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第三の宇宙人こと出井伸之と吉本興業とドバイ2009/09/13 00:00

出井伸之と吉本興業とドバイ・インターナショナル・キャピタル(DIC)


2009年は宇宙人の当たり年。

9月16日には夫婦揃って宇宙人の鳩山由紀夫首相誕生。
今月の日経新聞「私の履歴書」にはこれまた宇宙人の槇原稔(槙原稔)・三菱商事相談役が登場。

さて、本ブログの2008年11月3日付記事ではこんなことを書いています。
この人は槙原稔以上の宇宙人なので、超宇宙人と呼ぶことにしましょう。
超宇宙人は新渡戸稲造直系企業のトップだった人。
しかも、超宇宙人のお父さんは新渡戸稲造の弟子といってもいい。

今、この超宇宙人が新聞紙上を賑わせています。
そう、もう皆さんご存知の吉本興業への公開買い付け(TOB)の仕掛け人なのです。

つまり、私が超宇宙人と呼んだのはソニー前会長の出井伸之のこと。
この出井が代表を務める投資会社クオンタム・エンターテイメントが吉本株に対するTOBを実施。

フジ・メディア・ホールディングスが30億円、日本テレビ放送網、TBSテレビ、テレビ朝日、パチンコメーカーの京楽産業などが各20億円、ソフトバンクが15億円、テレビ東京、電通などが各10億円、ヤフー、大成建設などが各5億円を出資。

クオンタムは吉本興業を子会社化後に吸収合併し、新生「吉本興業」誕生へ。
有力メディア関連企業が新生吉本を囲い込み、コンテンツ開発力の強化や海外進出を目指すとのこと。

なお、出井は新生「吉本興業」の社外取締役に就任予定。

現在、出井は中国のインターネット検索サイト最大手「百度(バイドゥ)」の社外取締役。
それにアラブ首長国連邦(UAE)ドバイの政府系投資ファンドの代表格であるドバイ・インターナショナル・キャピタル(DIC)傘下のグローバル・ストラテジック・エクイティーズ・ファンド(GSEF)のアドバイザリー・ボード・メンバー。

私は中東人脈の要として出井に注目。
復活する時が来ると思っていましたが、まさか吉本興業になるとは。

DICは2007年秋にはソニー株を取得するなど日本株に関心大。
他に日本の自動車・娯楽産業に注目していたことから、吉本興業の件でも出井の背後にDICありと見るべきでしょう。

日本ではまだまだ偏見が根強いようですが、私は中東マネーの呼び込みに賛成の立場。

はたして吉本新喜劇のドバイ・ツアーが受けるかどうかは別にして、金星に連れて行かれたり、太陽を食わされたりするよりは、中東の方がまだ安心ではないでしょうか。


<関連サイト>

クオンタム・エンターテイメント、吉本興業株式に対する公開買い付けを開始
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=230920&lindID=3

GSEF Advisory Board - Dubai International Capital L.L.C(画像引用)
http://www.dubaiic.com/en/category/public-equity/gsef-advisory-board/

Baidu Board of Directors
http://ir.baidu.com/phoenix.zhtml?c=188488&p=irol-govboard

ブラウン英首相、只今中東歴訪中!
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/11/03/3871027

ダーウィン映画が米国で上映できるわけがない2009/09/13 23:37





<関連記事引用>

ダーウィン映画、米で上映見送り=根強い進化論への批判
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009091300077

 【ロンドン時事】進化論を確立した英博物学者チャールズ・ダーウィンを描いた映画「クリエーション」が、米国での上映を見送られる公算となった。複数の配給会社が、進化論への批判の強さを理由に配給を拒否したため。12日付の英紙フィナンシャル・タイムズが伝えた。

 映画は、ダーウィンが著書「種の起源」を記すに当たり、キリスト教信仰と科学のはざまで苦悩する姿を描く内容。英国を皮切りに世界各国で上映される予定で、今年のトロント映画祭にも出品された。

 しかし、米配給会社は「米国民にとって矛盾が多過ぎる」と配給を拒否した。米国人の多くが「神が人間を創造した」とするキリスト教の教義を固く信じている。ある調査では、米国で進化論を信じるのは39%にすぎず、ダーウィンにも「人種差別主義者」との批判があるという。

 今年はダーウィン生誕200年で、「種の起源」出版150年の節目の年。英国では関連イベントが盛り上がっている。(2009/09/13-14:49)


Film deemed too controversial for U.S.
http://www.upi.com/Entertainment_News/2009/09/12/Film-deemed-too-controversial-for-US/UPI-46691252784250/

LONDON, Sept. 12 (UPI) -- British producer Jeremy Thomas claims his new movie "Creation" has not found a U.S. distributor because of its take on evolutionist Charles Darwin.

The Oscar-winning producer contends that despite positive reviews, the movie about the British naturalist's struggles while writing "On the Origin of Species" has not landed a single distributor in the United States, The Daily Telegraph reported Saturday.

"It has got a deal everywhere else in the world but in the U.S., and it's because of what the film is about," he said.

The movie portrays Darwin as a man who loses his religious faith due to an accident that kills his young daughter. Darwin is best known for writing 1859's "Species" that has served as the foundation of evolutionary theory.

Thomas, whose film "The Last Emperor" won the 1988 Best Picture Oscar, told the Telegraph "Creation" does not attack religion.

"Charles Darwin is, I suppose, the hero of the film. But we tried to make the film in a very even-handed way. Darwin wasn't saying 'kill all religion', he never said such a thing, but he is a totem for people," the producer said.