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グレン・ベックの新たな保守革命2009/09/27 09:48





昨日に続いて今日もグレン・ベックが登場。
ベックもまたオバマの地球温暖化対策に「真っ赤な嘘あり」と噛み付いています。

さて、9月12日に保守派組織「ティー・パーティー・エキスプレス」が主催した大規模デモ。
ワシントンDCのナショナル・モールを埋め尽くした史上空前の人の波。
ボストン茶会事件の流れを受け継ぐ増税反対の財政保守に伝統保守を装う。

集まった人の数は数十万から数百万といわれているが、詳細は明らかにされていない。
医療保険改革反対のプラカードが目立つ中、オバマを「社会主義者」や「マルキスト」と非難する人も多数。

このデモを大いに盛り上げたのが、マイク・ハッカビーとグレン・ベッグ。
二人はいずれもFOXニュースでレギュラー番組を持っている。

ラッシュ・リンボーがラジオトークショーの雄なら、ベックはテレビ界に現れた新星トリックスター。
伝統保守中心の新たな保守革命の担い手となるのか。
来年の中間選挙、そして2012年の大統領選に大きな影響を与えることは間違いない。

温室効果ガス排出量を2020年までに05年比で17%を削減する目標などが盛り込まれた米国クリーンエネルギー・安全保障法案(ACES、通称「ワックスマン・マーキー法案」)。

この法案は6月26日に219対212の僅差で下院本会議を通過。
しかし、保守派の反発もあって上院審議は急ブレーキ。
12月の気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)までに採決が間に合うと思う人などいない。

こうした米国の内輪揉めをほくそ笑んで眺めているのは胡錦濤。
米国が参加できないと見込んで25%削減の大風呂敷を広げたのなら、鳩山首相もなかなかしたたか。

妊娠中絶、ヘルスケア、気候変動になんともあま~い核廃絶と外交政策。
どれをとってもオバマはウルトラ・リベラルの烙印を押されている。
そして、オバマ支持率下り坂。

鳩山民主もオバマに続く。
欧州かぶれの友愛もマルクスかぶれの団塊も消え行く運命か。
とはいえ、南朝かぶれの戦前保守も米国かぶれの戦後保守ももう要らない。

かぶれにかぶれた人たちをグッバイ・ジャパンでお見送り。
その時、日本にも伝統保守が蘇る。
「八百万コスプレええじゃないか」 で国会向けて大行進。


<関連サイト>

米国ワックスマン・マーキー法案(下院通過版)の概要について
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/det/os-info/mats/usa_waxman-markey-pass_hr.pdf

Glenn Beck - Current Events & Politics - Glenn Beck Does Congress Matter
http://www.glennbeck.com/content/articles/article/198/30765/

「オバマは社会主義者だ!」医療保険改革反対派が大規模抗議デモ
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/09/13/4577661

消えてなくなる地球温暖化問題!?
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/09/10/4571250

どうせやるなら「八百万コスプレええじゃないか」
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/09/25/4599168