小泉純一郎氏の「日本人の自然への畏敬の念」演説(2014年1月26日、池袋駅東口にて) ― 2014/01/26 23:15
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(11分10秒から)
ピンチはチャンスと言います。
今度の東北の大震災のピンチは、
まさに日本人が昔から持っていた自然と共に生きる社会(を思い出させてくれました)。
山にも海にも川にも何か目に見えない大事なものがあるんじゃないか。
畏敬の念を持っている国民性。
この自然を尊重して、自然を資源に生きる社会ができれば・・・。
もう日本は太陽でも水でも風でも地熱でも無限に自然の資源に溢れています。
石油とか石炭とか天然ガスとか、
世界各国に行って、資源獲得戦争に参加する必要はない。
自然と共に生きる社会ができるかできないかの、
大きなチャンスが今やってきたと考えています。
どうかこの壮大な事業。夢のある事業。
自然を大切にする事業に皆さんと共に参加して、
細川さんを都知事にしようじゃありませんか。
(11分10秒から)
ピンチはチャンスと言います。
今度の東北の大震災のピンチは、
まさに日本人が昔から持っていた自然と共に生きる社会(を思い出させてくれました)。
山にも海にも川にも何か目に見えない大事なものがあるんじゃないか。
畏敬の念を持っている国民性。
この自然を尊重して、自然を資源に生きる社会ができれば・・・。
もう日本は太陽でも水でも風でも地熱でも無限に自然の資源に溢れています。
石油とか石炭とか天然ガスとか、
世界各国に行って、資源獲得戦争に参加する必要はない。
自然と共に生きる社会ができるかできないかの、
大きなチャンスが今やってきたと考えています。
どうかこの壮大な事業。夢のある事業。
自然を大切にする事業に皆さんと共に参加して、
細川さんを都知事にしようじゃありませんか。
白石隆×秋田浩之「日本は日米同盟を基軸に対抗するほかない。歴史問題には踏み込むべきではない」 ― 2013/12/29 09:01
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アジア安保網、日米軸に 政策研究大学院大学長 白石隆氏
2013/12/29付日本経済新聞 朝刊
http://www.nikkei.com/article/DGKDZO64745480Z21C13A2MM8000/
――安倍晋三首相の靖国神社参拝には中国や韓国だけでなく、米国からも批判が出ています。
「首相が靖国神社に参拝するのは望ましくなかった。中韓は日本が右傾化しており、先の大戦の歴史もわい曲しようとしていると宣伝している。米欧でも、それに同調する人々が増えるだろう。外交的には日本が首相の参拝によって得るものは何もない」
靖国参拝で一変
――安倍政権は来年、そこからどう外交を立て直すべきですか。
「日本がいま、やらなければならないのは日米を基軸にオーストラリア、インド、さらには東南アジア諸国と連携し、多国間の安保協力を築くことだ。それによって、アジア太平洋での力の均衡を保つ必要がある。その意味で、安倍政権は今年、やるべきことをやってきた。首相が参拝するまでは、来年の見通しをとても楽観していた。だが、参拝で状況は一変した。来年、日本の外交はかなり難しくなると心配している」
――アジア情勢の変化は待ってくれません。
「東シナ海や南シナ海での行動、防空識別圏の設定などにみられる通り、中国は力で秩序を変えようとしている。10年前、世界経済に占める中国のシェアが5%以下のときはそれでもよかった。しかし、2010年には9.4%になり、20年代前半には20%に達するだろう。中国がこれからも同じことができるのか、世界的に大きな問題になると思う」
――同じアジア諸国でも、中国の台頭への対応には違いがあります。
「日本は日米同盟と自助で防衛力を強めようとしている。しかし、韓国は北朝鮮への対応で米中に頼らざるを得ない。中国への輸出依存度も25%を超える。このため、韓国は事実上、中国主導の秩序を受け入れる方向に動いている。そこで行き場のなくなった国粋主義が反日に向かっている」
――東南アジアはどちらに向かうでしょうか。
「東南アジア諸国の多くは中国に対して日本と同じような懸念をもっている。中国が自分のルールを周辺諸国に押しつけ、影響圏を広げるのを警戒している。ベトナムがカムラン湾の軍港を整備し、インドネシアも潜水艦基地を建設した」
