から実施されているが、これまでは普通、日本列島南部で行われてきた。それが今回初めて、カリマンタン島近くの南シナ海が選ばれた。これは、中国に一定の圧力を加え、南シナ海の島々をめぐる領土問題で中国と対立する他の国々を支持している事を示すための行為だ。」

 中国は、アメリカのこうした行為を、領土問題をめぐる紛争へ介入しようとする試みだとして不満感を表明した。特に中国当局は「フィリピンに対し米政府には、海洋の軍事的安全を保障する義務がある」とのクリントン国務長官の声明を批判している。又中国政府は、ベトナムとアメリカの軍事協力強化にも神経を尖らせている。南シナ海の島々をめぐる対立が今後エスカレートするならば、軍事分野における中米協力の復活は難しいものとなるだろう。

 香港の情報筋によれば、海洋合同演習を前に中国は、海南島の自国基地から、この場所に新たに自国の国旗をはためかせるためスプラトリー諸島にパトロール船を派遣した。おそらく、「アメリカは、中国を抑制するつもりはない」とするマレン海軍大将の発言は、中国当局にとって何の慰めにもならなかったに違いない。  


▼米軍空母にベトナム政府関係者
8月15日 23時8分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110815/t10014929761000.html

アメリカ軍は、ベトナム沖の南シナ海を航行する原子力空母ジョージ・ワシントンにベトナム政府の関係者を招いて、艦載機が着艦する様子を公開し、先週、初めて空母を試験航行した中国をけん制するねらいもあるものとみられます。

アメリカの原子力空母ジョージ・ワシントンは、横須賀基地を6月に出発し、オーストラリアやインドネシアなどを経由したあと、ベトナム沖の南シナ海を航行していて、13日、ベトナム政府の関係者を艦上に招いて艦載機の着艦の様子などを公開しました。

空母を見学したベトナム政府一行の代表は「ベトナムとアメリカが、西太平洋と南シナ海の平和と安定のために協力を強化していけるよう期待している」と述べ、南シナ海の島々の領有権を巡って中国との対立が深まるなか、この地域への関与を強めるアメリカの姿勢を歓迎しました。

アメリカ軍は先月、ベトナム軍と合同演習を行った際にも、イージス艦をメディアなどに公開したばかりです。今月10日には、中国が、ウクライナから購入して改修を続けてきた空母の初の試験航行に踏み切ったばかりだけに、アメリカとしては、アジア地域で軍事的影響力の強化を図る中国をけん制するねらいもあるものとみられます。


▼インド海軍がベトナムに駐留か、武器も供与、中国をけん制
2011/08/08(月) 22:46
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0808&f=politics_0808_020.shtml

  ベトナム海軍はこのほどインド海軍に対し、ベトナム南東部にあるニャチャン港への常駐を再度要請し、インド側も前向きな姿勢を示した。インドは揚陸艦をニャチャン港に派遣した他、今後ベトナム海軍向け大型軍艦の建造、ミサイル輸出などで協力する予定だ。こうしたインドの動向について専門家は、南シナ海情勢の複雑化に乗じて海軍の勢力範囲を拡大すると同時に、国境問題で中国をけん制する狙いがあると指摘している。多維新聞網が報じた。

  ベトナムのグエン・バン・ヒエン海軍司令官はこのほどインドを訪問し、インド艦のニャチャン港常駐を要請したほか、インド最大の造船所を訪れ、海洋巡視艇などの建造を依頼した。インドは今後、ベトナム海軍兵の訓練を継続するほか、ベトナムがロシアから購入する武器装備の護衛を支援する。インド側は、超音速巡航ミサイル「ブラモス」のベトナムへの売却に基本同意したほか、地対地ミサイル「プリトビ」を売却する可能性もある。また、IT技術の優位性を生かしてベトナム軍のネットワークソリューション開発を支援する予定だ。

  中国現代国際関係研究院の馬加力・研究員は、「ニャチャン港は細長いベトナムの海岸線の中部に位置し、南シナ海から300キロと近く、中国・三亜からもわずか600キロと、戦略上重要な位置にある。インドがニャチャン港に大きな関心を示し、積極的にベトナムを軍事支援するのは、大きな戦略的考えからだ」と指摘した。

  インドは数年前に「東進」戦略を打ち出したものの、その拠点を見つけられずにいる。今回のベトナムの呼びかけは良い契機であり、もしインド海軍が南シナ海に進駐すれば自己の海洋勢力を拡大できるだけでなく、拡張し続ける中国海軍をけん制することもできる。中国はスリランカの軍港建設や、長年の“宿敵”パキスタンのグワダル港建設を支援しており、これらはインド封じ込めの“真珠の首飾り”戦略の一環と見られている。

