WAになっておどろう--静かに始まる「小さな政府」の大合唱、挑む相手は官僚主導のメタボな統制経済 ― 2012/01/29 08:09
石原新党の綱領には「小さな政府」。
みんなの党の党大会でも「小さな政府」再び。
静かに始まる「小さな政府」の大合唱。
「小さな政府」は橋下徹率いる「大阪維新の会」との連携希望の「合言葉」。
「小さな政府」を合言葉に「大阪維新の会」に群がる人たち。
この群れにはまもなく自民党や民主党の一部も加わる予定。
中でも本命は自民党。特に安倍晋三周辺の動きが慌ただしい。
米国に続いて日本でも吹き荒れそうな「小さな政府」の大合唱。
「小さな政府」が挑む相手は官僚主導のメタボな統制経済。
総選挙に向けてその本気度と中身と戦略が問われることになるだろう。
米国のパクリではなく日本の伝統に根差した「小さな政府」を見出すことができるのか。そのヒントは江戸にあり。
民主導の「小さな政府」とセットにすべきは「共助」のWA。
うじゃけた顔してどしたの。つまらないなら、WAになって包囲せよ。
<関連記事>
【石原新党】「国柄を守る」「小さな政府」「中福祉」…綱領の骨子判明 石原氏「東京よりも国家」
2012.1.28 01:37
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120128/stt12012801370002-n1.htm
東京都の石原慎太郎知事が、たちあがれ日本の平沼赳夫代表らとともに結成を目指す新党の綱領の骨子が27日、分かった。石原氏は同日の記者会見で、亀井静香国民新党代表らとの25日の会談について「いくらでも協力しますと同意はした。今の政治構造をシャッフルする必要がある」と語り、新党の綱領に関し意見交換したことを認めた。
都知事と党首の両立について「それはダメだ」と否定、「東京も大事だが、東京よりも国家が大事だ」とも述べ、新党結成後の国政復帰をほのめかした。
綱領の柱は(1)わが国の国柄を守る(2)「小さな政府」と「中福祉」を目指す(3)デフレを克服する(4)長期的に貿易立国を目指す-など。「国民に大人の自覚を持ってもらう」と訴え、「国を愛する教育と人づくり」に向け、政策パッケージをまとめる構え。
「小さな政府」の具体策として国会議員と国家公務員の人員・給与削減策をまとめるほか、国家会計の複式簿記化も打ち出す。参院の廃止を訴えることも検討しており、今後石原氏らで文案を詰める。
一方、石原氏は、大阪維新の会を率いる橋下徹大阪市長との連携について「橋下氏に非常に共感することがいくつかある。地方から中央集権をぶっ壊していく絆だ。橋下氏は大阪市という伏魔殿をぶっ壊すために頑張っているのだから手を組むのは妥当だ」と述べた。
大阪維新の会と連携=「政策同じ」と渡辺代表-みんなが党大会
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2012012800240
みんなの党は28日、都内のホテルで定期党大会を開いた。渡辺喜美代表は、橋下徹大阪市長率いる地域政党「大阪維新の会」について「われわれとアジェンダ(政策課題)が同じだ。一緒に行動するのは当たり前だ」と述べ、次期衆院選に向けて連携を図る考えを強調した。「成長、民間主導、小さな政府、地域主権という観点から勢力を再結集したい」とも語った。
みんなの党の党大会は結成以来2回目。渡辺氏は橋下氏が掲げる改革に関し、「官僚統制、中央集権という統治機構のゆがみを正す行動だ。みんなの党は応援する」と表明。大阪都構想や教育委員会改革、道州制導入の実現などに必要な法改正に積極的に取り組む方針を示した。
一方、新党構想を抱く石原慎太郎東京都知事らも橋下氏との連携を模索していることについては「右往左往することはない。何をやるかを徹底的に突き詰めれば、おのずとわれわれの行動は決まる」と語り、石原氏らの動きには左右されないことを強調した。
党大会では、野田佳彦首相を早期の衆院解散に追い込み、政界再編を通じて政権獲得を狙うとした運動方針を採択した。(2012/01/28-19:00)
橋下市長「白アリに食われぬよう気をつける」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120128-OYT1T00180.htm
野田首相が27日の衆院本会議での代表質問で、大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長について、「改革者として注目するところ大だが、白アリがたかることがないことを祈ってやまない」と述べた。
「市役所は税金をむさぼり食う白アリ」と発言したことがある橋下氏は、首相の発言について報道陣に「すごいエールをもらってうれしい。白アリに食われないように気をつけたい」と語った。
首相はこれまで、天下りの公務員を「白アリ」と表現。橋下改革が公務員の抵抗で頓挫することに懸念を示したとの見方もある。 (2012年1月28日09時08分 読売新聞)
▼最近のカラスの呟き
1月22日:民主も自民もボロ負け。みんなの党は今こそこれを言えばいいのに「小さな政府(スリムな政府)に」、「増税の前にやるべきことがあるだろう」、「特別会計、独立行政法人の資産・負債差額を徹底精査」 http://www.your-party.jp/policy/manifest.html 保守の立場からぶれずに「小さな政府」を言えたら勝ち
