「事業仕分け」に連日異例の厳しい批判、ノーベル賞受賞者らが一斉反発 ― 2009/11/26 07:32
世論調査では圧倒的に支持されている事業仕分け。
それなのに連日異例の厳しい批判。9大学の学長に続いてノーベル賞受賞者らが一斉反発。
そろそろ世論も変化あり?
<関連記事>
「取り返しつかない」ノーベル賞受賞者が仕分け批判
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091125-OYT1T01155.htm?from=main4
ノーベル賞学者ら「仕分け」憂慮=「科学技術に深刻な結果」-東大に集結、緊急声明
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009112501049
ノーベル賞受賞者の批判に首相「会って話聞きたい」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091125-OYT1T01169.htm
世論調査:内閣支持率64% 事業仕分け「評価」74%
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091124k0000m010069000c.html
【本社・FNN合同世論調査】事業仕分け評価9割 内閣支持率もアップ
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091123/plc0911231430004-n1.htm
The Desmarais dynasty ― 2009/11/26 10:10
やはりカナダがいいポジションに。
彼らの手口を読むのだよ。
<関連サイト>
Paul Desmarais
http://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Desmarais
Paul Desmarais, Jr.
http://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Desmarais,_Jr.
André Desmarais
http://en.wikipedia.org/wiki/Andr%C3%A9_Desmarais
Power Corporation of Canada - Profile
http://www.powercorporation.com/index.php?lang=eng&comp=powercorp&page=profile
Power Corporation of Canada - Board of Directors
http://www.powercorporation.com/index.php?lang=eng&comp=powercorp&page=directors
Bilderberg-connected Desmarais dynasty thinktank supports exporting Canada’s water
http://www.vivelecanada.ca/article/235930304-bilderbergconnected-desmarais-dynasty-thinktank-supports-exporting-canada-s-wat
GDFスエズ取締役会に集うダビニオンとアトミック・アンヌとラファージュの二人
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/11/21/4711325
EU初代大統領に俳句嗜むファンロンパイ・ベルギー首相、脚光浴びるビルダーバーグ
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/11/20/4707214
アトミック・アンヌの華麗なる地球温暖化人脈
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/11/16/4699685
「アレバ~ラファージュ~麻生」のアトム人脈
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/10/19/4642004
<画像引用>
Paul Desmarais Executive Profile & Biography - BusinessWeek
http://investing.businessweek.com/businessweek/research/stocks/private/person.asp?personId=1680593&privcapId=873842&previousCapId=874353&previousTitle=Lafarge%20SA
Buffett Loses to Desmarais as Power Exceeds Return (Update1) - Bloomberg_com
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601170&sid=am2tdSNHYLK4
<関連記事引用>
デスマリアス?デスマライス?デメレ?!
アルバート・フレールにも注目を!
