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「平和な国」ノルウェー激震 : 多文化主義は失敗か、欧州の移民政策に試練‎、「理想の国」は日本と韓国2011/07/26 07:27

「平和な国」ノルウェー激震 : 多文化主義は失敗か、欧州の移民政策に試練‎、「理想の国」は日本と韓国


<関連記事引用>

焦点:ノルウェーの悲劇、欧州が抱える移民問題の難しさ露呈
2011年 07月 25日 16:20 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22351920110725?sp=true

 死者93人を出したノルウェーの首都オスロでの爆発と首都郊外ウトヤ島での銃乱射事件。逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)は、反多文化主義「革命」に点火するための行動だったと主張しているが、専門家らは、同様の「暴力の暴発」を避けるには、移民問題に関する率直な議論は避けて通れないと指摘している。

 英国のキャメロン首相、ドイツのメルケル首相、フランスのサルコジ大統領はともに、過去数カ月の間に口をそろえて多文化主義は失敗だったと語った。

 専門家らはこうした発言について、移民の増加やグローバル化がもたらす経済的・社会的圧力の解消にならないばかりか、多民族社会の恩恵を殺すことにもなると批判。最悪の場合、国家首脳の反多文化主義的発言により、弱い立場に置かれた移民が犠牲となり、人種間関係が悪化するリスクがあるとしている。

 シティ大学ロンドンの政治学講師サラ・シルベストリ氏は、6月8日付の論文で「われわれはシンプルに選べる簡単な答えを探している。穏健派イスラム対過激派イスラム、多文化主義と同化、といった構図のように。しかし、こうして単純化されたネーミングや分類は人々を一層分断し、敵意を呼び起こすものだ」と警告している。


焦点:「平和な国」ノルウェー激震、リベラルな移民政策に試練
2011年 07月 25日 13:32 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22347720110725?sp=true

 ベルゲン大のFrank Aarebrot氏(政治学)も、「9月に地方選を控えているが、事件は間違いなく移民問題の議論をトーンダウンさせる。伝統的な手法に従い政治家は自粛するだろう」と述べた。事件は「反移民」を支持していた政治家らの活動にも影響が出そうだ。


ノルウェー:連続テロ 移民社会に困惑 「寛容な国」規制強化への懸念
http://mainichi.jp/select/world/news/20110725dde007030004000c.html

 ノルウェー連続テロ事件で逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)が、欧州の「イスラム化」や移民を批判していたことでノルウェーの移民社会は困惑している。他の欧州諸国より受け入れ国と移民との社会的摩擦が格段に低いノルウェーで移民が敵視されたことへの衝撃や、今後、移民への規制が逆に強まりかねないとの懸念が広がっている。


ブレイビク容疑者、狂信的な政治思想
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201107260070.html

 「われわれ欧州の先住民は、多文化主義を掲げる西欧の全ての政治エリートへの先制攻撃をここに宣言する」―。ノルウェーの連続テロで逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)はキリスト教原理主義者を自称、その文書や発言には狂信的ともいえる身勝手な政治思想が満ちている。

 同容疑者が最も嫌悪していたのが、欧州へのイスラム教徒の流入。マニフェストでは「現在進行している欧州のイスラム化の根本的な原因は多文化主義だ」と批判、「欧州はイスラム教によって植民地化される」と扇動的な言葉を並べた。

 さらに「欧州がイスラム教に乗っ取られるのを神が望んでいないのであれば、神は欧州のキリスト教を保護するための戦いが広がっていくことを後押しすべきだ」と述べ、自分のテロ以降も過激なキリスト教原理主義が欧州に広がることを期待した。


ノルウェーテロ:動機は「イスラム侵略から守るため」
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110726k0000m030155000c.html

 ノルウェー連続テロ事件でテロなどの疑いで逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)は25日、オスロ地裁に出廷、爆破テロと銃乱射の犯行を認めた一方、無罪を主張した。さらに「二つの細胞組織と協力して行った」と共犯がいることを主張した。警察当局は単独犯との見方を示していた。動機は「イスラム教徒の侵略からノルウェーと西欧を守るため」で、移民導入を進めた労働党の「将来の党員募集を阻害するため」に、若者を殺したと説明した。


ノルウェーテロ容疑者、「理想の国」日本や韓国
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110725-OYT1T00958.htm

 アンネシュ・ブレイビック容疑者は、22日の犯行直前にインターネットに投稿した「マニフェスト」の中で、「文化面での保守主義を持つ」理想の国として、日本や韓国を挙げていた。

 イスラム系移民が少ないため、だという。また、「いま、最も会ってみたい人々」としてローマ法王とロシアのプーチン首相を挙げた。「次に会ってみたい人々」としては日本の麻生太郎・元首相など4人を挙げた。


ノルウェーのテロ犯「日本や韓国にあこがれていた」=韓国メディア
2011/07/25(月) 14:44
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0725&f=national_0725_149.shtml

 文書の中には、「韓国や日本は保守主義や民族主義と違うところがある」と日韓の家父長制をたたえ、欧州は非多文化社会である日本や韓国をモデルにすべきだと主張する部分もあった。


★ Terror in Norway: Utopia no more
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/2ad2038a-b6f0-11e0-a8b8-00144feabdc0.html#axzz1T9cmeBFQ

His model societies are Japan and South Korea. Nor is he a Nordic nationalist, more a sort of pan-European nationalist.


