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英インディペンデント紙「ドル終焉(The demise of the dollar)」の波紋広がる2009/10/06 23:28

英インディペンデント紙「ドル終焉(The demise of the dollar)」の波紋広がる


インディペンデント記事から、今狙われているのが日本だということを読み取るべき。
まずは日米分断から始めましょうということか。
これは京都議定書とよく似た構図。

鳩山ジャパンはまたしても罠に嵌まるのか。
あの時同様、英中露は日本を米国にぶつけようとするのか。

日米分断→(日米衝突=前哨戦)→米中衝突=本戦→米中のいずれかが次の時代を担う。

その司令塔はまたもや英国。
小沢一郎訪英がどうしても気になってくる。


<英インディペンデント紙記事(画像引用)>

October 6, 2009
The demise of the dollar
By Robert Fisk
http://www.independent.co.uk/news/business/news/the-demise-of-the-dollar-1798175.html
http://license.icopyright.net/user/viewFreeUse.act?fuid=NTIxMzg5OA%3D%3D



<日本語関連記事>

アラブ諸国、原油取引での通貨バスケット建て移行を協議=英紙
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11810920091006

原油取引でドル決済中止? 英紙報道「湾岸諸国が秘密裏に交渉」
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20091006AT2M0602Y06102009.html

サウジ:石油決済通貨はドル、変更協議していない-報道否定(Update1
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=ai9.xoMotnfk

コメント

_ Blondy ― 2009/10/07 05:37

Non Dollarizationの話は前からいろいろあるし、

CFRミーティング; サマーズ、ボルカーが語る世界共通通貨の可能性 フォーリン・アフェアーズ日本語版 2007年8月号
http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/200909/0909_2.htm

出口についてもいろんな見方があるようですね~
G20は世界政府になる  2009年10月6日  田中 宇
http://tanakanews.com/091006G20.htm

でもロバート・フィクスのこの記事、いくらドルが落ち目に見えるからといって、フィクスが言うように、湾岸諸国をはじめとする各国が米国を蚊帳の外においてドルに代わる合成通貨を検討するという可能性は、産油各国の政権の安定と中東全体のバランスオブパワーを考えたらかなり低いんじゃないかな。

実際は、米英主体のIMFやWorld Bankとアメリカ政府の上層部がサークルの中心になってNon Dollarizationの検討を進めているんでしょうが、愛国的な米国民の手前、自国通貨を手放すことに政府TOPが関わっているとは言えないから、米国は蚊帳の外という話になっているのではないでしょうかw

ドル安局面の10月6日付のインディペンデントで記事が出て、同日にアルジャジーラで本人フォロー中継もやるという手際の良さでは、米国とドルの落ち目がせいっぱい強調されて相場にもけっこう影響があったかもしれませんね。

いつもながら、こういうのほんと上手いな~イギリスは、さすが。

_ Blondy ― 2009/10/07 06:05

訂正;(誤)自国通貨を手放すこと→(正)自国通貨の基軸通貨特権を手放すこと

_ ぽん夫人 ― 2009/10/07 06:34

日本は呪われているのか?
それとも冗談なのでしょうか。今こういうときでも夫婦そろってファッションショーになんか、出ておどけているけれど、余裕しゃくしゃくということなのでしょうか。
持ち前の口の悪さでリオから、ブラジルから悪評かいまくりの都知事にしろ、

いらぬところでひょうたんから駒、連発。

園田様のブログには中の人はじめ、大変多くの舵取りさんたちが見にこられているようですので、
庶民としては伏してお願い申し上げます。

日本を頼みますねorz。上手いこと乗り越えてくださいませ。

_ とおる ― 2009/10/07 11:13

金のマーケット関係者が、次のように言っています。
世界を動かす英国は、奥深いですね。

1040ドルは未だ史上最高値の半値にすぎない
http://blog.nikkeibp.co.jp/money/gold/toshima/2009/10/post_767.html
より、
 ”ドル安“も ちょっと はしゃぎ過ぎの感あり。金市場の過熱感がかえって浮き彫りになる。マーケットが貪欲に なんでも買い材料にしてしまうようになると だいたい一相場終わりなのだ。こういう“風評の流布”の源は だいたい大量の買いを抱えたプロである。売り抜けるためには 自分から大量の売りをかけられないから マーケットを煽って個人投資家に買わせるわけだ。
 今の金市場シアターは 買い持ちの人たちで超満員。
 そこから自分だけ如何に首尾よく売り抜けて脱出するか。これも“出口戦略”と云えるかな。

