ダース・ベイダー化する鳩山由紀夫、水面下で蠢くジェダイ気取りのアンパンマン ― 2010/06/01 09:24
昨年11月の本ブログ「ダース・ベイダー化する小沢一郎」。この中で「実際には小沢タイプはダース・シディアス、鳩山友愛タイプがダース・ベイダーへ」などと書きましたが、今まさに鳩山首相は党内からも逆風が吹いて崖っぷちに立たされている。
瀕死のアナキン・スカイウォーカーに歩み寄るダース・シディアス。そして今、ダース・ベイダーとしての資質があるかどうかの最終確認真っ最中。
しかし、昨日あたりからアナキン&ダース・シディアス共倒れ情報も続々。小沢が辞任カードを切ることで支持率が回復すればいいのだが、民主内ゲバ空中分解の可能性もある。
一方、水面下ではアンパンマンあたりがジェダイ気取りで大忙し。衆議院で300以上の議席を握られている以上、自民党の選択肢は限られている。
蓋を開ければ政界大再編。ここで敢えて一言。そんなことをやっとる場合じゃおまへんで。
<関連記事引用>
「小沢氏と困難に立ち向かう」=鳩山首相、続投に重ねて意欲
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060100072
鳩山由紀夫首相は1日朝、自身の進退をめぐり小沢一郎民主党幹事長と再会談することについて「代表と幹事長だからしっかり協議し、協力して困難に立ち向かって行こう(という話をしたい)」とした上で、「国民の暮らしのために何がベストか考えながら、新政権にふさわしい形でこれからも行動したい」と述べ、続投に重ねて意欲を示した。首相公邸前で記者団に語った。 (2010/06/01-07:41)
参院選前の首相辞任あり得る=石破自民政調会長インタビュー
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010053100787
自民党の石破茂政調会長は31日、時事通信社のインタビューに応じ、参院選前に鳩山由紀夫首相が辞任することがあり得るとの見通しを示した。要旨は次の通り。
-米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について、政府は「名護市辺野古周辺」と決めた。
現行案を凌駕(りょうが)する知恵がなかった。不勉強、無責任の塊だ。わたしは昨年暮れに首相を訪ね、「現行案で決めてくれ」と懇願した。だが、首相は聞く耳を持たず、せせら笑うという感じだった。
-民主党内から首相の辞任論が出てきた。
続ける選択肢はない。首相の言うことを外国も信じず、国民も信じない。それは、この国に政府がないのと同じだ。
-参院選は何が問われるか。
一日も早く衆院解散・総選挙に持ち込むための意思表示の場だ。改選121議席の中でわが党が第1党でなければならない。
-参院選前に首相が交代することは想定しているか。
している。菅直人副総理兼財務相の政権であれば怖くない。この間、副総理でありながら普天間問題で何一つ発言しなかった。岡田克也外相は普天間問題の責任者で、迷走の原因をつくった。自民党にとって一番嫌なのは前原誠司国土交通相だ。前原氏が首相になったときに、どうわが党が攻めるか、今から考えないといけない。
-石破氏は前原氏と安全保障に関する考えが近い。
前原氏を中心とする民主党内グループが小沢一郎幹事長や首相と手を切り、自民党のまっとうな議員と組むのが一番いい。(2010/05/31-18:20)
<関連記事>
ダース・ベイダー化する小沢一郎
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/11/12/4688261
アナキン鳩山、暗黒面で大暴れ? 結果は無念の辞意表明 ― 2010/06/02 09:03

「鳩山降ろし」を主導しているのは輿石東参院議員会長や高嶋良充参院幹事長ら。
福島瑞穂と共にこの二人もバッサリ斬ってしまったアナキン鳩山。
その責任を取って辞意表明。
当然小沢一郎と刺し違えるのか。それで支持率アップとなるのだろうか。
<輿石東・プロフィール>
http://www.k-azuma.com/
山梨県教職員組合執行委員長、山梨県労働組合総連合会議長、参議院議員会長
<高嶋良充・プロフィール>