――東南アジア諸国は日米と中国の板ばさみになるのは嫌なのでは。
「カンボジア、ラオス、ミャンマーなど大陸部の東南アジアでは、中国が経済援助を注いでおり、影響力を拡大していくだろう。これらの国々が中国勢力圏に組み込まれず、世界に開かれた地域として発展していけるよう、日本も活発に経済協力を進めるべきだ」
関与と抑止で
――米国の対中戦略も揺れていませんか。
「米政府内では、中国に米国債を買ってもらっている財務省が関与に傾き、安保政策を担う国防総省は抑止に軸足を置く。この間で国務省がどちらに傾くかによって、バランスが変わる」
――歴史問題で日中の対立が深まれば、中国は日米同盟にくさびを打ちやすくなります。
「中国は20年代に入ると少子高齢化が進み、国力の伸長があまり期待できなくなる。そのため、いまの時期に権益を拡大しようとしているのではないか。日本は日米同盟を基軸に対抗するほかない。首相が普遍的価値を掲げ、米国や他の民主主義国との絆を重視する外交を進めるなら、歴史問題には踏み込むべきではない」
(聞き手は編集委員 秋田浩之)
日本を代表する国際政治学者の一人。経済と安全保障の両面を踏まえたアジア太平洋の分析に定評がある。日本貿易振興機構アジア経済研究所長。愛媛県出身。コーネル大で博士号。63歳
FITのうまみで膨らむ「太陽光利権」、始まった経済産業省「自業自得」のバブル退治 ― 2013/12/25 07:32
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膨らむ「太陽光利権」 始まったバブル退治 (画像引用)
2013/12/24 7:00日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2004I_Q3A221C1000000/
広い土地に発電用のパネルを敷けば、お金がチャリンチャリンと懐に――。うまみが大きな商売として脚光を浴びた太陽光発電に曲がり角が訪れた。原発事故をきっかけに政府が普及を後押ししてきたが、濡れ手で粟(あわ)を期待して暗躍する事業者があふれれば、いずれ電気料金に跳ね返る。ブームに火をつけた当の経済産業省は、バブル退治に動き出した。
■太陽光の「バブル紳士」も
雑居ビルの事務所で取材中、そのオーナー社長の携帯電話に何度も電話がかかってきた。匿名を条件に話してくれた社長によると、電話をかけてきた相手は、太陽光発電所用地のブローカー。「社長が持っているゴルフ場の土地を買いたい」と何度も連絡がきているという。
このゴルフ場は山陰地方の山あいにある。大都市圏から遠く、客足は遠のく一方だった。利益を生まないゴルフ場を手放したくても、これまで興味を示してくる会社は1社もない。ところが、昨年2月、どこで調べたのか、名前も知らない男が突然、事務所に連絡をよこしてきた。
「太陽光発電所の用地としてゴルフ場を買いたい」
敷地が広く、平らなゴルフ場の敷地は、大規模な太陽光発電所にうってつけだったのだ。その後は千客万来。この社長が面会したブローカーの名刺は20枚を超えた。バブル時代の「バブル紳士」のように、うさんくさそうなブローカーも混ざっていそうだと思っても、今まで門前払いしてこなかったという。
取材中にかかってきた電話を切ると、この社長は「土地が売れるなら、先が見えないゴルフ場を細々と続けるよりまし。渡りに船だよ」と苦笑いした。
このゴルフ場だけではない。熊本県のある自治体の担当者は「山の中の牧場を法外な値段で買おうとする『地上げ屋』が突然、出現した。怪しい話には注意するように喚起している」という。
誰も見向きもしなかった土地を、売れる土地に変えた太陽光バブル。発生源を探ると、経産省が打ち出した再生可能エネルギーの普及促進策にたどりつく。昨年7月にスタートした「再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度」が、太陽光発電ブームに火をつけた。
■1500万円の元手で4000万円稼ぐ
制度のポイントは、太陽光などの再エネで発電した電力を「もうけが出る値段」で買い取ること。発電事業者にアメを与えて、普及スピードを一気にあげようとしているわけだ。制度導入が真剣に議論されたタイミングは、東京電力福島第1原子力発電所事故が起きた後。原発への不信が強まる一方、再エネへの期待が高まっていたころだった。
