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中国人民解放軍、4総部トップ世代交代、江沢民の影響力を排除=薄熙来事件が流れ変える=そこに見えるは胡錦濤「院政」2012/10/26 03:30



<関連記事引用>

解放軍幹部、世代交代へ=党大会前に人事動く-軍事委副主席に許其亮氏・中国
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012102300689

 【北京時事】5年に1度の中国共産党大会開幕を11月8日に控え、人民解放軍の人事が23日までに動きだし、70歳前後の幹部が引退、60代前半に主要ポストを譲るなど世代交代する見通しとなった。複数の中国筋によると、2人いる党中央軍事委員会副主席の制服組の一人には許其亮空軍司令官(62)が就くことが固まった。

 党大会に合わせて現在の軍事委副主席(制服組)の郭伯雄(70)、徐才厚(69)両氏は引退。解放軍は総参謀部(情報・作戦)、総政治部(政治工作)、総後勤部(補給)、総装備部(装備)の4総部体制だが、4総部トップ全員が交代することになったという。

 香港紙などによれば、このうち常万全総装備部長(63)は、国防相に就任する予定だが、残りの3トップは引退。許空軍司令官の後任には馬暁天副総参謀長(63)が就任。もう一人の中央軍事委副主席には范長竜済南軍区司令官(65)、総参謀長には房峰輝北京軍区司令官(61)がそれぞれ就任する見通しだ。(2012/10/23-17:11)


中国解放軍、江氏の影響力を排除=薄熙来事件も流れ変える-4総部トップ、世代交代
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2012102500409

【北京時事】中国国防省は25日、11月8日開幕の共産党大会に先立ち、人民解放軍の総参謀長など4総部トップを若返らせる人事を発表、軍指導部は一気に世代交代が進んだ。軍の作戦・情報を統括する総参謀長に就任した房峰輝北京軍区司令官(61)ら胡錦濤国家主席(中央軍事委員会主席)に近い幹部の登用が進んだのが特徴だ。

 複数の共産党筋によると、8月の北戴河(河北省の避暑地)会議で軍事委主席辞任を示唆した胡氏は、沖縄県・尖閣諸島問題への対応のため慰留を求める声が強まり、一転して留任する方向で検討している。今回の人事でも、これまで軍に絶大な影響力を持った江沢民前国家主席(前軍事委主席)の影響力を排除しようとの狙いがうかがえる。

 4総部体制の解放軍ではこのほか、総政治部(政治工作)主任に張陽・広州軍区政治委員(61)、総後勤部(補給)部長には趙克石南京軍区司令官(64)、総装備部長には張又侠瀋陽軍区司令官(62)がそれぞれ就任。4人とも大軍区からの登用で、現場重視の布陣となった。

 一方、複数の中国筋によれば、2人いる制服組の中央軍事委副主席は郭伯雄(70)、徐才厚(69)両氏に代わり、許其亮空軍司令官(62)、范長竜済南軍区司令官(65)が就任する見通し。

 軍関係者は「特に郭氏は江氏に最後までべったりだった」と指摘。総装備部長で63歳と若く、副主席就任が堅いと言われた常万全氏が「国防相」に格下げとなる見込みとなった背景には「郭氏との近すぎる関係」(同関係者)が原因との見方も浮上している。

 さらに重慶市トップを解任された薄熙来氏の事件が、軍指導部人事の流れを変えたとの見方が強い。高級幹部子弟グループ「太子党」の代表格だった薄氏は太子党の多い軍内で大きな影響力を誇示。薄氏解任後、軍内に広がった薄氏解任への反対・同情論を封じ込めるため、胡氏は軍機関紙・解放軍報などを通じ、「暗流に動かず、胡主席の指揮を聞け」と指示を繰り返した。(2012/10/25-17:02)


胡錦濤国家主席に近い勢力が躍進 中国人民解放軍人事
2012.10.25 14:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121025/chn12102514260005-n1.htm

 【北京=矢板明夫】中国国防省のホームページは25日、中国人民解放軍の4大機関のトップ人事を発表した。胡錦濤国家主席に近い勢力が躍進し、習近平国家副主席の腹心も2つの重要ポストを得る一方で、江沢民前国家主席勢力の後退が目立った。

 軍事全般を担当する総参謀長と人事や思想教育を担当する総政治部主任に胡主席の側近の房峰輝上将(前北京軍区司令官)と張陽上将(前広州軍区政治委員)が抜擢(ばつてき)された。兵站部門の責任者である総後勤部長と、武器の開発と調達を担当する総装備部長に習副主席に近いとされる趙克石上将(前南京軍区司令官)と張又侠上将(前瀋陽軍区司令官)が当てられた。

