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民主党の情報操作にご用心、スピン・ドクターは鈴木賢一選挙対策委員会副部長か2009/10/15 09:02

「民主党英国政治実務調査団視察報告」の日英スピン・ドクターズ


小沢一郎訪英の謎がようやく明らかに。

民主党のホームページに「民主党英国政治実務調査団視察報告」が公開されました。
報告されている期間は2009年9月20日から25日まで。

調査団の団長はもちろん小沢一郎幹事長。
団員として小沢幹事長の側近の一人である樋高剛衆議院議員の名前がある。

そして、注目は随行者の鈴木賢一選挙対策委員会副部長。
この鈴木副部長は労働党で研修した経験もある英国通で、今年6月の菅直人訪英にも同行。
民主党本部職員として広報戦略を担う若手の一人。

それでは、彼らは誰と会っていたのか。
面談者の名前を見ていくと世界を騒がせた大物の名前が見つかるはず。
この人物と鈴木副部長の広報戦略コネクションが前々から気になっていました。

報告書ではこの人物を「キャンベル元首相府広報戦略局長」と記載。
当然、ブレア前政権で、「スピン・ドクター」と呼ばれた情報操作の専門家、アラスター・キャンベルのこと。
(アリスター・キャンベルの表記もあり)

キャンベルはメディア対策を取り仕切り、「影の副首相」と言われたこともあった。
しかし、イラク開戦をめぐる情報操作疑惑で世界中の注目を集める。
イラクの脅威を誇張する表現を書き入れるように指示した張本人として英BBCが名指したことも。
そして、国防省顧問のデビッド・ケリーは自殺に追い込まれる。
キャンベルも責任を取って辞任。

小沢御一行は情報操作のノウハウを学びに行ったのか。
鈴木賢一選挙対策委員会副部長は民主党のスピン・ドクターを目指しているのか。
危機が生じた場合、情報操作は実行に移されるのか。
いざとなったら来夏の参院選に向けて訪英の成果が試されるのか。
官僚答弁禁止を盛り込んだ国会法改正案が相当怪しい。

こんなことで騒いでどうする。
情報操作なんて大なり小なりどこにでもあること。
これまでの自民党政権だって怪しいもの。
ここは民主党の情報操作をみんなで見抜いて大いに楽しみましょう。

その手口はアラスター・キャンベルの「ブレア・イヤーズ」にヒントあり。
自民党や官僚の皆さんは今すぐアマゾンへGO!

そういえば、「民主党英国政治実務調査団視察報告」は当初日程の6日間のみが記載された不思議な内容。
小沢幹事長は「個人的に立ち寄るところがある」として急遽帰国を27日に延期。
延長期間の立ち寄り先は謎のまま。
情報操作に謎はつきものということか。


<画像引用>

民主党英国政治実務調査団視察報告
http://www.dpj.or.jp/news/files/eikoku0909.pdf

改めて国会法改正へ 政府参考人答弁禁止へ意欲 小沢幹事長が会見で
http://www.dpj.or.jp/news/?num=17094

Alastair Campbell
http://www.alastaircampbell.org/


<アラスター・キャンベルの「ブレア・イヤーズ」>

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