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北朝鮮崩壊迫る? 軍事演習をめぐる米韓中露の駆け引き本格化2010/07/07 20:58

朝鮮日報:米空母、黄海入りなら演習目標に(上)より引用


羅津港をめぐって中国とロシアをぶつけたい米韓の思惑ありと見る。

なにやら日本は蚊帳の外。大丈夫か、民主党政権。


<関連記事引用>

▼中国の動き

米空母、黄海入りなら演習目標に(上) 画像引用
http://www.chosunonline.com/news/20100707000020

中国軍、対空母攻撃能力をチェック

「中国の安全保障に挑戦」と連日警告

 「一線を超える行為だ」「米空母が黄海に入れば、明らかな標的になる」

 米第7艦隊に所属する空母ジョージ・ワシントン(9万7000トン)が参加すると見込まれる西海(黄海)での韓米合同軍事演習を控え、中国の軍と国営メディアは戦時を思わせる強硬な非難を繰り広げている。

 6日付中国紙・環球時報は社説で、「法的には公海上の演習だというが、(今回の演習は)中国の安全保障に対する明らかな挑戦だ。韓国と米国は必ずやそれに見合う代償を払うことになる」と警告した。同紙は香港映画『インファナル・アフェア(無間道)』に出てくるせりふを引用し、「国際社会が暗黒街というわけではないが、敵同士いつか報復が待っていることを覚えておくべきだ。中国はしばし怒りを抑えるが、報復は時間の問題だ」と書いた。同紙は5日付のトップ記事でも「中国は特段の措置で臨むべきだ」と主張した。中国と香港のメディアは、中国の報復措置について、東シナ海か黄海での追加的な軍事演習か「空母キラー」と呼ばれる対艦弾道ミサイル(ASBM)の試験発射などの可能性を指摘している。

 韓米両国が哨戒艦「天安」沈没事件に対抗する軍事演習を西海で計画している事実が明らかになった先月中旬以降、中国は反対の立場を再三表明してきた。中国外務省の秦剛報道局副局長は先月22日の定例会見で、「(事態を)注視している。北東アジアの緊張を高め、域内各国の利益を侵害してはならない」と非難した。しかし、当初の発言は現在ほど強硬なものではなかった。

 先月30日に東シナ海で始まった中国海軍の実弾射撃演習を前後し、中国軍部が前面に立ち、強硬な反応を示すようになった。中国人民解放軍の馬暁天副参謀長は1日、香港のテレビ局「鳳凰衛視(フェニックステレビ)」のインタビューで、「中国の立場ははっきりしている。黄海は中国近海とあまりに近い。こういう場所で演習が行われることには強く反対する」と述べた。中国軍のシンクタンク、軍事科学院の羅援・世界軍事研究副部長(少将)は5日、同局に出演し、「米空母の黄海入りには反対だが、怖くはない。米軍が黄海に入れば、われわれは米空母を演習対象の青軍と見なし、実戦さながらの演習を実施する。米空母船団の作戦能力、作動システムなどを探知する機会となる」と主張した。その上で、特に▲空母ジョージ・ワシントンのC41SR(デジタル戦闘指揮システム)▲米軍と韓国軍の通信システム▲米空母の布陣-などを観察できると指摘した。


米空母、黄海入りなら演習目標に(下)
http://www.chosunonline.com/news/20100707000021

 中国が激しく非難するのは、黄海が中国沿岸への出入り口に当たる戦略的要衝だからだ。米空母が黄海に入れば、北京、天津など首都圏や遼東半島などが米空母の作戦範囲に入る。羅援氏は「ジョージ・ワシントンの作戦半径は600キロで、艦載戦闘機の作戦半径は1000キロに達する。中国の華北と遼東半島の大半がその中に入る」と指摘した。

 新華社系列の雑誌『世界軍事』の陳虎編集長は、マスコミへの寄稿で、「今回の演習は北朝鮮を対象にしたものだというが、米空母が黄海に入ること自体が中国にとって直接の軍事的脅威だ。これまで韓国の東の東海(日本海)などで韓日と軍事演習をしていた米国が黄海で演習を行うことは、軍事的な挑発だ」との見方を示した。

 しかし、専門家は中国の強硬な反応が軍事行動につながることはないとみている。軍事問題に詳しい北京の外交筋は「中国軍部の強硬な反応は、米空母の黄海入りに反対するというメッセージを韓米両国にはっきり伝えるのが目的だ」と分析した。

■中国メディアと軍の関連報道・発言

 「中国が公海上で行われる演習を阻止する法的な方法はない。しかし、韓国と米国は必ずやそれに見合う代償を払うことになる」(環球時報、6日)

 「黄海は中国近海とあまりに近い。こういう場所で演習が行われることには強く反対する」(馬暁天・人民解放軍副参謀長、鳳凰衛視、1日)

