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日経:胡錦濤VS習近平 人事主導権争い終盤戦 - 「反日デモ」を使って処分軽減を狙った薄熙来一派2012/09/25 07:49

日経:胡錦濤VS習近平 人事主導権争い終盤戦 - 「反日デモ」を使って処分軽減を狙った薄熙来一派


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胡錦濤氏VS習近平氏 人事主導権争い終盤戦
中国、薄氏処分を近く公表 (画像引用)
2012/9/25
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2406H_U2A920C1FF1000/?dg=1

 【北京=島田学】中国の重慶市トップだった薄熙来氏の元側近で同市元副市長の王立軍被告が24日、懲役15年の判決を受けた。4月に失脚した薄氏に絡む事件の訴追は、同判決で終了した。ただ、共産党指導部内では、近く公表するとみられる薄氏本人の処分について意見の対立があるもよう。次期指導部の人事調整は最終段階で、薄氏の問題も駆け引きの材料になっているようだ。

 王被告の裁判では執行猶予付き死刑になるとの観測があったが、予想より軽い判決となった。これに先立つ薄氏の妻、谷開来受刑者も死刑判決という予想に反して執行猶予付きの死刑となった。薄氏への処分も予想より軽くなるのではないかとの見方が浮かんでいる。

 一連の「軽い判決」の背景には、薄氏への処分に関する党内の意見の相違がありそうだ。党老幹部の子弟ら「太子党」の一部には、同じく太子党の薄氏を支持する勢力が根強い。彼らは薄氏への重い処分に反対、党大会で新たな役職を付けず、自然に「引退」するような形で収めるよう求める。

 一方、太子党と党内の勢力を二分する党青年組織、共産主義青年団(共青団)の出身者は「党の混乱を招いた薄氏の責任は大きい」と主張する。最低でも党籍剥奪処分にすべきだという強硬な意見が多い。

 両勢力は今回の反日デモでも、薄氏の処分を巡る駆け引きを繰り広げている。薄氏を支持する保守派とみられる集団は、デモ行進で薄氏の信奉する毛沢東主席の肖像画を掲げる様子が目立った。党指導部が薄氏の処分を決める前に、反日デモを使って薄氏の影響力が残っていることを印象付ける狙いと受けとれる。

 薄氏を失脚させた胡錦濤国家主席は共青団の出身。次期指導部でも引き続き影響力を残すためには、党内に残る薄氏の影響力をできるだけ減らしたい。ただ、次期指導部では共青団出身者を多く起用するためには「党内融和」を名目に、薄氏への処分を軽くして太子党と取引する可能性もあるというわけだ。

 次期指導者となる習近平国家副主席は、元副首相を実父に持つ太子党の有力者だ。太子党内のライバルだった薄氏の失脚劇では胡主席と歩調を合わせたものの、次期指導部人事では胡主席のカラーをできるだけ払拭しようと腐心する。次期指導部で主導権を握るため、薄氏処分も使って胡主席に代わる権力基盤を早期に確立したい考えだ。

 当初、次期指導部を決める党大会の日程は8月末にも公表される見通しとみられたが、大きくずれ込んでいる。党大会は10月にも開くとみられるが、今なお駆け引きが活発に続いていることをうかがわせる。

コメント

_ K ― 2012/09/25 20:44

政治で刑罰が左右されるというのは嫌なものですね(^^;。

_ Y-SONODA ― 2012/09/26 06:59

Kさんへ

>政治で刑罰が左右されるというのは嫌なものですね(^^;。

このあたりの中国の透明性は問題ですよね。
とはいえ小沢信者は日本も同じようなものだと言い出すかも。
薄熙来信者と小沢信者はよく似ている。

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