Google
WWW を検索 「園田義明めも。」を検索

ベントの闇 : 菅首相は勇敢な特攻隊? それともとんだお邪魔虫か、史上最悪の藪蛇男なのか2011/05/16 19:45










おそらく原子力安全委員会の班目春樹委員長は、菅直人首相の福島第1原発視察を中止させるために格納容器が破裂する可能性にまで言及。

普通なら格納容器が破裂する可能性があるとわかった時点で視察中止。それでも視察に行っちゃった菅首相。

ベント、さらには格納容器破壊による被爆の可能性を恐れず現場に飛び込んでいった菅首相は勇敢な特攻隊なのだろうか。しかも、防護服すら着ていなかった。

原子力委員会の青山繁晴専門委員は13日の参院予算委員会で「(ベント)作業に加えて首相を迎える準備が必要だったことは間違いない」と当時の現場状況を説明。

さらには菅首相が福島第一原発を離れた1時間後の午前9時4分にベント作業着手したことからも、とんだお邪魔虫か、史上最悪の藪蛇男に見えてくる。

一方で「菅首相の視察でベントが遅れたのではない」と繰り返す清水正孝・東電社長。確かに現場ではベント作業に手間取っていた。このことは東電の原子力技術者から直接お話を聞いたばかり。

この東電の原子力技術者のお話によれば、吉田昌郎所長を中心に現場ではベントの必要性を充分過ぎるほど認識していたとのこと。この点が極めて重要。

よく考えて欲しい。現場のことは現場にいる人達が一番よく知っている。しかも、自分達の命にも関わること。現場においてはベントや海水注入をためらう理由はどこにもない。

いつベント作業着手準備が完了していたのかが大いに気になる。さらには菅首相視察がその準備を行なう際に影響があったのか、なかったのか。なかったとすれば青山発言と食い違うことになる。

真相はまだ闇の中。さらなる徹底検証を求めたい。結局は「視察パフォーマンス」から「浜岡パフォーマンス」に連なる空き缶劇場ではないのか?


<関連記事引用>

格納容器破裂の可能性認識=視察前、菅首相に助言-班目委員長
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011051600292

 原子力安全委員会の班目春樹委員長は16日の衆院予算委員会で、3月12日に菅直人首相とともに福島第1原発を視察する前、格納容器が破裂する可能性があると認識し、首相に助言していたことを明らかにした。視察直後の同日午後に1号機で水素爆発が起きたことについては「その時(視察前)は助言していない」と語った。

 班目氏はまた、「もう少し早く(格納容器の圧力を逃す)ベントが実施されていれば、ここまでの事態は防げた」と指摘した。(2011/05/16-13:35)


菅首相 格納容器破損の可能性を認識…震災翌日の視察前に
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/05/16/kiji/K20110516000832340.html

 菅直人首相は16日の衆院予算委員会で、東日本大震災発生翌日の3月12日に福島第1原発を視察したことをめぐり、格納容器破損の可能性があることを知った上で、あえて実施したことを明らかにした。「放置すれば格納容器にひび割れが起こりえた。だからこそ(視察前に蒸気を排出する)ベントが必要だと言った」と述べた。

 視察に同行した原子力安全委員会の班目春樹委員長も「格納容器が破裂する可能性があることは認識していたし、(首相に)助言した」と答弁した。

 首相は視察に踏み切った理由について、東京電力へのベント指示がなかなか実施されなかったとした上で「陣頭指揮を執るには現地の関係者ときちんと会うことが重要と考えた」と強調。質問した自民党の西村康稔氏は「首相官邸で指揮を執るのが最高指揮者のあなたの仕事だ」と指摘し、防護服を着ずに現場に行ったことを批判した。


福島第1原発:「格納容器破裂も」 首相視察前に進言
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110517k0000m010074000c.html

 原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は16日の衆院予算委員会で、震災直後の3月12日に菅直人首相が福島第1原発を視察する前に「圧力を下げる(ため蒸気を排出する)ベントを行わなければ、原発の格納容器が破裂する可能性がある」と首相らに進言していたことを明らかにした。また「ベントがここまで遅くならなければ事態の悪化は防げた」との見方も示した。視察直後の同日午後、同原発1号機の原子炉建屋で起きた水素爆発については「(視察前には)助言していない」と語った。

 質問した西村康稔氏(自民)が「破裂の可能性があるのになぜ視察したのか。官邸で指揮を執るのが最高指揮者の仕事だ」と批判したのに対し、首相は「ベントを指示してもなかなか行われず、陣頭指揮を執るには現地関係者ときちんと会うことが重要と考えた」と反論。枝野幸男官房長官も16日の会見で、「具体的なリスクとして、そうした(視察中に破損するという)話はなかった」と述べた。【松尾良、念沸明奈】


原発視察 損傷のおそれを認識
5月16日 19時12分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110516/t10015922561000.html

菅総理大臣は、衆議院予算委員会で、震災発生の翌日に東京電力福島第一原子力発電所を視察したことについて、当時、原子炉を覆っている格納容器が損傷するおそれがあることを認識していたと明らかにしたうえで、現地の関係者と会うことが状況把握のために重要だと考えて視察を決めたと説明しました。

この中で菅総理大臣は、震災発生翌日の3月12日に福島第一原発を視察したことについて、「当時、専門家から、圧力容器の圧力が上がり、圧力を逃がすための『ベント』や注水が必要で、それをしなければ、燃料が損傷するか、溶融すると聞いていた。格納容器そのものが損傷するおそれがあるという認識はあった」と述べました。

そのうえで、菅総理大臣は「総理大臣官邸の危機管理センターや東京電力本店が対応を決めても、現地まで本当に届いているのかどうか、よく分からなかった。短時間でも現地で話ができることが重要と考えて出かけた」と述べ、現地の関係者と会うことが状況把握のために重要だと考えて視察を決めたと説明しました。

また、菅総理大臣は、震災の復興財源を確保するため、国家公務員の給与を平成25年度まで平均で1割削減するとした政府の方針に関連して「地方自治体についても国の扱いを1つの参考にしていただけるものと理解している」と述べ、地方公務員の給与についても国家公務員と同様の削減が行われることに期待感を示しました。

一方、中部電力の水野明久社長は、菅総理大臣の要請を受けて浜岡原子力発電所の運転をすべて停止したことに関連して「津波へのさらなる対策を速やかに実施し、浜岡原発の早期の運転再開に全力を傾注したい。また、今後、火力発電の燃料を追加的に調達するため、多大な費用がかかるが、一層の経営効率化に努め、電気料金の値上げは行わないようにしたい」と述べました。

また、水野社長は、電力の使用が増える夏の中部電力管内の電力の供給について「ほかの電力会社からの融通をお願いしたいし、国にも十分支援してもらいたい。また契約者にも節電をお願いするなどのあらゆる対策をとり、安定供給に努めたい」と述べました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「カ○スの勝手でしょ」にようこそ♪ 質問:○に入るカタカナ一文字は?

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2011/05/16/5867084/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。