http://www.takashima4432.net/
1959年 枚方市職員、枚方市労連、自治労大阪府本部役員、1993年自治労副委員長、自治労書記長を経て、連合中央執行委員、政府生活環境審議会委員等を歴任、1998年参議院議員に当選し2004年再選。
<関連サイト>
▼民主党のこれから « 田原総一朗 公式ブログ
http://www.taharasoichiro.com/cms/?p=340
特に、輿石参議院会長は日教組を母体に当選している。
日教組(園田注=当然自治労も)の中には社民党支持の人たちも少なくない。
彼らが選挙協力しなければ当選は難しい。
そこで、参議院改選組は何とかしなければ、と慌てふためき鳩山退陣論が噴出してきた。
高嶋良充「表紙を変えて支持率が下がった例が過去にあったか。表紙を変えれば支持率は当面上がる」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100601/stt1006012316016-n1.htm
「公安調査庁 北朝鮮情報収集を」(NHKニュース5月27日12時2分)他、 鳩山辞任の日にめもメモ ― 2010/06/02 23:21
<関連記事引用>
公安調査庁 北朝鮮情報収集を
5月27日 12時2分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100527/t10014716771000.html
公安調査庁の北田長官は、全国の公安調査局長らを集めた会議で、韓国の哨戒艦の沈没事件を受けて、朝鮮半島情勢がいっそうの緊張状態になっているとして、北朝鮮に関連する情報の収集に全力をあげるよう指示しました。
この中で北田公安調査庁長官は、北朝鮮について「韓国の哨戒艦の沈没事件を引き起こし、朝鮮半島情勢はいっそうの緊張状態になっており、北朝鮮は、今後、さらに強硬姿勢を強めることが懸念される」と指摘しました。そのうえで北田長官は「朝鮮半島情勢は、わが国の平和と安全にかかわる重大な問題だ。北朝鮮への従属姿勢を強める朝鮮総連の動きにも十分注視しながら、北朝鮮の動向を迅速かつ的確に把握するよう情報収集に重点的に取り組んでほしい」と述べ、北朝鮮に関連する情報の収集に全力をあげるよう指示しました。また、北田長官は、国内の治安情勢について「過激派などの団体は、普天間基地の移設問題などの重要政策をとらえて、政府批判を活発化させる動きをみせている」と述べ、警戒するよう求めました。
北朝鮮・韓国緊迫でも…民主に危機感ゼロ 識者2人が警告
2010.6.1 21:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100601/plc1006012030034-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100601/plc1006012030034-n2.htm
北朝鮮による韓国哨戒艦撃沈事案をきっかけに、朝鮮半島が一触即発の緊張状態にある。日本では、鳩山由紀夫首相(63)が大迷走した普天間移設問題ばかりが注目されるが、現在、東アジアは戦争一歩手前といえるのだ。半島情勢に詳しい識者2人に聞いた。
■「日本国内でテロも」
「ロシアの情報当局者によると『38度線北側に、北朝鮮はソウルに届く迫撃砲を万単位で並べて、カバーまで取り払っている』という。完全な臨戦態勢だ。いざ戦争となれば日本国内でテロもあり得る」
こう警告するのは、大宅賞ジャーナリストの加藤昭氏。中国の外交当局者などの情報でも「北朝鮮軍部では、連日激しい議論が続いている」といい、こう続ける。
「軍部の議論では『米韓日の抑止力を確かめるべきだ』という意見も出たという。つまり、状況次第では仕掛けるということ。中国は情報収集のため、金正日総書記と親しい共産党高官を北朝鮮に送り込んだ」
金総書記が委員長を務める国防委員会は先月28日、韓国哨戒艦撃沈への関与を「非科学的で客観性がない」と否定したが、同日の朝鮮中央放送では「戦争には戦争で応える」との金総書記の発言を伝えた。
■「偶発的な衝突ある」
菅沼光弘・元公安調査庁調査第2部長も「今後、偶発的な衝突は否定できない」といい、こう解説する。