  中印間の火種は海洋勢力図だけではない。国境紛争も未解決のままとなっており、近年インドは紛争のある辺境地区の兵力を増強している。

  馬研究員は、「インドとベトナムはともに現代において、中国と陸上での軍事衝突を経験しており、現在もインドは国境問題、ベトナムは南シナ海問題で中国との紛争を抱えている。もし両国が手を結べば、中国がこの2つの問題を解決する際に大きな圧力となる」と指摘した。

  ベトナムが南シナ海に進駐する第三勢力として、米国ではなくインドを選択した理由について、馬研究員は、「ベトナムはより多くの大国が南シナ海問題に関与することを望んでいる。“国際化、複雑化”がベトナムの南シナ海戦略だ」と指摘。また、米国はベトナムにとってかつての敵であり、フィリピンと米国のような盟友関係には至っていないのに比べ、インドとは直接衝突したことはなく、中国けん制という戦略的ニーズが、両国の協力の重要なベースとなっているとした。(編集担当:中岡秀雄)


▼海軍力強化し中国空母に対抗-インドと東南アジア諸国
2011.8.11 22:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110811/asi11081122520006-n1.htm

 【シンガポール=青木伸行、ニューデリー=田北真樹子】南シナ海で中国と領有権を争う東南アジア諸国は、中国初の空母ワリヤーグに対抗するため、潜水艦を中心に海軍力を増強する動きをいっそう強める一方、米軍への依存度を高めていくとみられる。空母を保有するインドも、ワリヤーグの将来的なインド洋への進出を警戒し、海軍力を強化する。

 ベトナムのフン・クアン・タイン国防相は今月初め、6隻のキロ級潜水艦636MVを、今後5~6年以内に導入し、潜水艦隊を編成すると表明した。6隻は約20億ドルでロシアから購入される。

 ベトナムはすでに、北朝鮮製の小型潜水艦2隻を保有している。だが、老朽化が著しく、潜水艦の本格的な導入と近代化は初めて。ベトナム消息筋によると、インドが潜水艦隊の編成などを支援するという。

 ベトナムの動きについて、東南アジア研究所(シンガポール)の軍事アナリスト、イアン・ストーリー氏は「南シナ海におけるベトナム領への中国の侵入を、阻止するために計画された」と分析する。

 ベトナムだけではない。東南アジアで唯一、空母を保有するタイを含め、東南アジア諸国の多くが潜水艦を導入、増強する計画を進めている。これは「中国の空母保有に対抗する措置」(東南アジア軍事筋)でもある。魚雷は空母に最も効果的だからで、中国の空母保有は織り込み済みだ。

 中国と東南アジア諸国の軍事力の差は歴然としている。とりわけ海軍がフリゲート艦を1隻しか保有しておらず、危機感を強めるフィリピンのアキノ大統領は「軍事力を強化し、装備を近代化する」と表明している。

 東南アジア諸国全体の国防予算は「中国脅威論」を背景に、2000年の約1・5倍に膨れあがった。ワリヤーグという「現実の脅威」が、予算増加に拍車をかけることは間違いない。

 軍事専門家の間では、ワリヤーグの試験航行開始は、フィリピンやベトナムなど、東南アジア諸国の「米軍の傘」に対する依存度を、高めることになると指摘される。具体的には、米軍への後方支援機能の強化、米国からの軍事技術供与、合同軍事演習における運用、作戦のレベル向上などの形となって現れるとみられている。

 一方、インドでは、「裏庭」のインド洋にワリヤーグが展開できるようになるまでには、時間がかかるとの見方が支配的だ。その間、インドは中国に対抗し海軍力の増強に力を注ぐ。

 元海軍准将のウデイ・バスカー氏はワリヤーグの試験航行について「中国が長年掲げてきた空母保有への決意を示すものであり、目標に向けた第一歩を踏み出した」と語る。そのうえで、注目されるのは「どのぐらいの期間で運用能力を備えるようになるかだ」と指摘する。同氏は3ー5年はかかるとみている。

 インドは空母を現在の1隻から、将来的には計4隻にまで増やす計画だ。南部コチンで国産空母を建造中で、12月までに完成させる。ロシアから購入した空母も、来年12月には引き渡される予定だ。

 潜水艦やフリゲート艦の外国からの調達と国産化も進めている。フリゲート艦では、ステルス機能をもつ国産のシヴァリクが昨年4月末に就役し、2隻目が今月中旬に続く予定だ。


▼パキスタン空軍、中国の戦闘爆撃機「殲10B」を購入へ
2011/08/09(火) 16:33
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0809&f=politics_0809_006.shtml