https://twitter.com/#!/YS_KARASU/status/161058925209333761
1月24日:「民主導の小さな政府+共助」を旗印に「自民+民主+大阪維新の会+みんなの党」のゆるやかな保守連立政権もあるかもよ。自民・民主からは、はじき出される人たちもいるだろうけど。 >福岡政行氏「大阪維新の会+みんなの党+自民で連立政権」 http://www.news-postseven.com/archives/20120110_78396.html
https://twitter.com/#!/YS_KARASU/status/161589529864716289
コメント
_ まつ ― 2012/01/29 21:10
小さな政府ということは、消費税増税の話は無しですな。
_ Y-SONODA ― 2012/01/30 07:56
まつさんへ
>小さな政府ということは、消費税増税の話は無しですな
はたして米国流パクリでそうなるかは疑問。
小さな政府に群がる日本の連中はある意味リアリスト。
消費税増税反対を声高に叫ぶことはないでしょう。
「増税の前に小さな政府を」の裏側にある方向性を見抜いたほうがいいと思いますよ。
>小さな政府ということは、消費税増税の話は無しですな
はたして米国流パクリでそうなるかは疑問。
小さな政府に群がる日本の連中はある意味リアリスト。
消費税増税反対を声高に叫ぶことはないでしょう。
「増税の前に小さな政府を」の裏側にある方向性を見抜いたほうがいいと思いますよ。
_ 橋下徹もリアリスト ― 2012/02/01 09:23
橋下氏も「消費税増税の前に小さな政府を」のリアリスト。
<関連記事>
橋下市長、減税日本との連携に難色「政策違う」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120201-OYT1T00116.htm
. 地域政党・大阪維新の会代表を務める橋下徹大阪市長は31日夜、市役所で記者団に対し、河村たかし名古屋市長の率いる「減税日本」との連携について、「僕らは減税を打ち出さない。河村さんが減税をどんどん打ち出すなら、政策が違う」と慎重な姿勢を示した。
橋下市長は現在策定している国政向けの政策の中で、減税を主張しないと明言。そのうえで、「河村さんが減税の旗を降ろすのか、何か調整がなければ、一緒にはなれない」と説明した。
橋下市長は河村市長が新年度から実施する市民税5%減税について、「大阪では効果が乏しい。それよりも、低所得者の子どもたちの教育支援を手厚くする方が効果がある」などと述べた。
ただ、消費増税をめぐっては、「行革だったり、公務員改革だったり、前提条件をつけて、それをやるまでは反対ということなら組める」と含みを残した。 (2012年2月1日07時33分 読売新聞)
_ たまにコメントする読者 ― 2012/02/05 02:07
小さな政府、、、難しいですね。アメリカのように建国の精神として貫かれてるならいざしらず、日本で「小さな政府」と言った場合、プライマリーバランスの黒字化や公務員削減、福祉の切り下げなどどうしてもテクニカルな問題に行き着き、論者によってその中身が変わってしまう印象を受けるからです。
さらに、ここまで政治問題になっている年金関連と小さな政府をどう折り合いつけるのか?ということになりますわな。
さらに、ここまで政治問題になっている年金関連と小さな政府をどう折り合いつけるのか?ということになりますわな。
_ Y-SONODA ― 2012/02/06 06:46
たまにコメントする読者さんへ
>小さな政府、、、難しいですね。アメリカのように建国の精神として貫かれてるならいざしらず、日本で「小さな政府」と言った場合、プライマリーバランスの黒字化や公務員削減、福祉の切り下げなどどうしてもテクニカルな問題に行き着き、論者によってその中身が変わってしまう印象を受けるからです。
確かに米国流を真似ようとすると無理がありますよね。
また論者によってその内容もまちまち。
お江戸あたりを参考に緩やかな「小さな政府」を目指すのが無難。
とはいえ結局は「適当なサイズの政府」が落としどころではないかと。
統治手法の再考を促しながら年金等の現実にどう対処するか。
そこに矛盾はないと思いますよ。
>小さな政府、、、難しいですね。アメリカのように建国の精神として貫かれてるならいざしらず、日本で「小さな政府」と言った場合、プライマリーバランスの黒字化や公務員削減、福祉の切り下げなどどうしてもテクニカルな問題に行き着き、論者によってその中身が変わってしまう印象を受けるからです。
確かに米国流を真似ようとすると無理がありますよね。
また論者によってその内容もまちまち。
お江戸あたりを参考に緩やかな「小さな政府」を目指すのが無難。
とはいえ結局は「適当なサイズの政府」が落としどころではないかと。
統治手法の再考を促しながら年金等の現実にどう対処するか。
そこに矛盾はないと思いますよ。
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