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麻生政権の「核の傘」堅持工作を評価したい2009/11/24 08:40



この記事を読んだ時の私の感想はこんな感じ。
麻生政権は北朝鮮という現実を直視して涙ぐましい努力をしていたのね。

私のアドバイスが効いたのか、「日本も核武装しちゃおうかな~」とのブラフも仕掛けていたとか。

それでも日本メディアはなにやらご不満。
オバマの支持率は早くも50%割れ。
そのオバマの「核なき世界」に賛同する鳩山政権がお気に入り。
核密約問題のその先で「核の傘不要論」まで飛び出しそうで怖くなる。

熱い理想は二十歳まで。
そろそろ気付けよ、朝日に共同。
大人になってよ、団塊世代(の一部)。


<関連記事引用>

日本「核の傘」縮小を懸念 自公政権時に米に伝達
2009年11月6日3時1分
http://www.asahi.com/politics/update/1106/TKY200911050575.html

 【ワシントン=望月洋嗣】日本が核攻撃を受けた場合は米国が核兵器で報復するという、いわゆる「核の傘」について、日本政府当局者が自公政権下で、核軍縮に伴って核の傘の信頼性が低下しかねないとの懸念を、昨年から今年にかけて米議会の諮問委員会に表明していたことが分かった。被爆国として核廃絶を訴える日本が、その裏で核戦力の維持を米国に求めていた形になる。

 米議会が設置した「米国の戦略態勢に関する議会諮問委員会」で副座長を務めたジェームズ・シュレジンジャー元国防長官が朝日新聞に対して明らかにした。

 諮問委は、政権政党の見方に縛られない超党派の機関としてブッシュ前政権時の08年5月に発足し、専門家らの聞き取りなどの作業を経て、今年5月に核政策の提言をまとめ、オバマ政権に提出した。政権側は現在、この提言などを踏まえた形で、今後5~10年の指針となる「核戦略見直し」(NPR)を作成しており、来年初めにも発表する。

 シュレジンジャー氏は、諮問委が意見を聴いた日本政府当局者から「日本を守るための核の傘を米国が維持していくのかと、懸念を表明された」と証言した。

 日本政府による懸念表明は、NGO「全米科学者連盟」のハンス・クリステンセン氏も、諮問委の複数のメンバーから確認した。同氏によると、日本政府当局者は、米国に維持してほしい核戦力を「信頼性」「柔軟性」など6項目に分類。近代化された核弾頭、原子力潜水艦、B52爆撃機などを具体例として列挙した書面を提示したという。

 諮問委員会が最終報告書の巻末に記した協議先リストの中では、日本政府の当局者として在米大使館の公使ら4人の名前が挙がっている。

 諮問委は「日米の緊密な対話の場」の設置も提案した。鳩山由紀夫首相は「核なき世界」を目指す一方、核抑止力は「現実の脅威の中での一つの考え方」と理解する姿勢も示しており、新政権の対応が注目される。


政府、米に小型核保有促す 麻生政権時代「核の傘」堅持狙う
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009112301000311.html

 日本政府が9月の麻生政権時代に「核の傘」の堅持を狙い、米国の中期的な核戦略検討のために米議会が設置した「戦略態勢委員会」に行っていた対米工作の全容が23日、分かった。現在米国が持たない地中貫通型の小型核の保有が望ましいと指摘し、短距離核ミサイルの退役も事前に日本と協議するよう求めていた。複数の委員会関係者が明らかにした。

 中国や北朝鮮の核の脅威を危惧する日本は、米国の一方的な核削減が核の傘の弱体化につながると懸念。核軍縮に熱心なオバマ政権の登場を背景に、「傘」の信頼性確保を狙った外交工作を展開していたことになる。「核なき世界」に賛同する鳩山政権の基本姿勢と相いれぬ内容もあり、政府の対応が今後問われる。

 米側関係者によると、同委員会のペリー委員長(元国防長官)らは2月末、米政府への提言策定のため、在米日本大使館から意見聴取。大使館幹部らは日本の見解を記した3ページのメモを提出した上で、(1)低爆発力の貫通型核が核の傘の信頼性を高める(2)潜水艦発射の核トマホークの退役は事前に協議してほしい(3)核戦力や核作戦計画の詳細を知りたい―と発言した。(共同)


米議会てこに影響力行使 核のタカ派、日本を逆利用 '09/11/23
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200911230258.html

 鳩山政権発足前に、政府が米議会の「戦略態勢委員会」に行っていた外交工作の実態が判明した。米国が保有していない低爆発力の小型貫通核の有用性などを訴え、同委員会への働き掛けをてこにオバマ政権に影響力を行使しようとの狙いが透けて見える。

 だがこんな日本の工作活動に対し、米専門家からは「冷戦型の思考様式だ」との批判も。「核なき世界」に抵抗する米国内の「核のタカ派」が被爆国政府の主張を逆利用する動きもあり、鳩山政権は核兵器への依存度を下げる抑止力構築など政権交代後の「非核」の道筋を示す必要がある。

