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中国が“空母キラー”「東風21D」をすでに配備? ゲーム・チェンジャーをめぐる恫喝ゲームの楽しみ方2011/07/20 07:58

中国が“空母キラー”「東風21D」をすでに配備? ゲーム・チェンジャーをめぐる恫喝ゲームの楽しみ方


本ブログでも再三登場のゲーム・チェンジャーこと“空母キラー”「東風21D」。
中国の「接近阻止・領域拒否」戦略の切り札である対艦弾道ミサイルが今話題に。

そもそも中国に対艦弾道ミサイルなどという芸当ができるのか。
単なる張子の虎ではないかと大いに疑っている私。

そんな私はゲーム・チェンジャーをめぐる恫喝ゲームに注目。
そして今、ゲーム仕掛ける台湾にもうワクワク。

どうだ、対艦弾道ミサイルって凄いだろ。俺たちもなかなかの強敵だろ。
恫喝混じりの東風を吹かせる中国。

この中国の恫喝を逆手に取る台湾。
「国防報告書」であるのかないのかわからない東風を「すでに配備」と発表。

東風配備を発表することで、「米国さん、しっかりしてよね」と言いたげ。
中国の脅威を煽ることで米国を引っ張り込みたい台湾のしたたかさが垣間見える。

いずれにせよ現状では中国の脅威を利用するほうが日本にとってもお得。
台湾のしたたかさを少しは見習いたいものだ。


<関連記事引用>

▼ 「中国に台湾本島の封鎖能力」 台湾、国防白書で分析 (画像引用)
2011/7/19 20:47
http://s.nikkei.com/qDJW5L

 【台北=新居耕治】台湾の国防部(国防省)は19日、2011年版の「国防報告書(白書)」を発表し、台湾を攻撃できる戦術ミサイルを中国軍は1400基超保有しており、2年前に比べ100基程度増えたとの見方を示した。すでに金門島や馬祖島など台湾当局が統治する離島を奪取し、台湾本島を封鎖する能力を持っていると分析した。

 報告書は中国軍の総兵士数230万人超に対し、台湾軍は27万人超と大きな開きがあり、10年の実質的な軍事予算は中国が台湾の最大21倍に達した可能性があると指摘。中台の軍事バランスは徐々に中国優位に傾いているとした。

 さらに、中国軍は「20年までに、台湾海峡への外国軍の介入を防いだうえで、台湾への大規模作戦を実行する能力を持つ」ことを目標に軍事力の増強を続けていると強調。米空母が有事の際に台湾海峡に近づくのを防ぐ対艦弾道ミサイル「東風21D」の生産・配備も、10年から始まったとしている。

 台湾で国民党の馬英九政権が発足した08年以降、中台関係は改善が続き、昨年6月には中台自由貿易圏の確立を目指す経済協力枠組み協定(ECFA)の締結も実現。しかし、報告書は「台湾に柔らかい態度を見せているものの、軍事面での脅威はなくなっていない」と強調した。

 中国軍が軍備増強を続ける実態を改めて示し警戒を呼びかけた格好だ。馬政権は米国に対し、戦闘機「F16」の改良型やディーゼル潜水艦の売却を要請し続けているが、中国の強い反対もあって実現していない。


▼ 中国の対台湾ミサイル1400発 海峡封鎖能力も
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011071901000647.html

 【台北共同】台湾国防部(国防省)は19日、2年に1度の「国防報告書」を発表、台湾を攻撃可能な中国の戦術ミサイルが2年間で約100発増えて1400発以上となり「共産党軍(中国軍)は既に台湾(海峡)を封鎖し、(金門や馬祖などの)離島を占領する能力を備えた」と指摘した。

 米空母の接近を阻止するための中国軍の対艦弾道ミサイル「東風21D」も、2010年に「少量の生産と配備」が始まったと強調。08年の馬英九政権発足後、中台関係は大幅に改善したが、中国軍の対台湾軍事力は着実に増強されており「両岸(中台)の軍事衝突の危機は今も存在する」としている。


▼ 台湾「国防報告書」、中国軍への懸念示す
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110719-OYT1T00941.htm

 【台北=源一秀】台湾の国防部(国防省に相当)は19日、2011年版「国防報告書」を公表、この中で、中国軍が台湾対岸への新型戦闘機や新型ミサイルの配備をさらに進め、「中国軍はすでに台湾を封鎖し、離島を奪う能力がある」との分析を示した。

 対中融和路線に立つ馬英九政権発足後も台湾統一のための武力行使を放棄しない中国への懸念を示したものだ。

 報告書は、中国の国防予算は「最大で台湾の21倍」と分析。「中国は2020年までに、台湾への大規模作戦を展開できる能力を整備しようとしている」との脅威認識を示した。

 台湾海峡を巡る紛争などの際に、中国が米空母の介入を拒む「接近阻止戦略」の切り札とする対艦弾道ミサイル「東風(DF)21D」については、「2010年に少数が配備された」と指摘。「配備に時間がかかる」とする米政府とは異なる事実認識を示した。


▼ 台湾国防部、中国が“空母キラー”の東風21Dミサイルを「すでに配備」と発表
2011.7.19 19:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110719/chn11071919310006-n1.htm

 台湾国防部(国防省)は19日、中国軍が研究、開発してきた対艦用の準中距離弾道ミサイル「東風21D」(DF21D)について、すでに2010年中に少数ながら生産され中国軍第二砲兵部隊に配備されている、と発表した。国防部は、台湾周辺での米軍の展開が困難になるとの見方を示している。

 2年ごとに発表している「国防報告書」の中の「中国軍の軍事能力と脅威」で初めて公式に触れており、この日の報告書の記者会見で情報担当者らが説明や見解を示した。

 東風21Dは「空母キラー」で知られ、これまで「研究、開発中」と見られてきた情報との相違について同部情報次長室執行官の羅曉東少将は「(台湾軍には)専門部署があり、厳密な注意を払って情報を収集、分析している」と話している。(台北 吉村剛史)


▼ 台湾 “中国が対艦弾道ミサイル”
7月19日 19時15分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110719/t10014306671000.html

台湾の国防当局は、中国が台湾有事の際にアメリカ軍の介入を防ぐため、世界で初めて開発を進めている空母を標的とした「対艦弾道ミサイル」がすでに一部で配備されたとの見方を示し、中国の軍備増強を強く警戒しています。

これは、台湾の国防部が19日に発表した、2年に一度の国防報告書の中で指摘したものです。中国が、台湾有事の際、アメリカ軍の空母の介入を阻止する目的で開発しているとされる対艦弾道ミサイルについて、報告書は「中国は去年、空母を攻撃するための『東風21D』と呼ばれる弾道ミサイルを一部で配備した」としています。

「対艦弾道ミサイル」は、発射されたあと、宇宙空間から1秒に数キロもの猛烈なスピードで落下し、洋上にいる敵の艦艇の撃沈を狙った世界でも初めての兵器です。これに対してアメリカ軍は、このミサイル開発を強く警戒する一方で、「完成はしておらず、現実的な脅威にはなっていない」と分析しています。

台湾による今回の報告書は、対艦弾道ミサイルの開発が予想以上に早く進んでいるとの見方を示し、中国の軍備増強への強い警戒感を表したものです。また、報告書は、領有権を巡る対立が起きている南シナ海について、「中国は将来、自国の空母をこの海域に展開させてアメリカ軍の影響力を弱めようとしている」と指摘しています。


<関連サイト>

中華民國一百年國防報告書
http://www.mnd.gov.tw/2011mndreport/minister.html
http://www.mnd.gov.tw/2011mndreport/pdf/100report.pdf