「韓国軍は、哨戒艦撃沈への対抗措置として、軍事境界線付近で『宣伝放送』を再開させたが、北朝鮮はこれを『軍事的挑発だ』と反発し、スピーカーを破壊すると恫喝している。実行すれば韓国軍は反撃せざるを得ず、南北が衝突することも考えられる。米国も強硬姿勢で、北朝鮮周辺海域に空母機動部隊を展開している」
■小型潜水艦4隻姿消す
これらと関連するのか、北朝鮮の日本海側の海軍基地から小型潜水艦4隻が姿を消したという。また、米国は最新鋭ステルス戦闘機F22を沖縄・嘉手納基地に緊急配備した。
日本では、防衛省や警察庁、外務省などが情報収集を行うとともに、普天間問題で混乱していた同28日、北朝鮮への追加制裁措置を決定した。
加藤氏は「北朝鮮には日本全土を射程に収める中距離弾道ミサイル『ノドン』が200基もある。以前、私が接触した北工作員は、皇居や国会、米軍や自衛隊基地に赤丸を付けた地図を持っていた。テロなどの攻撃対象だろう。こんな時にニュースが普天間一色とは」とあきれる。
一方、菅沼氏は「ピンチはチャンスでもある。北朝鮮と米国は強硬路線だが、韓国は経済的打撃が大きい軍事衝突は望んでおらず、中国も上海万博中の衝突は避けたい。鳩山首相に外交センスがあれば、日本が中立的な立場で介入する好機。拉致問題を動かす一歩にもなり得る」という。
ところが、首相といえば今回の半島緊迫化を、普天間移設先を「名護市辺野古」に戻す理由付けに利用しただけ。
本当に大丈夫なのか。(夕刊フジ)
YouTube - 公安調査庁 北朝鮮情報収集を
http://www.youtube.com/watch?v=WdHnlZLJrO8
アナキン鳩山「親指」自爆、それでも続く暗黒面での最終決戦 ― 2010/06/03 09:54

おそらく鳩山由紀夫は早くから辞意を胸に秘めていた。だからこそ無謀ともいえる最後の賭けに挑んだ。普天間移設先を「名護市辺野古」と明記した方針を示すことで、社民党の福島瑞穂党首を罷免。
福島罷免は社民票をあてにしていた民主党内の輿石東参院議員会長や高嶋良充参院幹事長ら参院選改選組をグサリと刺したようなもの。当然「鳩山降ろし」が吹き荒れる。ここで民主党の暗黒卿ことダース・シディアス小沢の登場。役者が揃うことになる。
アナキン鳩山とダース・シディアス小沢の最終対決。そのクライマックスは6月1日に行われた2度目の鳩山、小沢、輿石の3者会談。ここでも鳩山は勝利するかのように見えた。「私が辞めてもいいが、その時は小沢さんも当然お辞めになりますよね」との脅しが効いていた。しかし、会談終了後に見せた不用意なしぐさが鳩山の致命傷となる。
不用意なしぐさとは親指を上げたサムアップのこと。これで情勢は一変。小沢の逆鱗に触れる。小沢は労組関係者に電話をかけ鳩山包囲網を拡大。鳩山を辞任へと追いやる。
鳩山の「親指」自爆。しかし、約束は約束。小沢の幹事長辞任を引き出す。「小鳩」の最後は道連れ、共倒れ。刺し違えたかのようにも見えるが、実はまだ火種を残している。
「私が辞めてもいいが、その時は小沢さんも当然お辞めになりますよね」
鳩山の「辞める」とは議員辞職を視野に入れたもの。アナキン鳩山とダース・シディアス小沢の最終決戦は議員辞職をめぐって今なお続いている。
鳩山が辞任表明で北教組の政治資金規正法違反事件などに絡んだ小林千代美衆院議員に議員辞職を要求したのもこのため。そして、この日の夕方には記者団に「次の総選挙には出馬はしない」と述べ、今期限りで政界を引退する意向を表明。まずは政界引退のカードを切った。
はたして鳩山に議員辞職のカードを切る覚悟はあるのか。このカードを切ることで小沢の影響力が一掃され、民主党らしいクリーンな政治を実現できるかもしれない。新内閣発足後を睨んで唯一手にした武器が議員辞職。
ここで気になるのは小沢の発言。2日昼の民主党役員会終了後の記者団のやりとりで参院選への展望を聞かれた小沢は「私はもう皆さんと会うのも最後でございます。私が答える立場ではない。これは新しい人に聞いて下さい。」と答えている。
あくまでも幹事長として記者団と会うのは最後の意味だと思われるが、見方によってはかなり意味深。議員辞職の覚悟も暗に示した可能性がある。
むしろダース・シディアスはダース・ベイダーにもなれなかったひ弱なアナキンをあざ笑っているのかもしれない。「議員辞職のカードを切りたければ切りなさい。君にその根性があるのかね。」と。
