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ドル終焉に蠢く人々2009/10/08 11:23

FT:Obama under fire over falling dollar


昨日は各方面からお電話が殺到。
私にも英インディペンデント紙掲載の「ドル終焉(The demise of the dollar)」の波紋到達。
「今狙われているのが日本とはどういうことだ」との質問が多数。

私自身もこの記事の信頼性は低いと判断。
しかし、この記事にはこれからの国際政治を読み解く上で重要な要素がてんこ盛り。

まずはブラジル、ロシア、インド、中国の新興4カ国(BRICs)の動きを振り返る。

08年11月には初のBRICs財務相会合開催。

次いで今年6月には初のBRICs首脳会議開催。
ここで米ドルを基軸とする国際通貨制度の見直しや世界の多極化をめざす立場で合意。

そして、今年9月にはBRICs財務相・中央銀行総裁会合開催。
ここでは欧米出身者中心のIMF専務理事や世銀総裁の選出を開かれた方法で行うよう主張。

注目は今年9月のBRICs財務相・中央銀行総裁会合がロンドンで行われたこと。
G20財務相・中央銀行総裁会議に合わせて開催されたためにロンドンになった。
おそらくその内容は英国側に筒抜けか。

こうしたことから、ロシア、中国あたりがドル終焉作戦を秘密裏に行っている可能性は否定できない。

記事が伝えたのは、ドル終焉作戦にアラブ湾岸諸国、フランス、日本が巻き込まれた構図。
この情報を提供した湾岸諸国関係筋や中国銀行関係者の意図をここに読み取るべき。

その意図とは、ドル建て原油取引を止めさせたい(米国と湾岸諸国の分断)。
石油をめぐるフランスの対抗意識を刺激(米国とEUの分断、イラク戦争の構図再び)。
米国のお財布である日本を米国から切り離す(米国と日本の分断)。

ドル終焉作戦と米国とその同盟国の分断工作が同時進行。
米国を孤立させようとロシアが蠢いている。
そのことをインディペンデント紙の記事が示しているのではないか。

こうした中露主導のドル終焉作戦を受けて、米国はどう対抗するのか。

今月3日のトルコのイスタンブールで開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議。
ここで米国側は「G4構想」を提案。
G4とは米国、ユーロ圏、日本に中国を加えたもの。

明らかに米国は中国とロシアの分断を狙っている。
米国もまたドル終焉作戦の首謀者は中国ではなくロシアだと判断しているのか。

世界を俯瞰すれば、すべての情報にアクセスできる立場にあるのは英国だとわかる。
この英国が指令塔となって次の新世界秩序が描かれることになるだろう。

英国は第二次世界大戦に匹敵する世界再起動を仕掛けるのか。
最後にはまた黄色を裏切るのか。中国とてそのことは百も承知。
そして、新生パクス・アメリカーナ(実際には英米体制)の誕生か。

今度の世界再起動にも熾烈なババ抜きゲームが行われるかも。
湾岸諸国もフランスもゲームを楽しむ余裕さえ見せるはず。
ゲーム慣れした中国とロシアもなかなかババを引きそうにない。

それではどこがババを引くのか。
私のブログのアクセス解析を見れば一目瞭然。
官僚系のアクセスは多数あっても、政治家系はごく僅か。

政治家の情報源はせいぜい新聞。しかも、票にならない外交問題は後回し。
よって、政治家の多くはインディペンデント紙の記事などまったく知らない。
なぜならインディペンデント紙の記事を紙面で取り上げた日本語記事はわずか2本という現実。

ババを手にして慌てふためく日本の姿がすぐそこに。
のこのこと進み出ていくアホな現状はあの時とまったく同じではないか。

ババを手にして初めていつか来た道と気付く。
それが「天の定め」(小沢一郎発言)ということか。


<インディペンデント紙関連の日本語記事引用(二本だけ!)>

(検索ワード「インデ(ィ)ペンデント」、対象=毎日、朝日、日経、読売、産経5紙)

豪、0.25%先行利上げ、資源・新興国、通貨高呼ぶ、低金利策、米は継続。
2009/10/07日本経済新聞朝刊

ドル安長期化も

 オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6日、政策金利の引き上げを決めた。金融危機後、先進国・新興国の20カ国・地域(G20)で利上げは初めて。為替市場では利上げが先行するとみられる資源・新興国の通貨が買われ、米国では利上げが遅れるとの見方からドル安が進行。安全な投資先として金にも買いが集まっている。

