オバマのインナー・サークル(2)人脈図 ― 2008/11/07 11:17
失敗が許されないオバマ政権。
金融危機化にあって政権移行準備を加速しています
そこでオバマのインナー・サークルをここで公開しておきましょう。
この場合のインナー・サークルとはオバマの側近中の側近と理解して下さい。
画像を見てもわかるようにシカゴ人脈が中心になっています。
このインナー・サークルの主な動きは次のとおり。
★Rahm Emanuelの大統領首席補佐官就任が決定。
(現時点でラム・エマニュエルとラーム・エマニュエルの表記あり)
首席補佐官は政策立案にも関与するホワイトハウスの要。
エマニュエルはオバマと同じイリノイ州選出のユダヤ系下院議員。
クリントン政権下で政策顧問などを務めていたことから、クリントン人脈に通じている。
イスラエルとの関係で鍵を握る人物となるはず。
★昨日もお伝えしましたが、
「オバマ・バイデン政権移行プロジェクト(Obama-Biden Transition Project)」 、
通称「政権移行チーム(Transition team)」の共同議長は、
日系人のPete Rouseを含め次の3名が就任しています。
Valerie Jarrett(バレリー・ジャレット)
John D. Podesta(ジョン・ポデスタ)
Pete Rouse(ピート・ローズ、ピート・ラウズ)
ジャレットの大叔父にあたるのがバーノン・ジョーダン(Vernon Jordan)です。
バーノン・ジョーダンは米国の政財界で最も影響力のある黒人。
決して表には出てこないと思いますが、
バーノン・ジョーダンがオバマ政権を陰で操ることになると見ています。
また、画像を見れば、昨日「ダシェル」が鍵を握ると書いたのは理由がわかるはず。
ポデスタもローズも上院院内総務を務めたトム・ダシェルと通じています。
ただし、「トム・ダシェル」とせずに「ダシェル」としたことには深い意味があります。
これについては後日説明しますね。
<関連記事>
The New Team
http://topics.nytimes.com/top/news/us/series/the_new_team/index.html
Transition team looks to emulate Roosevelt, not Carter
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/us_elections/article5093819.ece
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