無敵に見えたダース・シディアスとて衰えは隠せない。水面下ではジェダイによる強力な包囲網。今はまだジェダイを結集させたのは韓国海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件とだけ書いておこう。
<関連記事>
「みなさんと会うのは最後」小沢氏、記者団への発言全文
http://www.asahi.com/seikenkotai2009/TKY201006020286.html
皆さんと会うのも最後でございます…小沢発言2
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100602-OYT1T00655.htm?from=y10
Japan Is Running on Empty 菅首相誕生の夜に ― 2010/06/04 21:48
Japan: Running on empty
http://joongangdaily.joins.com/article/view.asp?aid=2921348
【コラム】「iPad」現象から日本の次の指導者像が見える-ペセック
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=aHsbHLFhmooU
<別れても好きな人>未練たっぷり普天間問題 ― 2010/06/04 23:40
福島瑞穂「辺野古と決めた日米共同声明が見直されない限り、加担できない」
菅直人「普天間のことはあったが、それ以外はできるだけ協力していこう」
重野安正「いろんな話をさせていただく」
辻元清美「社・菅(車間)距離が難しい」 (う、うまい!)
鳩山由紀夫「もう一回歴史をそこまで戻したい」
辻元清美「歴史は戻らない」
鳩山&菅「だって、小沢さんが怖いんだもん」
<関連記事引用>
社民党首、連立政権「加担できない」=菅氏は協力要請
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060400773
社民党の福島瑞穂党首は4日、菅直人新首相の誕生に関し、「(米軍普天間飛行場の移設先を沖縄県名護市)辺野古と決めた日米共同声明が見直されない限り、加担できない」と述べ、連立政権への復帰は辺野古移設撤回が条件との考えを改めて示した。国会内で記者団の質問に答えた。
一方、菅新首相は同日、国会内の社民党控室を訪ね、「普天間のことはあったが、それ以外はできるだけ協力して(いこう)」と要請。同党の重野安正幹事長は「いろんな話をさせていただく」と応じ、辻元清美前国土交通副大臣は「社・菅(車間)距離が難しい」と述べた。
また、同じ控室を訪れた鳩山由紀夫首相は社民党の連立離脱に触れて「もう一回歴史をそこまで(戻したい)」と漏らしたが、辻元氏は「歴史は戻らない」と突き放した。 (2010/06/04-18:18)
<シスの逆襲>タタリガミと化したダース・シディアス小沢の暴走 ― 2010/06/05 09:45
6月3日の出馬会見で「国民の不信を招いたことで、しばらくは静かにしていただいた方が民主党と日本の政治にとっていい」と発言した菅直人。小沢一郎と距離を置いてきた議員らの支持を集めて「小沢包囲網」を形成したかのように見える。
第94代首相に選出されて「反小沢・非小沢・脱小沢」風人事に着手。その目玉は小沢批判を繰り返す枝野幸男の幹事長起用。しかし、小沢グループの反発から白紙に戻ったとの情報も。
ここで飛び込んできた恐怖のビデオテープ。小沢が盛岡市で開かれた民主党岩手県連の集会のために寄せたもので、国会で菅新総理が指名された後に撮影されたとのこと。
小沢は語る。「参議院の選挙に勝利して政権を安定なものにすることによって、初めて本当の意味の改革が実行できます。そして私は、その時にまさに自分自身、先頭に立って頑張ってまいりたい」と。また「日本の議会政治、そして、民主党政権のために参議院選挙で勝たねばならないという思いで(幹事長を)退いた」とも語っている。
「参院選で勝たねばならない」と思うなら、なぜこんなビデオメッセージを披露したのか。小沢が表に出れば支持率は下がる。昨年同様「闇将軍」に徹した方が参院選は有利。しかも、菅首相誕生の夜にこんなメッセージを届けるとは、まともや常軌を逸しているとしか思えない。それとも小菅の出来レースなのか。