「次の通貨」探る

 オーストラリア準備銀行は政策金利を年3・25%へ0・25%引き上げる。資源国の豪経済は政府の積極的な財政出動もあって09年4~6月期の国内総生産(GDP)は2四半期連続でプラス成長を確保。スティーブンス総裁は声明で「金融政策による刺激策を徐々に終わらせる時期に来た」と説明した。

 こうした動きに6日の東京外国為替市場は敏感に反応。豪ドル買いの注文が膨らみ、米ドルに対し一時、1豪ドル=0・88ドル台後半まで上昇し年初来高値を更新した。ノルウェークローネや韓国ウォンなど「次に利上げしそうな通貨」を探して買い注文が集まった。

 韓国銀行(中銀)の李成太(イ・ソンテ)総裁は「金融緩和の度合いが経済状況に比べ強い」と利上げに向けた地ならしとも受け取れる発言を始めた。ウォン安を追い風とした輸出増もあり景気の回復基調が鮮明だ。

 東南アジアでは内需主導でプラス成長を維持している国で近く利上げするとの観測が浮上している。インドネシア中銀は8月まで9カ月連続で利下げしたが、9、10月は2回連続で据え置いている。フィリピン中銀は11月に利上げに転じる可能性が指摘されている。

 内需が堅調なインドでもインフレ懸念から来年早々に利上げに転じるとの見方が出ている。

為替介入効かず

 一方で、日米欧については「利上げはまだ先」との見方が市場では支配的だ。JPモルガン証券の菅野雅明氏は「日本と米国の利上げは最も遅くなる」と指摘。特に日米ではデフレ懸念が強まっており、利上げの足かせになるとみる。

 為替市場では国・地域による利上げ時期の格差が注目され、低金利が長期化するとみられるドル資金を調達し、市場で売って高金利の通貨を買うドル・キャリー取引が加速している。

 ドルの信認低下もドル売りの材料。6日付の英インディペンデント紙は、中東の湾岸諸国が原油取引でドル決済をやめる案を日本や中国、ロシア、フランスと秘密裏に交渉していると報じた。

 市場では韓国、シンガポール、フィリピンなどアジアの通貨当局が6日、一斉に自国通貨売りの為替介入をしたとの観測が浮上した。これまでも介入してきたとされるが、ドル安の加速で介入を強化した可能性がある。しかしドル安の流れは止まっていない。

 日本も利上げが遅れる見込みだが、ドルに対して円高基調。藤井裕久財務相は6日、米紙ウォールストリート・ジャーナルに対し「為替相場が常軌を逸するのならば何らかの対応が必要」と介入を辞さない姿勢を示しながら「現状は異常でない」と述べた。ニューヨーク市場では1ドル=88円台後半まで上昇している。


6日午前のNY金、最高値を更新
2009/10/07東京読売新聞朝刊

 【ニューヨーク=山本正実】6日のニューヨーク金先物市場で、取引の中心となる12月渡し価格は一時、前日終値より27.20ドル高い1トロイ・オンス(約31グラム)=1045ドルちょうどまで上昇し、昨年3月に付けた最高値(1033.90ドル)を約1年半ぶりに更新した。

 英紙インデペンデントが6日、中東の湾岸諸国と中国、ロシア、日本、フランスが秘密裏の協議で、石油取引の決済にドルを使うのをやめることを検討したと報じ、日本などが報道を否定したものの、基軸通貨としてのドルの地位が揺らぐとの思惑から、金など実物資産が買われた。

 ニューヨーク外国為替市場では円買い・ドル売りが進み、円相場は午前11時5分(日本時間7日午前0時5分)、前日比75銭円高・ドル安の1ドル=88円73~83銭で取引されている。


<画像引用>

Obama under fire over falling dollar
http://www.ft.com/cms/s/0/08ca4832-b36a-11de-ae8d-00144feab49a.html#

“The first order reason for the decline in the dollar has been the normalisation of markets,” said Ken Rogoff, a Harvard professor and former IMF chief economist. “The financial crisis probably has brought forward the day when the dollar is no longer dominant – but maybe from 75 years to 40 years.”