当時の首相、菅直人は「(買い取り法案を)通さないと政治家としての責任を果たしたことにならない」と訴え、ソフトバンク社長の孫正義は、それに呼応してすぐさま動いた。孫は全国の知事を集め、太陽光など自然エネルギー普及のための組織までつくった。
しかし、環境に優しいエネルギー社会をつくろう、という理念だけで再エネ、とくに太陽光発電所の計画が増えたわけではない。ブームに火をつけたのは買い取り制度が生んだうまみだった。
買い取り制度は、再エネでつくる電気を、東電など大手電力会社が一定の価格で買い取る仕組みだ。大型の「メガソーラー」など太陽光発電所の場合、初年度に認められた買い取り額は1キロワット時あたり税抜きで40円。風力や地熱などでつくった電力の買い取り額よりも高く、一般家庭が払う電気料金の単価(20円台)すら大きく上回る。
しかも、その高い買い取り額が20年間にわたって続く。大手電力が最終的に買い取り代金を電気料金に上乗せして回収するため、家庭や企業にとっては、新たな負担だ。経産省の試算によると、2020年に家庭の負担は現在の2.5倍の月276円に膨らむ。買い取り制度のモデルにしたドイツは負担が月2400円まで増え、制度の是非を巡る論争が起きている。
裏を返せば、発電事業者に大きなうまみがある制度だ。太陽光発電設備を売り込む家電量販大手の広告を見れば、一目瞭然だ。
「土地の有効活用を支援します!」――。宣伝文句とともに並ぶのは、魅力的な数字だ。北関東の地方都市で発電能力が54キロワットの太陽光発電設備をつくった場合、初期投資に約1500万円かかるが、1年間で200万円以上(売電価格は今年度の1キロワット時あたり36円で算出)の収入が得られるという。
単純に計算すれば、買い取り期間の20年間で4000万円の収入が懐に入る。初期投資の費用を差し引いた2000万円を超える額が手元に残る。そのほかの費用が加わったとしても、おいしいビジネスだ。だからこそ、発電プラントを扱うことに慣れたエネルギー大手や大手製造業に加え、経験のない中小企業まで、買い取り制度のアメに吸い寄せられた。
■「取り消し処分」という伝家の宝刀
これまで経産省が買い取りを認定した太陽光発電所の計画を足し合わせると、出力にして2000万キロワットを超える。実現すれば、国内電力4位の九州電力とほぼ同じ発電能力が生まれるはずだった。ところが、現実は違う方向に向かっている。
「今のような事態は、想定外だ」
経産省で買い取り制度を管轄する資源エネルギー庁の幹部は唇をかみしめる。多くの計画に「買い取り認定」を与えたのに、認定した案件のうち、今夏までに稼働したのは1割強ほどにとどまっているからだ。自ら発電設備を設置する気がなく、認定枠の転売を狙ったブローカーやパネルの値下がりを待っている業者が多く、認定枠が単に利権化している実態がうかがえる。
一因は、買い取り認定の条件が当初は緩かったことにある。買い取り対象に認定するか審査する際、土地の権利を確認する書類の提出すら昨年12月まで義務づけていなかった。ある経産省幹部は「参入者を増やし、太陽光など再エネの普及スピードを上げたかった」と説明するが、放置していては制度の信用すら揺らぎかねない事態に陥っている。
今までも、経産省は認定を得るために必要な書類を増やしたり、買い取り価格を引き下げたりして巡航速度に落ち着かせようとしてきた。しかし、それでもバブルはコントロールできない。省内では、こんな議論まで出てきている。
「年明けにも取り消し処分を出すことになるかもしれない」
いったん買い取り対象と認定した計画も、場合によっては、認定を取り上げる――。許認可権を握る官庁として、伝家の宝刀を抜くというのだ。事実、経産省は周到に準備を進めてきた。
「太陽電池モジュールのメーカー等と売買契約が締結されているか」
「(発電事業を行う)土地や建物の権利を取得した日はいつなのか」
こんな質問が並んだ調査票が、太陽光発電の買い取り認定を受けた事業者に送られてきたのは今秋。A4判で7ページあり、計画の実現性を尋ねる質問が並んでいた。差出人は経産省だった。
■バブル退治の前に売り抜けも