Europe’s Fraying Multiculturalism
http://www.newyorker.com/online/blogs/backissues/2011/07/europes-fraying-multiculturalism.html


Norway killer Anders Behring Breivik called Gordon Brown and Prince Charles 'traitors'
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/europe/norway/8658431/Norway-killer-Anders-Behring-Breivik-called-Gordon-Brown-and-Prince-Charles-traitors.html

「生かされている」ことに感謝の気持ちを忘れずに2011/03/28 15:17





東日本大震災の影響で開催が危ぶまれた選抜高校野球。
その開会式での選手宣誓にびっくり。

悩み多き若者たち相手に私の口癖のようになっている文言がそこにあったから。
それは「生かされている」のこと。

「自分が、自分が」の人ほど「生かされている」という認識が薄いのではないだろうか。
そんな人に限って病んでいる方も多いような気がする。

生かされているからこそ、生き抜こうと頑張れる。
生かされていることに感謝の気持ちを忘れずに。

そうすれば人はもっともっと謙虚になれる。
そう思える人こそが真の日本人だと信じたい。

野山君、ありがとう。


<第83回選抜高校野球大会 創志学園の野山慎介主将による選手宣誓全文>

宣誓。私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。

今、東日本大震災で多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。

被災地ではすべての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。人は、仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えることができると信じています。

私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。

がんばろう!日本。

生かされている命に感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。

松本剛明に流れる伊藤博文の血に嵐の予感、冷静さ装う韓国メディア、それでも竹島から火柱が2011/03/10 07:59

松本剛明に流れる伊藤博文の血に嵐の予感、冷静さ装う韓国メディア、それでも竹島から火柱が


北朝鮮問題を抱える日韓両国にとって何よりも緊密な連携が望まれる。
こうした中で松本剛明が外相に就任。松本外相に流れる伊藤博文の血が嵐を呼ぶ。

早くも日本と韓国の双方が領有権を主張している竹島から火柱。
日韓両国の国民感情を刺激し、今また歴史認識にまで飛び火するのか。

問われるべきは民主党の外交センス。
ほくそ笑む北朝鮮から新たな火柱を呼び込む可能性もある。


<関連記事引用>

「伊藤博文の子孫」松本外相に韓国、悪影響懸念
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110309-OYT1T00949.htm

 【ソウル=仲川高志】韓国主要メディアは9日、松本新外相について、「初代韓国統監である伊藤博文の子孫」(聯合電)と紹介した。

 伊藤は、韓国では今も「植民地支配の元凶」とされ、1909年に伊藤を暗殺した独立運動家、安重根(アンジュングン)は「義士」として英雄視されている。

 韓国政府内には、「伊藤への反感が、韓日関係に悪影響を与えなければいいが」と懸念する声も出ている。(2011年3月9日21時29分 読売新聞)


松本外相「伊藤博文の子孫」、韓国各紙
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4669411.html

 新しく外務大臣に就任した松本剛明氏について、韓国では韓国併合に深くかかわった「伊藤博文の子孫」として報じられています。

 韓国の新聞各紙は、前原外務大臣の後任となった松本剛明外務大臣について、「伊藤博文の母方のひ孫」という見出しをつけて紹介しています。

 伊藤博文氏は韓国統監府の初代統監として知られ、韓国ではその伊藤氏を暗殺したアン・ジュングン氏が今も英雄視されています。

 『ハンギョレ新聞』は9日付の記事で、松本氏について「去年、国会図書館でアン・ジュングン氏の遺骨に関する資料を発見。『伊藤博文』の子孫でありながら韓国に手渡す意向を示した」と報じています。

 韓国外交筋は松本氏について、「日韓関係については前原前大臣のように期待を持っている」とする一方で、「菅内閣がいつまで続くか不安定な状況だが、外交的な日程に影響が出なければよいのではないか」と冷めた見方を示しています。(09日20:37)


「伊藤博文の子孫」と関心=冷静な受け止め-韓国
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011030900920

 【ソウル時事】新外相に9日就任した松本剛明氏が、初代韓国統監の伊藤博文のやしゃごに当たることが韓国で関心を集めている。

 伊藤博文は、日韓併合直前の1905年に初代韓国統監に就任したことから、韓国では侵略の象徴とみなされている。8日付の韓国各紙は「伊藤博文の子孫が外相候補に浮上」と一斉に伝えた。

 ただ、韓国メディアは、松本氏が伊藤博文を暗殺した民族運動家・安重根に関する資料を集め、安の遺骨収集を目指す韓国側に協力していると好意的に伝えるなど、冷静に受け止めている。同国政府当局者は「松本氏は韓国に理解があるので、世論も感情的な反応をしないだろう」と語る。 

 9日の聯合ニュースは「民主党政権は発足以来、韓日関係重視路線を維持しているので、(日韓関係に)大きな変化はないとの見方が強い」と報じた。(2011/03/09-19:37)


日本新外相は伊藤博文の玄孫、政策方向に注目
2011/03/09 14:46 KST
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/03/09/0200000000AJP20110309001900882.HTML

 【ソウル9日聯合ニュース】日本の新外相に松本剛明外務副大臣が起用されることが決まった。知韓派として知られる前原誠司氏が、在日外国人から政治献金を受け取った問題で外相を辞任。その後任となる松本氏の人物に、外交筋の注目が集まっている。

 日本は民主党政権発足以来、韓日関係重視の基調を維持しており、大きな変化はないとの見方が支配的だ。松本氏は昨年9月に外務副大臣に就任し、前原氏とともに外交業務に携わってきており、政策の連続性を推し量ることができる。

 外交筋は9日、「松本氏は韓日関係を重視していると承知している。両国関係は特定の人物により変わることがないほど堅固なものだ」と述べ、今回の外相交代は韓日関係に大きな問題とはならないと強調した。

 ただ、松本氏はこれまで韓日関係に深く関与してきていない。政治的方向性も明確になっておらず、予測はできないとの意見も出ている。韓国では、松本氏が初代韓国統監、伊藤博文の玄孫(やしゃご)に当たり、伊藤博文を暗殺した安重根(アン・ジュングン)の遺骨に関する資料を韓国に提供する考えを衆議院運営委員長時代に示したことが知られている程度だ。

 松本氏が進める外交政策の方向は、京都で19日に開催される韓日中外相会談から具体的にみえてくることになりそうだ。また、今月末から来月初めには日本の中学校教科書検定結果発表と教科書採択がある。内容によっては独島(日本名:竹島)領有権論争など韓日間の冷え込みが予想され、松本氏がどう対処するかも注目される。


竹島めぐる共同宣言署名の民主・土肥議員「韓国が出したいと言うからいいだろうと」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00194470.html