コメント

_ 良くコメントするようになった読者 ― 2009/10/08 11:56

イギリスが首謀者ならば,ブレトンウッズ体制の意趣返しですか。

_ (未記入) ― 2009/10/08 14:26


大的外れの質問でお目汚し失礼させてくださいませ。

園田様の著書。隠された皇室人脈では
あの当時、活発な動きを見せていた皇室外交というか、人脈ですが、現在のこの状況でも同様の活発な動きをされてらっしゃるのでしょうか?少々前の話になってしまいますが、秋篠宮殿下の欧州歴訪が思い出されました。

小沢氏のそれとは意義も意味も、もちろん違うのでしょうがそういえば、あまり大々的に取り上げなかったあの歴訪は本当は何だったのかな?と気になりましたので。経済的な話は政治的な話は一切されないものなのでしょうか。

天の定めって どういう意味での発言なのでしょう。
恐ろしい。

_ Blondy ― 2009/10/08 14:49


現状認識、危機意識、歴史認識の違いといってしまえばそれまでですが、東アジア共同体についても、下記の田中宇さんのような見方か無関心が多く、園田さんのようにファンダメンタルズを見据えて、水平線を見よと警鐘を鳴らす人は少ないですね。

日本:脱亜入欧から親米入亜へ  2005年10月4日  田中 宇
http://tanakanews.com/f1004japan.htm


あはは、10手先の話はなかなか解ってもらえないみたいですねw 

空気に流されやすく。ファンダメンタルズを顧みないまま、
誠意をつくせば相手は悪いようにはしないはずだという独善的な性善説・楽観論で大局を誤り続けた戦前・戦中の過ちにほとんど学んでいない日本人。

フランス人のように自由・平等・博愛を建前・プロパガンダとし
て使いこなすだけのプラグマティックな才能の乏しい真面目な
人々が、友愛という言葉を額面通りに受け取って自主外交の
幻想に取りつかれたりしたら、将来かなりやっかいなことになりそう。

そういえば、StratfornのGeorge FriedmanもNext100yearsでトルコ、ポーランド、日本はいずれ戦争に走ると断言してたしな~。

Next 100 Years - STRATFOR - George Friedman
http://www.youtube.com/watch?v=DIwZsbBXpNQ
http://www.youtube.com/watch?v=QmzRSUSoShI

あと、やっぱり、アングロアメリカンのコアともいうべきホーリンガー・インターナショナル所有のテレグラフのエース記者Ambrose Evans-Pritchard の目には、円が存在しない未来が見えているみたいですね。

China calls time on dollar hegemony
By Ambrose Evans-Pritchard  Telegraph Published: 7:33PM BST 06 Oct 2009

http://www.telegraph.co.uk/finance/china-business/6266790/China-calls-time-on-dollar-hegemony.html

_ Blondy ― 2009/10/08 17:52

>ドル終焉作戦と米国とその同盟国の分断工作が同時進行。
米国を孤立させようとロシアが蠢いている。
そのことをインディペンデント紙の記事が示しているのではないか。<

やはり園田さんが睨んでいる線でMax Keiserが煽ってますw

Max Keiser: Dollar to be buried way before 2018

http://www.youtube.com/watch?v=D7dH4e8HYFA

_ トンチンカン ― 2009/10/08 18:08

>米国と湾岸諸国の分断,米国とEUの分断,米国を孤立させようとロシアが蠢いている。

イラン核協議、ウラン濃縮ロシア委託で合意
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091002-OYT1T00398.htm?from=nwla

イランは数か月前、国際原子力機関(IAEA)に対し、テヘランにある研究用原子炉で使用するウラン燃料が不足していると伝えてきた。IAEAから報告を受けた米露両国は、イランが濃度3・5%まで濃縮した低濃縮ウランの一部をロシアに搬送し、ロシアがこれを19・75%まで濃縮、フランスが燃料化した上で、イランに戻す案を打診。イラン側もこの解決策に同意した。

これもその動きの一つですか?