さらに4日夜に都内で開かれた会合では、樽床伸二が129票獲得したことについて「私は立場上、動けなかったが、次につながる良い数字だ。あと90(票獲得)で首相が取れた。90なんて難しい数字じゃない」などと語ったとか。そして、「本番は9月だ」とも。ここでも菅への強烈な脅し。
菅の代表任期は鳩山の残任期間である9月末まで。9月の党代表選に小沢自ら立候補する可能性を示唆したものなのか。それとも今回温存した原口一博を擁立し、「鳩山降ろし」に続いて今度は「菅降ろし」をやろうとでもいうのか。
ある参院幹部は「小沢が見据えているのは参院選で勝てなかった時の9月の代表選。次には必ず動く」と見ているという。確かに小沢は参院選で勝てないと読んでいるのかもしれない。それとも9月の代表選を睨んで「負けるが勝ち」とでも思っているのだろうか。
鳩山を継いだアナキン菅にもまた暗黒面の落とし穴。そこでは小沢が手薬煉引いて待っている。菅が小沢に取り込まれる可能性の方が高いと見る。
もし仮に菅が暗黒面突入を回避し、鳩山同様クリーンにこだわる。そして、七奉行が「七人の侍」となってダース・シディアス小沢に斬りかかる。それでも勝てる相手ではない。
今年9月の「シスの逆襲」。その主役は鳩山と刺し違えてタタリガミと化したダース・シディアス。これに対抗しようとすれば、他党からの援軍も必要。はたしてジュダイ気取りの大結集でタタリガミ化したダース・シディアス小沢の暴走は止められるのだろうか。
今この時点ですでに小沢の高笑いが聞こえてくる。
<関連記事引用>
小沢幹事長 地元県連へのメッセージで復権に意欲 (画像引用)
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/200605001.html
鳩山総理大臣とともに退任した小沢幹事長は、地元県連の集会にビデオでメッセージを送り、参議院選挙後の復権に意欲を示しました。
民主党・小沢幹事長:「参議院の選挙に勝利して、政権を安定なものにすることによって、初めて本当の意味の改革が実行できます。そして、私はその時にまさに自分自身、先頭に立って頑張って参りたい」
また、小沢氏はビデオメッセージのなかで、今回、鳩山総理とともに幹事長を退任することについて「日本の議会政治、そして、民主党政権のために参議院選挙で勝たねばならないという思いで退いた」と説明しました。ビデオメッセージは、国会で菅新総理が指名された後に撮影されたということです。
小沢氏「129票は大きな数字だ」 (画像引用)
http://www.mbs.jp/news/jnn_4444939_zen.shtml
幹事長を辞任して以来、記者団の質問に答えていない小沢氏の発言が入ってきました。
小沢氏は4日夜、自らを支持する議員らの会合に出席し、今回の代表選挙について、「自分が幹事長を辞任したことでグループとして同じ行動ができなかったのは申し訳なかった」「樽床議員が獲得した129票は大きな数字だ。非常によかった」とねぎらいの言葉をかけたということです。
また、小沢氏は盛岡市で開かれた民主党岩手県連の集会に、ビデオでメッセージを寄せました。
「参議院の選挙に勝利して政権を安定なものにすることによって、初めて本当の意味の改革が実行できます。そして私は、その時にまさに自分自身、先頭に立って頑張ってまいりたい」(小沢氏のビデオメッセージ)
小沢氏の発言は引き続き政権内で影響力を発揮することに意欲を示すものともとれ、波紋を広げそうです。(05日00:59)
小沢氏が地元に“巻き返し”ビデオレター
< 2010年6月5日 3:02 >
http://news24.jp/articles/2010/06/05/04160480.html
民主党・小沢前幹事長は4日、地元の民主党岩手県連にビデオメッセージを送っていた。
「参議院の選挙に勝利して政権を安定なものにすることによって、初めて本当の意味の改革が実行できます。そして私はその時にまさに、自分自身、先頭に立って頑張って参りたい」-岩手県連によれば、このビデオは菅新首相が誕生した直後に収録したものだということで、参議院議員選挙後の巻き返しに決意を表明したとも受け取れる内容となっている。
