中国丸ごとエンロン? 中国企業の不正会計問題、米当局が徹底調査へ ― 2011/10/01 07:25
中国なんて政府公式の統計数値すら信頼できないお国柄。中国企業ともなると出るわ出るわ疑惑の数々。ついに米国ではSEC、FBIに司法省も加わり、中国企業の会計問題徹底調査へ。
「粉飾国家・中国」、「不正会計大国・中国」、「エンロン国家・中国」、さらには「中国丸ごとエンロン」、「中国丸ごとゾンビ」も飛び交うことになるのか。それとも米中冷戦駆け引きゲームに過ぎないのか。
世界経済の成長エンジンとして期待された中国も急減速懸念浮上中。中国バブルも崩壊前夜。そもそも見掛け倒しの張子の虎だったのではないかとの噂もチラホラ。
恐怖の2012年に向けて足並み揃える中国。どうなる中国頼みの日本経済。
<関連記事引用>
▼米上場中国企業の会計問題、米司法省も調査=SEC高官
2011年 09月 30日 08:55 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK899777420110929
[ワシントン 29日 ロイター] 米司法省は、米国株式市場に上場している中国企業の会計問題を調査している。米証券取引委員会(SEC)のクザミ執行局長がロイターとのインタビューで明らかにした。
局長は「司法省の一部が積極的に関与している」とし、全米で多数の検察官が調査に加わっていると述べたが、詳細への言及は控えた。司法省が調査している中国企業や会計事務所の名称も明らかにしなかった。
中国企業の会計問題についてはSECや米連邦捜査局(FBI)も調査しており、司法省も加わることで中国企業の包囲網がさらに狭まる。
米国で上場する中国企業の会計問題は、今年に入って表面化した。大手会計事務所のデロイト・トウシュ・トーマツは5月、財務記録の偽造を発見したことを理由に、ニューヨーク証券取引所に上場している中国のソフトウエア開発会社ロングトップ・フィナンシャル・テクノロジーズLFT.Nとの監査契約を解除。これを発端に、会計への疑惑が広がった。
クザミSEC執行局長の発言を受けて、29日の米国株式市場では、中国企業の一角が下落。インターネットメディア大手の捜狐(ソーフ・ドット・コム)(SOHU.O: 株価, 企業情報, レポート)は4.7%安、中国の検索エンジン最大手である百度公司(BIDU.O: 株価, 企業情報, レポート)は9.2%安、天一薬業(CSKI.O: 株価, 企業情報, レポート)は3.8%安、ポータルサイト運営大手の新浪(SINA.O: 株価, 企業情報, レポート)は9.7%安で取引を終えた。
▼米当局が中国企業の「財務報告の虚偽」問題を重視、徹底解明の方針
2011/09/30(金) 17:09
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0930&f=business_0930_205.shtml
米証券取引委員会(SEC)のロバート・クザミ執行局長は29日までに、米国で株式を上場している中国企業が虚偽の財務報告している問題で、「われわれにとって大問題だ」と述べ、徹底解明する意向を示した。中国新聞社が報じた。
SECはすでに、多くの中国企業の株式取引を停止させているという。米連邦捜査局(FBI)もSECと密接に協力しあいながら、捜査を進めている。
SECは米上場企業会計監視委員会(PCAPB)は10月、米国で株式を上場している中国企業の幹部と「虚偽の財務報告」の問題で議論するという。
クザミ執行局長は「米国で上場している中国企業が、正しくない財務報告や会計審査報告をすることは認められない。われわれは必ず、問題解決の道筋を作る。われわれにとっては大問題だ」などと述べた。
大手会計事務所のデロイト・トウシュ・トーマツは5月、財務記録の偽造を理由に、ニューヨーク証券取引所に上場している中国のソフトウエア開発会社である東南融通金融技術有限公司(ロングトップ・フィナンシャル・テクノロジーズ)との監査契約を打ち切った。
SECは9月になり、米連邦裁判所に対して「デロイト・トウシュ・トーマツの上海支部に対して、ロングトップ・フィナンシャル・テクノロジーズの財務に関する虚偽と関連する資料の提出を求める」よう、要請したという。
クザミ執行局長は中国企業の財務にかんする虚偽について「企業側が会計事務所を一方的にだましたのか、会計事務所側にも問題があったのか、現時点では分っていない」と述べた。
クザミ執行局長は、米国で上場しているかなりの数の中国企業に「虚偽の財務報告」の疑惑があることを示唆したが、具体的な企業名や企業数は示さなかった。
米国の株式市場では29日、一部の中国企業の株価が大幅に下落した。(編集担当:如月隼人)
▼中国インターネット関連株が米市場で下落-中国企業を当局調査の報道
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920013&sid=aOF_fz2vpENg
9月29日(ブルームバーグ):米規制当局のトップが、海外に事業展開している中国企業を不正会計の疑いで米司法省が調査していると述べたことを受け、米株式市場で中国のインターネット関連銘柄が下落した。
米証券取引委員会(SEC)法執行局のロバート・クザミ局長の発言を受け、中国でミニブログ・サービスを提供する新浪(シナ・コープ)は9.7%安。中国で最も利用者が多い検索サイトを運営する百度(バイドゥ)も9.2%安となった。
クザミ局長はロイター通信とのインタビューで不正の疑いについて、「この分野に積極的に取り組んでいる司法省の部署がある」と発言した。この発言内容はSECのジョン・ネスター報道官によって確認された。司法省のローラ・スウィーニー報道官は、刑事捜査当局が関与しているかどうかに関するコメントを控えた。