_ アルルの男・ヒロシ ― 2009/10/07 12:34

YSさんの見方が一番鋭いと思います。
英国の動きはおかしい。HSBCにしても。IASBにしても。なぜインデペンデントなのだろうと思いますが。
この問題について、藤井さんと白川さんは説明責任があると思いますが。

_ アルルの男・ヒロシ ― 2009/10/07 12:37

結局、G20のプチ国連化、IMFの世界中央銀行化、WBの世界開発銀行化、FSBの世界金融庁化を決めたのが、ロンドン金融サミットだったのでしょうね、と解釈しています。

しかし、米国が駄目なら英国があるさというのはロックが駄目ならロスがあるさというのと一緒で、その相互間のなれ合いを見ていないようにも思います。

blondyさんの
>実際は、米英主体のIMFやWorld Bankとアメリカ政府の上層部がサークルの中心になってNon Dollarizationの検討を進めているんでしょうが<

というのが正しい見方ではないかと思います。

_ Y-SONODA ― 2009/10/08 10:44

★Blondyさんへ

>産油各国の政権の安定と中東全体のバランスオブパワーを考えたらかなり低い

低いもなにも湾岸諸国はこんな手に乗りませんよね。
しかし、この「手=意図」が気になるのです。

>米英主体のIMFやWorld Bankとアメリカ政府の上層部がサークルの中心になってNon Dollarization

彼らもリスクヘッジを真剣に考え始めたのかもしれませんね。
米国は表に出せない重大な問題を抱えていると見ています。
この時期に「大き過ぎてつぶせない(ツー・ビッグ・トゥ・フェイル)」論が再燃。
どう考えてもこれは変。
昨年より強烈な二番底がまもなく到来ですね。


★ぽん夫人さんへ

所詮私はカラスですからね。なんとも非力(汗)
それに政治家さんはインディペンデントの記事のことなんて知らないと思いますよ。
最新記事を参照下さい。

★アルルの男・ヒロシさんへ

それでも私は「次の超大国は中国」にはならないと思いますよ。
ハンドリングを英国が行うとすれば、白が黄色に振るということがイメージできない。
英国がそうであったように、米国とて影響力を残そうとするはず。
「英→英米→米英→米中→中米」のシナリオは相当無理があるのではないでしょうか。
どこかで米国は中国を潰しますよ。中国もそれがわかっている。
再起動後はまた英米に戻るのではないでしょうか。
現実性があるのは「英→英米→米英→“無極=カオス状態”→再起動→英米」かな。

_ Y-SONODA ― 2009/10/08 11:46

とおるさんへ

ゴールドの世界は本当に奥が深い。
リンク先のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)を随分前に深堀りしましたが、そのドロドロに圧倒されましたわ(笑)

World Gold Council
http://www.gold.org/
http://www.mediacentre.gold.org/profiles/

絶妙なタイミングで日本でも「金の卵」の話題が(最新記事参照)。
いや~、彼らはしたたかですね~。

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_ よく考えよう - 2009/10/07 13:34

世銀ゼーリック総裁は「ドル基軸の当然視は誤り」と米ドル基軸通貨信任を疑う講演をワシントンで行った。米国での講演としては耳を疑うようだが、ここ最近の米国地方銀行の倒産が止まらない姿を見れば当然とも言える。ここ数日、円の対ドル相場の急上昇を見ていると世界のマネーはドルを離れて円に向かっている。