あるエネ庁の幹部は、この調査票について「調査票の送付先は、出力400キロワット以上の買い取り認定を受けながら、未着工の案件を抱えている事業者。その数は数千になる」と説明する。回答しなかったり、虚偽の記載をしたりした場合は罰則を科すこともあるという。買い取り認定を得ながら着工しない事業者に対し、経産省の目は一気に厳しくなりつつある。
実際に稼働している発電所が少ないという理由だけではない。発電所の土地取引を巡って異常な事態を太陽光バブルが引き起こしつつあるからだ。
太陽光発電所の土地取引を担うブローカーのA社。そのホームページには、多くの発電所建設の候補地が並んでいる。なかには、買い取り額40円の認定を受けた「優良物件」であることをアピールした土地もある。
A社とは別のブローカー幹部によると、「実際につくらなくてもいい、『太陽光発電に最適な土地』を転売できればいい、という事業者が増えている。まともなビジネスをしているとは思えない人が関わっている場合もある」という。
1980年代後半から日本が踊ったバブル経済の時代。都市部では、「再開発します」とうたって土地を占有しておきながら実際には自ら開発せず、土地取引で稼ぐ不動産会社が続出した。それに似たケースが太陽光発電の世界で広がっているのだ。
なかには、「バブルつぶし」に出ようとする経産省の意図を先読みして動く狡猾な事業者もいるという。ある金融系投資会社の幹部は、こう解説する。
「皮肉にも、経産省が調査を始めると分かってから、40円で買い取り認定を受けた土地を売りに出す事業者が出てきている。そういう人たちは、そもそも最初から自分で発電所をつくるつもりがなく、買い取り認定付きの土地を高値で売れるうちに売りたいだけだった」
一方で、「悪質な事業者ばかりではない。進めたくても進められないケースも多い」という声もある。東海地方で太陽光発電所の工事を展開するライフ空調システム代表取締役の半谷浩司は、「変電所の容量不足から、太陽光発電所の送電網へのつなぎ込みを電力会社から拒否されるケースが増えている」と話す。予定の工事が急きょ中止になるケースも出ている。
■「太陽光離れ」を公然と
事業を進めたいのに進められないのか。それとも、買い取り認定がついた土地の転売が目的なのか――。たった7ページの経産省の調査票で判断することは難しい。
11月18日、経産省本館の一室で開かれた総合資源エネルギー調査会の基本政策分科会。将来の「エネルギー基本計画」を話し合う席上で、省エネルギー・新エネルギー部長の木村陽一は、居並ぶ有識者を前に「伸ばしていかなければならないのは風力と地熱」と断言した。省内からも、「太陽光離れ」を公然と訴える声が出てきている。
買い取り制度の導入からわずか1年半で狂った太陽光発電の普及シナリオ。出力にして原発およそ18基分に相当する約1800万キロワットの太陽光発電の計画が宙に浮いたまま、「3.11」後のエネルギー政策の論議が続いている。
=敬称略
(宇野沢晋一郎、平本信敬)
コリン・パウエルのメッセージ付きで動き始めたブルームエナジージャパン ― 2013/11/26 08:32
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「Bloomエナジーサーバー」国内初号機を福岡M-TOWERで運転開始
~クリーン・安定的・安心安全な24時間365日稼働する分散型電源として、アメリカ合衆国外で初めて設置~
2013年11月25日
Bloom Energy Japan株式会社
Bloom Energy Corporation
ソフトバンクグループ
http://www.softbank.jp/corp/news/press/sb/2013/20131125_01/
Bloom Energy Japan株式会社(ブルームエナジージャパン、所在地:東京都港区、代表取締役社長:三輪 茂基、以下「Bloom Energy Japan」)は、クリーンで高効率な業務用・産業用燃料電池発電システム「Bloomエナジーサーバー」の国内初号機を福岡県福岡市内の「M-TOWER」に設置し、2013年11月25日より営業運転を開始します。「Bloom エナジーサーバー」の設置および運転開始はBloom Energy Corporation(ブルームエナジー、所在地:米国カリフォルニア州サニーベール、共同創設者 兼 CEO:KRシュリダー、以下「Bloom Energy」)が事業展開しているアメリカ合衆国以外では日本が初めてです。今回「M-TOWER」に導入する「Bloomエナジーサーバー」の出力規模は200kWで、ビル全体の電力需要の約75%を賄うことができます。
