NHKニュース「がれき 防災林の土台に活用へ」が示すお粗末な政府の広報活動 ― 2012/05/08 07:56
野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】では「みどりの絆・再生プロジェクト」と明記。
http://kawaraban.kantei.go.jp/2012/04/24blog.html
しかし、NHKニュースでは「みどりの絆・再生プロジェクト」は登場せず。
野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】では『マツだけでなく、広葉樹を植えることで、多様な植生に恵まれた「鎮守の森」のような存在にしたいと思っています』と書かれている。
しかし、NHKニュースでは「松やかしわなど」となっている。
ここは「松やタブノキやかしわなど」にした方がよかったのではないか。
さらに、NHKニュースでは「コンクリート片や土砂、瓦」となっているが、木はどうする。
木質ガレキも「流木」と呼べば許してくれるのか。
そこは農林水産省も林野庁も触れてはいけない問題なのか。
政府の広報活動に統一感などまるでなし。
省庁やってることが見事なまでにバラバラ。お役所仕事ってこんなもの?
これではせっかくの取り組みも台無し。
宮脇昭氏は「鎮守の森」、「緑の長城」、「森の防波堤」と呼ぶ。
野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】でも「鎮守の森」が語られている。
本ブログは「鎮守の森」にこだわりたい。
「鎮守の森の長城」、「鎮守の森の防波堤」と呼び続けたい。
<関連記事引用(画像引用)>
がれき 防災林の土台に活用へ
5月8日 5時37分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120508/k10014954401000.html
農林水産省は、東日本大震災で発生したがれきの処理の一環として、コンクリート片などを今年度中に宮城県や福島県などの沿岸の防災林の土台として活用を始めることにしています。
震災で発生したがれきの量は、岩手・宮城・福島の3つの県の沿岸だけでおよそ2250万トンに上ると推計され、先月23日の時点で処理されたがれきは、わずか9%にとどまっています。
このため農林水産省は、津波で被害を受けた海岸の防災林を再生する際の土台として、コンクリート片などを活用することを決めました。
具体的には、放射性物質の数値が低い細かいコンクリート片や土砂、瓦などを使って、高さ3メートルから10メートル程度の土台を作り、その上に松やかしわなどを植えることにしています。
対象として計画しているのは、津波で被害を受けた青森県から千葉県までの太平洋岸のおよそ140キロで、農林水産省は、このうち宮城県や福島県などのおよそ50キロについて今年度中に整備を始めることにしています。
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