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謎のフェラーリ事故で中国政局に異変あり2012/09/05 07:07

謎のフェラーリ事故で中国政局に異変あり


<関連記事>

中国次期指導部人事めぐり胡主席の側近起用案が相次ぎとん挫
2012年 09月 5日 04:36 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE88301R20120904?sp=true

[北京 4日 ロイター] 中国共産党の次期指導部人事をめぐり、側近の要職抜擢を模索する胡錦濤主席の思惑が相次いでとん挫していることが、関係筋の話で4日明らかになった。次期トップが内定している習近平国家副主席にとっては、胡主席の息のかかった側近が政権中枢から外れることで、政権内での影響力強化につながるとみられている。

関係筋によると、胡主席は側近である胡春華・内モンゴル(内蒙古)自治区党委員会書記を中央政治局常務委員会の委員に起用したい意向だったが、党幹部からの反対に遭い、党規違反で重慶市トップを解任された薄熙来氏の後任に充てる公算が大きくなっている。

胡春華氏は、習副主席の後を継ぐ有力候補と目されている人物。

週末には、胡主席に近い幹部の子息が、高級スポーツカーを運転中に事故を起こしたことから、同幹部が降格されたことが明らかになっている。

事故を起こしたのは共産党中央委員会の令計画委員の子息で、同委員は週末に要職の中央弁公庁主任の地位から降格となった。

事故では死者が出ているとされており、党エリートの子息による事故というスキャンダルは、ネット上で多くの憶測を呼んでいるという。

胡春華氏が実際に重慶市トップに横滑りすれば、胡主席の当初の目論見が外れることになる。

関係筋の1人は「胡主席の敗北は、習副主席の勝利」とし、習副主席を取り巻く環境が改善しているとの見方を示した。

中国経済の減速が鮮明となる中、政府には成長押し上げと社会改革実施への圧力が高まっており、胡主席の慎重路線を踏襲する側近が政権中枢に入れば、習副主席の政権運営をより難しくする恐れがある。

そのため今回の動きは、党内の合意形成過程で、習副主席の影響力が増している兆候とも受け止められる。

ただ、中央政治局常務委員会の陣営も含め、指導部人事は、依然として流動的な情勢とみられている。

関係筋によると、胡主席は胡春華氏の人事について、金融の中心である上海市の党書記に起用したい意向。重慶市トップよりも名誉あるポストとされるためだが、その見込みも低下しているという。


胡錦濤主席の側近が左遷、子息の交通事故が原因か
SEPTEMBER 04, 2012 08:46
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2012090468908

中国の胡錦濤国家主席の側近中の側近である令計劃・前中央弁公庁主任(56)が左遷人事で退いたことに関連して、今年3月に発生した「フェラーリ事故」が再び注目されている。

3月18日未明、北京で黒の1台のフェラーリが運転中、橋の欄干に衝突し、車体が見る影も無いほど激しく損傷する事故が起こった。車に乗っていた20代の男性は即死し、中央民族大学の在学生で、ウイグル族とチベット族の若い女性2人は重傷を負った。

事故当時、彼らは半裸または全裸の状態で、運転中に性行為をしていて事故を起こしたのではないかという噂が流れた。この事件に対する厳しい言論統制が敷かれ、男性の名前が「賈」氏であることが分かると、当時中国共産党序列4位の賈慶林・人民政治協商会議主席の子息ではないかという噂が一時流れた。

香港サウスチャイナ・モーニング・ポストは3日、死亡した男性が前中央弁公庁主任であり、現統一戦線工作部長の令計劃氏の子息の令谷だと報じた。同紙は、様々な消息筋を引用してこのように伝え、同事件のために次期常務委員入りが有力視されていた令部長が左遷されたと報じた。

これは、胡主席の腹心の家族に起こった事件が胡主席のクリーンなイメージにダメージを与えることを防ぐための事前措置と分析されている。このまま放っておけば、中国国民は令部長がどうやって500万人民元(約8億9200万ウォン)のフェラーリを買ったのか、疑問を提起する可能性が高い。さらに、官僚の子息の放蕩な生活も世論の批判を受けかねない。

当時、事故は隠蔽され、当事者の身元は偽装されたという。北京のメディア消息筋は、「最高位層が事件と関係し、緘口令が下された」と話した。死亡証明書に書かれた死亡者の名前も「賈」氏と偽装された。

事故の当事者が明らかになった背景も興味深い。嘘の名前のために話題に上がった賈慶林主席が秘密裏に事件の調査を指示したところ、令部長の子息であることが明らかになったということだ。上海幇所属の賈主席は、これを江沢民前主席に伝えたという。現在、江前主席と胡主席は、次期中国最高指導部の再編をめぐって駆け引きをしている。


