Google
WWW を検索 「園田義明めも。」を検索

カルザイのCIAコネクションと麻薬取引2009/10/29 01:21




前々からこんなことだろうと思っていたので、驚き度0。

Brother of Afghan Leader Is Said to Be on C.I.A. Payroll
http://www.nytimes.com/2009/10/28/world/asia/28intel.html?_r=4&pagewanted=1&hpm

Karzai's Problem Brother: Drugs, Spies and Controversy
http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1932862,00.html?xid=rss-topstories

First Takes on the CIA-Karzai Connection
http://www.theatlanticwire.com/opinions/view/opinion/First-Takes-on-the-CIA-Karzai-Connection-1419

The "Twilight Zone redux"...!
http://www.capitolhillblue.com/node/20096

驚きのスクープ カルザイ大統領の実弟はCIAのエージェント
http://www.the-journal.jp/contents/ny_kanehira/2009/10/post_42.html

<関連記事引用>

CIA、アフガン大統領の弟に金銭提供 米紙報道
2009年10月29日3時53分
http://www.asahi.com/international/update/1028/TKY200910280375.html

 米紙ニューヨーク・タイムズは28日付で、米中央情報局(CIA)がアフガニスタンのカルザイ大統領の弟に過去8年間にわたって金銭を提供していたと報じた。反政府勢力タリバーンの掃討作戦に協力した見返りという。弟は、タリバーンの資金源とされる麻薬の密輸にかかわっているとの疑惑があり、米政府内には、その蜜月関係を疑問視する声が出ている。

 弟は、アフマド・ワリ・カルザイ氏。タリバーンの影響力が強いアフガン南部カンダハル州で州議会議長を務める。複数の米高官が同紙に語ったところでは、アフマド氏は、タリバーンの創設者オマール師の自宅だったカンダハル市郊外の建物を、CIAや特殊部隊の兵士向けに貸し出し、見返りの報酬を得ていた。タリバーンに忠誠心を抱くアフガン人とCIAを仲介し、面会や情報交換をさせたという。報酬金額は明らかにされていない。

 カブールの軍幹部は「数百万ドルの麻薬マネーが南部で動いているのに、南部の指導者が知らないはずはない」と指摘し、「彼が麻薬取引から利益を得ていると思う」と話す。同紙は、タリバーンの資金源である麻薬取引の撲滅に米政府が全力を尽くしていない、と指摘している。

 米オバマ政権は、決選投票が決まったアフガン大統領選挙などを通じて、アフガンに強い民主的な中央集権国家をつくるよう促しているが、南部の有力者との「深い関係」は、こうした政策を妨げるとの議論も政権内で噴出。アフマド氏は「南部を牛耳るマフィアのような邪悪な権力」だとして、怒りをあらわにする政権高官もいるという。(前川浩之)

東アジア共同体:「これだけは言っておきたい。愉快ではない」(キャンベル米国務次官補)2009/10/29 09:20



「実現するとは思わないから本気で心配はしていない。ただ神経を逆なでされるだけだ」

これは米国防総省当局者の発言。

米国抜きの東アジア共同体実現阻止に向けた決意さえ感じられる。
鳩山政権への不信感はもうすでに修復不可能なレベルに達しているかも。

それでは今朝の日経記事を引用させていただきます。


<関連記事引用>

東アジア手探りの連携(下)複雑化する「共同体」論議―米中駆け引き、各国注視。
2009/10/29日本経済新聞朝刊

 「2020年の創設を目標としたい」。25日、タイ中部フアヒンでの東アジア首脳会議。オーストラリアのラッド首相は新たな地域協力の枠組みとして「アジア太平洋共同体(APC)」を提唱した。経済統合に加え、政治や安全保障分野も含めた包括的な協力関係を想定。参加国など枠組みには言及しなかった。

枠組みが乱立

 経済中心に関係強化が進む東アジアだが、鳩山由紀夫首相が「東アジア共同体」を掲げたこともあり、共同体構想は過熱気味だ。枠組みが乱立し議論は拡散している。

 「(共同体構築は)互いの相違を尊重し一歩ずつ前進すべきだ」。フアヒンでの首脳会議で中国の温家宝首相は念を押した。中国には構想の「本家本元は自分」との認識がある。

 2000年に東南アジア諸国連合(ASEAN)と共同の自由貿易圏づくりを提唱し「(共同体の)構築を最も早く提起、支持してきた」(楊潔〓外相)。「本家」を強調して主導権を握る――想定するのはASEANに日中韓を加えた13カ国による枠組みだ。

インドも警戒感

 中国の存在感突出を危惧する日本は13カ国に印豪ニュージーランドも加えた16カ国案を主張。対中警戒感の強いインドもこれに乗る。19日、首相官邸に鳩山首相を訪ねたインドのナラヤナン国家安全保障顧問は「首相の共同体構想に強い関心を示した」(日印外交関係者)。インドは8月、ASEANとの自由貿易協定(FTA)に署名したが、このときも「失うものの方が多い」と反発する与党幹部や閣僚をシン首相が「ASEANを中国に席巻されてもいいのか」と説き伏せた。

 一方、蚊帳の外に置かれた米国は警戒感を隠さない。「これだけは言っておきたい。愉快ではない」。鳩山首相が共同体構想を正式提唱した後、キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は日本の知人にこう漏らした。米国防総省の当局者も「実現するとは思わないから本気で心配はしていない。ただ神経を逆なでされるだけだ」と不快感をあらわにした。米国は自ら主導するアジア太平洋経済協力会議(APEC)を共同体議論の土台とする考えだ。

 募る米国のいらだちに鳩山首相も24日、構想への米国の関与を表明せざるをえなくなった。ラッド豪首相のAPC構想に米国を含める意図があるのは間違いない。ニュージーランドのキー首相も日本経済新聞に「すべての主要国が集う機会が必要」と“米国抜き”には否定的な見解を示した。

 共同体を巡る議論は「米中をどう位置付けるか」に集約されつつある。米国のアジア覇権に警戒感が強かった中国だが、経済面では06年に外貨準備高で世界一となり、昨年は米国債の保有残高でも頂点に立った。中国外務省が最近、強調する「開放性の原則」は「『米国に対する開放』を含む」(馮昭奎・中国社会科学院研究員)と解釈され、米国への配慮もにじむようになっている。

 けん制し合いながら協調関係を探る米中の駆け引きの舞台となりつつある東アジア。かねて「運転席に座る」と主導権を主張するASEAN、米国との間合いを慎重に探る日本や豪州なども巻き込んで、現実味を帯びてきた共同体を巡る議論は一段と複雑さを増す。