Google
WWW を検索 「園田義明めも。」を検索

違和感さそう鳩山由紀夫の「外交復帰」 小沢支持表明の背後にちらつく中国&ロシアの影2010/08/30 08:57

違和感さそう鳩山由紀夫の「外交復帰」  小沢支持表明の背後にちらつく中国&ロシアの影 共同:鳩山氏由紀夫氏、長男にエール 一家の日ロ関与強調 より


三条実美と近衛文麿を足して2で割る。
その上で風見鶏エキスをたっぷり加えれば鳩山由紀夫のできあがり。

この手の人は良かれと思ってやることが裏目に出てしまうタイプ。
米軍普天間基地問題の迷走などはその典型。
気持ちは痛いほどわかるのだが、準備不足ですぐに行き詰まり、掻き回しただけで終わり。

そして今、良かれと思って祖父・鳩山一郎同様にロシアとベッタリ。
これがどんな事態を引き起こすのやら。それが怖くて仕方がない。

昨年9月の「鳩山一族の華麗なるモスクワ・コネクション」。
この中で長男・鳩山紀一郎がモスクワ大学研究員であることを無防備過ぎないかと指摘。

私が無防備だと思ったのは、それこそ近衛文麿の苦い思い出が蘇っていたから。
近衛は共産主義者とも安易に交友し、そのことを近衛上奏文の中で反省。
この近衛と鳩山が重なって見えている。

民主党代表選をめぐって党内は大混乱。
その渦中にありながら、なぜか鳩山は8月26日からロシアを訪問。
それが長男の出版パーティーに出席するためだとすれば、誰だってふざけるなと言いたくなる。

このロシア訪問は自費なのか、公費なのか。
ロシア滞在中にどこに行って、誰と会っていたのか。
その詳細を明らかにするべきだろう。

さもなくば、鳩山はすでに中国やロシアに取り込まれ、利用されている。
「鳩山は中国やロシアのエージェント」などの疑いを持たれることになる。

さらには菅支持から一転して小沢支持を表明したのはなぜなのか。
そこに中国やロシアの関与があったのか、なかったのか。
今後さまざまな憶測が飛び交うことになるだろう。


<関連記事引用>

違和感さそう「外交復帰」(風見鶏)
2010/08/29 日本経済新聞 朝刊

 その人は今月17日、北京で中国要人に会い、先週にはロシア入りした。9月には再びロシアに飛び、メドベージェフ大統領と会談する可能性があるという。さらには、菅直人首相の特使としてソウルを訪れ、古文書「朝鮮王室(王朝)儀軌」を韓国側に引き渡す話も持ち上がっている。

 ほかでもない、対米外交や「政治とカネ」の問題で6月に首相を辞任した鳩山由紀夫氏のことだ。

 「首相時代に築いた人脈や経験を日本の国益に生かしたい」。こう語る鳩山氏の熱意に水を差すつもりはないし、彼の行動が首脳外交の空白を少しでも埋めるのであれば、国益にもかなう。しかし、それでも違和感を禁じ得ない。これが、率直な感想だ。

 その外遊の背後には首相側の思惑も透ける。「鳩山さんに外交で活躍してもらえばいい」。側近の発案もあって、菅首相が鳩山氏に会い、自分の代理としてロシアを訪問するよう要請したのは、参院選に惨敗した2日後の7月13日だった。鳩山氏を敵に回さないための政治工作でもあった。

 鳩山氏はそのころ「(前首相は)影響力を行使し過ぎてはいけない」と、今期限りでの政界引退を表明していた。ところが、結局は首相の代理訪ロを引き受け、いまや外交の表舞台に立っている感すらある。

 だが、鳩山氏は外交で失敗し、辞任したのではなかったか。米軍普天間基地問題の迷走で日米関係に深い亀裂を残した。だからといって、外交活動を控えるべきだと言うつもりはない。ただ、その前にやるべきことがある気がする。

