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グーグル・アースでスパイ大作戦 北朝鮮も丸裸2009/05/29 00:56

グーグル・アースでスパイ大作戦 北朝鮮も丸裸


今やメディア界唯一の勝ち組になっている米ウォールストリート・ジャーナル。
5月22日には「民間スパイが北朝鮮のベールをはぐ」との特集記事を掲載。
北朝鮮もグーグル・アースによって丸裸にされています。

映し出される豪華な金正日邸と別荘にあるプールとウォータースライド。

一方でアムネスティ・インターナショナルの「2009年版年次報告」によれば、
北朝鮮はここ10年で最悪の飢餓状態にあり、数百万人の国民が飢えに苦しんでいるとのこと。
このギャップはいくらなんでもひどすぎる。

今日も金正日はあちらこちらで穴を掘りまくっているのでしょう。
洞穴生活中心のモグラちゃん体制でグーグル・アース対策も万全とか。

それにしても、この興味深い記事を日本語で紹介しているのは東亜日報のみというのが情けない。


<画像引用記事>

Gulags, Nukes and a Water Slide: Citizen Spies Lift North Korea's Veil
http://online.wsj.com/article/SB124295017403345489.html#mod=article-outset-box
http://online.wsj.com/article/SB124295017403345489.html#mod%3Darticle-outset-box%26articleTabs%3Dslideshow
http://online.wsj.com/article/SB124295017403345489.html#mod%3Darticle-outset-box%26articleTabs%3Dinteractive

North Korean Economy Watch
http://www.nkeconwatch.com/
http://www.nkeconwatch.com/north-korea-uncovered-google-earth/


<関連記事引用>

ネットユーザーたちが北朝鮮のベールをはぐ
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=050000&biid=2009052372688

金正日(キム・ジョンイル)総書記の別荘にあるプールとウォータースライド、山の中に隠されている秘密空軍基地の滑走路、ロケット発射台や核施設、政治犯収容所まで…。

北朝鮮の秘密の内情がオンラインの衛星写真サービスである「グーグル・アース」で、武装した民間スパイたちによって暴き出されている。

ウォールストリート・ジャーナルは22日付で、「世界で最も閉鎖的な国家である北朝鮮が、多くのネットユーザーが参加し、情報を共有する『ウィキペディア』方式のインターネットのパワーによって挑戦を受けている」と紹介した。

主人公は、米国のジョージメイソン大学博士課程のカーチス・メルヴィン氏。00年代初め、北朝鮮をグループツアーで2度訪問した彼は、2年前から北朝鮮の主要秘密施設をオンラインマップで表示するプロジェクトを始めた。

メルヴィン氏は、北朝鮮当局が公開した写真や記事、脱北者らの証言をもとに位置情報を把握し、グーグル・アースでキャプチャーした実際の写真を添付する方式で北朝鮮の地図を作成した。全世界から多くの人々が、自分が知っている北朝鮮の位置情報や写真をメルヴィン氏に提供した。

メルヴィン氏が作った「ベールをはがされた北朝鮮」(www.nkeconwatch.com)は、これまで3万5000人以上がダウンロードし、約10の北朝鮮関連ウェブサイトと情報を共有している。同サイトには、北朝鮮にある核施設だけでなく全国にある1200のダム、47のレストランの位置情報も含まれている。

ロシア出身の歴史学者アンドレイ・ランコフ教授(国民大学)は、平壌(ピョンヤン)市場など北朝鮮の主要市場の位置情報を提供した。ワシントンで弁護士をしているジョシュア・スタントン氏が追跡した北朝鮮「16号政治犯収容所」の衛星写真は、共和党のサム・ブラウンベック上院議員(カンザス州が)が、米議会で北朝鮮人権について発言するさいに引用した。

黄海から始まる熱い夏 動き始めた米第7艦隊2009/05/29 08:22

日経新聞:米第7艦隊のいま――対北朝鮮へ備え、ミサイル実験に対応(永田町インサイド)


日本の新聞もテレビも北朝鮮の核実験のみに焦点をあてた報道の繰り返し。

この影響からか、ほとんどの日本人は今回の核実験で潮目が大きく変わったことに気付いていない。
海外の論評ではもはや北朝鮮への軍事攻撃やむなし。
金正日体制を排除すべきとの声が圧倒的になってきました。

こうした中で、突然「黄海」のことを言い始めた本ブログ。
ほとんどの方は「なんのこっちゃ?」状態でアクセスもコメントも激減(爆)
とはいえ本ブログには米国海軍、米国陸軍、米国務省などがアクセス中。

ここにきてようやく「黄海」に関する記事がチラホラ。

また、米第7艦隊の動きを調べていたところ昨日の日経新聞夕刊が大きく取り上げています。

さて、「金正日体制崩壊後を睨んだ米中密約を追う」の中でこのようなことを書きました。

核汚染の可能性が懸念されるような核施設への電撃空爆の方が中国軍派遣の口実になる。

韓日がこれをやると問題がこじれるため、現時点でやれるのは米国のみ。
今まさにそのノウハウをイスラエルから学んでいるのではないでしょうか。
また、当然核汚染を引き起こす攻撃ではなく、核汚染の可能性が懸念されるような攻撃が前提。
この点、勘違いしないで下さいね。

これに対し日経新聞は米海軍が日本海や黄海から平壌を攻撃する可能性を示唆。

いずれにせよ、6月の第三次黄海交戦勃発が号砲になると予測。
これを私が「ワタリガニ作戦」と呼んだ理由は産経さんの記事を読めばわかるはず。

1999年の交戦と2002年の交戦がいずれも6月に発生。
なぜ6月なのか。その答えは簡単。ワタリガニ漁の最盛期だからです。
そして、漁船を監視する名目で北朝鮮の警備艇が南下してくる。

北朝鮮がワタリガニの仕掛けに嵌まって先に手を出せば作戦成功。
先に手を出したように見せかけてもOK。

いよいよ熱い夏が目前に迫ってきました。


<画像引用記事抜粋>

米第7艦隊のいま――対北朝鮮へ備え、ミサイル実験に対応(永田町インサイド)
2009/05/28日本経済新聞夕刊

 米海軍も北朝鮮を想定した作戦計画を準備しているとみられ「オバマ政権が北朝鮮に対する軍事的強攻策にゴーサインを出した場合は、第七艦隊は対北配置を進める構え」(米海軍テクニカルアドバイザーの北村淳氏)だ。具体的には米海軍の特殊部隊を乗せる原子力潜水艦が「日本海や黄海から特殊部隊を発進させ平壌を攻撃する訓練をしている」(同)という。


<関連記事引用>

【北核実験】米韓連合軍が監視態勢を強化 黄海で緊張高まる
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090528/kor0905281952011-n1.htm

 黄海上では1999年6月と2002年6月の2回、激しい軍事衝突があった。この時期はワタリガニ漁の最盛期で、この海域では南北それぞれ大量の漁船が操業している。いずれの衝突も漁船を監視する名目で、北朝鮮の警備艇が南下し、韓国の高速艇を先制攻撃したのが原因だ。


※本画像化記事をいつも鋭いBlondyさんに捧げます。