 総政治部主任への昇格と目されていた江沢民前国家主席の秘書出身の賈廷安総政治部副主任は現職にとどまった。


中国国防省:総参謀長に61歳・房氏…軍の世代交代進む
毎日新聞 2012年10月25日 21時10分(最終更新 10月26日 01時27分)
http://mainichi.jp/select/news/20121026k0000m030083000c.html

 【北京・成沢健一】中国国防省は25日、人民解放軍で作戦・情報を担当する総参謀長に房峰輝(ぼう・ほうき)北京軍区司令官(61)を充てるなど4総部トップの人事を発表した。来月8日に開幕する共産党大会を前に軍指導部の大幅な世代交代が進み、胡錦濤(こ・きんとう)国家主席(中央軍事委員会主席)の影響力が強まるものとみられている。

 解放軍は総参謀部、総政治部、総後勤部、総装備部の4総部体制。房氏は胡主席に近く、7大軍区で最も若い司令官ながら抜てきされた。4総部のトップとしてはこのほか、思想・教育などの政治工作を担当する総政治部主任に張陽(ちょう・よう)広州軍区政治委員(61)、補給を担当する総後勤部長に趙克石(ちょう・こくせき)南京軍区司令官(64)、総装備部長に張又俠(ちょう・ゆうきょう)瀋陽軍区司令官(62)が就任した。

 また、中国メディアは23日、副総参謀長を務めていた馬暁天(ば・ぎょうてん)氏(63)が空軍司令官に就いたと報道。前任の許其亮(きょ・きりょう)氏(62)は軍の最高指導機関である中央軍事委員会の副主席に就任するとの見方が強まっている。香港メディアによると、空軍出身者の副主席は初めてで、伝統的な陸軍重視から近代化路線へのシフトを色濃く反映した人事と言える。

 中央軍事委の制服組10人のうち、郭伯雄(かく・はくゆう)副主席(70)ら70歳前後の8人が引退する見通しで、江沢民(こう・たくみん)前国家主席(前軍事委主席)の影響力が低下することは確実だ。制服組の副主席としてはほかに、范長竜(はん・ちょうりゅう)済南軍区司令官(65)の名前が挙がっている。

 軍内でも高級幹部子弟グループ「太子党」の存在感が増しており、故劉少奇(りゅう・しょうき)元国家主席の息子である劉源(りゅう・げん)総後勤部政治委員の動向も注目されたが、今回の人事では留任にとどまった。劉氏は、同じ太子党の習近平(しゅう・きんぺい)国家副主席(軍事委副主席)の権力基盤を支える人物の一人とされるが、失脚した薄熙来(はく・きらい)前重慶市党委書記との関係の深さが影響したとの見方も出ている。


中国、海空軍強化へ布石 制服組トップに初の空軍出身者
2012/10/26 0:59
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2507Y_V21C12A0FF1000/

 【北京=島田学】中国の軍を指導する新たな布陣が見えてきた。軍関係筋によると、制服組トップに当たる共産党中央軍事委員会の副主席に許其亮・前空軍司令官(62)の就任が固まった。同ポストはこれまで陸軍出身者が占めており、空軍出身者は初めて。近年進めてきた海空軍力の増強を今後も継続する意思を人事面でも鮮明にした。胡錦濤国家主席に近い幹部の昇進も目立ち、軍に強い発言力のあった江沢民前国家主席の力をそごうとする権力闘争的な動きも見られる。

 人民解放軍は11月の共産党大会を前に、軍幹部の大幅な入れ替えを進めている。許氏が制服組トップに就任する背景には、中国が東シナ海や南シナ海で軍事的プレゼンスを拡大するうえで、空軍と海軍の連携を重視し始めたことがありそうだ。

 2012年の中国の国防予算は前年実績比11%増の6702億元(約8兆5700億円)。軍の戦略策定にかかわる尹卓少将は、中でも海軍や空軍、第2砲兵(戦略ミサイル部隊)を中心に「予算の増加傾向が続いている」という。空軍出身の制服組トップの登場により、今後こうした傾向が一段と強まる可能性がある。

 香港紙はもう一人の軍事委副主席に范長竜・済南軍区司令官(65)、国防相に常万全氏(63)が就くとの見通しを伝えている。

 中国国防省は25日、人民解放軍の主な幹部人事を発表。総参謀長に房峰輝・北京軍区司令官(61)、政治工作を担当する総政治部主任に張陽・広州軍区政治委員(61)を充てる。ともに胡氏が10年に軍階級の最高位の上将に引き上げた幹部。共産党の次期指導部発足後も影響力を維持したい胡氏の思惑がうかがえる。