 そのひとつが普天間問題の失政をきちんと総括し、混乱で傷ついた沖縄の人びとへの誠意を行動でみせることではないかと思う。

 鳩山氏は在任中、県外移設への期待をさんざんあおった末に、キャンプ・シュワブ(沖縄県名護市)の辺野古周辺への移設案に回帰した。沖縄から総スカンを受けたのは当然だ。沖縄で話を聞くと、筋金入りの基地反対派はともかく、県内移設はやむを得ないと思っていた中間派の人たちまで強い怒りを口にする。

 「沖縄では反発をこらえ、県内移設を容認しようと思っていた中間派が過半数を占めていた。ところが、鳩山氏の言葉につられて多くの人たちが県外移設論にシフトした。そのあげくに裏切られたのだから、今さら容認に戻れるか、という気持ちだろう」

 基地対策にたずさわる地元関係者はこう打ち明ける。これと似た声をさまざまな人たちから聞いた。

 鳩山氏が沖縄に出かければ、基地反対派から門前払いを受けるかもしれない。だが、せめて、これら中間派の人たちに会い、県内移設を決断した理由を誠実に説明すべきだろう。それでも反発が和らぐとは思えないが、普天間の失政を忘れたように世界を飛び回るよりはましだ。

 1996年に普天間返還の日米合意を実現した橋本龍太郎首相(当時)は、沖縄県側の協力を得るため、知事と17回にわたって会った。そのとき、政務担当の首相秘書官だった江田憲司・みんなの党幹事長は「橋本氏は真剣に沖縄と向き合っていた。夜、沖縄の資料をどっさり首相公邸に持ち帰り、読み込む姿を何度も目にした」という。

 鳩山氏による中ロ外交について、ある民主党幹部は「米国との対立を抱える中国やロシアに取り込まれ、利用されかねない」と心配する。対米関係を冷やしておきながら、まるで何事もなかったかのように中ロへの訪問を繰り返すとすれば、そんな不安を招いても不思議ではない。(編集委員 秋田浩之)


<関連記事>

鳩山家の執筆活動、金星からモスクワまで
http://on.wsj.com/c7k6Mt

鳩山前首相がモスクワへ出発
民主党の鳩山由紀夫前首相は26日午前、成田発の日航機でモスクワに向けて出発した。モスクワ大学で交通問題を研究している長男・紀一郎氏の本の出版パーティーなどに出席するためで、29日朝に帰国する予定。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201008/2010082600349

【新民主党解剖】第8部(中) 鳩山氏は電話に出なかった
鳩山が出なかった理由について、周辺は「盗聴される恐れがあったから」と説明する。だが、鳩山はモスクワで記者団に、自身が掲げてきた「友愛」の理念が菅の政策には十分に継承されていないと批判している。鳩山はあえて電話に出なかったのではないかという憶測が党内の一部に広がった。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100828/plc1008280116000-n1.htm

菅首相施策に友愛見えず…鳩山氏、ロシアで苦言
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100827-OYT1T00063.htm

鳩山氏由紀夫氏、長男にエール 一家の日ロ関与強調 (画像引用)
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082701000170.html

鳩山前首相、本出版の長男にエール ロシアの渋滞対策
http://www.asahi.com/international/update/0827/TKY201008270234.html

鳩山紀一郎氏 モスクワの渋滞問題に関する書籍を出版
http://japanese.ruvr.ru/2010/08/27/17502316.html

前首相 “日ロ関係発展に貢献”
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100828/t10013628521000.html

日本文化フェスティヴァル「日本の秋」 モスクワで開幕
http://japanese.ruvr.ru/2010/08/28/17629104.html


鳩山一族の華麗なるモスクワ・コネクション
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/09/08/4567945

コメント

_ 八幡原 ― 2010/08/30 11:23

鳩山君はこの国を滅ぼすつもりですか、あなたの行動を見ていれば、沖縄普天間問題、今回の管総理支持、小澤一郎支持と揺れ動き、あなたの行動にはあきれています。亡き鳩山一郎が嘆いていますよ。

