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出るも地獄、残るも地獄、あぶり出される小沢一郎、情け容赦ない仕打ちで学ぶ「日本の掟」2010/09/17 09:35

出るも地獄、残るも地獄、あぶり出される小沢一郎、情け容赦ない仕打ちで学ぶ「日本の掟」 ウィキ:平将門の首塚 より引用


9月6日付「勝てば菅軍負ければ賊軍、小沢負ければ賊軍拒んで名誉職?」。ここで私は「民主党代表選の勝負あったと判断」と書いた。「菅続投はほぼ間違いないと確信」とまで書いた。

さらに知り合いの経済評論家の「小沢はあぶり出されたんだよ」発言を紹介しながら、小沢は離党して賊軍の道を歩むか、そのまま党に残って「最高顧問」などの名誉職的なポストを与えられて終わるしかないと書いた。

今まさに小沢はあぶり出されようとしている。

9月16日。菅直人首相は岡田克也外相を民主党幹事長に内定するなど、小沢に批判的な陣容で固めた「脱小沢」・「非小沢」路線を徹底強化。

そして、小沢と輿石東参院議員会長に要請したポストは「代表代行」。その権限は実に曖昧。小沢側近議員も「実権のない完全なガス抜きのポストだ」と批判。輿石は就任を固辞。小沢も当然足並みを揃えた。

逆境にありながらも小沢が代表選で集めた国会議員票は200票(400ポイント)。一方で菅は206票(412ポイント)とほぼ拮抗。

頑張りすぎちゃった小沢ちゃん。今や凄まじい権力欲に取りつかれている菅や仙谷由人にとって、小沢は脅威でしかない。しかも、小沢は検察審査会の再審査の結果次第で強制起訴。党内に残られても厄介者。

そこで「小沢追い出し」を謀る。そのための「代表代行」ポスト。「どうぞ民主党から出て行ってください。どうせなら輿石もご一緒に」と言わんばかりの挑発姿勢。

輿石に離党する根性などないことを見越したもの。小沢を支持した200人の国会議員とて同じこと。小沢と共に離党する根性などあるものか。せいぜい多くて40人程度だろう。

小沢もすべてを見抜いている。「ここは何を言われようと一兵卒として死んだふりをするしかない」と。「菅内閣もどうせ短命。ならばその時まで耐え忍ぶしかない」と。だからこそ強烈な「小沢あぶり出し」が行われているのだ。

今、その小沢の前にはおいしそうな餌がズラリ。自民などは公明と組んで飛び切りのご馳走を用意しているとか。しかし、すべてが毒饅頭。パクリと食らいつけば即死。小沢を党外へと誘い出す罠でしかない。小沢が離党を表明した時点でどうなるか。自民、公明に民主も加わってボコボコされるだけ。

出るも地獄、残るも地獄。小沢一郎に下された情け容赦ない仕打ち。自分勝手にブチ切れて、日本の一番繊細な部分を踏み荒らした小沢に同情の余地などない。これが日本の掟というもの。表と裏が織り成す絶妙なハーモニーも時として牙を剥く。

今ここで随分前から私が周囲に漏らしていたことをこっそり教えよう。幹事長に就任する岡田が語った「天命」にも深く関わっている。そして、小沢の終わりは菅の終わりも意味することになる。

「そもそも菅が首相に選ばれたのも小沢征伐の役割あってこそ。菅の血とその顔が明確にそのことを示しているように見える。」(謎)


<画像引用>

平将門の首塚
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%B0%86%E9%96%80%E3%81%AE%E9%A6%96%E5%A1%9A


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勝てば菅軍負ければ賊軍、小沢負ければ賊軍拒んで名誉職?
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/09/06/5332626