「Bloomエナジーサーバー」の国内初号機導入は、日本において安心・安全で安定的な電力供給を目指すBloom Energy Japanにとって重要な第一歩となります。「Bloomエナジーサーバー」は都市ガスやバイオガスを燃料とし、発電効率が60%を超えるクリーンで高効率な固体酸化物形燃料電池で、アメリカ合衆国では画期的な分散型のベース電源としてデータセンターや工場、大規模商業施設、官公庁など、電力の持続的な供給が必要とされる施設での導入が進んでいます。
「Bloomエナジーサーバー」の導入を行う「M-TOWER」の所有者であるソフトバンクグループ代表の孫 正義は以下のように述べています。
「Bloomエナジーサーバー」の国内初号機運転開始を心よりうれしく思います。クリーンで安定した分散型のベース電源による電力の提供は、今後日本の法人企業や自治体にとって安定した電力調達の選択肢のひとつとなると確信しています。このたびのBloomエナジーサーバーの導入はソフトバンクグループにとって重要なマイルストーンであり、われわれは今後もさらなるクリーンエネルギー普及促進の取り組みを強化していきます。
アメリカ合衆国外初の「Bloomエナジーサーバー」の運転開始にあたり、Bloom Energy Corporation共同創設者 兼 CEOのKRシュリダーは以下のように述べています。
このたびの「Bloomエナジーサーバー」の導入により、日本国内の法人企業は長期的に電気料金を予見することができるようになります。今回の日本でのスタートはBloom Energy Corporationとソフトバンクグループによる初の共同プロジェクトというだけでなく、世界中の人々にクリーン・安定的・安心安全な電力供給を目指すわたしたちにとっての第一歩となりました。
また、元アメリカ合衆国国務長官でBloom Energy Corporationの社外取締役でもあるコリン・パウエル氏は、Bloom Energy Japan初となる「Bloomエナジーサーバー」の設置について以下のように述べています。
Bloom Energyはこれまでにない新しい発電方法で、日本とアメリカ合衆国の両国において劇的に従来の電力供給の在り方を変えています。私はこれらの取り組みに携われることを大変光栄に思うとともに、今後もBloom Energy Japanの成功を心よりお祈り申し上げます。
Bloom Energy Japan初の「Bloomエナジーサーバー」の運転開始について、Bloom Energy Japan代表取締役社長の三輪 茂基は以下のように述べています。
このたび、「Bloomエナジーサーバー」の国内初号機を無事に運転開始でき、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。Bloom Energy Japanでは、今後も革新的技術の結晶であるクリーンかつ発電効率の非常に高い「Bloomエナジーサーバー」の普及を通じて日本国内での電力の安定供給にいささかなりとも貢献し、日本経済の発展に資するべく愚直に取り組んでまいります。
Bloom Energy Japanは、「Bloomエナジーサーバー」で発電する電力の販売を通じ、日本国内における持続的な電力の安定供給、経済発展に貢献していきます。
ソフトバンク、産業用燃料電池を輸入販売
2013/11/26 0:51
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO63136680W3A121C1TJ0000/
ソフトバンクは25日、米ベンチャーのブルームエナジー(カリフォルニア州)の産業用燃料電池を日本で今後3年間に計3万キロワット分を輸入・販売する計画を示した。大企業や官公庁などへの設置を目指す。国内では産業用の燃料電池の普及が遅れているが、ソフトバンクの参入で競争が活発になりそうだ。
25日にソフトバンクの福岡市のオフィスで燃料電池を稼働させた。運転状況を顧客に見せて販促に生かす。設置した燃料電池は幅約9メートル、高さ約2メートル、厚さ約3メートル。出力は約200キロワットで20階建てオフィスビルの消費電力の約75%を賄える。
