神隠しに雲隠れで小沢も自民に接近中?! ― 2010/07/17 23:20
やはり気になる小沢一郎の動向。
何やら参院選前に自民党議員と会っていたとの情報もちらほら。
日経は小沢が接触していた相手として古賀誠と加藤紘一の名前をあげる。その他に森喜朗も噂されている。
9月の民主党代表選で小沢が「菅降ろし」に失敗した場合、民主党を割って宏池会(古賀派)を中心とした「保・保連合」に向かうとの見方もあれば、隠密行動で虚実取り混ぜた情報を流し、敵=現執行部を揺さぶる小沢得意の常套手段との見方もある。
先に「消費税10%」の餌に食いついたのは菅直人。小沢の自民接触が事実なら、菅主導の大連立封じにも見えてくる。さらには「菅降ろし」に成功した場合でも、大連立の主導権を握ろうとしている可能性あり。
もはや小沢系をとるか反小沢系をとるかは自民のお好み次第。実際の主導権はすでに自民にあるということか。
<関連記事引用>
日経:大連立か再編か… 民主代表選後へ渦巻く憶測
与野党、小沢氏の動向注視
2010/07/17 22:09 日本経済新聞電子版
http://goo.gl/fevD
与野党で9月の民主党代表選「後」をにらんだ憶測が早くも飛び交い始めた。代表選がどのような結果になっても与党の参院での大幅過半数割れと、衆院の再可決に必要な3分の2に足りない事情は変わらないため、連立の組み替えや野党を巻き込んだ政党の再編があるのでは、との見立てだ。政界の関心は20年にわたって再編の主役を務めた小沢一郎氏の動向に集中している。
「小沢さんが自民党と接触している」。民主党内でこんなうわさが広がったのは、11日の投開票日直前だった。選挙戦中、積極的に露出していた小沢氏は8日を最後に、公の場に姿を現さなくなっていた。
自民党の接触相手と目されるのは、小沢氏と世代が近い議員たちだ。小沢氏側近は「古賀誠氏とは参院選前に会っている」と語る。ほかにも加藤紘一氏ら幹事長経験者を中心とするベテラン議員の名前があがる。小沢氏とは自民党時代から対立、連携を繰り返してきた面々だ。
こうした話が流布される背景は何か。首相経験者の一人は「消費税や成長戦略で救国内閣があってもいい。それをできる業師は、民主党では小沢氏しかいない」とみる。小沢氏が主導権をとる形で代表選を終えた場合、自民党との大連立があり得るとの見方だ。2007年には福田康夫内閣で大連立構想が浮上したのは記憶に新しい。
もう一つは衆院で多数派を形成し、再可決に必要な3分の2を確保する戦略だ。参院での過半数は見通しが立たない。衆院の3分の2には1けたの議員が加わればよく、難易度は参院に比べ低いからだ。
自民党を離党したたちあがれ日本の与謝野馨共同代表も17日のテレビ東京番組で「政局は非常に難しくなっている。8~9月にかけて民主党がどう動くのか全く予想がつかない。小沢さんはどうされるのか」との考えを示した。
一方で小沢氏側が代表選で失速した場合、政界再編を予測する向きもたえない。
みんなの党の渡辺喜美代表は「民主党はすでに党内抗争がぼっ発し、分解が進む。自民党も崩壊が止まったとはいえない。政界再編は不可避だ」と語る。菅直人内閣との連立、連携には消極的な公明党幹部も「代表選が終わるまでは動けない」と、結果次第で与党との連携に動く可能性に言及する。
自民党でも小沢氏を直接、知らない世代は大連立に否定的だ。民主党の「小沢系」と「反小沢系」の対立が代表選後に先鋭化すれば、反小沢系と組む再編も視野に入る、と語る中堅議員もいる。
これ以外にも「代表選で負ければ小勢力になって終わる」「民主党を離党する」など、いくつものシナリオが野党でもささやかれる。当の小沢氏は民主党幹部に「雲隠れしているのではない。選挙で疲れたので、休んでいる」と伝えた。週明けから活動を再開する意向とされる。
消費増税協議を大連立きっかけに…与謝野氏
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100717-OYT1T00714.htm
たちあがれ日本の与謝野共同代表は17日、テレビ東京の番組で、民主、自民の2大政党の連携について、「財政再建、社会保障制度をしっかりさせる協力関係を作るべきだ。自民党も(超党派の)円卓会議を呼びかけている」と述べ、消費税のあり方などを話し合う超党派協議を両党による「大連立」のきっかけにすべきだという考えを示した。
与謝野氏は、民主党の小沢一郎前幹事長との関係について、「碁を打つ関係だが、政治の話はしない」と語り、連携を否定した。
また、鳩山前首相の辞任に関し、「『小沢氏を道連れに辞めた』と美しい話が言われているが、実態は逆。小沢氏が『自分も辞めるから鳩山氏も辞めてくれ』と言ったのが真相だ」と述べ、小沢氏が鳩山氏に辞任を持ちかけたとする見方を示した。
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