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北朝鮮崩壊シナリオにおける「北の核兵器確保」作戦2010/04/01 09:46



北朝鮮崩壊時の核兵器や核物質の安全確保。
できることなら中国に押し付けたい米国。とはいえ米中関係はここにきてギクシャク。
そして、この米中密約説を不安そうに見つめてきた韓国の存在。

こうした中で、すでに米韓両国で大量破壊兵器除去を含めた「北の核兵器確保」作戦が現実のシナリオとして検討されているとのこと。

やはり日本は蚊帳の外。
知らぬは呑気なハトばかりなり。

奴らに友愛が通じるとでも思っているのか。


<関連記事引用>


米海兵隊:なぜ沖縄に-米軍高官の「本音」 「北朝鮮核が狙い」
http://mainichi.jp/select/world/news/20100401ddm001010008000c.html

 <検証>

 オキナワになぜ米海兵隊が必要なのか--。米軍高官が「抑止力」以上の「主たる理由」を日本側へ新たに伝えてきていることが関係者らの証言で明らかになった。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題の迷走は結果として米軍の「本音」を引き出し、鳩山政権の掲げる「対等な日米関係」を築く一歩になるのだろうか。(3面に「転換期の安保2010」)

 ◇「崩壊時の除去、最重要任務」日本側に伝達

 東京・赤坂の米国大使館。2月17日午前、日米の防衛当局幹部による会合がひそかに開かれた。呼びかけたのは来日中の米太平洋海兵隊(司令部ハワイ)のキース・スタルダー司令官。アジア太平洋に展開する海兵隊の最高指揮官である。

 日本側から西原正・前防衛大学校長ほか研究者数人。防衛省陸上幕僚監部の番匠幸一郎・防衛部長と統合幕僚監部の磯部晃一・防衛計画部長も同席した。

 日本滞在中の司令官は多忙を極めた。合間を縫うように招集された極秘会合は制服組同士、普天間問題への日本国民の反応、自衛隊内部の雰囲気を探る意味合いもあった。

 司令官は普天間飛行場移設問題について、現行計画への理解を求め「公式見解」をひと通り述べた。通訳なしの英語だけで1時間の会合の最後、日本側出席者の一人がいらだちを抑えるように反論した。「そんな話は私たち安保専門家はわかっています。そういう説明ばかりだから海兵隊は沖縄に必要ないと言われるのです」

 同席者によると、司令官はしばし考えたあと、言葉をつないだ。「実は沖縄の海兵隊の対象は北朝鮮だ。もはや南北の衝突より金正日(キムジョンイル)体制の崩壊の可能性の方が高い。その時、北朝鮮の核兵器を速やかに除去するのが最重要任務だ」

 緊急時に展開し「殴り込み部隊」と称される海兵隊。米軍は沖縄駐留の意義を「北朝鮮の脅威」「中国の軍拡」への抑止力や「災害救援」と説明してきた。しかし、司令官の口から出たのは「抑止力」よりは「朝鮮有事対処」。中台有事に比べ、北朝鮮崩壊時の核が日本に差し迫った問題であることを利用したきらいもあるが初めて本音を明かした瞬間だった。出席者の間に沈黙が流れた。

 北朝鮮が08年6月、6カ国協議議長国・中国に行った申告によれば、保有するプルトニウム総量は約38・5キロ。核兵器数6~8個と推定されるが、実態は不明だ。

 3月8日から韓国内で実施された米韓合同軍事演習には「核兵器など北朝鮮の大量破壊兵器の捜索・確保・除去」を任務とする米特殊部隊の輸送が含まれていた。3月24日、在韓米軍のシャープ司令官も米下院歳出委員会小委員会で「米韓両国は大量破壊兵器の除去に至るまで準備ができている」と回答。米軍内で「北の核兵器確保」が現実のシナリオとして検討されていることを追認した。