固体酸化物型(SOFC)と呼ばれる方式で都市ガスから水素を取り出し、酸素と化学反応させて発電する。一般的なガス火力発電機より発電効率が高いといい、米国ではグーグルやウォルマート・ストアーズなどの100カ所超で採用されている。
日本ではソフトバンクグループとブルームエナジーの合弁会社ブルームエナジージャパン(東京・港)が販売する。設備費や工事費を毎月の電気料金に上乗せして請求する手法で初期費用を下げ、顧客が導入しやすくする。20年程度の長期契約を前提にし、発電量1キロワット時当たりの料金は最大28円。シェールガスの輸入などでガス料金が下がれば、20円台前半になる可能性がある。
大手電力会社の産業用電気料金は同15円前後で現時点では燃料電池のほうが割高。ソフトバンクは非常用電源にもなる使い勝手と、原発停止に伴う電気料金の上昇懸念があるなか、長期契約により料金変動リスクを緩和するメリットを打ち出し需要を開拓する。
ブルームエナジーのKRシュリダー最高経営責任者(CEO)は「将来は日本で生産することも考えたい」と話した。
産業用燃料電池は米国で普及が進んでいる。調査会社の富士経済(東京・中央)によると、2011年度の世界市場規模は359億円。このうちブルームエナジーやクリアエッジパワーなど米国企業が9割のシェアを占める。米国は燃料のガス価格が安く、燃料電池を設置することで電力会社から電気を買うより安く電力を調達できる場合があるためだ。
日本企業で商用化しているのは富士電機だけで、世界シェアは2%程度のもようだ。三菱重工業も開発しているが、まだ実用化していない。世界市場は25年度に20倍の7341億円に膨らむと予測されており、成長市場で日本企業が商機を逃す恐れがある。
太陽光バブル、終焉の時迫る! - 買取価格引き下げ必至 ― 2013/10/26 09:29
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太陽光買い取り「半年で見直し」検討 政府委員会の委員長
2013/10/25 20:47
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF2500M_V21C13A0PP8000/
再生可能エネルギーの買い取り価格を決める政府の「調達価格等算定委員会」で委員長を務める植田和弘・京都大学教授は25日、「太陽光発電の買い取り価格は半年に1度変えてもいい」と話し、現在は1年に1度見直している期間の短縮を検討する考えを示した。買い取り価格の引き下げを早めることを示唆したとみられる。
植田氏は横浜市で開かれた環境配慮型都市の展示会「スマートシティウイーク」(日経BP社主催)の講演会で発言した。植田氏は「太陽光は最も設置しやすく、バブルが起こりやすい」と指摘。電力会社が電気の買い取りに要した費用は家庭や企業の電気料金に上乗せされる。太陽光発電の急増で消費者や企業の負担増が懸念されるため、買い取り価格を柔軟に変更する必要性があるとの認識を示した。
買い取り価格は有識者でつくる調達価格等算定委員会が、設備価格に応じて毎年改定する。太陽光発電(産業用)は2012年度の1キロワット時42円から、13年度は37.8円に1割引き下げられた。
洋上風力発電に育成策 政府、購入価格1.5倍超に (画像引用)
再生エネ、太陽光偏重を是正
2013/10/26 2:00
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2505V_V21C13A0MM8000/?dg=1
政府は、太陽光に続く再生可能エネルギーの柱として風力発電の育成に乗り出す。電力会社に買い取りを義務づけている風力の価格を来年度に引き上げる。海に風車を置く「洋上風力」向けに高めの専用価格を新設し、陸上風力向けの1.5倍~2倍とする見込み。民間投資が集中している太陽光向けの価格は同時に引き下げ、風力にも投資を振り向けることでエネルギー源を多様化する。
政府は年内にエネルギー基本計画を策定する方針だ。将来、原発をどの程度まで新増設できるか不透明な中、地球温暖化対策を進めつつ必要な電力を確保するためには再生可能エネのバランスある育成が欠かせない。
