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地球温暖化問題儲け組に相次ぐ受難 モーリス・ストロング、パチャウリ、そしてついにトヨタへ2010/02/06 00:55



本ブログ1月2日付「<クライメートゲート>地球温暖化問題のゴッドファーザーとゴッドマザー」を今ここで振り返ってみましょう。



拙著「最新アメリカの政治地図」で詳しく取り上げたカナダのモーリス・ストロング。
地球環境問題、地球温暖化問題、そして京都議定書のゴッドファーザーと呼ばれている人物。

国連のイラクに対するオイル・フォー・フード・プログラム(石油食糧交換計画)に絡む汚職疑惑で失職したものの、現在は北京大学に牙城を移して環境ビジネスで大忙し。

モーリス・ストロングはトヨタのインターナショナル・アドバイザリー・ボード(IAB)のメンバーを務めていた。
そして、現在IABに名を連ねているのはラジェンドラ・パチャウリ。
パチャウリはクライメートゲートで注目を集めた「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」議長。

トヨタこけたら日本もこける。
日本メディアがクライメートゲートを大きく取り上げない理由もここにあり。

プリウス・ジャパンも危ない橋を渡っているように見える。



このように書いたわけですが、その1ヵ月後にどうなったのか。
皆様ご存知の通り、プリウスが日米でリコール。

カナダの経済紙フィナンシャル・ポストがトヨタ擁護の声を上げた秘密もわかるはず。

カナダはもはや欧州の一員のようなもの。欧州とともに地球温暖化問題を煽ってきた。
そして、地球温暖化問題のゴッドファーザーことモーリス・ストロングもカナダ人。

スイス・ジュネーブに地球温暖化問題洗脳の総本山がある。
そこにトヨタもいた。

総本山とは欧州貴族好みの「持続可能な発展のための世界経済人会議(WBCSD)」。
WBCSDの副会長を長く務めてきたのがトヨタ名誉会長の豊田章一郎。
現在は取締役会長の張富士夫がカウンシル・メンバーになっている。

このトヨタのインターナショナル・アドバイザリー・ボード(IAB)にモーリス・ストロングがいた。
そして、現在のIABに名を連ねているのはラジェンドラ・パチャウリ。
パチャウリはクライメートゲートで注目を集めた「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」議長。
パチャウリもまたヒマラヤ氷河消失の嘘までばれて青息吐息。

そもそも人為的地球温暖化説を信じている米国人はせいぜい半数。
また、石油じゃぶじゃぶの米国にとって地球温暖化問題そのものが国益に反する。
だからこそ京都議定書を離脱。

その米国を揺るがせたGM救済問題でトヨタは配慮に欠けた。
しかもクライメートゲートで地球温暖化問題の信憑性が大きく揺らぐ。
ざま見ろ気分の米国にあって、トヨタに受難が襲い掛かるのも当然か。

地球温暖化問題に洗脳されたプリウス・ジャパンに戦後最大の危機迫る。


<関連記事引用>

トヨタは「犠牲者」、カナダ紙 米国益に沿ったもの
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010020501000352.html

 【ワシントン共同】カナダの経済紙フィナンシャル・ポスト(電子版)は4日「トヨタ戦争」と題するコラムを掲載、米景気が低迷する中で政府や議会、メディアによるトヨタ自動車への厳しい批判は米国の国益に沿ったもので、トヨタは「犠牲者だ」と擁護した。

 ホワイトハウスは政治的な意図を否定するが、コラムは、ラフード運輸長官が議会でリコール対象車のオーナーは「運転をやめるべきだ」と発言、後に撤回した騒ぎも「前もって計算された行動のようにみえる」と指摘した。

 同長官やワクスマン下院議員(民主党)ら「最高レベルのやり手の政治家」が繰り返しこの問題に言及した時、トヨタ攻撃は「ワシントン恒例の公開リンチ以上の気晴らしになる」とした。

 1980年代に運転手のミス以外の問題がなかったのにもかかわらず、車が突然加速すると攻撃されて販売が急減したドイツの「アウディ」より「悪い事態になる可能性がある」とした。


トヨタ擁護の声も カナダ経済紙などが米政府の“意図”批判
2010.2.5 14:45
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100205/bsa1002051211013-n1.htm

 大規模リコール問題で、米政府や議会、メディアによるトヨタ自動車への風圧が強まるなか、一部メディアから擁護の声が上がり始めた。

 カナダの経済紙フィナンシャル・ポスト電子版は、米景気が低迷するなか、トヨタへの批判は、米国の国益に沿ったもので、「トヨタは犠牲者だ」とのコラムを掲載した。

アクセルペダル、製造元は米メーカーCTSと特定

 コラムは、ラフード運輸長官が議会で「(トヨタのリコール対象車のオーナーは)運転をやめるべき」と発言した騒ぎについて、「前もって計算された動きにみえる」と指摘。トヨタ攻撃について、「ワシントン恒例の公開リンチ以上の気晴らしになる」と痛烈に批判した。

 国内自動車メーカーの間でも、「あまりにも立て続けに起きすぎで違和感を覚える」(大手メーカー)と、米政府の“意図”を勘ぐる同情的な声が多い。さらに、「日本車離れにつながりかねない」(別の大手メーカー)と、パッシングの影響を懸念している。


<関連記事>

The war on Toyota
http://www.financialpost.com/story.html?id=2519112
http://www.nationalpost.com/news/story.html?id=2519112

Europe Vs. America: Some Inconvenient Environmental Truths
http://www.theglobalist.com/StoryId.aspx?StoryId=8176

<クライメートゲート>地球温暖化問題のゴッドファーザーとゴッドマザー
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/01/02/4791207

ヒマラヤ氷河消失も根拠なし、IPCCのパチャウリ議長には会計疑惑も浮上中
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/01/20/4824629

コメント

_ へなちょこエンジニア ― 2010/02/06 09:31

>地球温暖化問題儲け組に相次ぐ受難
そのまま、「おっ○い総理」におよばないかなあ。

_ とら猫イーチ ― 2010/02/06 13:17

 温暖化で一旗揚げた連中も、表に出ていた看板役は大変なようですね。 英気象庁も予報が中らないので、BBCにお見限りのようですし、出るわ出るわ、IPCCのデータ捏造や悪事が次々と。 何でも、今度は「アマゾンゲート」とテレグラフ紙が名付けた事件も。
 日本では、ほとんど報道されないのですが、インターネットのお陰で知るべき人は皆知っています。 それでも、IPCC命の方たちは、「私だけは信じるわ」。 宗教の世界です。 IPCCとは、「International Plan (Of) Cheating Citizens」の略語ではないのでしょうか。

_ Y-SONODA ― 2010/02/07 12:46

★へなちょこエンジニアさんへ

>そのまま、「おっ○い総理」におよばないかなあ。

結局再検証無しでバカ丸出しの25%突出暴走。
その受難は日本全体に及ぶと思いますよ。

★とら猫イーチさんへ

>「アマゾンゲート」とテレグラフ紙が名付けた事件

あー、この記事見ましたよ。もうグチャグチャですね。

>IPCCとは、「International Plan (Of) Cheating Citizens」の略語

う、うまい!!!

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