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黄海から始まる熱い夏 動き始めた米第7艦隊2009/05/29 08:22

日経新聞:米第7艦隊のいま――対北朝鮮へ備え、ミサイル実験に対応(永田町インサイド)


日本の新聞もテレビも北朝鮮の核実験のみに焦点をあてた報道の繰り返し。

この影響からか、ほとんどの日本人は今回の核実験で潮目が大きく変わったことに気付いていない。
海外の論評ではもはや北朝鮮への軍事攻撃やむなし。
金正日体制を排除すべきとの声が圧倒的になってきました。

こうした中で、突然「黄海」のことを言い始めた本ブログ。
ほとんどの方は「なんのこっちゃ?」状態でアクセスもコメントも激減(爆)
とはいえ本ブログには米国海軍、米国陸軍、米国務省などがアクセス中。

ここにきてようやく「黄海」に関する記事がチラホラ。

また、米第7艦隊の動きを調べていたところ昨日の日経新聞夕刊が大きく取り上げています。

さて、「金正日体制崩壊後を睨んだ米中密約を追う」の中でこのようなことを書きました。

核汚染の可能性が懸念されるような核施設への電撃空爆の方が中国軍派遣の口実になる。

韓日がこれをやると問題がこじれるため、現時点でやれるのは米国のみ。
今まさにそのノウハウをイスラエルから学んでいるのではないでしょうか。
また、当然核汚染を引き起こす攻撃ではなく、核汚染の可能性が懸念されるような攻撃が前提。
この点、勘違いしないで下さいね。

これに対し日経新聞は米海軍が日本海や黄海から平壌を攻撃する可能性を示唆。

いずれにせよ、6月の第三次黄海交戦勃発が号砲になると予測。
これを私が「ワタリガニ作戦」と呼んだ理由は産経さんの記事を読めばわかるはず。

1999年の交戦と2002年の交戦がいずれも6月に発生。
なぜ6月なのか。その答えは簡単。ワタリガニ漁の最盛期だからです。
そして、漁船を監視する名目で北朝鮮の警備艇が南下してくる。

北朝鮮がワタリガニの仕掛けに嵌まって先に手を出せば作戦成功。
先に手を出したように見せかけてもOK。

いよいよ熱い夏が目前に迫ってきました。


<画像引用記事抜粋>

米第7艦隊のいま――対北朝鮮へ備え、ミサイル実験に対応(永田町インサイド)
2009/05/28日本経済新聞夕刊

 米海軍も北朝鮮を想定した作戦計画を準備しているとみられ「オバマ政権が北朝鮮に対する軍事的強攻策にゴーサインを出した場合は、第七艦隊は対北配置を進める構え」(米海軍テクニカルアドバイザーの北村淳氏)だ。具体的には米海軍の特殊部隊を乗せる原子力潜水艦が「日本海や黄海から特殊部隊を発進させ平壌を攻撃する訓練をしている」(同)という。


<関連記事引用>

【北核実験】米韓連合軍が監視態勢を強化 黄海で緊張高まる
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090528/kor0905281952011-n1.htm

 黄海上では1999年6月と2002年6月の2回、激しい軍事衝突があった。この時期はワタリガニ漁の最盛期で、この海域では南北それぞれ大量の漁船が操業している。いずれの衝突も漁船を監視する名目で、北朝鮮の警備艇が南下し、韓国の高速艇を先制攻撃したのが原因だ。


※本画像化記事をいつも鋭いBlondyさんに捧げます。

コメント

_ とおる ― 2009/05/29 09:40

次の国連決議案にロシアも容認姿勢のようで、着々と進行中ですね。
これが、イラン攻撃の事前練習に?

憲章7章明記、軍事措置に含み=拉致問題にも言及-対北決議案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090529-00000028-jij-int

なお、昨夜のBSフジ「PRIME NEWS」(http://www.bsfuji.tv/primenews/)によると、沖縄の嘉手納基地に、放射性物質を検出する米軍のコンスタントフェニックスだけでなく、英軍のVC-10K3が飛来して、北朝鮮を調べているそうです。

_ とおる ― 2009/05/29 09:44

> とはいえ本ブログには米国海軍、米国陸軍、米国務省などがアクセス中。

むふふ(笑)

_ Y-SONODA ― 2009/05/30 11:09

とおるさんへ

私はですねー。ここに拉致問題を絡めるのはかなり疑問を感じています。
拉致問題はあくまでも日本と北朝鮮の問題。
国連を利用することには賛成ですが、今回の決議とは完全に別問題だと思うのです。
いつまでもこのやり方に固執していると本当に日本は蚊帳の外に置かれますよ。