 「大規模な空母船団が黄海に入れば、絶好の演習目標となる。軍事的に見ると、今回の演習は普段以上の演習効果を挙げられる」(陳虎・世界軍事編集長、新華社への寄稿、6月29日)

 「(事態を)注視している。北東アジアの緊張を高め、域内各国の利益を侵害してはならない」(秦剛・中国外務省報道局副局長、6月22日の定例会見)

北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員


「米空母、西海に入れば生きた標的になる」 中人民解放軍将軍が警告
JULY 07, 2010 06:31
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=060000&biid=2010070748618

中国人民解放軍の将軍が、西海で行われる予定の韓米合同軍事演習を激しく非難し、同訓練に米空母のジョージ・ワシントンが参加すれば、「生きたターゲットになるだろう」と警告した。

中国軍事科学学会の副秘書長兼人民解放軍少将の羅援は5日夜、香港の鳳凰衛星テレビの「今日のニュース対談」で、「中国軍は、米空母の西海への進入を恐れていない。韓米連合訓練は、生きたターゲットとなり、彼を知り己を知れる好機を与えてくれるだろう」と強調した。

中国は、同訓練を通じ、米空母の編制と空母の作戦能力などを近くで監察、分析でき、さらには米軍の指揮・統制・通信・コンピューター・情報・監視・偵察(C4ISR)システムと韓国軍の通信システムも監察できるものと羅援氏は分析した。中国はまた、自国軍の偵察および早期警報能力、感知システム、目標物を正確に攻撃できる総合打撃力などを点検できるということだ。羅援氏は、「米国はいつも中国がスパイ活動をしていると主張してきたが、今度は米国が玄関前までやってきたのだから、私たちが観察するのは当然のことだ」と強調した。

一方、韓米軍の当局は、西海での韓米合同軍事演習を国連安全保障理事会で哨戒艦天安(チョナン)沈没事件をめぐる協議に決着をつけた以降に実施する方針だ。

合同参謀本部の李ブンウ広報室長は6日、「韓米合同軍事演習は、天安艦事件に対する国連安保理の対北朝鮮制裁措置以降に実施する予定だ。訓練を行わないという意味ではない」と明らかにした。


東シナ海でミサイル演習
2010.7.7 19:53
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100707/chn1007071955006-n1.htm

 7日付の中国各紙によると、中国海軍東海艦隊は7月初め、浙江省沖の東シナ海で実弾射撃訓練を実施、新型のミサイル艇から、敵のミサイルを迎撃することを想定した演習も行った。

 訓練には数十隻の艦艇と十数機の戦闘機が参加。各紙は、ミサイルが飛んでいる現場写真も掲載した。

 今回の訓練は、妨害電波などによる複雑な電磁波環境での作戦能力の向上や、空海一体の総合作戦能力の点検などに重点を置いているという。

 東海艦隊の訓練については、米韓両軍が韓国西部の黄海で実施予定の合同軍事演習をけん制する狙いとの見方も出ているが、中国紙は「定例の訓練」と伝えている。(共同)


▼ロシアの動き

ロ極東で難民受け入れ演習 北朝鮮からの流入想定
2010.7.5 20:29
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100705/kor1007052029003-n1.htm

 ロシアの非常事態省と国境警備局などは5日までに、北朝鮮や中国と国境を接するロシア極東沿海地方ハサン地区で近隣国からの難民受け入れに備えた演習を実施した。難民の出身国は特定していないが、朝鮮半島の情勢変化に伴う近隣国からの難民流入を想定した訓練という。同省当局者が5日、共同通信に明らかにした。

 ロシア極東、シベリアの各地で行われている大規模軍事演習「ボストーク2010」の一環として3日と4日に実施。難民がロシア領内に流入する事態に備え、臨時の収容施設となるテントの設営や医療検査などの演習を行った。参加者数は不明。

 ロシア政府は北朝鮮や中国など隣国との外交関係に影響を及ぼすとして、今回の演習実施を発表していないが、ソ連崩壊後に沿海地方で同様の演習が数回行われているという。(共同)


[社説]ロシアの北朝鮮難民対応訓練が注目される理由
JULY 07, 2010 06:31
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=080000&biid=2010070748518

ロシアが3日と4日、沿海州ハサン地区で、大規模な北朝鮮難民の流入に備えた訓練を実施した。

訓練は、一部ロシア兵士が難民の役をし、別の兵士が収容施設の設置や食糧と医療支援を担当する方法で行われた。ロシアの北朝鮮難民対応訓練は、03年8月に続き2度目。ロシアが、北朝鮮情勢に不安要因があると判断し、急変事態が発生する可能性を念頭に置いてこのような訓練をしたのだ。