11月上旬に経済産業省が専門家の研究会を立ち上げて検討に着手。国内での実証試験や海外事例をもとに、洋上風力の建設コストや発電効率など、価格設定に必要なデータを集める。新たな買い取り価格は、経産省に設置された別の委員会で来春までに最終決定する。
政府は2012年7月、再生可能エネの買い取りを電力会社に義務づける「固定価格買い取り制度」を導入した。風力の買い取り価格は1キロワット時あたり22円(税抜き)。陸上の風車建設を想定した価格だったため、設備の建設コストが余分にかかる洋上風力では採算が合わず、民間事業者の参入は進んでこなかった。
同様の買い取り制度がある欧州では、洋上風力向けの価格は陸上とは別に設定されており、洋上の価格が陸上の1.5~2倍程度。このため日本でも、洋上向けの優遇価格は陸上の1.5~2倍にあたる30~40円台を軸に調整が進む見込みだ。
日本の固定価格買い取り制度では、初年度に太陽光発電で有利な価格が付いたこともあり、これまでに国から認定を受けた発電設備の9割以上が太陽光に集中。風力は陸上での適地が北海道や東北地方などに限られているうえ、環境影響評価(アセスメント)に時間もかかり、導入は進んでいない。
欧州では風力が発電電力量全体の2~3割を占める国もあるなど、再生可能エネルギーの主役になっている。日本国内では、風力が発電電力量に占める比率は0.5%。再生可能エネすべてを合計しても1.6%だ。
強い風が安定して吹く洋上での風力発電は、長期的にみれば導入の潜在力が陸上よりも大きいと考えられている。日本でも丸紅などが茨城県沖で出力24万キロワットの大規模な洋上風力発電を計画しており、早ければ16年の稼働を目指している。来年度から有利な買い取り価格が設定されれば、ほかにも民間企業の参入が相次ぐ可能性がある。
いつまでも、あると思うな、「固定価格買取制度(FIT)」 ― 2013/10/19 07:16
いつまでも、あると思うな、「固定価格買取制度(FIT)」。
そろそろFITあるなしをめぐって、
再生可能エネルギー分野でもロビー活動が活発になる見通し。
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再生エネ、海外勢相次ぎ参入 日本に7000億円投資
太陽光、買い取り制度呼び水
2013/10/19 2:00
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD180FF_Y3A011C1MM8000/?dg=1
国内の再生可能エネルギー発電に海外勢が相次いで参入する。オーストラリアや米中の企業・銀行が各地に太陽光発電所を建設して電力を供給する。総投資額は今後5年で計7千億円規模となり国内の太陽光発電向けの1割弱を占める見通しだ。海外の潤沢な資金が入ることで再生エネの普及に弾みが付く一方、急速な拡大で電力コストも膨らみそうだ。
豪投資銀行大手マッコーリー・グループは前田建設工業と早ければ来年から再生エネ発電所の建設に取りかかる。発電能力は約10万世帯分をまかなえる計30万キロワット。金融機関から資金調達して計1千億円を投じる。マッコーリーは再生エネの開発実績が豊富で、資産残高が計10兆円のインフラファンドも運営する。
中国の素材・電力大手GCLポリー・エナジーは太陽光発電施工大手のウエストホールディングスと組み、来年から着手する発電所建設に計1千億円を投じる。米ゴールドマン・サックスも3千億円を投資するなど日本の再生エネ市場に海外マネーが一気に流れ込む。
米調査会社IHSによると13年の日本の太陽光発電市場は投資額ベースで12年比8割増の200億ドル(約1兆9700億円)となる。世界シェアは24%で再生エネ大国のドイツを抜き首位に立つ。海外勢の投資はさらに市場を約1割押し上げる。
海外マネーの流入加速は、12年に導入した再生エネ電力の買い取り制度がきっかけだ。ドイツにならって再生エネ電力を電力会社が全量買い取ることを義務付けた。買い取り価格はドイツの2倍以上。欧州の普及ペースが鈍るなか日本に投資する魅力が高まっている。
再生エネへの投資は当初はソフトバンクやオリックスなど日本勢が中心だった。海外勢は日本で普及制度が定着するかを見極めていた。海外からの12年度の対日直接投資は3兆円でピークの07年度の3分の1。再生エネ設備が増えれば発電機器や太陽光パネル素材の需要も膨らむ。新たな商機を狙った対日投資の活性化にもつながりそうだ。