日本の領土で韓国も領有権を主張している竹島をめぐり、民主党の土肥隆一衆院議員が、韓国の議員とともに、日本政府に竹島の領有権主張を中止するよう求める共同宣言に名前を連ね、共同記者会見を行っていたことがわかった。こうした中、前原前外相の後任に松本剛明新外相が正式就任した。

韓国・ソウルで2月27日、ハンナラ党のファン・ウヨ議員は「日本政府は、歴史教科書の歪曲(わいきょく)と独島(竹島)の領有権の主張など、間違った歴史を教えるのを即刻中断せよ」などと述べた。

韓国の与党議員が読み上げたのは、日本政府に対し、竹島の領有権主張を即刻やめるよう求める宣言。

ここまでならよくある光景だが、この日、大きく違っていたのは、ファン・ウヨ議員がこのあと読み上げた「2011年2月27日、日韓キリスト教連盟・韓国側会長、キム・ヨンジン議員。日本側会長・土肥隆一議員」という内容だった。

日本の領土で韓国も領有権を主張している竹島をめぐり、民主党の土肥隆一議員が2月、韓国の議員とともに、「日本政府に竹島の領有権主張を中止するよう求める共同宣言」に名前を連ね、共同記者会見を行っていたことがわかった。

菅首相は9日夜、「大変、遺憾に思っています。竹島は日本固有の領土であって、その立場はまったく変わりません」と述べた。

土肥議員は、菅首相が主宰するグループの幹部で、衆議院政治倫理審査会の会長でもある。

民主党の土肥隆一議員は9日夜、「その内容については、十分議論する暇がなくて。まぁ、韓国がこれを出したいと言うからいいだろうという決断をしてきました。これは無理だと言って、やめればよかったかなと、今は思ってますけど。(竹島に関してはどのように?)それはもう、日本の領土ですよ。あの文章はやっぱりね、今読み直してみても、相当一方的だなということは感じるけれども。その場にのまれたっちゃあ、のまれたし。こんなにマスコミに取り上げられるとは思ってもみなかったからね。まぁ、うかつでした」と述べた。

今後の対応を聞かれた菅首相は、「しかるべき形で対応することが必要だと、こう思っています」と述べたが、記者の「党として対応するということか?」との質問には、無言で歩み去った。

一方、自民党の大島理森副総裁は「そういうふうな考え方が、民主党の体質としてあるのではないか。もし、そうだとするならば、許される行為ではございません」と批判した。

菅首相が頭を悩ますもう1つの火種は、アメリカ国務省のケビン・メア日本部長が、「沖縄県民は、ごまかしとゆすりの名人」などと発言したとされる問題。

9日午後、キャンベル国務次官補が来日し、「すべての会合の席で、今、沖縄で問題になっている誤解について、深くおわび申し上げたいと思う」と述べ、陳謝した。
そして、外国人からの献金問題で辞任した前原前外相の後任として、松本剛明氏が、正式に外相に就任した。

松本剛明外相は午後10時ごろ、「(メア氏の発言は)容認できるものではないと。極めて遺憾である」、「(土肥氏について)日韓の関係、わが国の立場に影響を与えることはないし、また影響を与えないように外交を展開していく」と述べた。

ここにきて相次ぐ火種に、日本外交の先行きは、不透明さを増している。 (03/10 00:47


民主・土肥議員「竹島の領有権主張中止」に署名
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110309-OYT1T00940.htm

 民主党の土肥隆一衆院政治倫理審査会長(兵庫3区)が、韓国の国会議員と共同で「日本が竹島の領有権主張を直ちに中止する」との内容の共同宣言文に署名していたことが9日、分かった。

 土肥氏によると、2月27日に「日韓キリスト教議員連盟」の日本側代表として訪韓した際、未来志向の日韓関係構築や、竹島に関する文言が盛り込まれた共同宣言文案を韓国側議員から渡され、署名した。土肥氏は「竹島は日本の領土との認識に変わりはないが、日韓双方の主張があり、韓国側の主張にも納得できる部分もある」と述べている。

 土肥氏は党内で菅グループに所属し、菅首相に近い。

 首相は9日夜、首相官邸で記者団に「大変遺憾に思う。竹島は日本の固有の領土であり、その立場は全く変わらない」と語った。

 自民党の大島理森副総裁は「日本の主権を否定する行為で、国会議員としてあるまじき、恥ずべき行為だ」と批判した。(2011年3月9日21時17分 読売新聞)


<関連記事引用>

伊藤博文の子孫が日中韓会談に挑む! 新外相は「華麗なる一族」 
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110309/plt1103091631004-n1.htm

松本外相:就任 伊藤博文の子孫で政策通
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110310ddm005010122000c.html

外相後任に松本氏が内定「伊藤博文の子孫が外相に」―韓国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0309&f=politics_0309_007.shtml

松本外相:就任 「官僚主導」警戒の声 日米・ガス田、試される手腕
「どうせワンポイントリリーフ」(政府関係者)との見方も
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110310ddm005010131000c.html

WSJ:ムスリム同胞団は「誰の同胞なのか」2011/02/17 06:20

WSJ:ムスリム同胞団は「誰の同胞なのか」


<関連記事引用>

ムスリム同胞団が持つ二面性-改革派と守旧派
2011年 2月 16日 20:45 JST
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_184070

【カイロ】29歳の好青年、モアズ・アブデル・カリムは、カイロで最近のデモを計画した若き活動家の一人だが、ムスリム同胞団の新しい側面の代表と言える。女性の権利、宗教的自由、政治の多元的共存についての彼の考え方は、西側の民主主義的価値と一致する。彼は、エジプトで民主主義と人権を勝ち取ることに取り組んでいる。

ムスリム同胞団が持つもうひとつの顔は、昨年1月に最高指導者に就任した保守派で66歳の獣医、モハメド・バディだ。バディ氏は最近、ムスリム同胞団がユダヤ人に対して「聖戦の御旗を引き続き掲げる」方針を明らかにするとともに、ユダヤ人は同胞団にとって「第一、かつ最大の敵」だと述べている。彼は米国の「帝国主義」に反対し、イスラム国家建設の必要性を唱えている。