 米国がアジア太平洋で対処すべき最大の課題は急激な軍拡を続ける中国だ。しかし沖縄の海兵隊が中国への抑止力として有効かどうかは、議論が分かれる。

 マイケル・グリーン元米国家安全保障会議アジア上級部長は「海兵隊は北朝鮮崩壊のシナリオでは大量破壊兵器を見つけ出す任務があるし、中国には軍事力で台湾や尖閣諸島問題を解決できないというシグナルになる」と有効性を強調する。

 一方、防衛庁情報本部・画像部長などを歴任した福山隆・元陸将は「中国への抑止力は沖縄海兵隊だけで構成されているわけではない。中国との衝突を望まない米国は尖閣諸島に積極介入しないどころか巻き込まれるのを回避したいだろう。北朝鮮が崩壊し事態終息後、海兵隊が沖縄にいる意義はなくなるかもしれない」と予測する。

 「沖縄の負担軽減、抑止力の問題も含めて、私が腹案として持っているものは現行案と同等か、それ以上に効果のある案だと自信を持っている」。31日の党首討論で、鳩山由紀夫首相は「負担軽減」と「抑止力維持」を両立させた新移設先の選定に自信を示した。だが、日本列島を取り巻く安全保障環境は急変を続け、見方もさまざま。普天間飛行場の移設先探しばかりが先行し、海兵隊の機能が日米間で具体的に検証された様子はない。

 普天間を抱える宜野湾市の伊波洋一市長は同じ日、毎日新聞の取材にこう反論した。「海兵隊の存在理由が北朝鮮の核なら、嘉手納でも岩国(山口県)でもいい。普天間に置いておかなければならない理由にならない」【「安保」取材班】

 ◇ジュゴンの海、そこに基地

 朝日を浴びた体をくねらせながら、深碧(しんぺき)の海を泳ぐジュゴン。体長は3メートルほどだろうか。サンゴ礁(リーフ)の間で遊んでいるようにゆっくり海面に顔を出した。

 沖縄県名護市嘉陽の海辺を本社ヘリで飛んだ。環境保護グループ「じゅごんの里」代表で名護市議会議員の東恩納琢磨さんが案内してくれた。

 沖縄近海は、世界的に希少な哺乳(ほにゅう)類、ジュゴンの国内唯一の生息地とされる。キャンプ・シュワブ周辺の海にはエサとなるアマモの群生地があり、海を埋め立てて飛行場を造るのはもちろん、陸上案でも工事で赤土が海へ流れ出て、藻場が破壊される可能性が指摘されている。【写真・文、岩下幸一郎】


<関連記事引用>

北朝鮮崩壊の時、ポチ化する羅津港
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/09/12/3757140

金正日体制崩壊後を睨んだ米中密約を追う
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/05/28/4327035

コメント

_ トンチンカン ― 2010/04/24 15:19

米軍、最高機密の軍事用無人シャトル打ち上げ
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2720808/5570749?blog=sonet

軍事用無人シャトル打ち上げ=秘密の試験、宇宙兵器開発か-米
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010042300510

http://www.jiji.co.jp/jc/p_archives?rel=j7&id=20100423161010-9247417

無人「ミニシャトル」、米が打ち上げ 用途は秘密
http://www.asahi.com/science/update/0423/TKY201004230217.html

隕石破壊に使う予定という噂のブツは、これでしょうか。

_ Y-SONODA ― 2010/04/25 22:56

トンチンカンさんへ

ツイッターでも紹介しておきましたが、やっぱり気になったのはこっち。
「通常型即応グローバルストライク」(CPGS Conventional Prompt Global Strike)

1時間で地球の裏側も攻撃可能へ オバマ米政権、核軍縮の一方で通常兵器強化
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100424/amr1004241917007-n1.htm

_ トンチンカン ― 2010/04/26 07:46

>グローバルストライク

これは、以前雑誌で(雑誌の名前は失念してしまいました)特集されてました。
何でもICBMとは、違う軌道を通る事によってICBMと区別されるとか。
やっぱり、なんだかんだ言ってアメリカはしっかりしてますね。

_ Y-SONODA ― 2010/04/26 08:58

トンチンカンさんへ

>なんだかんだ言ってアメリカはしっかりしてますね

何がすごいってそれはもう商売がお上手ということですね(笑)

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