難民対応訓練は、8日まで極東地域で行われる陸海空機動訓練「ヴォストーク2010」の一環だ。ロシアのメドベージェフ大統領も、機動訓練を参観し、急激に変化する極東地域情勢に対処するための軍事的抑制力を強調した。ロシアは、国際社会で北朝鮮の後見国のように振る舞う。海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」事件後、独自の調査団を韓国に派遣し、十分な情報を確保しながらも、依然として北朝鮮の挑発批判に参加していない。にもかかわらず、難民流入に備えた訓練をしたことは、それだけ状況が普通ではないと判断していることを意味している。
ロシアはすでに05年8月、北朝鮮との境界地域で、中国と合同軍事訓練「平和任務2005」を実施した。米国の専門家たちは、急変事態の発生時、米軍が北朝鮮―中国―ロシアの国境まで進出することを防ぐために、先制的に北朝鮮に共同進入する場合に備えた訓練だと分析した。中国とロシアは、消極的な難民受け入れと積極的な北朝鮮進入のいずれにも備えていると見なければならないだろう。

北朝鮮の状況は、08年の金正日(キム・ジョンイル)総書記の健康悪化以降、より一層不透明になった。最近、金総書記が3男のジョンウン氏への権力の継承を急ぐような動きも捉えられている。金総書記が今年に入って、公開活動の際、別の側近を差し置いて妹の金敬姫(キム・ギョンヒ)やその夫の張成沢(チャン・ソンテク)が随行していることも、金総書記が不安に思っている証拠だ。

北朝鮮の急変事態は、内部状況が急激に不安定になり、現統治体制が統制できない状態に陥ることを意味する。急変事態がすぐに起こる可能性があるという切迫感を持って、対策を整え、ロシアや中国のように訓練しなければならない。徹底して備えなければ、北朝鮮の急変事態の波に韓半島の平和が動揺する恐れがある。


ロシアが「北の急変事態」対応訓練
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=130931&servcode=200&sectcode=200

海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件の処理が国際社会の懸案に浮上した中、米国・日本・中国・ロシアが相次いで韓半島周辺で軍事訓練を実施し、注目を集めている。

KBS(韓国放送公社)は6日、「ロシアが最近、北朝鮮国境地域のハサン地区で北朝鮮の崩壊に対応した機動訓練を実施した」と報じた。 放送によると、機動訓練の内容はハサン地区に国境守備隊所属の数十機のヘリコプターを急派する一方、国境を越える仮想北朝鮮難民の身元を把握することだ。

ロシア政府は民間人である場合、軍が提供するテントに収容し、食糧と医療を支援する方針という。 今回の訓練は、ロシア太平洋艦隊と国境守備隊に所属する約2万人の兵力と70機の戦闘機、30隻の戦艦が参加した歴代最大規模となった。

KBSはロシア大統領が異例にも軍艦から訓練を参観したと伝えた。 メドベージェフ大統領はインタビューで「極東地域で起きている問題を考慮し、ロシアが安全対策を準備する必要がある」と述べた。 放送は、今回の訓練が北朝鮮情勢を眺めるロシアの見解を反映するものと考えられる、と伝えた。

中国の動きも尋常でない。中国浙江省の温州晩報は先月26日、中国人民解放軍が30日か来月5日まで東中国海(東シナ海)海上で実弾射撃訓練を実施する、と報じた。 ここは泰安(テアン)半島西側の海上から南に700-800キロ離れた場所だ。 こうした訓練場所と時点は、「天安」事件をきっかけに韓米当局が西海(ソヘ、黄海)で実施することにした共同対潜訓練への対応策と推定されると、香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)が29日伝えた。

一方、韓国と米国は当初6月に予定されていた西海上での韓米連合訓練を7月に延期して実施することにした。 米国国防総省のホワイト副報道官は先月28日(現地時間)、「(韓米)両国間の訓練の細部事項と関連した協議が行われている」とし「7月に訓練が実施されると期待している」と明らかにした。

日本の海上自衛隊も米国が主導する世界最大規模の国際海軍合同訓練である環太平洋諸国海軍合同演習(RIMPAC)に参加すると、日本の毎日新聞が29日報じた。 海上自衛隊は1980年からRIMPACに参加してきたが、これまでは米国との共同訓練に参加し、他国との大規模合同訓練には参加していなかった。

今回の訓練は6月23日にハワイ沖で始まり、8月1日まで続く。 14カ国から艦艇34隻、航空機100機以上、兵力2万人が参加する。 日本は護衛艦2隻、潜水艦1隻、哨戒機3機、兵力600人を派遣する。


<関連記事>

露海軍3艦隊旗艦が6月に日本海で演習へ、北朝鮮に対する米国の攻撃を阻止するためとの見方まで浮上中
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/05/29/5123949

北朝鮮崩壊の時、ポチ化する羅津港
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/09/12/3757140

「ポスト金正日」に向けて動き出す中国とロシア
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/09/11/3755649

コメント

_ ks ― 2010/07/07 22:54

やっぱりプロにはスピードも質もかなわんなあ、トホホ(笑

_ Y-SONODA ― 2010/07/08 08:16

ksさんへ

>プロにはスピードも質もかなわんなあ、トホホ(笑

単純に記事を貼り付けただけなんですけどぉー。

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