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地球も喜ぶ危機後の「新標準」2009/05/30 00:03




最近本当のことを言う人が少なくなりました。
実体の伴わない相場に配慮する必要なんてないはずなのに。

現在の経済危機が過ぎても危機以前の好況は望めない。
低成長が世界の新標準になる。
これはほぼ確実。

皮肉にもその新標準は環境にはよいこと。
これぞ本物のグリーン革命。地球もおそらく大歓迎。
そんな風に思えば、未来に続く虹が見えてくるかも。



<参考記事>

The “New Normal” for Growth
by Kenneth Rogoff
http://www.project-syndicate.org/commentary/rogoff56/English

The global downturn is not over yet, despite some green shoots
http://www.telegraph.co.uk/finance/financetopics/recession/5330721/The-global-downturn-is-not-over-yet-despite-some-green-shoots.html

コメント

_ ピー岩山 ― 2009/05/30 00:16

60年代の「砕けた」夢が半世紀すぎて、相と形を変えて、現実味を加えて復活。(ちょっと違うかぁー)
でも希望していたことには近い気がします。(個人的には)
p.s.
一つまえのテーマにコメントは全くできませんでした。readonlyです。

_ 野蛮な来訪者 ― 2009/05/30 05:49

そこまで言うなら、もっと書けよと先生からツッコまれそうですが・・・w

最近国内で出た画期的?な判決は、今回の有事が微妙に絡んでいるとか。
「まぁ、どっちも嫌だけどよー、北よりは米だろ」という感じでしょうか・・・。

_ Y-SONODA ― 2009/05/30 11:12

★ピー岩山さんへ

64年生まれの私にとっては60年代だといわれてもピンと来ないのですが、
先輩方のお話を聞いているとやはりイデオロギー色を感じるのです。
その点であまり60年代と結び付けない方がいいのではないかと。
日本では本物の伝統保守が取り組まないといけない問題だと思うんですよね~。

★野蛮な来訪者さんへ

「画期的な判決」とはあれのことですね。
確かに絡んでいるのかなー。

できないとわかっていることを平気で語るオバマの私の評価はすでに0点。
中でもその象徴たる核廃絶で騒いでいる人たちのことがまったく理解できない今日この頃です。

_ Blondy ― 2009/05/31 18:19


 金融レッセフェール時代のグローバル・スーパー・バブルの崩壊の後は、低成長経済がやがて世界同時ハイパースタグフレーションへと変転し、さらには諸資源の枯渇も顕在化して、ジャック・アタリが言う「超紛争」の時代に入っていくことでしょうね。

有限の地球の上でどんどん金融をつけて成長至上型の資本主義を走らせ、石油文明のもとで人口をここまで膨らませれば、資源制約に直面した時には、やはりある程度のハード・ランディング・プロセスは不可避でしょう。

そういう乱世には、理想主義者やモラリスト、平和主義者の目にではなく、案外、透徹したリアリストの目に、未来に続く虹が見えて来るのではないかなア。


The Crash Course
http://www.chrismartenson.com/

HAVE WE “PEAKED?”
http://www.simmonsco-intl.com/files/OTC%20Topical%20Luncheon.pdf

2050年までに世界的な資源制約の壁 金属資源枯渇
http://www.nims.go.jp/ecomaterial/hal/MR/doc/070213press.pdf

世界の水資源と食料生産への影響
http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/kanbou/syokuryo_mondai/07/data01.pdf

_ Y-SONODA ― 2009/06/01 00:38

★Blondyさんへ

透徹したリアリスト連合が必要ですよね。
今も昔も日本に欠けているのはこれ。

「政界再編で右党と左党にきっちり分けて、バランサーとしてリアリス党を!」
これを方々で説いて回っているのですが、反応はイマイチ。
日本じゃ変人扱いか、嫌われ者になる覚悟が必要ですからね。

一例として大久保利通なんて本当に不人気。
大久保主役の大河ドラマなんてどう考えてもありえない。

これをやらないといつまでたっても米国に勝てないのにね。

_ えの ― 2009/06/01 02:36

法句經
http://www.aozora.gr.jp/cards/000000/files/45958_30545.html
三二九 人若し賢善にして行を同じくし、正しくふるまひ、堅固なる友を得ずんば、王が亡ぼされたる國を棄つるが如く、獨り行くべし、林中の象の如く。
三三〇 寧ろ獨り行くを善しとす、愚者と侶なる勿れ、獨り行きて惡を爲さざれ、少欲にして、林中の象の如く。

_ Y-SONODA ― 2009/06/02 01:30

えのさんへ

心に響きますね。
今や清貧なんて言葉も死語になりつつある。
みんな矛盾を感じているのに、中に閉じ込めて、そして病んでいる。
地球が喜ぶ新標準になれば、人も元気になるかもしれませんね。

バブルが弾けた後、近所のドブ川がどんどん澄んできて、カワセミも遊びに来ていたのです。
子供を連れてよく見に行って、ちょっぴり元気をいただきました。
なんだかそんなことを思い出しました。

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