_ ks ― 2009/10/08 21:29

思わず、はじめてコメントします。
民主党政権は戦争フラグではないかと、考えてましたが、これは・・・

_ 老荘バーク ― 2009/10/09 01:41

英国ほど「したたか」という言葉が似合う国はないですね。

ボルトンさんやウォルフォウッツさんなどなどのネオコンが近頃急に元気になって、
米国がイスラエルを見捨てないように圧力をかけて今後も面倒を見させようとしているのも、
この流れのなのでしょうか。
そういえば、プーチンさんと敵対したオリガルヒの多くが熱心なシオニストで、
チェルシーのアブラさんを筆頭とする親プーチンのオリガルヒは
シオニズムにあまり熱心ではなかった記憶があります。

友愛外交という甘~い言葉に自らが気付かない高熱に浮かされて再びババを引かされたとしても、
今度こそは英国とのブルーブラッド&ブルーリボン外交、
バチカン外交(含む、イエズス会のニコラス総長)で
最終的に日本は危機を回避というシナリオを期待してしまいますが、
やはりこのシナリオも甘~くて現実的ではないですよね…
ブルーリボン剥奪も、また繰り返されてしまうのでしょうか…

_ Blondy ― 2009/10/09 01:56

同じテーマに連続投稿でどうも済みません。

さすがイギリスはRobert FiskとかMax Keiserとかいいアセットを仕込んでますね。RTとかアルジャジーラの使い方も実に上手い。これと比較するとアメリカはとうていこの域には達していないと言えるのではw

Robert Fisk reveals truth behind 'dollar demise' report
http://www.youtube.com/watch?v=kFi1KlUh5PI

_ Y-SONODA ― 2009/10/09 08:27

★良くコメントするようになった読者さんへ

ブレトンウッズの解釈の仕方によるかな。
今頃米国は英国研究に大忙しではないかと。
影響力の残し方を学んでいるのではないでしょうかw

★未記入さんへ

現在の皇室も米国であればそれこそロックフェラー家との交流は大切にされていますよ。
皇室も戦争回避に動くと思いますが、戦前同様いざとなったらどうなることやら。
天皇訪韓問題が極めて重大な意味を持ってくるような気がします。

★Blondyさんへ

なにやら日本では団塊世代の影響からか反米=知性的みたいな勘違いが蔓延っている。
勘違いしたまま感情的に多極化を語る人がほとんど。
しかし、実際に多極化後の世界をイメージできている人はいない。
その点、田中さんはすごいですよ。
田中さんは多極化の方が世界は安定すると信じて発言しています。

私は多極化に移行する前の無極化状態のカオスを怖がっています。
また多極化しても極同士がぶつかり合って必ずしも安定しないと見ています。
以前も書きましたが、私はむしろ米中2極による新冷戦が一番望ましいのではないかと。
そういう方向になりそうな空気も感じています。
その時、日本はどちらにつくかを今から考えておかないといけませんね。

裏では阿吽の呼吸の冷戦構造も別れ方次第では恨み辛みを残す。
現在のロシアがまさにそれ。
おそらくRobert FiskやMax Keiserはそのことが見えている。
そして、逆利用の仕込みにもつながるということでしょうね。

★トンチンカンさんへ

>イラン核協議、ウラン濃縮ロシア委託で合意
あはは、これはむしろソラナによる先手作戦かも。
ソラナの動きは毎日チェックした方がいいですね。
先が読めている数少ない人物です。
いずれにせよ中東においてはイスラエルが鍵。
イスラエル憎しで中東が結束すれば、それこそ一気にドル建て原油取引が変わるかも。
イラク戦争当時を思い出しましょう。

★ksさんへ

>民主党政権は戦争フラグ
結果としてそういう方向に行くかもしれませんね。
来年あたりに憲法改正の議論も再浮上するかも。

★老荘バークさんへ

おそらく英国はあの時同様に極めて冷徹に次を睨んでいると思いますよ。
日本への配慮などは到底考えていない。そんなことより国益重視。
とはいえ麻生さんのバチカンルートは気になりますね。
しかし、戦前を振り返るとどの程度機能するのか疑問。
戦前と比較すると現在の方が人脈力の点で劣化しているかもしれない。
ジョセフ・ナイやアーミテージもジョセフ・グルーに比べると見劣りする。
頼みのデイヴィッド・ロックフェラーもそろそろ逝きそうだし・・・。

