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TBS:海水でも応用可能 マグネシウムを使った燃料電池による電動三輪車の走行実験2012/12/12 08:16







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マグネシウム電池で走る電動三輪車
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5205031.html

 震災から1年9か月の11日、マグネシウムを使った燃料電池による電動三輪車の走行実験が行われました。

 田んぼに挟まれた道を走る1台の電動三輪車。動力源として積んでいるのは、マグネシウム電池です。そして、もう一つ必要なのは、塩水。

 マグネシウムに塩水を入れると、酸化して電子が放出されます。その電子が空気中の酸素と反応すると電気が流れるという仕組みです。

 この電動三輪車を運転しているのは、東北大学の小濱教授。

 「(Q.乗り心地は?)快適ですよ。性能が分かってきて景色を見る余裕が出てきた」(東北大学 小濱泰昭教授)

 マグネシウムは花火に使われるなど、元々燃えやすい性質ですが、この電池には燃えにくいマグネシウム合金が使われています。

 マグネシウムは、地球上に多く存在し、塩水は海水でも応用が効くといいます。実際、マグネシウム電池に海水を注ぐと、扇風機が回り、ライトが点灯。さらにテレビも映りました。

 そして、発電で使い終えたマグネシウムは、太陽光を利用して熱を加えると、何度でも再利用できるといいます。

 「安全・安心で、本当の意味で持続可能な社会が見えてくる。太陽があるかぎり我々の手でマグネシウムという燃料をつくり出すことができるわけだから」(東北大学 小濱泰昭教授)

 11日の電動三輪車の走行実験は、福島県のいわき市を出発。福島第一原発の周辺を迂回して北に向かい、時速50キロ前後で、およそ100キロメートルの道のりを走破しました。

 「乗り物にも使えることを実証した。次は船舶、その次は小型発電所みたいなもの。これがスタートです」(東北大学 小濱泰昭教授)

 このマグネシウム電池は、非常用の電源としても需要が見込まれていて、来年以降の製品化を目指しています。(11日21:54)


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