「選挙勝てば先頭に立つ」=9月の代表選に出馬?-小沢氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060401055
民主党の小沢一郎前幹事長は4日夜、党岩手県連の集会に寄せたビデオレターで、「参院選に勝利して政権を安定化することで、本当の意味の改革が実行できる。そのときに、まさに自分自身が先頭に立って頑張ってまいりたい」と述べた。9月の党代表選に自ら立候補する可能性を示唆したともとれる発言で波紋を広げそうだ。
集会では、衆参両院の本会議で菅直人代表が新首相に指名された直後に、ビデオレターが収録されたと説明された。
また、小沢氏は同日夜、都内で開かれた自身を支持するグループの会合であいさつし、代表選で樽床伸二衆院環境委員長が129票獲得したことについて「私は立場上、動けなかったが、次につながる良い数字だ。あと90(票獲得)で首相が取れた。90なんて難しい数字じゃない」などと語った。(2010/06/04-23:45)
「本番は9月だ」小沢氏が独自候補擁立に意欲
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100605-OYT1T00015.htm
民主党の小沢幹事長は4日夜、東京都内で開かれた小沢グループの会合で、菅新首相が選出された同日の代表選について「今回は自分が表に立てなくて申し訳なかった。しかし、本番は9月だ」と述べた。
菅氏の任期(鳩山首相の党代表としての残任期間)満了に伴う9月の代表選で、独自候補擁立を目指す考えを示したものだ。
同グループは今回、独自候補擁立を見送り、自主投票となった。出席者からは小沢氏の立候補を求める意見も出た。(2010年6月5日00時09分 読売新聞)
“次は動く”…グループ慰労会で小沢氏は上機嫌
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/06/05/09.html
【菅新首相誕生】小沢グループは4日夜、都内のレストランで慰労会を開いた。
約50人の中堅・若手議員を前に小沢氏は上機嫌で「今回(の代表選に)は動けなかったが、樽床さんが129票も取れて非常に良かった。全く悲観する数字ではない。過半数に90足りないだけだ」と述べたという。ある参院幹部は「小沢が見据えているのは参院選で勝てなかった時の9月の代表選。次には必ず動く」とみており、その時は菅氏の対抗馬に原口一博総務相を擁立するとの憶測も出ている。[ 2010年06月05日 ]
「脱小沢」へじわり=巻き返し狙う最大勢力-菅新首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060500042
民主党代表選は、小沢一郎前幹事長と距離を置く各グループが推した菅直人氏が291票を獲得、小沢グループの一部が擁立した樽床伸二氏を大差で破った。新首相に指名された菅氏は、小沢氏の影響力排除に着々と動き始めた。これに対し、代表選で結束の乱れを露呈した小沢グループは、巻き返しを虎視眈々(たんたん)と狙う。党内では、9月の代表選に向けた駆け引きが早くも始まった。
◇組閣日程で神経戦
「一度頭を整理し、多少の時間をいただいて、新しい体制づくりに入りたい」。菅氏は4日の記者会見で、党役員・閣僚人事についてこう強調した。
人事の日程をめぐっては、小沢氏に近い山岡賢次前国対委員長が2日夜、「4日に組閣と(皇居での閣僚)認証式を行う」と明言。その後、「親小沢」系の党幹部らから、「今国会の会期延長はしない」「7日に所信表明演説」などの情報が次々と流された。
「反小沢」系の勢力は、この日程を「小沢氏が仕組んだもの」(中堅)と警戒した。首相指名から組閣までを1日で終わらせることで、菅氏に現閣僚と党役員をほぼそのまま再任する「居抜き」人事を余儀なくさせ、小沢氏の影響力を温存させる狙いがあるとみたためだ。こうした意図は、菅氏も察知していた。
菅氏は新代表に選出された後、国会内で山岡氏と会い、「組閣は8日になる」と伝達、調整のやり直しを指示した。会見で小沢氏や樽床氏の処遇を問われても、「人事は全くの白紙」と繰り返し、言質を与えなかった。