_ Q ― 2009/10/09 18:07

70年前の国際状況と今回は似ているような感じになってきました...ちょっと陰謀論ぽく、そして長くなってしまいますが...すいません。

やはり、今回の国際危機の原因は、国際金融資本勢力内の主導権争いが原因なのだと思います。つまり、身内同士で、どちらが主導権を握るのかという争いであり、国際金融資本を中心には変更がないのです。

その一つが、米国と英国の主導権争いでしょう。米英体制のままなのか、英米体制に戻すのか、ぐらいの争いです。日本の徳川時代に例えるのなら、徳川家内部で、尾張家でいくのか、紀伊家でいくのかぐらいの話で、伊達家や前田家にいくのかというような話ではないので、今後も徳川幕府は続いていくということです。

で、70年前の英国や米国の争いを見ていると、その頃も、米国は英国に意外にそっけなく、英国の嫌いなケネディの親父さんだったか?が、米国政府の要職についていました。今回のオバマ政権の英国に対する姿勢に通じるものがあります。

そして、この両者が争う時、面と向かって対立するのではなく、第三者の巨大な敵を作り出して、その敵に世界秩序(英米体制か、あるいは、米英体制か)を崩壊させて、それに対して、英米が共同で対処し、その第三者を倒すという建前をとるのですw そして、その崩壊した国際秩序を組みなおす過程で、英米体制でいくのか、米英体制でいくのか、って感じになるのです。 だから、素人には、英米が争っているようには見えにくいw 

70年前は、英国が主導した英米体制だったのだけど、米国はそれを壊し、米国主導の米英体制に組みなおすために、ナチスを太らせて、また、ソ連をつくったり、大東亜共栄圏を実は後押ししていたような気がします。しかし、これらの第三の敵は、あくまでも英国と米国の主導権争いのための道具にしか過ぎませんw

かなり、陰謀論ぽくなってしまいましたが...すいません。

ただ、この企みは、第三者の勢力も気がついていると思います。特に中国の政府要人は分かっているでしょうw 分かってないのは、日本民主党の理想主義者たちw そして、今回、この東アジア共同体を支持しているぽい発言をしているのは、英国というのが不気味ですw 英国は本心から支持しているのでしょうかw? これまでの流れだと、米国中心から英国中心のアングロサクソン・ユダヤ体制に組みなおすために、だしにされているだけのような気がします。

_ Y-SONODA ― 2009/10/11 02:15

Qさんへ

あのー。英米って血のつながった親子みたいなものだと思いますけど。
経験豊富の連中はできるだけ表に出てこないものです。
子供でさえ利用しようとする。
英はそのための子沢山。したたかですなぁ。

_ とおる ― 2009/10/19 20:32

ロシアと中国が頑張っているようですね。

石油取引 ロシア・イラン公式に「米ドル落とし」へ
http://ryuzaburo.seesaa.net/article/130657120.html

_ Y-SONODA ― 2009/10/20 09:07

とおるさんへ

私も気になって調べたのですが、このテヘラン・タイムズの記事もかなり怪しいかも。
米のイラン制裁法案を睨んだ牽制球かなw
日本が名指しで登場するあたりはおもしろい。
それにしてもイランがイラク化してきましたね。

_ とおる ― 2009/10/20 22:05

園田様
> 私も気になって調べたのですが、このテヘラン・タイムズの記事もかなり怪しいかも。
変化球か、ボール球か、煙幕(情報戦)か分かりませんが、なかなか怪しいですね。

> それにしてもイランがイラク化してきましたね。
自ら軍隊を出して泥沼に嵌るよりは、相手同士が争いを始めて泥沼に落とし込むのが、いいのでしょうね。(後ろから支援したり、息切れした所を仲裁に入るふりをしたり)
アフガニスタンからアルカイダをパキスタンに追い出し、パキスタンで騒ぎが起こるようにした後で、パキスタンからイランに追い出しなんて、やってるのでしょうか?
それとも、サウジアラビアのイスラム宗派の影響で、イランに核兵器を持たせないように騒ぎを起こす支援でもしているのでしょうか?
まさか、アルカイダとCIAがイランでの利害が一致したのかも?
真相は表には直ぐには出てこないのでしょうが、イランが弱体化すると、ロシアを除く隣国は全て喜びそうです。

