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「バック・トゥ・ザ・フューチャー ノモンハン再び」 モンゴルに集うロスチャイルドな人たち2009/10/13 07:37

日経:モンゴルとウラン


2009年7月16日、来日中のバヤル・モンゴル首相は鳩山由紀夫と会談。
この時、「民主党政権間近と感じる。政権誕生の幸運を祈る」と激励。
鳩山も「政権交代が実現すれば、モンゴルとの関係を重視していきたい」と応じたとか。

現在モンゴルではウランやレアメタルなどをめぐる壮絶な争奪戦が勃発中。
しかも、世界を動かす大横綱がすでに睨みを利かせている。

モンゴル南部のオユ・トルゴイ(オヨー・トルゴイ)鉱山は、銅・金の埋蔵量で世界最大級。
この鉱山開発でモンゴル政府はカナダのアイバンホー・マインズや英豪リオ・ティントと正式調印。
ウランの資源開発にも弾みがつくとみられている。

リオ・ティントもアイバンホー・マインズもとってもロスチャイルドな会社。
大横綱が束ねる英豪加のトライアングルがモンゴルの地でも響きあう。

日本に中国、ロシアにインドも当然モンゴルに接近中。
そろそろ大横綱は「バック・トゥ・ザ・フューチャー ノモンハン再び」のシナリオ着手か。


<画像引用>

「隠れた資源国」中央アジア発掘、丸紅・三井物産など、モンゴルのウランに関心。
2009/10/04日経ヴェリタス

Trading Houses, Global Rivals Vie For Mongolian Uranium
http://www.nni.nikkei.co.jp/e/fr/tnks/Nni20090717D16HH480.htm


<関連記事>

【ノモンハン 70年後の教訓】(中)大粛清のナゾ 果たせぬ“統一モンゴル”の夢
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/091009/acd0910091745005-n1.htm

Mongolia Takes Greater Control Of Uranium Sector
http://www.mongolia-web.com/government/2641-mongolia-takes-greater-control-of-uranium-sector

Areva signs Mongolian memorandum
http://www.world-nuclear-news.org/NP-Areva_signs_Mongolian_memorandum-0710098.html

India, Mongolia sign uranium agreement
http://www.upi.com/Science_News/Resource-Wars/2009/09/15/India-Mongolia-sign-uranium-agreement/UPI-60251253056200/

Rio Tinto signs Oyu Tolgoi Investment Agreement
http://www.riotinto.com/media/5157_18565.asp

Rio, Ivanhoe seal Mongolian deal
http://www.smh.com.au/business/rio-ivanhoe-seal-mongolian-deal-20091006-glel.html

英豪リオ・ティント、モンゴルの金・銅鉱山開発
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20091008AT2M0701M07102009.html

モンゴルのオユ・トルゴイ鉱床開発、アイバンホーなど合意
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aRJgHSMN0UtI


<Ivanhoe Mines Ltd>

Home Page
http://www.ivanhoe-mines.com/s/Home.asp

Mongolia Projects
http://www.ivanhoe-mines.com/s/Mongolia.asp

Directors & Executives
http://www.ivanhoe-mines.com/s/Directors_Executives.asp

Kjeld Thygesen
Position: Director

Before founding Lion Resource Management in 1989, Mr. Thygesen held various positions with NM Rothschild & Sons and was an international mining research analyst at James Capel.

Robert Hanson
Position: Director

Formerly an Associate Director of N.M Rothschild & Sons, Mr. Hanson was also a main board director of Hanson Plc, with a specific responsibilty for mergers and acquisitions.

コメント

_ Y-SONODA ― 2009/10/13 08:00

_ 良くコメントするようになった読者 ― 2009/10/13 08:16

数年前からモンゴル出身の朝青龍がテレビでやたら叩かれてるのも関係あるのでしょうか?