▼グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=apSpCkpOgKBQ
9月30日(ブルームバーグ):アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。
【香港株式市況】 香港株式相場は下落。ハンセン指数は四半期ベースで10年ぶり大幅安となった。29日発表された米経済指標も世界の景気回復の足取りをめぐる懸念の緩和にはつながらなかった。
米ウォルマート・ストアーズなどの小売企業に玩具や衣料品を納入する香港のリー・アンド・フォン(利豊、494 HK)は3.6%安。中国建設銀行(939 HK)や中国工商銀(1398 HK)も安い。米当局が複数の中国企業を不正会計の疑いで調査しているとのニュースを受け、香港市場で取引されている中国本土の銘柄が値下がりした。
家電小売りの国美電器(493 HK)は22%下落。クレディ・スイス・グループによる投資判断の引き下げが響いた。香港上場初日の専業旅運(1235 HK)は25%安で取引を終えた。
ペンガナ・キャピタルで株式運用に携わるティム・シュロダーズ氏(メルボルン在勤)は「現時点では依然としてマクロ経済見通しが非常に不透明だ」と指摘した。
ハンセン指数は前営業日比418.65ポイント(2.3%)安の17592.41で終了。7-9月(第3四半期)は22%安と、四半期ベースでは2001年7-9月期以来の大幅な下げとなった。ハンセン中国企業株(H株)指数は3.9%安の8917.36。29日の香港金融市場は台風の影響で休場となった。
【中国株式市況】
中国株式相場は下落。上海総合指数は2009年4月以来の安値で引けた。政府がインフレ抑制策を堅持し、輸出需要が後退する中で、成長が鈍化しつつある兆しが示されたことが響いた。
中国最大のセメントメーカー、安徽海螺水泥(600585 CH)や重機メーカー、三一重工(600031 CH)を中心に建設関連株が安い。英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが30日発表した9月のHSBC中国製造業購買担当者指数(PMI)確定値は3カ月連続で50を下回り、製造業活動の縮小を示唆した。
中国神華能源(601088 CH)や中国人寿保険(601628 CH)、中国民生銀行(600016 CH)も安い。中国株式市場は来週、国慶節(建国記念日)の連休のため休場となる。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数は、前日比6.12ポイント(0.3%)安の2359.22で終了。上海、深圳両証取のA株に連動しているCSI300指数は同0.3%安の2581.35。
大衆保険のファンドマネジャー、呉侃氏(上海在勤)は「景気減速に伴い、10-12月(第4四半期)には多くの企業が利益予想を引き下げるだろう」と予想。「欧州債務危機をめぐるリスクが依然として存在しており、投資家は来週の連休を前にかなり慎重になっている」と説明した。
▼中国会計事務所は粉飾決算の温床、証監会が取り締まり強化を通告
2011/09/08(木) 16:31
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0908&f=business_0908_181.shtml
<中国証券報>中国証券業監督管理委員会会計部の任姚峰副主任は7日、会計事務所の責任者を集めた会議で、一部の会計事務所の業務内容に問題がみられることを指摘した上で、法に違反する行為が存在する会計事務所を厳しく取り締まる方針を示した。8日付中国証券報が伝えた。
中国では粉飾決算上場が後を絶たない。任姚峰副主任は「企業に問題がある以外に、会計事務所が勤勉に職責を果たしていないことも関係している」と指摘し、「会計事務所が忠実に職責を遂行すれば、多くの問題を発見または制止できるはずだ」と断じた。
粉飾決算の疑いで起訴された雲南緑大地生物科技公司の公判がこのほど行われた。検察側の陳述によると、同社を担当した四川華源会計士事務所の所長が会社の幹部と共謀して、上場目論見書に虚偽の内容を記載した。(編集担当:浅野和孝)
<関連記事>
中国・香港株式市場・大引け=続落、上海株は2年半ぶり安値
http://jp.reuters.com/article/globalEquities/idJPnTK899859020110930
中国企業の会計不信疑惑、株主による大型訴訟に発展
2011/9/27 19:37
中国企業の「会計不信」疑惑が新たな大型訴訟に発展する見通しだ。カナダ・トロントに上場する中国の木材事業会社、嘉漢林業国際(シノフォレスト)の株主であるカナダの投資会社と年金基金が26日、「資産や業績が著しく水増しされていた」として同国オンタリオ州の裁判所に、嘉漢林業を相手取った集団代表訴訟(クラスアクション)を起こした。
http://s.nikkei.com/qWzSLt
香港上場の中国企業にインサイダー疑惑 超大現代農業
2011/9/30 20:30
http://s.nikkei.com/n5WeJX
<画像引用>
SHSZ300:IND 上海/シンセン CSI300指数
http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=SHSZ300%3AIND
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2011/10/01/6120000/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。