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<尖閣諸島沖衝突事件> この人普通の船長さん? 「海上民兵」さんではなかろうか2010/09/22 08:56

<尖閣諸島沖衝突事件> この人普通の船長さん? 「海上民兵」さんではなかろうか 産経:尖閣漁船衝突事件で中国人船長の勾留を延長 より引用


昨日は「開き直って中国を追い込め!」などと強気で書いたものの、やはり気になるのは海上保安庁が衝突時の一部始終を撮影したとされるビデオのこと。

21日には中国側から牽制発言。「ビデオテープの一部始終を公表するのか知らないが、1隻の小さな漁船が日本側の多数の大きな巡視船と居合わせたら、どのような状況が発生するかは誰にも想像できる」としながら、証拠能力に疑問を投げ掛ける声が飛び出してきた。さらに、都合のいい部分だけ公表しないよう求めるなど中国側はかなり強気。

この発言の主は中国外務省の姜瑜副報道局長。姜瑜は外交部で20年以上の経験を積んだキャリア・ウーマン。中国最強のソフトパワーは女性とパンダ。女性が出てきた時は要注意。

はたして日本は中国側の牽制を封じることができるのか。このビデオをいつ、どこで、どんな形で公開するかによって、国際世論を味方につけることができるかどうかも決まる。やはりここでドジは許されない。

さらにもうひとつ気掛かりなことがある。それは事件を起こした漁船の中国人船長のこと。

この船長さんの写真を見た時から、その鋭い目付きが気になっていた。しかも、なぜかかなりのテクニシャン。NHKによれば「漁船は進路を変えずに一定の速度で走っていた巡視船に斜め後ろから近づき、大きくかじを切って衝突」したとのこと。

この人は普通の漁船の船長さんなのだろうか。

民間人に偽装した軍事組織である「海上民兵」さんではなかろうか。

複数の中国通に確認したところ、海上民兵の可能性は否定できないとの声が大半。中には「あー、あの船長は海上民兵だよ」とあっさり答える人もいた。

ついでに新聞記事検索をしたところ、唯一北國新聞が海上民兵の可能性に言及。「中国の一般漁民がわざわざ日本領海に侵入し、危険を犯して巡視船に体当たりするはずがない。乗組員は特別な訓練を受け、政府の命令を受けて動く『海上民兵』と呼ばれる軍人だろう。」と9月19日付け社説で書いている。

海上民兵だとすれば、わざと衝突し、わざと捕まった可能性も浮上。

中国に嵌められた可能性も排除できなくなる。

衝突事件発生は9月7日。9月14日に行なわれた民主党代表選のちょうど1週間前。そうなると衝突事件と民主党代表選の関係も大いに気になる。

海保を主管する国土交通省の大臣だったのが前原誠司。中国は前原を「対中強硬派」と見なして警戒を強めていた。前原を狙ったのか。前原の外相就任阻止が目的だったのか。

また、米国による中国包囲網が形成されつつある中で、衝突事件でまずは日本から揺さぶる。日本が中国に屈したかのような対応を取れば、アジア全域に影響が及ぶ。その結果、中国包囲網は弱体化。中国はそれを狙ったのか。同時に米国の反応を見ているのか。

一方で米国は絶妙のタイミングで「思いやり予算」大幅増を要求。産経によれば「中国漁船衝突事件での中国の強硬姿勢を受け、米側は思いやり予算を『対中戦略経費』と位置づけ、日本の応分の負担を迫る構え」とのこと。

何やら裏で米中が組んでいる可能性まで浮上。日本のカネが米中両国にむしり取られる恐怖のシナリオも存在するのだろうか。


<画像引用>

尖閣漁船衝突事件で中国人船長の勾留を延長 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/trial/100919/trl1009191940001-p1.htm


<関連記事>

日中首脳会談「適切でない」=ビデオ証拠能力を疑問視-中国
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010092100695

漁船衝突:ビデオ公開を日本に要求 中国外務省副報道局長
http://mainichi.jp/select/today/news/20100922k0000m030055000c.html

“故意に衝突”ビデオで裏付け
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100918/t10014074001000.html

米政府、思いやり予算大幅増を要求へ 「対中戦略経費」と強気
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100922/plc1009220121000-n1.htm