「太陽光バブル」の恐れも 再生エネ海外勢参入
2013/10/19 2:00
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD180T3_Y3A011C1MM8000/
日本の再生エネ買い取り制度は太陽光発電(産業用)を20年間固定価格で買い取る。2013年度で1キロワット時あたり税込み37.8円。前年度より1割下げたが依然、世界最高水準だ。発電事業者には「安定的な投資対象」(中国の太陽光発電会社)となる。
ただ買い取り価格の原資は一般家庭などが毎月の電気代に上乗せして支払っている負担金だ。
日本がモデルとしたドイツでは制度導入で国外マネーも流入し太陽光発電ブームが起きた。しかし買い取り量に歯止めを設けなかったため青天井で費用負担が増え、企業や家庭の電気料金は上昇。政府が買い取り価格を引き下げたため今度は需要が減速し、太陽光発電設備メーカーの法的整理が相次ぐ結果となった。
日本も以前のドイツのような「太陽光バブル」の様相になっているとの指摘もある。再生エネ発電の増加で生じる送電網の容量不足も今後のコスト増加の要因となる。再生エネ事業者の利益が増えるほど国民負担が増す構図をどのように解消していくかが課題となる。
まだまだ続くFITバブル:ミサワホームの『何が何でも屋根に太陽電池を「10kW」載せたい』作戦 ― 2013/09/23 12:45
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何が何でも屋根に太陽電池を「10kW」載せたい、この1点に集中したミサワホーム
太陽電池モジュールを10kW以上設置し、買取期間20年を狙うという1点に集中した戸建住宅「Solar Max」シリーズである。太陽電池モジュール自体と屋根形状を工夫することで実現したのだという。「Solar Maxは延床面積30坪台の2階建て住宅で、10kW以上の出力を狙った商品だ。もちろん、施主の要望を入れて蓄電池や燃料電池(エネファーム)を取り付けることも可能である」(ミサワホーム)。
「Solar Maxシリーズは自由設計住宅だ。ほぼ同じ設計の戸建住宅と比べると、設計プランにもよるが、300万円台の追加出費で建築できる」(同社)。同社は10kWであれば、全量買取で月平均約3万円の売電収入(名古屋市の場合)が得られ、20年間では約750万円と試算している。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1308/26/news027.html
太陽光発電住宅の収支|太陽光発電住宅に住みたい!|ミサワホーム:太陽光発電住宅
http://www.misawa.co.jp/pv/syushi/index.html?pv=0
日本人が日本人であるために・・・ ― 2013/09/10 00:01
出演:菅原文太、安田喜憲、福岡政行
撮影:平成25年8月31日 宮城県岩沼市「千年希望の丘」にて
制作:『パワー・オブ・フォレスト』製作委員会
菅原文太『コンクリートの防潮堤で大災害に対抗できるか』(前編)
http://www.youtube.com/watch?v=WZzTEibjkXQ
菅原文太『コンクリートの防潮堤で大災害に対抗できるか』(後編)
http://www.youtube.com/watch?v=qrib7hdz_EI
菅原文太『コンクリートの防潮堤で大災害に対抗できるか』(8分バージョン)
http://www.youtube.com/watch?v=H9L64CdBty0
植樹の神様・宮脇昭氏がいよいよ福島へ
10月6日南相馬市植樹祭撮影プロジェクト
http://www.makuake-ca.com/project/powerofforest/
宮脇昭氏公認サイト『パワー・オブ・フォレスト』
http://www.powerofforest.com/
https://www.facebook.com/powerofforest
https://twitter.com/powerofforest
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