_ Blondy ― 2010/08/30 16:17


>三条実美と近衛文麿を足して2で割る。
その上で風見鶏エキスをたっぷり加えれば鳩山由紀夫のできあがり。
この手の人は良かれと思ってやることが裏目に出てしまうタイプ。
米軍普天間基地問題の迷走などはその典型。
気持ちは痛いほどわかるのだが、準備不足ですぐに行き詰まり、掻き回しただけで終わり。 <

わかるな~。

最近、佐藤優さんが、鳩山さんはマルコフ連鎖を応用したオペレーションズ・リサーチと決断学の専門家で、目的関数に日米同盟の深化を置いて、その他のいろいろな変数を加味して、時間的変化を踏まえて決断しようとしていると解説しているビデオを見ましたが、であるとすると、我々は、そういうアプローチが、いろいろなアクターの反応が相互作用する現実の政治の流れのなかでどこまで有効なのかを目の当たりにしているというわけですね。

2009/11月に、サントリーホールで「我々は、日米同盟を再確認したのみならず、深化させていくことに同意した」と演説したオバマと、Trust meと言った鳩山は、変化させるということで通じあっている仲なのだという見方だそうです。

ほんまかいな?

http://www.youtube.com/watch?v=esRLcTglcGI
http://www.youtube.com/watch?v=qNVXZa2Ikkw&NR=1

_ ks ― 2010/08/31 01:49

マルコフ連鎖は、未来の挙動が現在の値だけで決定され、過去の挙動と無関係である(マルコフ性)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%95%E9%80%A3%E9%8E%96

マルコフ過程で最も知られているのはマルコフ連鎖だが、他にも様々な過程があり、ブラウン運動も近似的にはマルコフ性を有する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%95%E6%80%A7

>鳩山さんはマルコフ連鎖を応用したオペレーションズ・リサーチ

前々から佐藤氏のこの言葉を見るたびに、
「鳩山さんは歴史性を無視している」
あるいは
「本人がマルコフ性を持ってるので言動がころころ変わる」
と皮肉ってるのかと思ってしまう

_ 大作先生・小沢先生万歳 ― 2010/08/31 03:19

ああ、長かった。
まあ、なんとか、仙谷、枝野を失脚させることは成功かな。まあ、小沢先生の大勝利かなw
これで、民公連立にむけての障害がとれた。

_ Y-SONODA ― 2010/08/31 07:33

★八幡原さんへ

>鳩山君はこの国を滅ぼすつもりですか

この土壇場で対決回避との見方が浮上していますが、どうなることやら。
この混乱も張本人は鳩山さんではないかと思っちゃいますよね。

★Blondyさんへ

>佐藤優さんが、鳩山さんはマルコフ連鎖を応用したオペレーションズ・リサーチと決断学の専門家で、目的関数に日米同盟の深化を置いて、その他のいろいろな変数を加味して、時間的変化を踏まえて決断しようとしていると解説しているビデオ

うーーん。よくわからん。佐藤優さんは本当によくわからん。
ご本人でさえ途中からよくわからなくなっているような気もする(汗)
「ほんまかいな」を連発したくなっちゃいますよね。

★ksさんへ

>前々から佐藤氏のこの言葉を見るたびに、 「鳩山さんは歴史性を無視している」 あるいは 「本人がマルコフ性を持ってるので言動がころころ変わる」 と皮肉ってるのかと思ってしまう

皮肉っているのでしょうか。
それすらよくわからなくなる時がありますよね。
そもそも鳩山さんも図式でも数式でもなんでもいいから事前に説明すればいいのに(笑)
結構友愛仮面の裏側には「アホな国民に説明しても理解できるはずがない」との恐ろしい顔があるような感じもします。

