激甘リチャード・マークス Richard Marx ― 2009/09/19 00:58
今度カラオケで歌ってみよっと(照)
英BBCの世論調査で見えてきたネガティブ・ジャパンという現実 ― 2009/09/19 11:02
<金融危機への国家の対応満足度>
自国政府の対応に満足していると答えた人のパーセンテージ
中国 87%
オーストラリア 68%
エジプト 63%
ブラジル 59%
カナダ 57%(グラフと誤差あり)
インドネシア 57%
チリ 55%
米国 49%
ロシア 49%
インド 47%
ケニア 43%
ナイジェリア 39%
ドイツ 36%
英国 35%
パキスタン 32%
トルコ 29%
フランス 27%
フィリピン 24%
日本 18%
メキシコ 9%
これは英BBCワールドサービスが9月13日に公表した世論調査結果。
調査対象は世界20カ国、2万2千人強。
日本における調査パートナーは読売新聞。
1836人が対象、09年6月27日~28日に面接方式で実施。
日本の満足度は世界20カ国中19位。
ちなみに「とても満足している」と答えた人はわずか1%。
この1%という数値はフィリピンと並んで最下位。
調査当時の麻生内閣の景気対策への不満の表れと見るべきか。
それとも麻生内閣自体の不人気を反映した結果と見るべきか。
総辞職の際、麻生さんは世界同時不況に対応した経済対策を自画自賛。
多額の財政赤字を抱える中、効率的な経済運営を行ったと私自身も高く評価。
しかし、BBCの結果を見る限り、満足していなかった人が78%に達していたことがわかる。
世界中の人々が経済危機へのダイナミックなアプローチを期待。
オバマ政権の活発な努力を評価していることもBBC調査で明らか。
鳩山政権も常にオバマ政権と比較されることになる。
小泉純一郎風のパフォーマンスも求められることになるのか。
麻生政権の教訓。それは政策の中身よりも見せかけのアピール力が問われるということ。
よって、マスメディアを敵に回してはいけない。
原稿の漢字にはすべてふりがなを!
マスメディア受けしそうな「官僚をぶっ壊す」や「郵政見直し」で当面逃げ切るしかないのか。
それでも景気低迷は続く。
成長戦略のアイデアは労組から生まれない。
ここは現実を直視して経済界に歩み寄って欲しいところ。
さて、特筆すべきはBBC調査が浮き彫りにしたネガティブ・ジャパンという現実。
日本人は内にも外にも否定的。
G20のリーダーたち、それに国際企業やメジャー・バンクの経営陣たちの行動にもご不満。
各国政府の対応にも不満たっぷり。
米国の対応満足度は27%で世界20カ国中16位。
EUの対応満足度は21%で世界20カ国中19位。
世銀やIMFの対応満足度は16%でこれまた世界20カ国中19位。
注目は中国政府に対する満足度。
中国政府の行動に満足していると答えたのはわずかに8%で世界20カ国中最下位。
満足していないと答えたのは69%で世界20カ国中19位。
今回の金融危機で注目された中国のリーダーシップ自体が気に食わないという感情の表れか。
「自民党をぶっ壊す」から「官僚をぶっ壊す」で、ネガティブ・ジャパンもパワーアップ。
この先日本自体がぶっ壊れて、不平不満だらけの寂しい国になる予感。
<英BBCワールドサービス世論調査結果(画像引用)>
Global Poll Shows Support for Increased Government Spending and Regulation
http://www.globescan.com/news_archives/bbc2009_globalPoll-04/
http://www.globescan.com/news_archives/bbc2009_globalPoll-04/bbc2009_globalPoll-04.pdf
<関連記事>
景気刺激の財政出動、20カ国で支持6割=BBC調査
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11485120090914
世界的経済危機への対応満足度、中国がトップ―英BBC
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090918-00000005-rcdc-cn
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