_ Y-SONODA ― 2009/10/21 01:18

とおるさんへ

>相手同士が争いを始めて泥沼に落とし込むのが、いいのでしょうね。
>アルカイダとCIAがイランでの利害が一致

この関係で今注目しているのが情報機関非難合戦。
今またパキスタンの情報機関の3軍統合情報部(ISI)が話題になったり、米英情報機関の関与が疑われたりでもうグチャグチャ。
安易な「敵の敵は味方」の論理がずっこけて、誰が敵で誰が味方なのか、誰もわかりまへん状態なのかもねw


パキスタン諜報機関がタリバン支援、狙いは西側援助=アフガン政府顧問
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-11996320091018

イランのテロ 革命防衛隊「米英情報機関が関与の証拠」
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20091020AT2M1902T19102009.html

イラン、自爆攻撃で米英とパキスタンを非難
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2654377/4782834

_ とおる ― 2009/10/21 09:20

園田様
> 安易な「敵の敵は味方」の論理がずっこけて、誰が敵で誰が味方なのか、誰もわかりまへん状態なのかもねw
そんな感じですね。
どうせ分からないので、このまま、敵と敵同士が、お互いに紛争・戦争しあっている間に、そろ~っと退出して対岸の火事見物とか?(まあ、時々介入して燃料投下)
イラン国内が騒然としている間に、イスラエルの情報機関が、核開発場所の破壊工作とか、核技術者の友愛とかがやり易くなりそうな感じも。
イランの宗派分布・民族分布が次ぎに載っていますが、ユーゴスラビア化で弱小国に解体とか?
http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/200703280000/
http://www.lib.utexas.edu/maps/middle_east_and_asia/iran_peoples_82.jpg
あくまでも、妄想です。

_ とおる ― 2009/10/21 21:04

こんなのも出ています。

超大型爆弾 米が開発中 地下60メートルも破壊、威力10倍に
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009102102000102.html

Boeing-Developed Massive Ordnance Penetrator Successfully Completes Static Lethality Test
http://www.boeing.com/news/releases/2007/q1/070326a_nr.html

YouTube - Pentagon Speeds up Bunker Buster Production. 12th Oct.
http://www.youtube.com/watch?v=cYYj86nZi1k

_ Y-SONODA ― 2009/10/22 04:08

とおるさんへ

私は戦争に巻き込まれないようにすることこそが政治家の役目と思っているのですが、日本の場合は憲法9条のおかげでうまい具合に逃げられる仕組み。
これがあるために本物の政治家が育たないのかもしれませんねw
この点でロシアやイスラエルは見事。燃料投下もお手のもの。
それに比べて米国のほいほい出てゆく体質はアホちゃうかと思ったりw
とはいえ、たとえ「目ン玉つながりのお巡りさん」でもいないよりはいる方が何かと便利。
よって周囲に持ち上げられて米国覇権は維持されるというのが私の見方ですw

それでこんな記事も。
赤字解消のために北朝鮮でもモグラたたきを狙っているのでしょうか。

米ボーイング、15億ドルの赤字に転落 7~9月、新型機開発遅れる
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20091021D2N2101121.html

_ とおる ― 2009/10/22 10:39

園田様
> 私は戦争に巻き込まれないようにすることこそが政治家の役目と思っているのですが、
一人(一国)で犯罪(戦争)をしないと決意しても、世の中、犯罪(戦争)が多くて巻き込まれないとも限らないのがつらい所です。

> 赤字解消のために北朝鮮でもモグラたたきを狙っているのでしょうか。
次々に新ネタが出てきますね。
オバマ大統領の景気・失業・支持率などがキツイ状況になれば、「目ン玉つながりのお巡りさん」が、ぶっ放すのは多いにありそうです。
(その前に、普天間基地問題で、お巡りさんがキレ無いことを願ってます。)

_ Y-SONODA ― 2009/10/23 09:16

とおるさんへ

わかっていない日本人が多いようですが、リベラルな連中の方が切れやすい。
米国でも戦争のきっかけをつくるのはいつも民主党。
ネオコンとて民主党からの転向組みだったことをお忘れか。
理想転じてダース・ベイダー。
確かに「目ン玉つながりのお巡りさん」が大暴れしそうな気配が漂ってきましたね。

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