 1979年のイラン革命以来、この地域で最も劇的となった市民蜂起を受けて、ムバラク大統領が今月11日に辞任。ムスリム同胞団はエジプト政治の重要な役割を担おうとしている。そこで多くの人が抱く疑問は、「誰の同胞なのか」ということだ。

 1月25日から始まったデモを組織するうえで重要な役割を演じ、在任期間29年のムバラク大統領を辞任に追い込んだのは、カリム氏と、彼よりもさらに若く寛容な仲間達だ。しかし、依然として、ムスリム同胞団の指導部の大半を占めるのは、保守的で反西側の守旧派だ。

 バディ氏は昨年9月、同胞団のウェブサイトの記事の中で、米国についてこう書いている。「モラルと人間の価値を擁護しない国が人類を導くことは不可能だ。アッラーの思し召しによれば、そのような国に富は根付かない」

 バディ氏の文章はこう続く。「レジスタンスがユダヤ・米国の尊大と専制に対する唯一の解決だ。アラブとイスラムの人々に必要なことは、レジスタンスの支持である。・・・ガザのムジャヒディン(聖戦士)の兄弟に告ぐ。辛抱し、聖戦を貫け。そうすれば、アッラーとともに生きられるということが分かるだろう」

 カリム氏は14日、世俗派数グループの若きリーダーとともに記者会見を行い、エジプトの民主主義移行の進め方について意見を述べ、軍の協力を称賛した。彼らの第一の主張は、広範な野党勢力を含む統一政府の実現だ。

 ムスリム同胞団は、12日に自由公正な選挙を求めた同様のメッセージを発表している。同胞団は、同組織の政権奪取に対する懸念を和らげるために、大統領選挙で候補を擁立せず、議席の過半数取得を目指さない方針も示した。

 しかしながら、エジプト人も海外も慎重な見方を崩していない。ムスリム同胞団が今後、新たに得る政治的利益をどのように利用するのか、また同組織の穏健派が影響力を維持できるのかが不透明なためだ。

 米ケント州立大学の政治学教授で、エジプトで長年ムスリム同胞団の研究を行ったジョシュ・スタシェル氏は、「同胞団の全容は明らかになっていない。大きな集団で、さまざまな意見が存在する。イスラエルを常に非難する者もあれば、イスラエルに関心を示さず、識字率の向上に熱心な向きもある」と述べた。

 イスラエルは、ムスリム同胞団に穏健派がいるとするなら(イスラエル政権幹部の多くはこのことに疑問を抱いている)、その穏健派が急進派に駆逐される可能性を懸念している。

 ムスリム同胞団の保守派はここ何年も、反イスラエル的なコメントを出し、イスラム原理主義組織ハマスに資金援助を行ってきた。イラク、アフガニスタンの米兵士に対する攻撃を支持する発言も行っている。

 米国は、静観する構えのようだ。オバマ大統領はフォックス・ニュースのインタビューで、ムスリム同胞団の反米姿勢は認識しているとしながらも、同胞団はエジプトで大多数の支持を得ておらず、政治プロセスに含まれるべきとの見方を示した。大統領は、この問題を「ムスリム同胞団か、エジプト市民の抑圧かの二者択一にしないことが重要だ」述べている。

 非合法のムスリム同胞団は、若年層と年配者、改革派と強硬派の対立を抱えている。エジプト政府が国家の脅威として留意してきたのは強硬派だ。

 しかし近年、同胞団の中でも現実路線の陣営が、世俗的な野党活動家と手を結んだ。彼らがムバラク大統領を辞任に追い込んだことで、守旧派との権力争いに有利に働いたもようだ。

 1990年代にムスリム同胞団を去り、中道党を結成したエッサム・スルタン氏は、「ムスリム同胞団自体に革命の功績はないが、一部派閥にはそれがある。彼らは総じて近代的な考え方を持っている。このことで、同派閥は高い評価を得るべきだ」と述べた。

 一部の派閥が勢いを得たことにより、ムスリム同胞団の穏健派が影響力を不動のものにできるのかどうか、また、彼らの政策は具体的にどのようなものになるのか――はまだわからない。

 ムバラク大統領の辞任がまだ不透明だった9日、ムスリム同胞団の指導評議会(Guidance Council、12人で構成)の改革派のひとり、エッサム・エルエリァン氏は声明を発表、同胞団はイスラム国家の創設を求めておらず、男女平等とキリスト教徒を認め、イスラエルとのキャンプデービッド合意を破棄しない方針だと明らかにした。これとは異なる信条を過去に示した者は誤解されており、ムスリム同胞団を代弁していないとエルエリァン氏は述べた。

 ムスリム同胞団は、1928年にスエズ運河の町イスマイリアで22歳の学校教師が創設した。同組織は1940年代、英国の占領と闘うために暴力も行使した。

 1952年には、青年将校らと協力して国王を追放。ガマール・アブドゥル・ナセル氏を大統領の座に就けたが、その2年後にはナセル大統領暗殺の企てに関与したとされた。ナセル大統領はムスリム同胞団に対して厳しい弾圧を行い、指導部を投獄、党員は国外追放された。

 ムスリム同胞団は1972年に正式に暴力を放棄したが、一部は武力的な道に進んだ。一部の元党員は、1981年のサダト大統領暗殺に関与したグループを創設、別のメンバーはアルカイダと組んだ。

 1970年代末から1980年代初め、左派の古参メンバーとイスラム学生活動家は、大学を舞台に互いに激しく対立した。この対立などで、エジプトの野党は影響力を失っていった。

 しかし、2005年の議会選挙でムスリム同胞団は大勝利を収め、88議席と過去最高の議席を獲得した。同胞団は公式には非合法組織であるものの、無所属として候補者擁立を許された。

 政治から距離を置く強硬派と比べ、多くのムスリム同胞団の議員は現実主義だ。他のグループとの交渉に積極的で、譲歩も厭わない。議会で非常事態法の延長に注力したことで、世俗主義の野党指導者から賛同を得た。