 中でも房氏は胡氏の信任が厚いとされ、09年の建国60周年記念の軍事パレードでは総指揮官を務めた。このほか補給担当の総後勤部長には趙克石・南京軍区司令官(64)、装備担当の総装備部長には張又侠・瀋陽軍区司令官(62)を充てた。これまで70歳前後だった軍高官の若返りを図る。

 国防省新聞事務局は25日、日本経済新聞の取材に対し、空軍トップの空軍司令官に馬暁天・副総参謀長(63)が就いたことを明らかにした。近く海軍や第2砲兵の幹部人事も公表される。

 今後の焦点は、軍トップにあたり、現在は胡氏が務める党軍事委主席のポストの行方。次期指導部になってからも胡氏が影響力を維持するため同ポストにとどまるとの見方が強まっている。

 胡氏は11月の党大会で党総書記職を、来年3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で国家主席職を、それぞれ次期最高指導者となる習近平国家副主席に移譲する。前国家主席の江氏の場合、02年に党総書記職を退任した後も約2年間、党軍事委主席の座にとどまって権力を維持した。

 胡氏は一時、党総書記を退任すると同時に党軍事委主席からも退く意向とみられていた。ただ、党内の有力者だった薄熙来・前重慶市党委員会書記を4月に失脚させて以降、胡氏に対し、薄氏を支持する党内保守派からの突き上げがやまなかった。そのため党内では、胡氏が引き続き党軍事委主席の座にとどまって党の安定を図る必要があるとの声が出ていた。


胡錦濤「院政」で習近平にクサビ 尖閣や日系企業直撃も 
2012.10.25
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20121025/frn1210251825003-n1.htm
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中国の権力闘争が佳境を迎えている。来月8日からの第18回中国共産党大会で、次期総書記に習近平国家副主席(太子党=共産党高級幹部の師弟グループ)が就任することが決まっているが、胡錦濤国家主席(団派=共産主義青年団派)が、人民解放軍を掌握する党中央軍事委員会主席に留まり、「院政」を敷くとの見方が強まっている。「銃口から政権が生まれる」といわれる中国。「太子党・上海閥」と「団派」による主導権争いは、中国の日系企業や、沖縄県・尖閣諸島の平穏にも影響しそうだ。

 5年に一度の共産党大会まで3週間を切った。

 最高指導部である政治局常務委員会メンバーは「チャイナ・ナイン」と呼ばれた現在の9人から7人に減らされそう。現時点で「チャイナ・セブン」には、次期総書記となる習氏と、首相就任が有力視される李克強副首相(団派)の2人が入るのは確実で、残り5席を有力候補が競っている。

 同時に、総書記を退く胡氏が、総兵力230万人という人民解放軍トップの地位を手放すかどうかも関心を集めている。

 中国事情に詳しい評論家の宮崎正弘氏は「ほぼ、党中央軍事委員会主席に残りそうだ。『院政』を敷くだろう」といい、こう続ける。

 「今回、軍事委員会のメンバーも大幅に入れ替わる。現在、軍人のプロパーである最高幹部クラスは、上海閥率いる江沢民前国家主席が抜擢した『太子党』ばかり。胡氏としては『太子党・上海閥』の増長を防ぎたい。党中央軍事委員会主席の地位に残っているうちに、できるだけ、『団派』を登用していくはず。尖閣強硬派の軍幹部が出世するかも注目だ」

 中国共産党は、国民党との「国共内戦」に勝ち抜いて中華人民共和国を樹立した。人民解放軍は中国政府の軍ではなく、共産党の軍事組織。戦争で国を建てた革命政権のため、軍の統帥権を持つ党中央軍事委員会主席が、強大な力を持つ。

 ●(=登におおざと)小平氏はかつて、政府では国家副主席が最高位だったが、1981年6月から89年11月まで、党中央軍事委員会主席の地位に君臨した。このため、途中で政治局常務委員を退いて一般党員になっても、「最高実力者」と呼ばれた。

 江氏も2002年11月に党総書記を退いたが、04年9月まで、党中央軍事委員会主席にとどまり続けた。軍歴がなく軍人に軽く見られた江氏は、自分に忠誠を誓う軍人だけを重用し、大将ポストを乱発した。これが、現在の軍の汚職・腐敗につながったとされる。