  米軍事関連サイトによると、中国はこのほど、戦闘爆撃機「殲10B(J10B)」をパキスタンに売却すると発表した。今回輸出される戦闘機は12機で、その値段はF-16の半分。殲10の買い手は今のところパキスタンだけだ。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  今年初め、パキスタンは殲10Aを36機発注。最終的な発注数は150機になると見られる。新しい殲10Bは改良した電子設備、特により先進的なレーダー早期警戒システム、レーザー距離測定器、測位システムを搭載。殲10BのノーズコーンはF-16に似ており、より機能性、信頼性が高いが高価な位相配列レーダーのほか、操縦席により大きく鮮明なヘッドアップディスプレーを取り付けた。殲10Bの性能が殲-10Aを大きく上回ることは明らかだ。

  ある報道によると、中国は20年以上前から殲10の開発に取り組んできたという。当時は、ロシアのミグ-29やスホーイ-27、米国のF-16に対抗できる戦闘機を開発するのが主な目的だった。殲10は、外観が米国のF-16に似ており、約19トンと重量もほぼ同じ、エンジンも1台だけ装備している。最初はロシア製エンジン「AL-31FN」を使用していたが、10年かけて独自のエンジン「WS-10A」を開発した。

  殲10がF-16に酷似しているのは偶然ではない。イスラエルが戦闘機「クフィル」の技術を中国に売却したのは明らかだ。膨大なコストがかかることと、代わりの戦闘機が安く米国から手に入ることから、イスラエルは「クフィル」計画を中断した。「クフィル」の設計は本来、F-16の設計理念を融合しているため、両者が似ているのも不思議ではない。(編集担当:米原裕子)


<関連記事>

The South China Sea Is the Future of Conflict
The 21st century's defining battleground is going to be on water.
BY ROBERT D. KAPLAN
http://www.foreignpolicy.com/articles/2011/08/15/the_south_china_sea_is_the_future_of_conflict?page=full


Power Shift: Australia’s Future between Washington and Beijing
Hugh White
http://www.quarterlyessay.com/issue/power-shift-australia%E2%80%99s-future-between-washington-and-beijing


危ない横須賀を去って豪州へ行くべし?
Yokosuka: no longer a safe harbour?
2011.07.21(木) 谷口 智彦
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/15603


▼日豪初、空の共同訓練 アラスカの米演習で F―15とFA―18など
http://www.asagumo-news.com/news/201107/110728/11072811.html

 空自総隊と支援集団隷下の諸部隊から約330人が参加して6月27日から米アラスカ州のアイルソン、エレメンドルフ基地などと周辺空域で行われていた米空軍演習「レッド・フラッグ・アラスカ」が7月29日に終了した。

 同演習期間中の7月15日、オーストラリア空軍と空自航空機部隊の共同訓練が初めて行われ、6空団(小松)のF15戦闘機や1輸空404飛行隊(小牧)のKC767空中給油・輸送機と豪空軍第3飛行隊のFA18戦闘機がアラスカ州内空域で編隊飛行訓練を行った。


▼新たな同盟関係:ヴェトナムと米国
http://www.diplo.jp/articles11/1106.html

中国の躍進が、その近隣諸国との戦略的価値を上方修正する方向へと、米国を自ずと突き動かしているのである。「4年ごと国防計画見直し2010年版」には、インドネシア、マレーシア、ヴェトナムが安全保障分野での潜在的なパートナーであると記されている。東アジア・太平洋担当のキャンベル国務次官補の発言はさらに明快である。「東南アジアの友好諸国を眺めわたせば、最も将来有望なのはヴェトナムとの関係だと思われる(8)」。米国という大国にとって、ヴェトナムは再び役立つ駒となった。今回は共産主義ではなく、想定上の中国の拡張主義に対抗するためである。


▼「中国打倒」 南シナ海領有権めぐり、ベトナムで再び反中デモ
2011.8.14 23:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110814/asi11081423410005-n1.htm

 ベトナムの首都ハノイで14日、南シナ海の領有権をめぐり中国に抗議するデモが行われた。警察は先週に続きデモ行進を黙認、混乱はなかった。

 共産党一党独裁のベトナムでは政治的デモは厳しく取り締まるのが通例。反中デモは6月初めからほぼ毎週日曜日に行われ、警察が強制解散させたこともある。だが今月初めにハノイ市の警察トップが「愛国的デモは抑圧しない」と明言、デモが公式に容認されたような形となった。


▼中国、米金融緩和への批判強める インフレ加速を警戒
2011/8/12 20:34
http://s.nikkei.com/nvK2Fk

 中国が米国の超金融緩和への批判を強めている。中国政府高官は12日、米国が量的緩和第3弾(QE3)に踏み込めば「インフレが加速して中国経済の打撃になる」と述べ、米側を強くけん制した。中国は米国債の格下げを機に米国の財政・金融政策に注文をつける姿勢を強めており、「QE3」も両国間の政治的な争点になる可能性がある。


エネルギー白書2010 - 総合的なエネルギー安全保障の定量評価
(4)チョークポイントリスクの低減
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2010energyhtml/1-1-4.html