 また、ムスリム同胞団の議員は、司法の独立を主張し、報道の自由を推進。出版規制もせず、女性にイスラム的な服装を強制することもしなかった。

 エジプト政府は、ムスリム同胞団の議会での成功に対して、非情な弾圧で応酬した。強硬派の指導者ではなく、穏健派を弾圧したのである。

 逮捕された数百人には、教育や医療改革法案の作成を手掛けた18人のムスリム同胞団議員が含まれていた。指導評議会のメンバー12人のうち、現実主義者のリーダー格も逮捕された。

 穏健派の逮捕によって生じた力の空白は、守旧派によってすぐに埋められた。守旧派は2007年、穏健派の主張を大部分なぞった政策要綱を発表した。

 要綱は、女性とキリスト教徒に大統領への立候補資格を認めない内容だった。宗教的な評議会が法律の署名を行うことも求めていた。

 同胞団の内部では、守旧派と改革派の対立が表面化し始めた。穏健派は、政策要綱は素案に過ぎず、正式に採用されることはないと批判した。

 関係筋によると、2008年に行われた指導評議会の選挙は強硬派が圧勝し、改革派の当選は1人にとどまった。

 この時期、ネットを通じて他のグループの活動家との関係が構築された、とムスリム同胞団の青年部のカリム氏は言う。「新たなメディアによって、他との連携ができた。人権問題や政治問題など、共通点があるということに気が付いた」とカリム氏は述べた。

 従来、ムスリム同胞団と世俗主義政党の連携は、トップダウン型で、政治的な必要性に迫られた短命の性格を帯びていた。しかし現在、ムスリム同胞団と協力関係にある若い活動家は、直近の連携はもっと有機的なものだとしている。

 守旧派が指導部で影響力を増すなか、カリム氏と若い幹部の不満は膨らんでいった。カリム氏らは、世俗主義活動家のように民主主義を求めて抗議しなければ、国民の支持を失うと年配者に訴え始めた。

 08年11月、ムスリム同胞団の当時の最高指導者マハディ・アキフ氏は、「エジプトでみられる専制」に対抗するため、「全政治勢力および市民社会の結集」を呼びかけた。

 アキフ氏からはコメントは得られていないが、内部関係者によると、指導部が若年幹部の離反を招くリスクを認識したことが転換点となった。

 2010年2月、野党グループの連携を促すため、エルバラダイ氏がエジプトに戻った時、ムスリム同胞団はエルバラダイ氏を支持、正式に連携を決めた。

 1月のチュニジア暴動後、カリム氏を含むムスリム同胞団の青年らは他の青年活動のリーダーと密かに会い、エジプトで同様の蜂起を計画することを決めた。

 カリム氏を含む青年リーダー12人は、治安部隊を出し抜くためにはどのようにデモを実施したらよいか、2週間密談を重ねた。

 当初、ムスリム同胞団の指導部は、青年達の努力にお墨付きを与えなかった。しかし最終的には、個人参加の扱いでデモを許可。また、過去のムスリム同胞団ならやっていそうな、「イスラムこそが解決手段」といった宗教スローガンを掲げることや、コーランをかざすことを控えることでも合意した。

記者: CHARLES LEVINSON


<関連記事>

'Brothers' in Egypt Present Two Faces
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704629004576135882819143872.html

Egypt's Military, Parties Begin to Prepare for Polls
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703312904576146553328143280.html

Video - Muslim Brotherhood Two Faces - Young Moderates vs. Old Conservatives
http://online.wsj.com/video/news-hub-the-two-faces-of-the-muslim-brotherhood/37E6C86A-5777-4F7D-A66C-0CCCD319A9B3.html

スレイマン副大統領とイスラエルの秘密のホットライン、スレイマンはイスラエルの長年のお気に入り2011/02/08 07:57

スレイマン副大統領とイスラエルの秘密のホットライン、スレイマンはイスラエルの長年のお気に入り


米国とイスラエルの手のひらで踊るエジプト。
米国&イスラエル主導のエジプト民主化実験ということか。


<関連記事引用(画像も)>

WikiLeaks: Israel's secret hotline to the man tipped to replace Mubarak
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/wikileaks/8309792/WikiLeaks-Israels-secret-hotline-to-the-man-tipped-to-replace-Mubarak.html

The new vice-president of Egypt, Omar Suleiman, is a long-standing favourite of Israel's who spoke daily to the Tel Aviv government via a secret "hotline" to Cairo, leaked documents disclose.

By Tim Ross, Christopher Hope, Steven Swinford and Adrian Blomfield 9:25PM GMT 07 Feb 2011

Mr Suleiman, who is widely tipped to take over from Hosni Mubarak as president, was named as Israel's preferred candidate for the job after discussions with American officials in 2008.

As a key figure working for Middle East peace, he once suggested that Israeli troops would be "welcome" to invade Egypt to stop weapons being smuggled to Hamas terrorists in neighbouring Gaza.

The details, which emerged in secret files obtained by WikiLeaks and passed to The Daily Telegraph, come after Mr Suleiman began talks with opposition groups on the future for Egypt's government.

On Saturday, Mr Suleiman won the backing of Hillary Clinton, the US Secretary of State, to lead the "transition" to democracy after two weeks of demonstrations calling for President Mubarak to resign.

David Cameron, the Prime Minister, spoke to Mr Suleiman yesterday and urged him to take "bold and credible steps" to show the world that Egypt is embarking on an "irreversible, urgent and real" transition.

Leaked cables from American embassies in Cairo and Tel Aviv disclose the close co-operation between Mr Suleiman and the US and Israeli governments as well as diplomats' intense interest in likely successors to the ageing President Mubarak, 83.

The documents highlight the delicate position which the Egyptian government seeks to maintain in Middle East politics, as a leading Arab nation with a strong relationship with the US and Israel. By 2008, Mr Suleiman, who was head of the foreign intelligence service, had become Israel's main point of contact in the Egyptian government.

David Hacham, a senior adviser from the Israeli Ministry of Defence, told the American embassy in Tel Aviv that a delegation led by Israel's defence minister, Ehud Barak had been impressed by Mr Suleiman, whose name is spelled "Soliman" in some cables.

But Mr Hacham was "shocked" by President Mubarak's "aged appearance and slurred speech".