帝国築いた天賦の商才 カナダ“神秘”の大富豪の軌跡
2009/8/1
www.business-i.jp/print/article/200908010028a.nwc
カナダのケベック州に「オマハの賢人」と称賛される米投資家ウォーレン・バフェット氏に肩を並べるほどの大富豪がいる。ポール・デスマリアス氏(82)。欧米や中国の政財界に強い影響力を持ちながら、その素顔はベールに包まれてきた。同氏が子や孫らとともに帝国を築き上げるまでの軌跡をたどる。
◆バフェット氏しのぐ
ケベック州郊外、松の木々が生い茂る森の奥深くに、ニューヨーク・マンハッタン地区並みの私有地がある。サルコジ仏大統領が静養に訪れ、米歴代元大統領は芝目の整ったコースでゴルフに興じる。
敷地の中心にある壮大な屋敷の主が、同州以外では無名に等しい白髪のカナダ人大富豪、デスマリアス氏だ。一族が持つ世界の実業界、政界での巨大なコネクションと影響力はこれまでほとんど知られていなかった。
カナダのマルルーニー元首相は「彼らは非常に目立たぬようにしている。それが彼らの作法なのだ」という。
トロント大学のデビッド・ベイティ教授(経営学)はデスマリアス氏が率いる加コングロマリット(複合企業)パワー・コーポレーションについて「氷山の一角のようなもの。その実態は巨大で、大部分は見えない」と話す。
同教授によると、GEのウェルチ元CEO(最高経営責任者)やバークシャー・ハサウェイのバフェットCEOは知っていてもデスマリアス氏のことは「誰も知らない。それがポール・デスマリアス氏だ。彼は他の者よりうまくやっている」という。
ブルームバーグによると1993~2008年の15年間にパワー・コーポレーション株に投じた場合の投資収益は再投資分を含めて年率平均14.5%に達し、バフェット氏の運用会社バークシャーが配当せずに上げた投資収益の平均14.1%を上回った。
◆原点はバス事業
オンタリオ州出身のデスマリアス氏が事業を手掛けたのは法学部の学生だった1951年。両親に亡き祖父が所有していた鉱山労働者を運ぶバス路線立て直しを任せてほしいと頼み、改革に着手した。その後、銀行の融資を元手に同州とケベック州のバス路線の買収を推進。60年にモントリオールに引っ越すと、保険や資産運用、新聞へと事業を拡大した。
BMOキャピタル・マーケッツのアナリスト、ジョン・ルーキャセル氏は「当時のデスマリアス氏は仕事にとりつかれたようだった」と振り返る。
デスマリアス氏は68年、経営していたコングロマリットTCCFの株式を元手に中小発電所や石油、製紙、金融、水上輸送会社を所有していたパワー・コーポレーション・オブ・カナダの経営権を取得。70年代にかけ金融サービスに傾倒した。
中国と西側との関係の変化によって商機が訪れると確信したデスマリアス氏は、トウ小平氏が改革開放路線をしいた78年に訪中。中加両国の貿易と投資促進のため、カナダ中国貿易理事会(CCBC)設立に寄与した。
03~06年にカナダ首相を務めたポール・マーティン氏は「彼の偉大な才覚の一つは世界で躍進が見込める場所を見分けることだ」と称賛する。
◇
■子や孫、引き継ぐ手腕
現在のデスマリアス氏の帝国を支えているのは、同氏の子や孫らだ。2人の息子、ポールJr.氏(54)、アンドレ氏(52)は1996年、パワー・コーポレーションの共同CEO(最高経営責任者)に就任、関連会社38社の取締役としてデンバーからジュネーブ、香港に至る企業帝国に君臨している。
孫に当たるポール・デスマリアス3世(27)は米ゴールドマン・サックスのバンカーで、弟のニコラス(23)は米コンサルティング会社べイン・アンド・カンパニーで働いている。
デスマリアス家はベルギーの富豪アルバート・フレール氏(83)と提携関係にあり、両者は共同でエネルギー欧州3位トタルやセメント世界最大手ラファージ、公益会社世界2位GDFスエズに出資。ポールJr.氏がこれら3社の取締役を務める。中国では、中国国有投資の香港部門、CITICパシフィック株を4.3%保有。アンドレ氏は97年に同社取締役に就任した。
息子と孫たちが有識者や財界のエリートと情報交換をする間にデスマリアス氏は勢力を拡大、95年にフレール氏を介して知り合ったサルコジ氏と友人になり、当時不遇だった同氏を励ました。サルコジ氏は07年5月に大統領に当選すると、レジオン・ドヌール勲章の最高位『グラン・クロワ』を授与した。
今はほとんどの時間を自分の敷地内で過ごすデスマリアス氏は、妻とともに有力者の友人をもたず自分で労働者を運ぶバスを運転していたころのことを話すという。すでに、そのときに帝国の礎は築かれつつあった。がたがたと揺れるバスの後部座席に座っていた2人の息子たちは、両親の企業帝国を引き継ぐべく、成長したのだ。(Lisa Kassenaar)
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