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「水しか排出しない燃料電池車」をアピールするHondaのコンセプトムーヴィー "Hands"がすばらしい2013/07/07 14:30






<関連サイト>

Honda "Hands"
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Dxy4n0UT82o#at=51



2013.7.7 SUN
ホンダの65年のイノヴェイションを2分間で表現した映像
http://wired.jp/2013/07/07/honda-hands/

技術者の夢と好奇心を源に、世界最先端の製品をつくり続けてきたホンダ。そんな日本のものづくりの原点ともいえる「ホンダ・スピリッツ」を表現した映像”Honda Hands”が、なぜか英国ホンダにより制作、公開され話題を呼んでいる。この映像は、停滞する現在の日本のものづくりに、ヒントと力を与えてくれるかもしれない。

机の上に転がる、ひとつのナット。人の手がそれを拾い上げる。すると、ナットはエンジンに変わり、オートバイになる。それはさらにクルマ、船、ロボット、ジェット機と、さまざまな製品に変わっていく。イマジネーションが、最先端のテクノロジーをつくり出していく。

英国ホンダのサイトで公開されているコンセプトムーヴィー、“Honda Hands”は、技術者の夢と好奇心から、世の中に役立つ製品を数多く生み出してきた「ホンダ・スピリッツ」を魅力的に表現している。

この映像に登場するのは、「世界を変えた」次のようなホンダの製品だ。

誰でも乗れるバイク、スーパーカブ。1958年の登場以後、世界中で販売され、人類史上最も多く販売された乗り物になった。ホンダの代名詞的製品。

悲願のマン島TTレースを制したロードレーサー、2RC143。1961年の世界グランプリで「コンストラクターズ・チャンピオンシップ」をホンダにもたらした名機。

世界初の「環境にやさしいクルマ」、シビック。当時、実現不可能と言われた環境基準「マスキー法」を、世界で初めてクリアした。

公道で走れるF1カー、NSX。オールアルミニウムのモノコックボディ、戦闘機をモチーフとしたキャノピー等、先進のテクノロジーとデザインを詰め込んだスーパーカー。

世界最速のソーラーカー、ドリーム号。初挑戦のワールド・ソーラー・チャレンジで世界新記録を樹立し、優勝した。

世界初の量産型燃料電池電気自動車、FCX クラリティ。搭載された水素燃料電池が排出するのは純水だけ、という完全ゼロ・エミッション車。

どこでも行ける全地形対応車、ATV。車でもバイクでもないユニークな乗り物は、英国南極調査隊にも利用されている。

世界初の二足歩行ロボット、ASIMO(アシモ)。人間のように歩き、走る二足歩行ロボットは、世界中の人気者になった。

ホンダ初の航空機、ホンダジェット。燃費や居住性を改善するため主翼上面にエンジンを設置するなど、斬新な技術が取り入れられたビジネスジェット。

映像に登場するこれらの製品は、いずれも「世界初」「世界最高」のものばかりだ。もしホンダが実現していなかったら、いま、この世の中に存在していないかもしれない。

ひとつのナットが、人の手によっていままでにない製品に変わっていく。このコンセプトムーヴィーが表すように、技術者の夢と好奇心から、世の中に貢献するイノヴェイションを生み出し続けてきたホンダ。日本の製造業が目標を失いつつあるいま、「ものづくりとは、世の中の役に立つ想像力である」と言う本田宗一郎の言葉を、わたしたちはもう一度思い出すべきかもしれない。

そして何より残念なことは、“Honda Hands”のような、ものづくりの理念や先進性をセンスよく、魅力的に伝えるコンテンツが、母国日本からではなくイギリスから発信されている、ということだ。優れたテクノロジーや製品の開発だけでなく、それを伝え、支え、時に刺激を与えるメディアもまた、「科学技術立国日本」復興のための重要な要素のはずだ。手遅れになる前に、早くそのことに気づいてほしいものだ。