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タンポポ・USA:対中国シフトで米海兵隊が分散・拡散・ローテーション2012/02/16 08:17

タンポポ・USA:対中国シフトで米海兵隊が分散・拡散・ローテーション


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米 海兵隊フィリピン派遣で協議
2月16日 6時23分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120216/k10013053201000.html

沖縄のアメリカ海兵隊の一部をグアムに移すなど、海兵隊の再配置を検討しているアメリカ政府は、中国が海洋進出を急ぐ南シナ海に面したフィリピンのパラワン島に新たに部隊を派遣する方向で、フィリピン政府と協議を進めていることが分かりました。

アメリカ政府は、軍事力を増強する中国を念頭に、前進が見られない沖縄の海兵隊8000人のグアムへの移転計画を見直し、4700人のみをグアムに移転させることを検討していて、残る3300人については、アジア太平洋地域の複数の拠点にローテーションの形で分散させる方向で調整を進めています。

こうしたなか、フィリピンの複数の政府高官は、NHKの取材に対し、アメリカ政府が、海兵隊の一部を南シナ海に面したフィリピン西部、パラワン島のウルガン湾の基地に派遣したいという意向を示し、両国の間で協議を進めていることを明らかにし、早ければ来月、ワシントンで予定されている外務・防衛担当の閣僚会議で合意することを目指しているということです。

アメリカとしては、この地域に緊急展開ができる実戦部隊を展開させることで、南シナ海への海洋進出を進める中国ににらみをきかせるねらいがあるものとみられます。

一方で、パラワン島のウルガン湾は、中国が領有権を主張する南沙諸島を臨む位置にあることから、中国が強く反発することも予想されます。

アメリカ政府は、日本に対しても、部隊の一部を山口県の岩国基地に移転できないか打診していて、海兵隊の再配置計画の全容がどのようなものになるのか注目が集まっています。