Google
WWW を検索 「園田義明めも。」を検索

チャイナ・バッシングの予感2009/01/29 01:18

ガイトナーの挑発



ガイトナーが発した“currency manipulation(為替操作)”。

この発言が極めて好戦的かつ挑発的な意味合いを持っていることを、
日本のメディアは報じていませんね。


<関連記事>

When all else fails, blame China
Willem Buiter
http://blogs.ft.com/maverecon/2009/01/when-all-else-fails-blame-china/

In the US, the words “currency manipulation” are fighting words. If the US administration were to formally name China as a currency manipulator, a range of trade sanctions could be imposed by the US government.

China and America
War of words
Economic tensions between America and China are rising—at exactly the wrong time
http://www.economist.com/finance/displayStory.cfm?story_id=13005072&source=hptextfeature

The sharp tone and use of the legally-loaded term “currency manipulation” ricocheted through financial markets as investors shuddered at the prospect of a Sino-American spat in the midst of a global slump.

コメント

_ ななし ― 2009/01/29 19:38

どうなんでしょうか、今米国債を買えるのは中国くらいしか無いんじゃないでしょうか。
それとも米国内で消化する自信があるんでしょうか。
表向きはやり合ってるようには見えるんですが。

_ Blondy ― 2009/01/29 19:48

先日、Naill Fergusonの新著「Ascent of Money」を立ち読みしたら、Fergasonは最終章で、グローバル化時代であった第一次大戦前の世界で、金融を担っていたイギリスと産業を担っていたドイツの関係があっという間にこじれたことをあげ、現代のチャイメリカの世界だってどうなるか知れたものではないでっせ、という感じのことをさらっと書いておりました。

アジア研究を専攻し日本語も中国語もできるガイトナーが、中国人が面子や体面をなによりも重視することを知らないはずもなく、この発言は確信犯のものであり、いよいよ東アジアに再び波乱が起きる時代に入ったということでしょうね。 さ~てそろそろ疎開先を考えておかなくっちゃ。。。

_ Y-SONODA ― 2009/01/30 01:55

★ななしさんへ

「チャイナ・バッシングの予感(2)」でも取り上げましたが、
ロイターさんはやはり日本が助けてくれるとの分析。

これって中国が仕掛ける日米共倒れ作戦かもよw

★Blondyさんへ

ファーガソンの新著、話題になっていますねー。
この人もスコットランド出身。
気になっていたので早速購入しました。
情報ありがとうございます。

やはり東アジアの波乱が近いと見ますよね。
米中は遅かれ早かれぶつかる運命。
おそらく決着はなかなかつかなくて、この先何度もぶつかるんでしょうね。

どうせ日本も巻き込まれる。
「米中戦争に備えて疎開先を考える会」でも作りましょうかw

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「カ○スの勝手でしょ」にようこそ♪ 質問:○に入るカタカナ一文字は?

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/01/29/4086299/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

_ 米流時評 - 2009/01/29 12:42


  ||| オバマのチャイナフリーFDA改革 |||
 オバマ新政権の FDA改革で輸入ストップになる 中国汚染食品
 ブッシュの中国輸入品放任政策にメス、安全基準の引き上げに

こういう改革を、ず〜〜〜〜っと待ち望んでいたのですよ。この8年間!
以前の記事で、オバマの公約は良いことづくめだけれど、実際に良い理念の元に練られた良い政策を約束しているのだから、信じたいと思うのは人の子として当然……と何度か書いてきた。

まず、オバマの原点である、悪質なロビー政治の撤廃。政治家の誰もがそうしたいと思っても、政治活動資金をロビイストの献金に頼らざるを得ない従来の政治のシステム...

_ 米流時評 - 2009/01/29 13:36


   ||| 世界が変わる、オバマが変える |||
  オバマの百日革命 第4章 オバマスピードで急発進するアメリカ号の行方
  就任からわずか1週間で180度全面転換した、アメリカの空気と世界の対応

8年間の崩壊へのサーキットを、ブッシュの幌馬車に詰め込まれ、延々と走らされてきたアメリカ人。その旧態依然の政府の無能ぶりに慣らされてしまったため、オバマの「CHANGE」がどれほどのスピードで展開するのか、予想はしていても実感はなかった。就任式までは。
多分われわれはみな、ポンコツのクルマから新車に乗り換える程度に思ってシートベルトを締めたのだが、この大統領は就任式の夜に1...