官房長官に仙谷由人国家戦略担当相を内定し、幹事長には枝野幸男行政刷新担当相の起用を検討するなど、「小沢色一掃」にかじを切った感のある菅氏。代表選の政見演説では、小沢氏主導で廃止された党政策調査会の「復活」も表明した。「(小沢氏の)独善政治にみんな不満を持っていたが、今度は明るい政党になる」。渡部恒三元衆院副議長は、満面の笑みを浮かべた。
◇9月代表選を視野
一方、約150人を擁する最大勢力の小沢グループは今回、「(グループを)束ねろ。結束しろ」との小沢氏の指示を踏まえ、独自候補の擁立を模索した。しかし、「政治とカネ」の問題で小沢氏が鳩山由紀夫首相と「道連れ辞任」となった直後だけに、擁立作業は難航。小沢氏側近の松木謙公前国対副委員長らが、原口一博総務相や海江田万里氏、田中真紀子元外相に出馬を打診したものの、軒並み断られた。
3日夜のグループの会合では、松木氏が樽床氏支持を提案したのに対し、「樽床氏と話したこともない」「首相の器でない」などの異論が相次いぎ、最終的に自主投票を決めた。
ただ、樽床氏が得た129票に対しては、「予想以上の善戦。面目を保てた」(小沢氏側近)との声が上がっている。「菅氏が出馬会見で『小沢氏は静かにした方がいい』と突き放したことで、逆にこちらに流れた票もある」。樽床陣営の一人はこう説明する。
菅氏の代表任期は、鳩山氏の残任期間である9月末まで。「参院選に勝利して政権を安定化することで、本当の意味の改革が実行できる。そのときに、自分自身が先頭に立って頑張ってまいりたい」。小沢氏は4日夜、党岩手県連の集会に寄せたビデオレターでこう発言、「復権」に向けて次の代表選に自らが出馬する可能性に言及した。(2010/06/05-01:25)
「選挙は小沢を神隠し」 世論調査が語る小沢叩きの威力 ― 2010/06/06 11:44

6月5日の土曜日。カラスはこんな呟きを投下。
http://twitter.com/YS_KARASU
<一発目>小沢叩けば菅の支持率上昇へ。小沢嫌いのテレビに新聞大喜び。反小沢、非小沢、脱小沢に続いて、小菅対決、小菅戦争などの見出しが躍るだろう。自民などは出る幕なし。そのまま参院選に突入シナリオ。
<2発目>小沢のビデオメッセージとて反小沢、非小沢、脱小沢に小菅対決、小菅戦争を煽るためのもの。すでに何本か収録済との噂も(笑)小沢の悪顔メークは欠かせない。(注:小沢のビデオメッセージとは当然民主党岩手県連に向けて「選挙勝てば先頭に立つ」と語ったもの。ここで悪顔メークを悪顔メイクに訂正。)
<老荘パークさんのツッコミに答えて3発目>やってることは昨年とまったく同じなのですが、与党の余裕からか随分手の込んだお芝居を予定しているとか。自民ちゃんは本当に終わっちゃうかもしれませんね。@taoistburke なんかWWEみたいですね>小沢の悪顔メイク
<4発目>時事:枝野幹事長固まる http://bit.ly/b2MdRi これが事実なら枝野の役割は従来以上にフクミミ振り回して小沢に噛みつくこと。枝野も当然反小沢、 非小沢、脱小沢に小菅対決、小菅戦争の煽り役。(注:「枝野幹事長固まる」との第一報を受けたもの。なお、枝野氏のフクミミ(福耳)については、テレビを指差しながらの「この人の福耳、メチャスゴイ!」の次女発言を参考にしたもの。)
さて、ここで昨年を振り返ってみましょう。
小沢が民主党代表を辞任したのは2009年5月11日。ここで小沢を神隠し。
5月17日に選挙担当の代表代行に就任し、そのまま第45回衆議院議員総選挙(投票日8月30日)に突入。政権交代を果たした後の9月3日に鳩山の要請を受けて小沢は幹事長就任。
そして今年。
鳩山首相は6月2日午前に退陣する意向を表明。民主党の小沢一郎幹事長にも辞任を求め、小沢氏もこれを了承。これでまたまた小沢を神隠し。
参院選は当初の「7月11日投開票」から「7月8日公示、同25日投開票」にずれ込むとの見通しが浮上中。
何が見えてくるのか。それは昨年も今年も小沢の神隠し状態で民主党は選挙に挑むということ。小沢が表に出ない方が選挙を戦うには有利だから。小沢が裏に回って闇将軍に徹すれば民主党は勝てる。それを証明したのが昨年の衆院選。
昨年に続いて今年も発動された民主党の「選挙は小沢を神隠し」戦略。今年はさらに手の込んだお芝居を準備中。その演出に注目あれ!
