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日米仕掛ける5月政変、藤田陰謀論の先にあるもの2010/03/10 09:27

藤田幸久編著「『9.11テロ疑惑国会追及』オバマ米国は変われるか」


藤田幸久は1950年生まれ。愛読書は「ガンジー伝」。現在、国際・地球温暖化問題に関する調査会筆頭理事、全印刷労働組合顧問、電機連合改革フォーラム議員などを務めている。

1947年生まれの寺島実郎が写真入りで帯を飾る藤田編著の「『9.11テロ疑惑国会追及』オバマ米国は変われるか」はダンカイ星人系陰謀論。この藤田の9・11陰謀論を米ワシントン・ポスト紙が酷評。さらに言った言わないでも陰謀論。

米ワシントン・ポスト紙記者とて事前に藤田本やビデオはチェックしていたはず。藤田は「9.11が陰謀だと結論したこともなければ、ツインタワービルが解体爆破などと断定したことはないと、明確に発言している」と弁明しているが、今なお疑っていることは事実だろう。

疑うことは個人の自由。しかし、陰謀あるところには戦略あるもの。どうして強引にイラク戦争に結び付けたのか。そこに米国の戦略が発動されていたのではないか。少なくとも政治家ならそのあたりまで考える必要がある。「何のための陰謀だったのか」を考えないところがダンカイ星人の甘いところ。甘いからこそ藤田も寺島も叩かれる。

藤田問題は単なる予兆のようなもの。すでに鳩山政権を崩壊させるために罠が幾重にも張り巡らされている。今年5月に向けて時限爆弾が次から次へと炸裂。5月政変で鳩山由紀夫も小沢一郎も消えてゆく運命。5月政変は本ブログが繰り返し警告してきたことでもある。

あれもこれもすべて米国の陰謀だと囁く人もいるだろう。しかし、これは日米合作。鳩山政権発足から間もなく半年。見えてきたのはこのままでは日本が滅びるということ。まともな人なら誰もがみんなそう思っている。日米一体となった鳩山潰しが本格的に始まる。


<関連サイト>

A leading Japanese politician espouses a 9/11 fantasy
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/03/07/AR2010030702354.html?hpid=opinionsbox1

Wポスト紙、民主・藤田議員を酷評 同時多発テロ発言で
http://www.asahi.com/politics/update/0309/TKY201003090110.html

米紙、9・11陰謀説の民主・藤田議員を酷評
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100309-OYT1T00545.htm

民主・藤田参院議員 米紙の批判に「発言を歪曲され心外」 
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100309/stt1003091838009-n1.htm

藤田幸久 Blog - ワシントンポスト(3月8日付)の批判的な社説に対しての私のコメント
http://www.election.ne.jp/10870/82214.html

「『9.11テロ疑惑国会追及』オバマ米国は変われるか」目次あり
http://www2.y-fujita.com/cgi-bin/profile/book.php#00