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2012年~2013年日本国債暴落説(19) 黒船活用という秘策再び2010/04/03 09:45

2010/03/31  日本経済新聞 朝刊  黒船は国債金利上昇(大機小機)


「人気取りの瞬間芸頼み」なのは政治だけではない。
テレビや新聞だって大いに依存しているではないか。

美人すぎる市議がいいのなら、いっそのこと新党乱立で対抗しよう。
ジャニーズ党に吉本党にAKB48党。この際ヤケクソの韓流党でもいいか。

ヨン様が訴えるマニフェスト。これでおばちゃんはテレビに釘付け。視聴率もグングンアップ。

ヨン様政権どうなるか。
今よりマシという笑うに笑えぬ衝撃(笑劇)が待っているかもしれない。

おお黒船、助けてパパヤー。


<関連記事引用>

黒船は国債金利上昇(大機小機)
2010/03/31 日本経済新聞 朝刊

 閉塞(へいそく)感が強まっている。経済は海外頼みとなっている。政治は人気取りの瞬間芸頼みで、方向が定まらず、大きい政府に退化しつつある。その政府財政は厳しい状況だが、いまひとつ危機感に乏しい。

 日経平均株価は1万1000円を超えたとはいえ、金融危機前の水準ではない。金利は1%台をさ迷い続け、金融機関に対する手数料を差し引けば、最終投資家の個人にほとんど収益をもたらさない。一方で、多くの投資家の資金はパフォーマンスに不満を募らせつつも国内にとどまったままだ。

 日本の国際的な地位が低下しているにもかかわらず、世界のトップ近くにまで上り詰めた20年前の栄光が幻影となり、市場や政治の背後に出没している。このため、多くの政治家や経営者は、日本の惨状を認めてこなかった。

 日本に求められるのは、過去の奇跡的経済発展という幻影をぬぐい去り、現在の国力を客観的に評価し、これまで積み上げてきた多くの有形、無形の財産を未来に向けて最大限に用いることだ。残念ながら、これらの財産がむざむざ風化している。このため、日本の地位の低下に拍車がかかろうとしている。

 では、現状の打開に何が必要なのか。国債金利の上昇という黒船の登場だろう。政府と市場全体を目覚めさせ、維新をもたらすには、この黒船の登場が一番の近道だ。

 金利上昇は金融を混乱させ、銀行はもちろん、年金にも多額の損失をもたらす。とはいえ、本来の金融とは、経済や財政の状態を分析し、リスクの大きさを評価し、資産保有の方法を客観的に検討することにある。たとえ政府が国債での運用を勧奨していたとしても、それが多額の損失を正当化することはない。

 政府財政も混乱するだろう。しかし、その混乱がごく近い将来に生じるのなら、日本には回復のための体力が残されている。混乱が先になればなるほど、収拾が困難になる。この意味で財政改革が喫緊の課題だが、これまでの政治は先延ばし政策を採用してきた。その結果は、政府債務残高が個人金融資産残高に急速に接近してきた事実である。国力の浪費でしかない。

 問題は、誰が黒船役を演じるのかだ。個人を含め、投資家の不満が臨界点に達しつつあることからすれば、次の景気後退局面を経て、投資家から黒船が出現すると考えておきたい。(癸亥)