国民の大半は小沢が嫌い。新聞やメディアは小沢が大嫌い。この小沢嫌いを逆手に取る。菅と小沢の対立を煽りながら、参院選に突入するというシナリオ。
呟きにもあるように新聞や雑誌には反小沢、非小沢、脱小沢に小菅対決や小菅戦争などの見出しが躍るだろう。これぞ民主の思う壺。民主ペースに嵌り、自民党などは蚊帳の外に置かれることになる。
「選挙は小沢を神隠し」戦略の効果は抜群。小沢叩けば支持率上昇。すでに世論調査にも歴然と現れている。
<関連世論調査>
▼朝日新聞世論調査=<調査方法>4日夜から5日夜にかけて、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1759件、有効回答は1074人。回答率61%。6月4、5日実施、全国緊急世論調査(電話)
http://www.asahi.com/politics/update/0605/TKY201006050321.html
◆民主党の菅直人さんが、新しい首相に選ばれました。菅首相に期待しますか。期待しませんか。
期待する 59
期待しない 33
◆菅さんは、民主党の幹事長を辞める小沢さんについて「しばらく静かにしていただいたほうがいい」と述べ、距離を置く考えを示しました。菅さんのこの姿勢を評価しますか。評価しませんか。
評価する 82
評価しない 10
▼毎日新聞世論調査=<調査方法>4、5日の2日間、コンピューターで無作為に選んだ電話番号を使うRDS法で調査。有権者のいる1594世帯から、981人の回答を得た。回答率は62%。6月4、5日実施、緊急世論調査(電話RDS)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100606ddm003010147000c.html
◆菅首相に期待しますか。
全体 前回 男性 女性
期待する 63 69 59
期待しない 37 30 41
◆民主党の小沢前幹事長の資金管理団体による政治資金規正法違反事件を理由に、鳩山前首相は小沢氏に幹事長辞任を求め、小沢氏は辞任しました。小沢氏の辞任を評価しますか。
評価する 81 78 84
評価しない 18 22 15
◆小沢氏がこの時期に辞任したことをどう思いますか。
妥当な時期だと思う 11 12 10
辞めるのが遅すぎた 82 78 84
辞める必要はなかった 7 9 5
<関連記事>
菅新首相「期待」59%、民主は回復 朝日新聞世論調査 (画像引用)
http://www.asahi.com/politics/update/0605/TKY201006050315.html
毎日世論調査:菅首相に期待63% 小沢氏辞任評価81%
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100606k0000m010081000c.html
毎日新聞世論調査:「菅首相に期待」63% 民主支持、28%に回復
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100606ddm001010057000c.html
民主党の情報操作にご用心、スピン・ドクターは鈴木賢一選挙対策委員会副部長か
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/10/15/4633124
「スピン・ドクター」ことアラスター・キャンベル(アリスター・キャンベル)と小沢一郎
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/10/27/4655621
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