 同委員会の副委員長、シュレジンジャー元国防長官は、日本からの意見聴取を受け、潜水艦発射の核巡航ミサイル「トマホーク」の退役に異論を挟む結論をまとめたと言明。「海洋国日本の防衛にかかわる海上の(核)能力撤去には注意を要する」と述べ、日本の働き掛けが委員会の判断を左右したことを明かした。

 しかし、日本政府が重視する核トマホークの軍事的有効性をめぐっては米国内で議論がある。

 核専門家のジェフリー・ルイス氏によると、20年以上前に配備され、標的を仕留める精密誘導機能が不十分な核トマホークは使い勝手が悪く、米海軍は2013年までの完全退役を要望。同氏は太平洋から発射した核トマホークが「同盟国の日韓両国に墜落する恐れがある」と指摘し、日本政府に警鐘を鳴らす。

 核トマホークは冷戦終結後、実戦配備されておらず、有事に備え米国内の基地に貯蔵されている。

 シンクタンク「全米科学者連盟」のハンス・クリステンセン氏は、「傘」堅持のために多様な軍事的機能を米核戦力に求める日本政府を「(核戦略上の)意味も理解せずに冷戦時代の修辞にしがみついている」と非難。

 「核のタカ派」として知られるシュレジンジャー氏ら「核なき世界」に反対する“抵抗勢力”が、政権交代前の日本政府の立場を悪用する形で、強大な核戦力の温存を狙っていると分析している。(共同=太田昌克)


<関連記事>

オバマ米大統領:支持率49% 半数割れ早さ、戦後4番目--世論調査
http://mainichi.jp/select/world/news/20091121dde035030068000c.html

今こそ世界の中心で日本核武装を叫ぼう
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/06/01/4335426

世界の中心で日本核武装が利用されている
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/06/08/4352757

核兵器のない世界はよりいっそう危険 ジェームズ・シュレジンジャー
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/07/11/4426147

コメント

_ 良くコメントするようになった読者 ― 2009/11/24 15:04

麻生さんは総選挙で負けることを見越して行動してたならばさすがですね。民主党がちゃぶ台ひっくり返さないように先手を打ってたと。

_ _幸若神社 ― 2009/11/24 19:35

 鳩山由紀夫首相の「新憲法試案」を読むと、憲法9条を無視した、軍備容認のご様子。

 広島、長崎の修学旅行で刷り込まれた反核主義者の私はこの点を懸念に思っております。

_ とおる ― 2009/11/24 20:14

> そろそろ気付けよ、朝日に共同。
> 大人になってよ、団塊世代(の一部)。

えっ?

会長  伴 武澄   共同通信社ニュースセンター委員
http://www.jaip.org/member2.htm

上司から打合せの呼び出しなんか有りませんでしたか?

_ 良くコメントするようになった読者 ― 2009/11/25 00:25

学生時代に憲法をかじったんですが,民主党のやってる予算編成における事業仕分けだとか,核密約の公開は,いわゆる法律の執行という行政の定義からはみ出す部分なんですね。人によってはこれを行政とは区別して「執政権」と呼んだりしますし,またある人は君主制の盲腸であると。

政府の活動プロセスをあまねく公開することが果たして良いのかどうか,そろそろ憲法学者から突っ込みあってもいい頃合いですが。

_ Y-SONODA ― 2009/11/25 09:12

★皆さんへ

「地中貫通型の小型核の保有」→ここに注目を!
「モグラたたき」作戦が日米間でかなり具体的に話し合われていると見たほうがいいかも。
それだけ北朝鮮の緊迫した事態を想定しているということでしょうね。

★良くコメントするようになった読者さんへ

麻生さんも大変な時期にも関わらず頑張っていたのでしょう。
機密費も関係あるかもしれませんね。
おそらく政権交代を見越して外務省主導で先手を打ったのではないかと。
そして、現在の核密約問題につながっている。

★幸若神社さんへ

鳩山&小沢&岡田、それにブレーンの寺島さんもそんな根性ないと思うのでご安心を。
「徴兵制復活」を言い出した時、日本はどうなるか。ちょいと覗いてみたい気はしますが・・・。

追伸:私の母ちゃんは呉できのこ雲を実際に目撃。その関係で私も小学生の頃から広島にはたびたび足を運んでいます。

★とおるさんへ

ひゃー、鋭いツッコミw
朝日、毎日、共同、NHK。どこも似たようなもの。
左巻きの熱い人たちを大勢抱えています。
核密約で外務省チームが毎日から切り崩したのはなかなか見事でしたね。
そして、つい最近この人たちの中から実際に「核の傘不要論」が飛び出してきた。
その熱い口調に私の目は点・テン・・・。最後には爆笑するしかなかった。
何があっても私は自分の主張は曲げない。ご安心下さい♪

★良くコメントするようになった読者さんへ

少し前のコメント欄で国会法に抵触している可能性を指摘したサイトを紹介。

国会議員による事業仕分は国会法に抵触? ― 河上発言の意図を探る
http://news.livedoor.com/article/detail/4452423/

そろそろ9大学あたりが騒ぎ出すのではないでしょうか。

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