The cable, from August 2008, said: "Hacham was full of praise for Soliman, however, and noted that a 'hot line' set up between the MOD and Egyptian General Intelligence Service is now in daily use.

"Hacham noted that the Israelis believe Soliman is likely to serve as at least an interim President if Mubarak dies or is incapacitated." The Tel Aviv diplomats added: "We defer to Embassy Cairo for analysis of Egyptian succession scenarios, but there is no question that Israel is most comfortable with the prospect of Omar Soliman."

Elsewhere the documents disclose that Mr Suleiman was stung by Israeli criticism of Egypt's inability to stop arms smugglers transporting weapons to Palestinian militants in Gaza. At one point he suggested that Israel send troops into the Egyptian border region of Philadelphi to "stop the smuggling".

"In their moments of greatest frustration, [Egyptian Defence Minister] Tantawi and Soliman each have claimed that the IDF [Israel Defence Forces] would be 'welcome' to re-invade Philadelphi, if the IDF thought that would stop the smuggling," the cable said.

The files suggest that Mr Suleiman wanted Hamas "isolated", and thought Gaza should "go hungry but not starve".

"We have a short time to reach peace," he told US diplomats. "We need to wake up in the morning with no news of terrorism, no explosions, and no news of more deaths."

Yesterday, Hosni Mubarak's control of Egypt's state media, a vital lynchpin of his 30-year presidency, started to slip as the country's largest-circulation newspaper declared its support for the uprising.

Hoping to sap the momentum from street protests demanding his overthrow, the president has instructed his deputy to launch potentially protracted negotiations with secular and Islamist opposition parties. The talks continued for a second day yesterday without yielding a significant breakthrough.

But Mr Mubarak was dealt a significant setback as the state-controlled Al-Ahram, Egypt's second oldest newspaper and one of the most famous publications in the Middle East, abandoned its long-standing slavish support for the regime.

In a front-page leading article, the newspaper hailed the "nobility" of the "revolution" and demanded the government embark on irreversible constitutional and legislative changes.


<こちらの記事にも注目を!>

Suleiman: The CIA's man in Cairo
http://english.aljazeera.net/indepth/opinion/2011/02/201127114827382865.html

米国主導のエジプト民主化実験成功なるか、最大の敵は米国国内にあり2011/02/07 08:39

米国主導のエジプト民主化実験成功なるか、最大の敵は米国国内にあり


ドイツ・ミュンヘンでの安全保障会議に出席したクリントン米国務長官。

5日には「スレイマン氏主導の政権移行プロセスを支持することが重要」と指摘。さらに政権移行は「慎重で包括的、透明性のある」方法で進める必要があり、「ある程度、時間がかかる」との認識も示した。

そして、6日。ムスリム同胞団がスレイマン副大統領との対話に応じたことについて「少なくとも今は、米国が働き掛ける対話の輪に加わっている」と歓迎表明。

この間に穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団を含む野党勢力がスレイマン副大統領と会談。憲法改正準備委員会の1カ月以内の設置、報道の自由の確保、1981年以来継続する非常事態宣言の解除などで合意したと伝えられている。

この会談を受けてクリントン国務長官が再び登場。ラジオ局の取材に対し、「ムスリム同胞団と政府側との対話は我々が求めていたものだ」との重大発言。

この一連の流れからスレイマン副大統領主導の政権移行プロセスは米国主導。さらにスレイマン副大統領とムスリム同胞団を含む野党勢力との会談をお膳立てしたのも米国との見方が浮上する。

ムバラク体制の限界に気付いていたのか、秘密裏にムスリム同胞団と接触してきたオバマ政権。当然エジプト軍部との人脈は太い。

うがった見方をすれば米国によるエジプト民主化実験のようにも見える。はたしてエジプトの民主化は成功するのか。

ここでエドワード・ウォーカー元駐エジプト・イスラエル米国大使の発言に注目。ウォーカーは「民主主義が抗議者たちの問題を解決できるのか?」と疑問を呈しながら、「仕事を創出するわけでもない。食料価格が下がるわけでもない。貧富の差がなくなるわけでもない」との警告を発している。

サウジアラビアのような世界的な産油国ではないエジプト。石油の富に恵まれていないエジプト。そのエジプトができることには限界がある。

熱狂が失望へと変わる時が一番恐ろしい。イスラム原理主義の台頭を招くこともあれば、外に敵を作り出すこともある。反米、反イスラエルに傾くことだってある。

オバマ政権の足元もフラフラ状態。オバマ最大の敵は米国国内にあり。万が一、スエズ運河閉鎖や9・11のようなテロでも起これば一斉にオバマ批判が吹き荒れることになる。オバマ再選阻止のためにそうした工作がうまい具合に仕掛けられる可能性もあるのだ。

すでに米国では右派が、ネオコンが、キリスト教右派がオバマに警告を発している。チェイニー前副大統領が、セイウチ・ボルトンにクラウトハマーが、そしてキリスト教右派にも通じるテレビ・ラジオ人気司会者のグレン・ベックがトンデモ解釈で煽り始めている。

中でもあれだけ熱心に民主化を唱えていたネオコンの動きが実に興味深い。仲良しのイスラエルが困ったとあればイスラエル・ロビーも当然分裂。民主化なんてどこへやら。

それにしてもウォーカーの警告は日本人にも鋭く突き刺さる。政権交代でいったい何が変わったと言うのだ。地域の安定を無視した「さよなら米国」の甘さを実感できた程度。

ハッピーエンドがいかに難しいかは今の日本人が一番良く知っているはずだ。


<関連記事引用>

エジプト副大統領が野党と権力移行で会談-米国務長官支持(Update1)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aNQlGvJoaj7s

  2月6日(ブルームバーグ):エジプトのスレイマン副大統領は、9月の選挙前のムバラク大統領からの権力移行を協議するため野党指導者と協議した。権力移行のプロセスは米政府や同盟国も支持を表明している。

  スレイマン副大統領は5日、カイロで新ワフド党などの指導者と会談。与党国民民主党(NDP)では、ムバラク大統領の次男ガマル氏が政策委員長を辞任した。

  同副大統領は6日に憲法修正の準備を目的とした25人で構成する委員会のメンバーを指名する、とエジプト国営のアル・アハラム紙は報じた。同国野党は大統領選への立候補を困難にしている憲法上の制約を緩和するよう求めている。

