園田義明めも。

折角手にした権力。菅直人がそう易々と手放すとは思えない。見苦しいほどに、醜いほどに、首相の座に執着する。よって、退陣３条件達成でミッション・クリアとなっても菅首相は辞めない。これが本ブログの見立て。

これに対して、甘っちょろい精神論を披露しているのが民主党の渡部恒三最高顧問。「菅くんに国を思う心が残っているなら、お盆前に自ら退いてくれることだろう。私はそう信じている」と語っている。

一方で今や民主党内評論家的存在になっている小沢一郎元代表も「退陣３条件がそろっても首相は辞めない」派に合流。その上で「お盆がひとつの大きなターニングポイントになる」と語ったとか。やはり気になるお盆と８月１５日。

政権交代直後から内ゲバ三昧の学級崩壊状態が続く民主党政権。しかし、これも日本に限ったことではない。海の向こうでも学級崩壊大人気。

「日米欧“同時”政策機能不全」と警鐘を鳴らしているのは、国際通貨基金（IMF）の元理事で、現在、世界有数の資産運用会社PIMCOの最高経営責任者（CEO）を務めるモハメド・エラリアン。エラリアン曰く「米国の債務上限引き上げ協議はまるで学級会のようだ」と。

学級崩壊の連鎖は日米欧に留まらない。その波はついに中国共産党にも到達か。中国高速鉄道追突事故で批判の嵐。代が替わるごとに劣化しているとの厳しい指摘まで登場。

今まさに日米欧中“同時”政策機能不全の様相。そこで本ブログはお盆に向けて世界同時学級崩壊警報を発令。

こんな時に見習うべきはカメさん。ゆっくりと着実に前進しながらも何かあったら甲羅に身を隠す。そして時には死んだフリ。見事なカメ技を披露してくれそうな米国の真夏の動きに注目を。


＜関連記事引用（画像も）＞

民主・小沢元代表、菅首相は3つの退陣条件満たしても続投するとの見方示す
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00204236.html

民主党の小沢元代表は27日夜、自らを支持する議員と懇談し、菅首相は続投するつもりだとの見方を示したうえで、今の国会で菅首相を退陣させる必要があるとの考えを示した。

会合で小沢氏は、「3つの法案うんぬんという話をしているが、それにかかわらず、(菅首相は)やり続ける」と述べ、菅首相は、3つの退陣条件が満たされたあとも続投するとの見方を示した。

そのうえで小沢氏は、「今の国会中に菅首相に決断してもらわないと、2012年の通常国会まで続投するかもしれない。お盆が大きなターニングポイントだ」と指摘した。

これについて、民主党の有力議員は27日夜、「8月20日か21日、遅くとも27日か28日に代表選をやらないと、今の国会で首班指名ができなくなる」と述べて、小沢氏の考えに同調した。 (07/28 06:22)


＜関連記事＞

元衆院副議長・渡部恒三　国を思えば、お盆前に退陣
2011.7.28 03:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110728/plc11072803510010-n1.htm

首相は退陣３条件そろっても辞めない…小沢氏
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110727-OYT1T01123.htm

小沢氏「今国会で決着を」「お盆がターニングポイント」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110727/stt11072722250007-n1.htm

日米欧“同時”政策機能不全
債務危機と低成長で動転する
政治家たちの悲哀と求められる発想転換
――モハメド・A・エラリアン PIMCO最高経営責任者/IMF元理事
http://diamond.jp/articles/-/13295

代々劣化する中国指導者、同じ鋳型の人ばかり、決断力欠く―米教授
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0726&f=politics_0726_012.shtml

実験国家アメリカ、いよいよデフォルトにもチャレンジ？！、ＦＲＢがデフォルトの可能性に準備中
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2011/07/21/5965459

退陣３条件達成でミッション・クリア、その時、菅首相は本当に辞めるのか？
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2011/07/25/5983437

夏の夜の夢？：２０１１年８月１５日に「ニクソン・ショック」クラスの激震予報
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2011/07/27/5985471