>とはいえ本ブログには米国海軍、米国陸軍、米国務省などがアクセス中。
>むふふ(笑)
>むふふふふ(感謝)

_ とおる ― 2009/05/30 16:51

園田様
> 私はですねー。ここに拉致問題を絡めるのはかなり疑問を感じています。
国連で問題にしているのは、核拡散を恐れての核開発・弾道弾開発。したがって、拉致は無関係。お門違いの「拉致」混入。
中国・ロシアに文句を言われて引っ込ませるのを承知で、(取り下げる取引材料で)ついでに入れたものなのか、決議に入っていれば安心する平和ボケなのか、国連を絶対視する他力本願なのか、よく分かりません。
国連決議が成立した後で、北朝鮮が6者協議に出てしまえば、国連決議の「拉致」なんて、無視されてしまうでしょう。
しかし、ひょっとして、武力衝突か戦争をした後で、北朝鮮に核査察などで入る段階で、「拉致査察」を入り込ませる言い分に使えるかも。
昔、国際連盟の頃だったと思いますが、たしか日本が人種差別撤廃を主張しても無視されましたが、後々に、活きて来るネタになるかもしれません。(人種差別撤廃に反対した米国が、今や自由の国を主張しているように、将来、中国が拉致反対を唱えていたことに話が摩り替わるかもしれませんが)

> いつまでもこのやり方に固執していると本当に日本は蚊帳の外に置かれますよ。
今でも蚊帳の外に置かれているような状況。
北朝鮮を見習って、宗主国さまに嫌がらせ?

_ Blondy ― 2009/05/31 02:01

日経新聞の夕刊記事ありがとうございます。

そう、日経は夕刊に大事な記事が出るんですよね、夕刊はほとんど誰も読んでないから(笑)。

お礼に下記を贈呈申し上げます。

もう準備万端ですね。

米軍が日本とグアムにF22戦闘機24機を配備へ
http://japanese1.china.org.cn/jp/txt/2009-05/15/content_17784149.htm

_ Y-SONODA ― 2009/05/31 09:12

★とおるさんへ

なんだ、とおるさんも疑問派だったんですね。
新型インフル同様、新聞や政治の煽りによって国民に刷り込まれ、今や日本じゃ腫れ物状態。
少しでも疑問を投げかけるとバッシングの嵐。

岡田&前原の米国での「いまの日本は拉致解決に固執しすぎて北朝鮮の核放棄への障害となっている」発言。
これに噛み付く人の多いこと。

私は随分前から冷や冷やしながら眺めています。


★Blondyさんへ

このブログは日経夕刊の引用が多いこと。
それもそのはず、日経夕刊は誰も読まないから重要な記事をこっそり掲載(笑)
Blondyさんがおっしゃるとおりですね。

F22配備には「最近の北東アジア情勢とおそらく関係がある」と。
「今後4カ月内に作戦を実行する計画」とは何ぞや!
今年はなかなか刺激的な年になりそうですね。

_ とおる ― 2009/05/31 19:34

園田様
> なんだ、とおるさんも疑問派だったんですね。
昔、キリスト教徒のヘブライ語の先生に、「君は、悪い人では無さそうだけど、悪魔のササヤキのようなことを言う」と言われたことがあるような人間ですので、現実と願望を区別して、冷たく言葉を使えます。

_ Y-SONODA ― 2009/06/01 00:39

★とおるさんへ

>「君は、悪い人では無さそうだけど、悪魔のササヤキのようなことを言う」

きゃー。格好いぃー。
悪魔君わんさかの国際政治向きですね。
悪魔君相手に情もへったくれもありませんからね。

いざという時に悪魔君にもなれる人物じゃないと国なんて守れない。
政治家選びも現実と理想の区別が大切ですね。

_ ロッキーホラーショー ― 2009/06/01 18:39

この1、2ヶ月中に日本にミサイルを打ち込む、といった類のネット記事増えてますね。それでも米軍は反撃しないのだそうです。合理的な推論と思えませんが、わずかな可能性に気付きました。実験のふりをして発射した「ミサイルが、故障のせいで」東京かどっかに落っこちるシナリオです。株の空売りで儲けるのは危険過ぎますが、一時のパニックで暴落した株を買占めるのは目立ちません。

_ Y-SONODA ― 2009/06/02 01:32

ロッキーホラーショーさんへ

1、2ヶ月中に日本にミサイルを打ち込むなんて話があるんですか。
それは知らなかった。

前回同様、故障のせいで日本に落ちてくる可能性は否定できませんが、
それが見事東京命中でも、はたして暴落するのかなー。
一時的に暴落したとして、誰が買占めするのでしょう。
米国かなー、中国かなー。
よくわかんなくなってきました。

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