 胡氏率いる団派の動きに敏感になったのが、既得権を手放したくない習氏や江氏らの太子党・上海閥。

 9月の反日暴動や、尖閣周辺での挑発行為について、「団派の影響力を削ぐための、太子党・上海閥の工作活動」「習氏が主導した」という見方があるが、日本の公安当局も似た見解だ。

 「反日暴動の発生場所を分析すると、広州や深●(=土へんに川)など、団派の書記が統治する都市が集中的に狙われており、日系企業などへの破壊工作も激しい。日本の尖閣国有化に対する反対運動というだけでなく、中国指導部による権力闘争の一場面と見るべき。習氏が『反日』を利用して主導権確保を狙っている以上、日中関係の改善は簡単ではない」(公安当局筋)

 太子党・上海閥の逆襲が指摘されるなか、胡氏は人民解放軍を抑えるだけでなく、習氏周辺にもクサビを打ち込んでいる。宮崎氏はいう。

 「次期政権の党中央弁公庁主任に、団派の栗戦書(りつ・せんしょ)前貴州省党委書記が決まった。党中央弁公庁主任は、日本の官房長官のような大番頭ポスト。栗氏は、習氏とも関係が悪くないというが、習氏は一番重要なところに自分の子分を置けなかった」

 「もともと、習氏にはカリスマ性や独創性はなく、『八方美人で、現体制を維持するのに都合がいい人物』として、江氏らに引き上げられた。今後、団派と太子党、上海閥が牽制しあいながら、国家を指導していくことになる。水面下での激しい駆け引きは続く」

 「反日」が共産党内の権力闘争に利用されている以上、日本は覚悟を決めて、外交戦略の見直しをすべきではないか。


Last updated: October 25, 2012 1:23 pm
China military reshuffle nears completion
By Kathrin Hille in Beijing
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/49a207a6-1e91-11e2-be82-00144feabdc0.html#axzz2AKrkklVp

China’s new military leadership team looks set to strike a fine balance between allies of the outgoing Communist party chief Hu Jintao and his expected successor Xi Jinping.

The Ministry of Defence announced the second wave of top brass promotions in three days, appointing four more generals on Thursday to positions which guarantee them seats on the country’s top military leadership body.

The reshuffle, which is now almost complete, makes the generational transition in the military more transparent than expected. The final line-up is not due until after the close of the Communist party’s 18th congress, which will also appoint a new civilian leadership, in mid-November.

General Fang Fenghui, the commander of the military region encompassing Beijing, has been made chief of the general staff of the People’s Liberation Army. 61-year-old Gen Fang is seen as an ally of Mr Hu.

General Zhang Youxia, who has been commanding the Shenyang military region in the country’s northeast, now heads the department in charge of developing and buying weapons. Gen Zhang, 62, is a considered to be a “princeling” – a term that refers to politicians who are the children of top officials – because, like Mr Xi, his father was a senior military officer.

General Wei Fenghe was promoted from chief of staff of the 2nd Artillery, the country’s strategic missile force, to its commander. Gen Wei, relatively young at 58, represents the PLA’s drive to become younger, more professional and strengthen the forces other than the army in the military leadership.

General Zhao Keshi has been elevated from commander of the Nanjing Military Region to lead the General Logistics Department.

The promotions follow the appointment of a new air force chief and a new top political officer on Tuesday. All six men were promoted to posts which give them automatic representation on the 12-member Central Military Commission, the body that leads the PLA.

The reshuffle leaves open only the top posts on the CMC, although Hu Jintao is expected to stay on as chairman for a few more years, with Xi Jinping remaining as vice-chairman.

Additional reporting by Zhao Tianqi

コメント

_ 奔放な旅人 ― 2012/10/27 09:26

中国は軍事費が公表はされないが異様に高いと言う。
しかも国軍ではないので異常な形態でもあるし。
共産党もいずれ膨れあがる人民解放軍(共産党軍)を抑えきれなくなるのでは無いだろうかと言う懸念も起きる。
軍事クーデターでも起きて、共産党が崩壊し軍事優先国家となってしまう危険性もゼロでは無いだろうし。
もし、その様な事にでもなれば国境を抱えている国々は緊張が一気に走るでしょうね。
中国共産党は既に腐っていますので、誰がトップになろうが腐敗は止められないでしょうし、自らも飲み込まれていくでしょう。
世界で最も危険な国の仲間入りも間近です。

_ Y-SONODA ― 2012/10/29 06:28

奔放な旅人さんへ

>世界で最も危険な国の仲間入りも間近です

確かに最悪も想定したシミュレーションをしておく必要があるでしょうね。
このあたりで日本はなんとも心配ですね。

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