息子がフェラーリ事故…胡主席“秘書”転任のワケ 
2012.9.4 09:50
在香港中国研究者・稲垣清
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120904/chn12090409550002-n1.htm

 第18回党大会へのカウントダウンが始まり、党内人事も動き始めた。胡錦濤総書記(国家主席)の秘書的存在でもある中央弁公庁主任の令計画が中央統一戦線工作部長に転任した。党大会において、政治局入りし、中央組織部長ないしは上海市党委書記などの要職へ転任するとの声が上がっていた人物であり、今回の異動は意外の感をぬぐえない。

 ここで思い起こすのは、3月に発生した「フェラーリ事故」である。令計画の子息が運転する高級車フェラーリが北京市内で事故を起こし、同乗していた男女のうち1人が死亡した、という事件である。

 折から、薄煕来事件も発生、令計画の党内での立場は悪くなり、胡錦濤としても当初の人事を主張できなくなったという。

 統一戦線工作部長は党中央四部(他の3部は中央組織部、中央宣伝部、中央対外連絡部)の中では、いわば“二級部署”であり、組織部長と宣伝部長が政治局員ポストであるのに対して、中央委員ポストである。統一戦線工作部長経験者がその後、政治局員になったこともあり、令計画が党大会後の中央委員会において、政治局員に選出される可能性は残されているものの、すでに、政治局員以上の人事は8月の「北戴河会議」で決着していると思われ、その上での、今回の統一戦線工作部長人事になったものと見る。

 もし、この仮説が正しければ、今回の人事は胡錦濤の影響力が弱いことを示しているのではないか。折から、胡錦濤が軍事委員会主席の地位も譲り、完全引退するとの情報も流れている。こうなると、政治局常務委員の「7人説」も消えることになろう。

 令計画の後任となった中央弁公庁主任は先に、貴州省党委書記から中央に転任した栗戦書(1950年生)である。中央弁公庁主任は総書記の秘書、つまり、日本政府でいえば官房長官役である。

 栗戦書は胡錦濤と同じ共産主義青年団出身で、次期国家主席の習近平(1953年生)は「太子党」だが、2人は1980年代初め、河北省の隣接する県の書記を務めており、それ以来、「同志」の関係である。

 「習近平時代」を迎え、栗戦書が習近平を支えるブレーン集団の一角を占めることは党内運営の上で大きな意味を持つ。「出令入栗」(令計画が出て行き、栗戦書が入る)、胡錦濤時代から習近平時代への移行を示している。(敬称略)


中国政局に謎のフェラーリ事故が影響、胡主席側近が降格
2012/09/04 19:28
http://www.emeye.jp/disp%2FCHN%2F2012%2F0904%2Fstockname_0904_017%2F0%2F1/

中国ではフェラーリが基でゴシップネタになっている

 今年3月に北京で起こったイタリア高級自動車フェラーリの謎の死亡事故が中国の政局に影響を与える事態に発展し、注目を集めている。

 香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙が3日、死亡した運転手の男性は胡錦濤国家主席の側近として知られる令計画氏の息子だったと報道。令氏は、中国共産党の党中央弁公庁の主任を務めていたが、前週末に同氏を共産党の統一戦線工作部長に命じる事実上の降格人事が明らかとなっており、フェラーリ事故をめぐる騒動の影響を排除したい当局の意向が働いたとの見方が強まっている。

 事故当時、死亡した運転手の男性の名前は明かされなかったため、政府高官の息子ではないかとの憶測がネットで飛び交い、関連する言葉がネットで検閲対象になるなど当局も神経質になった。さらに同乗していた2人の女性が重傷を負い、1人は全裸だったと伝わったことから性行為に及んでいたなど様々な思惑が浮上。フェラーリは500万人民元(約6200万円)の超高級車だったと報じられ、貧富の格差が大きい同国において物議を醸した。

 中国共産党は今秋の党大会で10年に一度の指導部交代を行うが、新体制への移行を前に今回の事件で党幹部家族のぜい沢な暮らしぶりが明らかになり、党への批判が高まるのを恐れ令氏の左遷に踏み切ったとみられる。 (坂本浩明)


<画像引用>

Politburo politics: Doesn’t matter if the Ferrari is black or red
They deleted microblogged photographs of the crash site and blocked search terms like “Ferrari” and, later, “car sex”.
http://www.economist.com/blogs/analects/2012/09/politburo-politics