_ ロッキーホラーショー ― 2010/08/31 10:11

ご長男がロシア留めというのも近衛さんと一緒。近衛文隆さん(いわゆる皇別摂家で後陽成天皇の男系)は「人の命は明日をも知れないではないか」と日ソ交渉に臨んだ一郎総理の努力むなしく抑留中に逝去されましたが。 
友愛というのも一緒かな。とっくに対日開戦を決めてた英米相手に交渉で何とかなると思ってたんですから。さっさと英ソ相手に開戦して英中ソを敗戦に追い込んだ上で、来るべき日独戦のため米国に同盟を申込めばルーズベルトも嫌と言えなかったはずだとか。ただ、ここまでワルになりきるのは、小沢でも無理でしょうね。自分が生まれる前の歴史をあれこれ言ってもしょうがないですし。
>「本人がマルコフ性」
wikiだよりの素人かじりで何なんですが、エルゴード的かいって、あらゆる可能性を巡りめぐる、というのも属性の1つのようです。

_ ks ― 2010/08/31 22:19

いやー、鳩山は人工無脳(bot、人工無能)だと言ってるのかと思ってたわ(笑

うーん、ここで佐藤氏の戯言(笑)を真に受ける必要はないでしょう。
彼は煙に巻いてるだけです(笑)
宗男、ロシア、北海道、ついでに彼のルーツは沖縄。
鵺みたいな彼は、沖縄の左派や独立派とも良い関係。
曰く「スパイはすべからくダブル(二重、多重スパイ)」がインテリジェンスの公理らしいですから(笑)
いずれにせよ、鳩山擁護の必要があったのでしょう。

というか、佐藤氏の説明には、微妙な箇所がいくつか有りますし、鳩山論文に偏微分方程式は出てこないし。

ついで。
マルコフ決定過程
http://www.orsj.or.jp/~wiki/wiki/index.php/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%95%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E9%81%8E%E7%A8%8B

鳩山 由紀夫:マルコフ保全理論は批判に耐えられるか(<特集>信頼性とOR)
http://ci.nii.ac.jp/els/110001187070.pdf?id=ART0001520837&type=pdf&lang=en&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1283237350&cp=

鳩山 由紀夫:MARKOV MAINTENANCE MODELES WITH CONTROL QUEUE
http://ci.nii.ac.jp/els/110001183991.pdf?id=ART0001514931&type=pdf&lang=en&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1283234411&cp=

↓この論文が鳩山論文と似たようなモデル。
到着率が減少する待ち行列システムの最適保全政策
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/0978-5.pdf

おまけ
人工無能を作ろう~マルコフ連鎖
http://shohoji.net/blog/archives/000265.html

計算機科学的意思決定論
http://www.i.kyushu-u.ac.jp/~eiji/CSapproach/3-omiai.pdf
お見合い必勝法、秘書選び問題

問題点
>人数を予め知る必要がある.女性の現れる順番を一様ランダムと仮定.

>もし,上位順に現れたら...最下位の人と結婚
>相手の人が結婚してくれるとは限らない.

_ Y-SONODA ― 2010/09/02 08:49

★ロッキーホラーショーさんへ

>ご長男がロシア留めというのも近衛さんと一緒

ほーほー。確かにそうだ。これも歴史の因縁というやつですね。

>wikiだよりの素人かじりで何なんですが、エルゴード的かいって、あらゆる可能性を巡りめぐる、というのも属性の1つのようです。

あはは。私もこのあたりは完全素人。数式を見るだけで逃げ出したくなります(笑)
でもなんか面白そうなので勉強しよっと。

★ksさんへ

>宗男、ロシア、北海道、ついでに彼のルーツは沖縄。
>曰く「スパイはすべからくダブル(二重、多重スパイ)」がインテリジェンスの公理

あはは。鳩山さんの場合は自覚していない可能性もありますよね。
このあたりは方程式よりも血の影響の方が強いような(笑)
それにしても紹介いただいたリンク先を見て頭痛が・・・(汗)

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「カ○スの勝手でしょ」にようこそ♪ 質問:○に入るカタカナ一文字は?

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/08/30/5314651/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。