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拙著『隠された皇室人脈』(講談社+α新書)書評紹介2008/08/14 17:10

拙著『隠された皇室人脈』(帯付).

世界日報様で書評が掲載されました。下記に引用させていただきます。


隠された皇室人脈
園田 義明著
http://www.worldtimes.co.jp/syohyou/bk080803-2.html

戦後の精神史を探る異色作
 
 戦後の日本を動かしてきたのは、維新から明治にかけての長州藩閥政権との闘いに敗れた「敗者たち」の群像と皇室と結び付いたクリスチャン人脈という二つの人脈であるというのが著者の主張である。
 ちょっと虚を突かれるような視点だが、丹念にそのあたりを跡付ける筆致で書かれているので、それほど違和感はない。
 その意味で、キリスト教と神道を結び付けた異色の皇室論と言えるかもしれない。
 まず、そのことを論証するために、皇室に関わりの深い侍従や政治家などの多くがクリスチャンだったことを指摘している。
 それが今上陛下の皇太子時代のご成婚に関わった小泉信三と吉田茂だと著者は述べている。
 「小泉も吉田もクリスチャン人脈の中にいた。結論からいうなら、カトリックの家系の美智子妃誕生は、昭和天皇の同意のもと、この二人が仕掛けた政略結婚だった」
 この見方が正しいかどうかは分からないが、確かにクリスチャン人脈が皇室と深い関わりを持ち、侍従などの側近にキリスト教徒が多かったことは間違いないだろう。
 その人脈によって、戦後の皇室が守られたと著者が述べていて、昭和天皇が国体を守られるためにキリスト教と皇室を結び付ける役割を果たしたというのは大胆な見方だが、可能性はあるかもしれない。
 しかし、そうした点が、由緒ある皇室の伝統を大幅に変えていったということは聞かない。
 開かれた皇室という面がそれに当たると言えるのかもしれないが、何とも言えない。
 むしろ、皇室とクリスチャンとの関わりは、日本の伝統的な宗教との関わりにおいて考えた方が良さそうである。
 というのは、かつて古代において、仏教という外来の宗教を神道と調和させ、両者を生かす形で日本文化の中に取り入れていった知恵をそこに感じるからである。

羽田幸男
(本紙掲載:8月3日)

<書評コレクション>

★隠された皇室人脈」、園田義明著★
2008/07/09, 日本経済新聞 夕刊
■『隠された皇室人脈』園田義明著 天皇、皇后両陛下の出会いとなった「テニスコートの恋」は、小泉信三・元慶応義塾塾長と吉田茂・元首相というクリスチャン人脈の中にいた二人が仕掛けたものだった――。国際平和協会主任研究員の著者は、冒頭から大胆とも思える説を展開。その後も日本のキリスト教人脈が戦後史に果たした役割を追う。(講談社+α新書・八七六円)

ついに全国紙に書評が!2008/07/09 18:45

書評 2008/07/09, 日本経済新聞 夕刊
本日の日経新聞夕刊に書評が掲載されています。

▼引用開始

「隠された皇室人脈」、園田義明著。
2008/07/09, 日本経済新聞 夕刊
■『隠された皇室人脈』園田義明著 天皇、皇后両陛下の出会いとなった「テニスコートの恋」は、小泉信三・元慶応義塾塾長と吉田茂・元首相というクリスチャン人脈の中にいた二人が仕掛けたものだった――。国際平和協会主任研究員の著者は、冒頭から大胆とも思える説を展開。その後も日本のキリスト教人脈が戦後史に果たした役割を追う。(講談社+α新書・八七六円)

▲引用終了


国際平和協会の名前まで出てますね♪

園田懇話会報告2008/07/06 09:07

水銀の本
↑園田お勧めの水銀本



昨日、上板橋のグリーンドア様で懇話会開催。
炎天下のなか、
はるばる大阪から駆けつけてくださった方も含め、
たくさんの方にお集まりいただき心より感謝申し上げます。

前半は私の『クスノキと楠木正成』の講演、
後半は個性豊かな重鎮さまたちとの掛け合いを
楽しんでいただこうと思ったのですが、
私の段取りが悪くて少し失敗だったかもしれません。
本当に申し訳ないです m(__)m

それにしても、集まった方のすごいことすごいこと!
賀川豊彦さんのお孫さんご夫妻。
薩摩藩主島津家を支えた国学者一族のS様。
朝日新聞社OBのI様。
それに陰謀系で名高い大田龍さんをサポートしているM様。
特にM様には急遽出版業界の裏話を披露していただきました。
皆様、本当にありがとうございました!


