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「鎮守の森の長城」で活かされる木質ガレキ、「流木」という名の法令突破口2012/05/03 00:00

「鎮守の森の長城」で活かされる木質ガレキ、「流木」という名の法令突破口


「流木」という名の法令突破口。

その秘策を見出したのは大槌町と宮脇昭氏なのか。
それともそこに細野環境相も関わっていたのか。
野田首相の指示もあって官僚たちが知恵を出したのか。

「流木」扱いにすることで焼却されずに活かされる木質ガレキ。
「流木」扱いにすることで「鎮守の森の長城」の土台を支える木質ガレキ。

みんなでそれを「流木」と呼べばいいのだ。

それは単なる災害廃棄物ではなく、生活の一部だったもの。
そこに住む人たちの思い出がぎっしりと詰まったもの。

「鎮守の森」は「鎮魂の森」。
そして、「結びの森」、「再生の森」、「希望の森」になるだろう。


<関連記事(画像引用)>

FNNニュース:岩手・大槌町で、がれきを利用した町づくりが始まりました。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00222443.html

東日本大震災で甚大な被害を出した岩手・大槌町は、今、桜の見頃を迎えています。

満開の桜が見守る中、処理が難航しているがれきを利用した、全国初の町づくりが始まりました。

岩手めんこいテレビの野牛 あかねアナウンサーの報告です。

岩手・大槌町の城山公園で先週から咲き始めた桜は、連休の前半に満開となった。

城山公園は、大槌町の中心部の高台にあり、震災の時には、ここに多くの人が避難した。

2011年は、桜を眺める余裕がなかったが、2012年は、町の人たちが花見をする様子が見られた。

しかし、町のほうを見ると、がれきが高く積まれている。

大槌町で発生した震災のがれき70万トンのうち、この1年間で処理できたのは、たったの2万トンだった。

広域処理が思うように進まない中、大槌町では、このがれきを使って防潮堤を造る、全国で初めての取り組みが始まった。

津波が遡上(そじょう)した小鎚川沿いに造られた防潮堤。

4月30日、細野環境相や地元の人およそ500人が、この防潮堤に3,000本余りの広葉樹の苗木を植えた。

防潮堤の高さは、およそ5メートル、長さ50メートルで、盛り土には10トントラックおよそ100台分の震災がれきが埋められた。

植樹した木は、10年後には10メートルの高さに成長し、命や財産を守る働きをする。

横浜国立大学の宮脇昭名誉教授は「がれきを地球資源として、毒を排除し、使えるものは使う。命の森づくりをする。その第1回の最初の例が、この大槌町」と語った。

城山公園からも、がれきでできた防潮堤を見ることができる。

被災者にとって、このがれきは、単なる災害廃棄物ではなくて、生活の一部だったもの。

このがれきでできた防潮堤が、今後、震災を語り継いでいく存在になることも、期待されている。

そして、町の復興の様子は、桜も見守ってくれている。

町では、小鎚川沿いに防潮堤を600メートル造る予定。

また町では、ここをモデルケースにして、全国にこのがれきの防潮堤を発信していきたいと話している。

(05/02 12:46 岩手めんこいテレビ)


<Yahoo!辞書>

りゅう‐ぼく〔リウ‐〕【流木】
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%B5%81%E6%9C%A8&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=19343100

1 海や川に漂い流れる木。ながれ木。

2 山から切り出し、川を流し下す木材。ながし木。

[ 大辞泉 提供: JapanKnowledge ]


りゅうぼく[りう―] 0 【流木】
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%B5%81%E6%9C%A8&dtype=0&dname=0ss&stype=0

[1] 川や海の水に流され漂う材木。ながれぎ。

[2] 山から伐(き)り出し、川の流れを利用して下流へ流し下す材木。

[ 大辞林 提供: 三省堂 ]