_ 老荘バーク ― 2009/10/13 18:09

モンゴルを巡るヴェリタスのこの記事、とても気になっていました。

あわせて、ノモンハン事件70周年記念祝典でのメドベージェフ大統領のスピーチと最近のロシア国内でのスターリンの再評価も気になっていました。


>大横綱は「バック・トゥ・ザ・フューチャー ノモンハン再び」
ノモンハン以外にも様々なところに再起動のための仕掛けを設置し始めていそうですね。

そして、罠に引っ掛かってしまうのは…

_ Blondy ― 2009/10/14 01:34

>そろそろ大横綱は「バック・トゥ・ザ・フューチャー ノモンハン再び」のシナリオ着手か。<

大横綱が、資源は豊富でも国防力は弱いモンゴルで、おいしい思いをするには、①中ソの影響力を弱める、②資源ナショナリズム対策をする、③輸送ルート確保をする、の3つを満たさなければならないでしょう。
(①については、中ソは上海協力機構の正メンバーだけど、モンゴルはちゃんとオブザーバーにさせている。)

特にモンゴルが内陸国で中ソを通さないと掘った資源が港につかないことを考えれば、ある程度の分け前を中ソに渡しつつメジャーを取って進めるのが正道ということでしょう。
(すでに、大横綱は、RIOをIvanの筆頭株主にしたから、RIOの株を十数%持っている中国にも一応、割は入るはず。)


もし、中ソが大横綱が決める配分比率に満足できないで(たぶんできないだろうけど)、大横綱の邪魔をするようだと、中ソ間で揉めるようにもっていくことも考えられるが、中ソもその手を読んでいるから上海協力機構で連携して、扇動されないように気を配っているし、最近また親密度があがっている様子もあるからそう簡単にはいかない。

プーチン首相訪中、深まる中ロ蜜月関係
http://www.chosunonline.com/news/20091013000029

とすれば、仮に熱河・ノモハンに匹敵するような事態になることがあるとしたら、その前の段階で、ロシアや中国の内部で、いろいろ動きがでるでしょうね。
民主化推進派、小数民族独立派、右派・軍部の復権と不安定要因はいろいろありますが、大横綱が、金融をいじって政権の失策・金詰まりを演出し、裏から各勢力を支援して動きを焚きつけることもありやなしや。(特に不況下は軍事予算削減に抵抗する右派・軍部の動きが心配。)

であればロシアや中国は、上海協力機構で連携しながら、国内では反体制運動への警戒と弾圧・懐柔を強め、モンゴルでは個別に傀儡政権をつくるように動くのが合理的かも。
(場合によってはモンゴルに親ロとか親中の政権ができて、大横綱がようやく鉱山をようやく盛業にこぎつけたころに、イランのようにそっくり国有化されちゃうことだってあり得る。)

いずれにしても
A)モンゴル内での政治バランス。 
B)ロシア・中国内での政治バランス。
の維持or変化に誰が一番、金と技を使えるかで決まるんでしょうね。

_ Y-SONODA ― 2009/10/14 08:50

★良くコメントするようになった読者さんへ

朝青龍はどうなんでしょうか。
ASAグループが話題になることがありますが、その実体がよくわからないのでわかりませーん。


★老荘バークさんへ

>そして、罠に引っ掛かってしまうのは…

ひょいひょい、のこのこ系の国もあるので気になりますよねw
そういえば麻生さんは「金持ちのユダヤ人が住みたくなる国が一番いい国」発言も。
ユダヤ系とのお付き合いの仕方という面で参考になりますね。


★Blondyさんへ

モンゴルはまだまだ法整備などが不十分で投資リスクが高いとのクールな見方もある。
アイバンホーとて約10年もかかってようやくプロジェクトがスタートという状態。
「ノモンハン再び」があるとしても、まだまだ先の話でしょうね。

とはいえ中国とリオのゴタゴタにはモンゴル利権も関わっているような気配も漂う。

大横綱はおそらくここでも両天秤。
Blondyさんが指摘するように、場合によっては両天秤同士を衝突させることもあるやなしや。
こういうことに巻き込まれないようにする技も身につけないといけませんね。

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