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ゴジラ退治で一攫千金、一足お先に東芝出陣、動き始めた廃炉ビジネス2011/04/08 06:55

ゴジラ退治で一攫千金、一足お先に東芝出陣、動き始めた廃炉ビジネス


「ゴジラのゆりかごから墓場まで」ビジネスの醍醐味ここにあり。
手強い相手ほど金になるということか。

それでも作業は命懸け。
廃炉ビジネス受注合戦の行方はいかに。


<関連記事引用>

日経:福島第1原発、20年までに撤去 東芝など廃炉プラン
2011/4/8 2:12
http://goo.gl/t29sf

 東芝は傘下の米ウエスチングハウス(WH)など米原子力関連企業3社と共同で、東京電力の福島第1原子力発電所の廃炉プランを提案書にまとめ、東電と経済産業省に提出した。2020年までに原発の撤去を目指す内容となっている。日立製作所と米ゼネラル・エレクトリック(GE)などのグループも廃炉プランを提出する見通し。

 東芝、WHのほか原発機器メーカーのバブコック・アンド・ウィルコックス(B&W)と原発建設技術を持つショー・グループが加わった。米3社はスリーマイル島原発の事故処理や廃炉作業に関わった経験がある。

 廃炉プランには福島第1原発1~4号機の原子炉の燃料棒を取り出して移設を終えるまでの手順や、そのための技術などを盛り込んだ。二次被害を避けながら損壊した建屋を取り壊す技術や放射線量の監視技術、ロボットを使ったがれき撤去技術などにも触れている。

 危機的な状況が続く福島第1原発では、原子炉内の現状を詳細に把握できておらず、東芝などは今後の状況の推移に応じて、廃炉プランを改定していく考えだ。

 GEや米プラント会社のベクテルなどと福島第1原発の事故処理に当たる日立製作所も、東電などに廃炉プランを提出する見通しだ。


東芝「廃炉に10年半」 東電に計画案、期間短縮 (画像引用)
2011年4月8日3時40分
http://www.asahi.com/business/update/0407/TKY201104070573.html

 福島第一原発の原子炉を製造した東芝が、同原発1~4号機の廃炉案を東京電力と経済産業省に提出したことが7日、分かった。廃炉には一般に30年かかるとも言われるが、東芝案は技術的には10年半で可能としている。早ければ2021年にも完了する見込みだ。

 同じく原子炉を製造した日立製作所やゼネラル・エレクトリック(GE)も共同で廃炉案を検討中で、近く東電と経産省に提出する予定。東電と経産省は、これらの案をもとに廃炉計画を固めることになる。

 東芝案は、事故発生から半年後に原子炉内が安定的な冷却状態になると想定した。この間にがれき撤去も進め、廃炉へ向けた作業環境を整える。続く5年間で原子炉圧力容器内の燃料棒や、貯蔵プールの使用済み核燃料を取り出し、別の容器に密閉して撤去する。

 米スリーマイル島(TMI)原発事故では核燃料の取り出しに11年かかったが、東芝は「法的な手続きや対策検討に時間を要した。いまは遠隔操作による作業など技術革新もある」(関係者)とし、技術的には5年で可能とみている。ただ、核燃料や解体後の廃棄物の処分の問題を解決することが5年の前提。政府は政治的決断を迫られる。

 次の5年間では、すべての機器や設備を撤去。土壌改良も進めて更地にし、建設前の状態に近づける。

 東芝案は、東電の要請を受け、東芝子会社のウェスチングハウスや、TMI原発事故で廃炉処理を担った米エンジニアリング大手が加わって作成。TMI原発は炉内の汚染物質の除去までに約14年かかったが、東芝はその経験を生かして期間短縮できるとみている。

 国内では、中部電力の浜岡原発1、2号機が09年度から廃炉作業に入り、法的手続きを踏んだうえで36年度の完了を目指している。(野村周、大宮司聡)


日経:福島第1、廃炉は放射線対策がカギ
2011/4/8 2:14
http://goo.gl/RpPR9

 東京電力福島第1原子力発電所の廃炉に向け、東芝や日立製作所など関連企業が動き出した。廃炉にはいくつもの複雑なプロセスが必要。事故で燃料棒が損傷している場合には作業時間も長引くとみられ、一筋縄ではいかない可能性もある。

 廃炉が決まった原子炉では、まず核燃料が入っている頑丈で分厚い金属製の圧力容器から燃料棒を取り出し、冷やしてから貯蔵する。圧力容器も放射線レベルと温度を下げるため10年ほどそのまま保管する。その間に原子炉以外の設備や建物の撤去を進める。

 放射線による汚染がもっともひどい圧力容器や配管、コンクリートの処理には特に注意が必要だ。圧力容器は水中でレーザー光を当てて分解する特殊技術を使う。作業者の安全を守るため、自動化と放射性物質の飛散を抑える方法がカギを握る。通常は運転停止から作業完了までに約20年かかるとされる。

 国内の商業原発では1998年に停止した日本原子力発電の東海発電所(出力16万6000キロワット)が廃炉作業中で、3年後にも原子炉本体の解体に着手する予定。廃炉費用は出力110万キロワットの標準的な原発で約500億円(廃棄物処理を除く)といわれる。