▼追伸
お、おお!
たった今地政学研究家のO君からメールが届きました。
近々「O君を囲む会=園遊会」も都内某所でコッソリ行われるでしょう(謎)

軽井沢テニスコート写真2008/07/05 08:32

田中耕太郎撮影軽井沢テニスコート写真

上の写真は天皇皇后両陛下「初めての出会い」の決定的瞬間です。
軽井沢テニスコート手前で苦笑いしているのが皇太子さま、
向こう側にいるのが美智子さまです。
撮影したのは新渡戸稲造門下でカトリック信徒だった田中耕太郎。
このときの状況は『隠された皇室人脈』第一章で詳しく書いています。

皇室問題が盛り上がる夏。
しかも麻生太郎さんもまた動き始める気配。

すでに書評を掲載いただいた
岩手日報様、佐賀新聞様、熊本日日新聞様、
それに東京新聞様には大変心苦しいのですが、
ここは再度仕掛けてみたいと思います。

この写真の掲載に関する講談社様の見解は下記の通りです。

~以下講談社様の見解そのまま貼り付け~
その田中耕太郎写真ですが、
厳密な意味では田中耕太郎氏(の遺族)に著作権が、
写っている3人に肖像権があるのは確かですが
新聞であれば「報道」という理由でクリアできます。
単行本の場合、「ずっと残るもの」という認識から
やや微妙と考え、校了段階でご高著に掲載することは控えました。
ただ、50年前と古いこともあるので
ネットであれば大丈夫と思います。
最悪、宮内庁からの削除要請というレベルでしょう。
それも「触れられたくない過去の暴露」と皇室が判断した場合ですが。
~~貼り付け終わり~~

この写真をお使いいただけるマスメディア様がいましたら、
講談社様もしくは園田宛にご連絡いただければ、
原寸サイズで送付させていただきます。

さてここで問題!
この写真に「もう一人の有名人」が写っている可能性があります。
その女性もこの軽井沢のテニスコートをよく使っていたからです。
しかも美智子さまとはテニス仲間でした。

この「もう一人の有名人」とは誰でしょう?
ズバリ正解された方の中から抽選で3名様に
『最新アメリカの政治地図』+『隠された皇室人脈』の
園田本セットをプレゼント!
(そんなのいらないって言わないでね 大汗)

『隠された皇室人脈』の新聞書評拡大中!2008/07/05 06:24


岩手日報様(6月14日付)から始まり、
佐賀新聞様(6月22日付)、
それに熊本日日新聞様と(6月29日付)と新聞書評が拡大中。
新著は地方に強いのか!!

そう思っていると、
ついに東京新聞様の7月3日付夕刊にも書評が!(ウルウル)

▼引用開始
今週の本棚
2008/07/03, 東京新聞夕刊
「隠された皇室人脈 憲法九条はクリスチャンがつくったのか!?」

国中をわかせた「テニスコートの恋」は、昭和天皇の同意のもと、なんとクリスチャン人脈によって周到に用意されたものだった。北朝系の皇室につきまとう楠木正成の怨霊(おんりょう)ともいえる大衆的な南朝正統論、付和雷同型の国民性を憂いていた昭和天皇は、戦略的にカトリックを選び接点を作っていたのだ。また、「憲法九条」こそは、敗戦後の皇室存続のためクエーカー人脈が産み落とした巧みなトリックだった!
ビックリ、しかしなるほどの現代皇室関係史秘話。 
園田義明著(講談社+α新書・920円)
▲引用終了


▼新聞書評ページはこちら
http://www.geocities.jp/yos_sono/review2.html

書評が掲載されるのは大抵日曜日の紙面。
明日もどこかで取り上げてくれればいいのですが・・・

山口新聞は無理だとしても(汗)、
本書に登場するこのあたりの新聞社様に大いに期待しておりますm(__)m

北海道新聞様(札幌農学校)、
福島民報様及び福島民友新聞様(奥羽越列藩同盟)
紀伊民報様(南方熊楠)、高知新聞様(吉田茂)、
それになんといっても、南日本新聞様と西日本新聞様ですね♪

もうすぐ懇話会!2008/07/02 08:06

長崎にあった大楠


園田義明懇話会「クスノキと楠」
http://ch01617.kitaguni.tv/e552102.html

いよいよ7月5日(土)は私の懇話会。
わざわざ遠くから来てくださる方もいるそうです。
国際平和協会初代理事長は賀川豊彦。
そのお孫さんもお越しいただけるとのこと。
新渡戸稲造の死を悼んだ賀川の詩も紹介しようと思っています。

