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北朝鮮とイランのミサイル・ネットワーク2009/03/29 10:49

北朝鮮とイランのミサイル・ネットワーク


産経さんによれば、
北朝鮮はテポドン2号の発射直後に、
日本海側の元山(ウオンサン)付近で中・短距離ミサイルの発射準備を進めているとのこと。

ミサイル花火の大連発。
どうやら北のミサイル実演販売会は過去最大規模になりそう。

この大実演販売会のために、
北はまたまた15人のイラン人代表団御一行様を招いているようです。
訪朝しているのはシャヒード・ヘンマット・インダストリアル・グループ(SHIG)社の幹部。

2007年1月に米財務省はイラン大手国営銀行「バンク・セパ」への金融制裁を発表。
このバンク・セパはイランのミサイル調達ネットワークの金融面での要。
SHIGもセパ・ネットワークを活用していました。

中途半端な金融制裁のおかげで、
今なおバンク・セパのネットワークは活きているということでしょう。

それにしても産経さんのこの手の記事の情報源が気になりますね。
ワシントンの有元隆志さんはCIAあたりにもお友達がいるのでしょうか。


▼引用開始

ミサイル発射視察か イラン人代表団が北朝鮮に滞在 
2009.3.28 20:09
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090328/kor0903282011004-n1.htm

 【ワシントン=有元隆志】北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射を控え、3月1日から15人のイラン人代表団が北朝鮮に滞在していることが28日までに分かった。朝鮮半島情勢に詳しい情報筋が明らかにした。北朝鮮政府の招待によるもので、一行は4月4日から8日の間に予定されている発射に向けて、準備作業に参加するとともに発射も視察するとみられる。弾道ミサイル開発での、北朝鮮とイランの密接な協力関係を示すものといえそうだ。

 訪朝しているのは、イランのミサイル、衛星開発に携わっているシャヒード・ヘンマット・インダストリアル・グループ(SHIG)社の幹部ら。SHIGの技術者らは06年7月の「テポドン2号」発射の際にも、イラン革命防衛隊のミサイル専門家らとともに北朝鮮を訪れ、ミサイル発射を視察した。

 情報筋によると、一行はアフマディネジャド大統領から、金正日総書記にあてた親書を届けた。親書では、両国の衛星打ち上げでの協力関係の意義を強調するとともに、金総書記の病気が治り、全快を願うと記されているという。

 北朝鮮とイランは、2006年7月に失敗に終わった「テポドン2号」の発射時や、今年2月のイランの衛星打ち上げのデータを共有しており、同筋は「それらのデータを今回の打ち上げにも活用している」と指摘する。

 SHIGはイランの中距離弾道ミサイル「シャハブ3」の開発などを担当し、北朝鮮とのミサイル協力にも深く関与してきた。米政府はSHIGが大量破壊兵器拡散に関与しているとして、たびたび制裁措置を講じている。

 北朝鮮は2月のイランの衛星打ち上げに際し、ミサイル技術者らを現地に派遣し、協力した。イランが打ち上げに使った国産ロケット「サフィール2」は、北朝鮮のミサイル技術を利用したとみられている。

 今回のミサイル発射に際して、北朝鮮はイランと同様に、「衛星打ち上げ」を主張することで、国際社会の非難をかわそうとしている。しかし、実際には「テポドン2号」とみられる長距離弾道ミサイルを発射することで、その能力を誇示するねらいがあるものとみられている。

 イランは、北朝鮮の衛星打ち上げ、開発・製造に関する協力を否定している。

<関連記事>

北、中・短距離ミサイルも準備 テポドン直後に発射か
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090329/plc0903290112001-n1.htm

Iran's Bank Sepah Designated by Treasury
Sepah Facilitating Iran's Weapons Program
http://www.ustreas.gov/press/releases/hp219.htm

Bank Sepah provides financial support and services to Iran's Aerospace Industries Organization (AIO), Shahid Hemmat Industries Group (SHIG), and the Shahid Bakeri Industries Group (SBIG), which were designated by President George W. Bush on June 29, 2005, in the Annex to E.O. 13382.

AIO, a subsidiary of the Iranian Ministry of Defense and Armed Forces Logistics, oversees all of Iran's missile industries and is the overall manager and coordinator of Iran's missile program.

Bank Sepah is AIO's bank of choice, and since at least 2000, Sepah has provided a variety of critical financial services to Iran's missile industry, arranging financing and processing dozens of multi-million dollar transactions for AIO and its subordinates, including SBIG and SHIG.

Through its role as a financial conduit, Bank Sepah has facilitated Iran's international purchases of sensitive material for its missile program. In 2005, Bank Sepah financed a Chinese firm's sale of missile related items to Iran. Also in that year, AIO directed Sepah to transfer well over half of a million dollars to a North Korean firm associated with Komid, a North Korean entity designated for providing Iran with missile technology.


Prepared Remarks of Stuart Levey
Under Secretary for Terrorism and
Financial Intelligence
On the Designation of Bank Sepah for
Facilitating Iran's Weapons Program
http://www.ustreas.gov/press/releases/hp220.htm

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_ 米流時評 - 2009/03/31 18:33


   ||| 北の打上げは核搭載ミサイル? |||
 ワシントンポスト紙「北朝鮮の弾道ミサイル打上げ実験に核弾頭搭載の怖れ」
 中国海軍大演習を前に、金王朝の核とミサイルへの執心、最終段階を披露か

北朝鮮のミサイルに関しては、米国ではすでに金曜の段階で発射場に搬入された黒々としたミサイルの現物が、おなじみの衛星写真で公開になったため「人工衛星かミサイルか」という基本的疑問にピリオドが打たれた。北朝鮮からは、それが偽装写真だという反論も上がってこないので、真実なのであろう。

それにしても、北もずいぶん初歩的だ。
キューバ危機の時ですら、カストロひきいる革命軍は、
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