  米政府もこうした動きを支持するとともに、同国に圧力を掛け続けている。クリントン米国務長官はミュンヘンでの会合で、「現在事実上スレイマン副大統領がトップであるエジプト政府が公表した権力移行のプロセスを支持することが重要だ」との見解を表明した。

  エジプトの穏健派イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団は同国の権力移行に関するスレイマン副大統領との協議に参加すると述べた、とカタールの衛星テレビ局アルジャジーラが伝えた。ウェブサイトでカイロ特派員の引用している。ムスリム同胞団はこれまで、ムバラク大統領が辞任しない中で、同国政府とのいかなる交渉も拒否していた。

  エジプトの首都カイロ中心部のタハリール広場では、反政府勢力が雨の中をテントで夜を過ごし、6日で13日目となるデモの準備を行った。

  過去2日間のデモは整然と行われた。エジプト政府の公式発表によると、今月2、3両日のムバラク大統領支持派と反対派の衝突では、11人が死亡した。
更新日時: 2011/02/06 16:03 JST


米国務長官:歓迎の姿勢示す 同胞団が副大統領と対話
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110207k0000m030036000c.html

 【ワシントン草野和彦】AFP通信によると、ドイツ・ミュンヘンでの安全保障会議に出席したクリントン米国務長官は6日、ムスリム同胞団がスレイマン副大統領との対話に応じたことについて「少なくとも今は、米国が働き掛ける対話の輪に加わっている」と歓迎する一方で、今後の同胞団の出方を注視する方針を示した。

 長官はこれに先立つ5日、「スレイマン氏主導の(政権)移行プロセスを支持することが重要」と指摘し、米国が「緩やかな改革」を志向し始めたことを示唆した。長官は政権移行期には「どの社会にも(移行)プロセスを邪魔したり、自身の目的ために乗っ取ろうとする勢力がいる」と述べ、急激な社会変化の混乱に乗じたイスラム過激派の影響力拡大に懸念を表明。同胞団にも暴力の停止やエジプトとイスラエルの国交維持などの意思を再確認するとみられる。

 一方でバイデン副大統領は5日、スレイマン氏との電話協議で、改革への明確なスケジュールの必要性などを強調した。


改憲委員会設置で合意=ムスリム同胞団と政権が対話-エジプト
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011020600121

 【カイロ時事】エジプトで反政府デモを主導する勢力の一つであるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団を含む野党勢力は6日、ムバラク政権側からの対話への招きに応じ、スレイマン副大統領との会談を行った。衛星テレビ局アルアラビアなどによると、双方は会談で、憲法改正準備委員会を1カ月以内に設置することで合意した。

 同胞団が政権と対話したのは初めて。ムバラク大統領が辞任するまで対話を拒否すると主張していた同胞団の参加は、大きな方針転換であり、事態収拾に向けた動きが始まる可能性がある。

 会談には、合法野党のワフド党や国民進歩統一党なども参加した。会談ではこのほか、報道の自由の確保や1981年以来継続する非常事態宣言の解除の方針でも合意した。(2011/02/06-22:34)


米国務長官、エジプトの対話開始を歓迎
http://www.mbs.jp/news/jnn_4644044_zen.shtml

 アメリカのクリントン国務長官は6日、ムスリム同胞団がエジプト政府側との対話に参加したことについて歓迎する姿勢を示しました。

 クリントン国務長官は6日、訪問先のドイツ・ミュンヘンでラジオ局の取材に対し、「ムスリム同胞団と政府側との対話は我々が求めていたものだ」と述べ、歓迎する姿勢を示しました。その上で、「対話の開始を支持する。これからどのような進展があるのか注意深く見守りたい」と強調しています。

 クリントン長官はこれに先立つ5日、「政権移行はスレイマン副大統領が主導することが重要」との認識を明らかにしており、今回の発言は対話による早期の事態収拾に期待したものといえます。(07日05:42)


<関連記事>

U.S. Interests in Peril as Youth Rebel, Leaders Quit in Mideast
http://www.bloomberg.com/news/2011-02-02/mubarak-s-exit-to-upend-decades-of-predictable-u-s-policy-in-arab-world.html

Dick Cheney Warns Obama, Says Mubarak Has “Been A Good Friend”
http://www.newstime.co.za/WorldNews/Dick_Cheney_Warns_Obama_Says_Mubarak_Has_%E2%80%9CBeen_A_Good_Friend%E2%80%9D/20198/

Cheney: Remember that Mubarak has been 'a good man, a good friend and ally'
http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/news/142333-cheney-mubarak-has-been-a-good-man-a-good-friend-and-ally

BBC : Neocon conundrum - US right-wingers split over Egypt protests(画像引用)
http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-12363255

Egypt's dangerous road ahead: The Muslim Brotherhood's a force, ElBaradei's a useful idiot
By Charles Krauthammer
http://www.nydailynews.com/opinions/2011/02/04/2011-02-04_egypts_dangerous_road_ahead.html?print=1&page=all

Glenn Beck on al-Qaida links to Muslim Brotherhood
http://www.politifact.com/truth-o-meter/statements/2011/feb/04/glenn-beck/glenn-beck-al-qaeda-links-muslim-brotherhood/

Many of the 9/11 conspirators came from the Muslim Brotherhood, including Osama bin Laden, Ayman Zawahiri and Khalid Sheikh Mohammed.
Glenn Beck on Monday, January 31st, 2011 in his radio program

朝日単独会見:エジプト野党勢力の大統領候補として有力視されるアムル・ムーサ元外相(アラブ連盟事務局長) ムバラク即時退陣求めず「挙国一致を」  「エジプトは自国だけでなく、地域の安定に大きな責任がある。これまでの路線を堅持すべきだ」
http://www.asahi.com/international/update/0205/TKY201102050351.html