私の方は朝早くに起きてせっせと懇話会用の資料作り。
表や写真中心になりそうです。

また古本市場でなぜか高値がついている
前著『最新アメリカの政治地図』も持っていきますね。

当日は会場のグリーンドアさんにお願いして、
私が選曲したBGMを流す予定。
このBGMがきっと懇話会を和やかな雰囲気にしてくれるでしょう。

それでも今回の見せ場は終了後の飲み会かも(笑)
吉田松陰一族の方や安岡正篤のお弟子さんなども顔を揃える中、
普段聞けないお話が飛び交うことになるはずです。

それでは皆様のお越しをお待ちしています。

初めての新聞書評発見!2008/06/23 20:49


皇室という繊細なテーマだけに、
「この本の新聞&雑誌書評はない!」とあきらめておりました。

ところが・・・・。

岩手県といえば、新渡戸稲造ですね。
今なお生きる新渡戸スピリッツに感謝感激です。

謹んで引用させていただきます。

(追伸)
南日本新聞さんにも期待してたんだけどな~w



▼引用開始

★新刊寸評★ 隠された皇室人脈 園田義明著
2008/06/14, , 岩手日報朝刊
 天皇制を存続するため、日本は象徴天皇制と戦争放棄をパッケージで受け入れ、日本国憲法が生まれた。その制定の過程で新渡戸稲造の弟子たちと米国のクエーカー教徒たちが重大な役割を果たしたという視点は新鮮だ。
 日本のキリスト教人脈をたどりながら、維新以降の日本史を見据えると、新たな世界が見えるというのが筆者の持論。戊辰(ぼしん)戦争を日本の南北戦争としたり、樟脳(しょうのう)ビジネスが神社合祀(ごうし)の引き金だったなどの問題提起は読者をうならせる。
(講談社+α新書・九二〇円)

▲引用終了

リアリストの孤独2008/06/16 00:52

平和の地政学―アメリカ世界戦略の原点
ちょっとした手違いがあって読むのが遅れましたが、
こりゃぁ、いい本ですわ。
「基本は古典にあり」を実感、まさに必読書です。
奥山真司さんのリムランド解説もすばらしい。

→ご注文はくるくる本棚をクリック!

とにかく個人的に惹かれたのは、
「リアリストの孤独」がひしひしと伝わってきたことですね。

スパイクマンは告白します。
パワーの本質を研究したり、検証したりすると、
人々はあきれかえり、軽蔑の目で見られたと。
しかも、リベラル派や理想主義者たちからは
道徳に反するとまで言われる。

それでも現実を直視しようとしたスパイクマンの心境。
それを奥山さんが絶妙に引き出しています。
ひょっとして自身を重ね合わせたのかな?(笑)
木と会話できる感性がそうさせたのか!(謎)

それにしてもスパイクマンが語ったこの言葉は重い。
「パワーとは地理と天然資源によって決定される」
再び日本はこの現実に直面することになるでしょう。

それにしても本書に登場する「両生類国家」って何よ。
どこかで聞いたことあるぞwww
気になって奥山さんにメールすると、
原書もやっぱり両生類とのこと。
「やっぱり同じようなことを考える人はいたのねー」と
妙に納得してしまったとのコメントも添えられていました。

この分野で両生類を使ったのは、
私しかいないはずだったのに・・・・。
まさかスパイクマンが・・・・。

私が前著『最新・アメリカの政治地図』で、
トヨタさんを引き合いに両生類を使った理由を披露しましょう。

実はイラク戦争を前にして、
テレビに頻繁に登場していた岡崎久彦さんを意識したのです。

岡崎さんたちの主張はこんな感じですよね。
「海洋国家たる日本は、同じ海洋国家である英国や米国と協調していれば、国家戦略を間違えることはない。だからイラク戦争も米英に協調すべきだ!」

確かに地政学的に見ればその通りなのです・・・・・がっ!
「そんなこともわからんのか!」とでも言いたげな態度。
もはや狂ってしまっていた米国に
追従するしかなかった我が国のせつなさ。
残念ながら、岡崎さんの表情からせつなさを感じられなかった。

地政学以前に日本人として意識しないといけないのは血です。
実際、日本人は両生類ですよね。
海洋民族と大陸民族の血が両方流れています。
その濃淡に地理が大きく影響している点が、
これまた地政学していておもしろい。

領土意識の強い大陸民族の血は争いを好む傾向にある。
これを牧歌的な海洋民族の血が抑える働きをしてきました。
八百万の神々とは両方のバランスを保つための知恵です。
この知恵を忘れると、人も自然も荒れる。
今はもうどん底。
そうなると何が起きるのかは、歴史が物語っています。