三本足カラスの謎を追う2011/01/26 08:48

三本足カラスの謎を追う 太陽の中に描かれた三足烏。高句麗の壁画。


サッカーに自衛隊。最近何かと忙しいカラス君。
まもなく民主党系のパーティーにも出没するとの情報も(笑)

お隣韓国でも何やら話題になっています。


<関連記事引用>

「太陽の中の三足烏」の意味を読み解く
http://www.chosunonline.com/news/20110123000021

太平の世では翼をたたみ、外部からの侵入があれば翼を大きく広げる三足烏

『韓民族と太陽の中の三足烏』出版

4世紀の高句麗古墳に初めて登場、後に朱雀・鳳凰へと変化


 高句麗の古墳壁画によく見られる「三足烏」は、太陽の中で生きる、三本足を持った想像上のカラスだ。中国・集安の「五●墳4号墓(●は灰に皿という字、カイ)壁画には、円(太陽)の中で翼を半円形に広げて立つ三足烏が描かれている。また、北朝鮮の平壌・徳興里古墳や江西中墓には、太陽の中の玄鳥が翼を広げて飛び立つ様子が描かれている。

 美術史を専攻するキム・ジュミ博士(51)が檀国大大学院史学科(考古美術史専攻)に提出した博士学位論文を基に、『韓民族と太陽の中の三足烏』(学研文化社)を出版した。本書は、丸い太陽の中に黒いカラスを結合させた日象文、すなわち「太陽の中の三足烏」が、韓国文化の中でどのように形成され、時代によってどのような変化を遂げ、現代に至ったのかを広く分析している。

 キム博士は、4世紀の高句麗の古墳壁画に初めて登場する「太陽の中の三足烏」がこのような図像の枠組みを持つに至った背景には、古来から伝承されてきた太陽崇拝やソッテ(信仰の対象、または何かのお祝いのために立てる長い竿)信仰・卵生説話などの「鳥トーテム」が緊密に関係していると分析した。太陽とカラスとの関連については、高麗の文臣・李奎報(イ・ギュボ)の詩文集『東国李相国集』の「東明王篇」で、太陽の化身である解慕漱(かいぼそ=高句麗の建国神話では天帝の子で、東明王〈朱蒙〉の父とされる)が頭にカラスの羽で作った「烏羽冠」をかぶっているところに淵源を求めることができると解説している。

 特に高句麗の古墳壁画以降、日象文の姿が時代によってどう変遷していったかという点は興味深い。政治的安定期や全盛期には、三足烏が円の中で翼をたたんだ姿が描かれることが多かった。これに対し、外部勢力の侵入などで自主意識が高揚した時期には翼を大きく広げた三足烏が、また極度の政治的混乱期には太陽の中から飛び立つ三足烏が主に描かれた。

 例えば高句麗時代には、6世紀半ばを前後して、三足烏は翼をたたんだ姿から翼を大きく広げた姿へと変わっていった。そして高麗初期には、三足烏がいない円だけの日象文が登場したが、10世紀末に起こった契丹の侵入以降、高句麗継承意識が強く提起されるようになり、当時の首都だった開城の玄化寺碑(1022年)や、原州の智光国師玄妙塔碑(1085年)には、太陽と三足烏が結合した日象文が再び登場した。玄化寺碑と智光国師玄妙塔碑に描かれた三足烏は、翼を大きく広げて立ち、尾羽を高々と掲げ巻き上げているのが特徴だ。

 キム博士は「太陽の中に見える三足烏はただのカラスではなく、慶事をもたらす瑞鳥の象徴で、後に朱雀や鳳凰へと変わっていった。韓国の日象文の伝統は、高句麗以来現在も、大統領の紋章や国璽の装飾に用いられる形で受け継がれている」と語った。また、キム博士は「生命と夜明けを象徴する赤い太陽の中に、死と夜を意味するカラスのような玄鳥を組み合わせた表現には、生成と消滅が境界なく併存する宇宙論が込められている」と解釈した。


<関連サイト>

日本サッカー協会と八咫烏
http://www.jfa.or.jp/jfa/organization/index.html
http://www.famima.com/shop/g/g3210000027486/

中央情報隊 JGSDF Military Intelligence Command:MIC
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%83%85%E5%A0%B1%E9%9A%8A
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Military_intelligence_command_JGSDF.png

本家タタリガミにもタタられそうな小沢という名のトンデモタタリガミ2011/01/07 08:13

本家タタリガミにもタタられそうな小沢という名のトンデモタタリガミ


1月5日、小沢一郎は神社をはしご。
下谷神社に続いて訪れたのは、湯島天神と神田明神。

平野貞夫に影響されて菅原道真と平将門からタタリガミパワーを授かろうとでも?
格が違うと本家タタリガミにもタタられそうな小沢という名のトンデモタタリガミ。

わざわざ神戸まで出向いて、湊川神社の楠木正成にも会いに行きそうな勢い。
そこまでしたら、やはりこの人完全ビョーキ。

その際はぜひ大阪の今宮戎も。
商売繁盛の「えべっさん」の方が小沢には似合っている。


<関連記事引用>

離党要求の仙谷氏 小沢氏は神社をはしご(01/05 19:55)
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210105032.html

 仙谷官房長官は、民主党の小沢元代表が強制起訴されれば自発的な議員辞職や離党を求める考えを示しました。当の小沢氏は、5日は神社をはしごです。

 下谷神社・阿部明徳宮司:「自分(小沢氏)が生まれた時に関係があったその神社に、久しぶりにご参拝になるというのは、意義深いことだと思います」

 小沢氏が訪れたのは、東京・台東区の下谷神社です。「自分が生まれた場所の神様にお参りしたい」という本人の希望で、朝になって急きょ、参拝が決まったということです。小沢氏はこの後、文京区の湯島天神と千代田区の神田明神にも相次いで訪れました。

 こうしたなか、仙谷長官は小沢氏に対し、強制起訴された場合、出処進退を過去の例などを参考に判断するべきだという考えを示しました。菅総理大臣と同様に議員辞職も含めた対応を促し、圧力を強めています。


<関連記事>

平将門から読み解く「小沢の乱」 (2)平野貞夫が語る妙見信仰の朝敵DNA
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/01/31/4848945